SDカードって色々あるけど、どう違うんだろう?やっぱりちょっと高いのを買わなきゃダメなのかなぁ・・・
いやいや値段が高ければよい、というものでもないんです。それよりもちゃんとカメラの仕様に合ったものを選ぶのが大切ですよ。特にZV-E10は動画機なので、しっかりと選びたいですね
え?大は小を兼ねるみたいな感じなのかと思っていました・・・
必要以上に高いものを買ってもオーバースペックで無駄になりますし、性能が足りていなければ撮影に支障が出ます。そのあたりも踏まえて「丁度良い」SDカードを選びましょうね
こんにちは!カメラ歴15年、カメラ総購入台数25台のNEKO(ねこ)です!
この記事ではソニーVLOGCAM ZV-E10にぴったりなSDカードを紹介しています。
さらに、ただ商品を紹介するだけでなく、ソニーVLOGCAM ZV-E10のSDカード関連の仕様や、SDカードの性能の見方など、なるべく簡単に説明しています。
また、SDカード選びの注意点なども載せていますので、是非最後まで読んで頂ければと思います。
ソニーVLOGCAM ZV-E10にぴったりのSDカードのポイントは3つ!
SDカードって種類が多すぎて、どれを買ったらいいのかわかりにくいんですよね
確かにそれはありますね。ZV-E10で使う場合、抑えるべきポイントは次の3つです
結論から言うと、ソニーVLOGCAM ZV-E10で使うSDカードを選ぶポイントは「UHS-Iのカードを選ぶ」、「UHSスピードクラス3のカードを選ぶ」、「最低でも128GB以上のカードを選ぶ」の3つです。
詳しくは後述しますが、ZV-E10は「UHS-IIに非対応」なので、高価な高速SDカードを買ってもほとんど恩恵はありませんし、逆に低速なSDカードだと4K動画の録画に支障が出ます。
さらに動画なのであまりに容量が少ないと、すぐに一杯になってしまいます。
以上の点を踏まえて、さらに価格やコスパなども考慮し、現時点で最もおすすめのSDカードを紹介したいと思います。
それではまずおすすめSDカードを紹介しますね。その後、おすすめの理由や選び方を説明します
ソニーVLOGCAM ZV-E10におすすめのSDカード3選
では、早速ソニーVLOGCAM ZV-E10におすすめのSDカードを紹介します。
ここで紹介しているSDカードは全て実際に使っているものなので、自信を持っておすすめできますよ☆
おすすめ1 サンディスク Extreme SDXC 128GB
ソニーVLOGCAM ZV-E10におすすめのSDカード第一位は「サンディスクExtreme」の128GBです。
おすすめの理由は、比較的安価なカードにも関わらず、4K動画に必要な最低書き込み速度の規格である「UHSスピードクラス3」に対応している点です。
容量は128GBあれば4K動画が約2時間30分撮れるので、よっぽどの長回しをしなければ大丈夫でしょう。
ソニーVLOGCAM ZV-E10を買った後の最初の一枚にオススメ☆
おすすめ2 サンディスク Extreme Pro SDXC 128GB
ソニーVLOGCAM ZV-E10におすすめのSDカード第2位は「サンディスク ExtremePro」128GBです。
第一位に挙げた「Extreme」の上位版に当たり、VLOGCAM ZV-E10が対応する「UHS-I規格」のSDカードでは最上位クラスの性能となります。
ただ特に動画メインの場合、このあたりの性能差は体感上の違いとなって現れることが無いので、どちらかと言うと気持ちの問題かもしれませんが。。。
ですがこの「ExtremePro」はレフ機の時代から長年プロカメラマンにも使われてきた信頼のグレードです。
なので「ちょっとの差ならいいのが欲しい!」という人はもちろん、「よくわからんけどProの文字がカッコイイ!よくわからんけど」という方にも是非勧めたい一品です。
信頼性重視の人に是非☆
おすすめ3 サンディスク Extreme SDXC 256GB
ソニーVLOGCAM ZV-E10におすすめのSDカード第3位は「Extreme」の大容量256GBです。
おすすめ一位と同じカードですが、こちらは容量が倍の256GBなので、4K動画が5時間収まる計算となります。
もちろん連続して5時間もの動画を撮ることは無いとは思いますが、旅行中などデータの移動がしにくい状況では大容量カードが便利です。
4K動画に対応の256GBでは最安の部類に入るので、「念のためちょっと容量が大きめのカードが欲しい」と言う方に是非☆
★おまけ★ 写真メインなら サンディスク Extreme SDXC 64GB がおすすめ!
ちょっと趣旨が変わりますが、ソニーVLOGCAM ZV-E10を普通のデジカメとして使いたい!と言う人にはこの「Extreme」の64GBがおすすめです。
ソニーVLOGCAM ZV-E10は動画専用機として販売されていますが、実は基本部分はスチル機であるα6400とほぼ共通しており、写真用としてもそこそこの実力を持っています。
なので、中にはこのZV-E10を「写真用として買った」「動画を撮ろうと思ったけど、写真メインになりつつある」という人も多いかもしれません。
写真だけであれば64GBあればJPGなら約6600枚、RAWでも2400枚撮れるので、よっぽどRAWで連写を多用するというスタイルでなければ64GBで十分だと思います。
ソニーVLOGCAM ZV-E10に必要なSDカードの性能は?
それではここからはソニーVLOGCAM ZV-E10の仕様を調べて、ZV-E10にぴったりのSDカードを見分ける方法を調べてみましょう。
ここからは ソニーVLOGCAM ZV-E10の仕様を調べて、どのくらいの性能のSDカードが必要か解説します
ソニーVLOGCAM ZV-E10は「UHS-I」のSDカードに対応
まずはソニーVLOGCAM ZV-E10の仕様を確認してみましょう。
現時点でSDカードは、性能はそこそこなものの値段が安い「UHS-I」と、高価ですが性能の良い「UHS-II」の二つの規格がありますが、ソニーVLOGCAM ZV-E10が対応しているのは「UHS-I」の方であることがわかります。
実は「UHS-I」と「UHS-II」は相互に互換性が確保されているため、ソニーVLOGCAM ZV-E10で高価な「UHS-II」のSDカードも使うことはできますが、UHS-Iと同等の性能しか出ないので注意しましょう。
VLOGCAM ZV-E10は「UHS-I」という規格に対応していますよ
UHS-IとUHS-IIってどう違うんだろう?
UHS-IとUHS-IIって形から違うんじゃん!間違えたら大変だね!
実はそこまでではないんです。UHS-IとIIは互いに互換性があるので使うことはできますよ。でもZV-E10に高価なUHS-IIを使ってもUHS-I相当として扱われるのでもったいないですけどね
ではもっと古く、「UHS-I」にも「UHS-II」にも対応していない古いSDカードは使えるのでしょうか?
結論から言うと、「書き込み速度が遅すぎて使えない」でしょう。
ソニーVLOGCAM ZV-E10は4K動画の録画に対応しており、4K動画はかなりのデータ量となるため、そこそこの書込み速度の性能が求められます。
以上の点を踏まえれば、ソニーVLOGCAM ZV-E10には「UHS-II」や「UHS非対応」ではなく、「UHS-I」のSDカードを用意するのが最善です。
ZV-E10の4K動画に必要な書込み速度は「12.5MB/秒」以上
次にもう少し詳しく、ソニーVLOGCAM ZV-E10に必要なSDカードの書込み速度を調べてみましょう。
ソニーVLOGCAM ZV-E10の4K動画撮影時の仕様によると、ビットレートが最大で「約100Mbps」となっています。
これは言い換えると、「ソニーVLOGCAM ZV-E10で4K動画(100Mbps)を撮る時、1秒間に12.5MBのデータが発生する」という意味となります。
以上の理由から、ZV-E10には「最低書き込み速度が12.5MB/秒以上」のSDカードを用意する必要がある、ということになります。
ちょっとよく意味がわからないです・・・
内容まで理解できなくても問題ありません。4K動画はデータ量が多いので、そこそこの性能があるSDカードじゃないといけない、ということがわかればOKですよ
ソニーVLOGCAM ZV-E10にぴったりのSDカードの選び方
ここまでで、ソニーVLOGCAM ZV-E10には「UHS-I」&「書込み速度が最低12.5MB/秒以上」のSDカードが必要である、ということがわかりました。
それでは、以上の点を踏まえて、実際にソニーVLOGCAM ZV-E10に最適なSDカードを見分けるポイントを見てみましょう。
それではいよいよ、SDカードのどこを見ればZV-E10に必要な性能をクリアしているのか、見方を説明しますよ
ZV-E10には「UHS-I」のSDカードを選ぶ
SDカードが「UHS-I」か「UHS-II」のどちらか対応しているかは、表面のロゴマークや商品説明などで確認することができるはずです。
先ほど調べた通り、ソニーVLOGCAM ZV-E10でも「UHS-II」のSDカードを使うことができますが、性能が発揮されないのでちょっともったいない選択になってしまいます。
UHS-IIに対応するSDカードはUHS-I対応のSDカードに比べてかなり高価なので、普通は間違えることは無いと思いますよ。
なので、例えば上級者向けのミラーレス一眼など、UHS-II対応機種と併用する、といった事情があれば別ですが普通は、ソニーVLOGCAM ZV-E10には「UHS-I」対応のSDカードを選ぶようにしましょう。
4K動画を撮るには「UHSスピードクラス3」を選ぶ
続いて、正しい書込み速度を持ったSDカードの選び方を見てみましょう。
ソニーVLOGCAM ZV-E10で4K動画を撮る場合、SDカードは最低12.5MB/秒の書込み速度をクリアする必要があります。
実はSDカードには、最適書込み速度が一目でわかるように「スピードクラス」というものが設定されており、ZV-E10に必要な最低12.5MB/秒の書込み速度をクリアするためには「UHSスピードクラス3」と記載されているものを選べばOKです。
とにかくこの「UHSスピードクラス3」の記載があれば大丈夫、ということですか?
「UHSスピードクラス3」だけでなく、「UHS-I」と「UHSスピードクラス3」の両方が揃っているものを選んでくださいね
もちろんそれ以下のスピードクラスのSDカードも使えない、という訳ではありません。
例えば動画を4KではなくフルHDで撮る場合や、動画ではなく写真しか撮らない場合などは「UHSスピードクラス1」でも問題なく使えるでしょう。
しかし価格差を考えれば、これからSDカードを新たに買うのであればソニーVLOGCAM ZV-E10にはやはり「UHSスピードクラス3」のSDカードを選んでおくことをおすすめします。
容量は多ければ多い方が良し
では容量についてはどうでしょうか?
一般的に動画は写真(静止画)に比べて容量を多く必要とします。なのでソニーVLOGCAM ZV-E10も普通のミラーレス一眼より、もう1ランク大きい容量のSDカードを選んだ方が良いでしょう。
普通のミラーレス一眼では十分のサイズである64GBのSDカードでも、4K動画を撮れば1時間ちょっとで一杯になってしまいます。
なので、ソニーVLOGCAM ZV-E10で4K動画を撮る場合、最低でも128GB、可能なら256GBのSDカードを用意すれば、2時間以上の容量となるので安心です。
ソニーVLOGCAM ZV-E10用のSDカードを選ぶ際の注意点
では、実際にSDカードを選ぶ際に注意が必要な点も見てみましょう。
では次に、SDカードを選ぶ際の注意点を説明しますね
SDカードに記載されている「転送速度」に騙されない
SDカード選びの注意点の1つは、「SDカードに印刷されている転送速度の表記で選ばない」という点です。
実は、SDカード上に表記される転送速度には共通のルールがなく、メーカーが独自に測定した数字が記載されており、特にスピードが出やすい「最大読込み速度」が記載されている場合がほとんどです。
しかし、ソニーVLOGCAM ZV-E10で使うのに重要なのは「最低書込み速度」なので、読込みの速度の性能は参考にはなりません。
「最大読込み速度」とか「最低書込み速度」とかいろいろあって難しいね・・・
微妙に意味が違うよく似た言葉が沢山出てくるのでややこしいですね。これは、いくら読込みのスピードが速くても、書込み速度が遅ければ使えないので注意しましょう、ということなんです
なので、ソニーVLOGCAM ZV-E10用のSDカードを選ぶときは、見かけの転送速度ではなく、書込み速度の共通ルールである「UHSスピードクラス3」の表記があるものを選ぶようにしましょう。
偽物注意!SDカードは信頼できるショップで買おう
最近は以前ほど聞かなくなりましたが、実はメモリーカードの類は有名ブランドのコピー品や海賊版が出回りやすい商品です。
古くて性能や容量の小さいメモリカードに最新のカードのラベルを偽造して貼り付けて販売する、ということが、特に高性能で高価なメモリカードで横行していました。
偽物ってあるんだ!これは要注意だね
2,3千円のものではあまりないかもしれませんが、ちょっといいSDカードだと1万円を超えるものもありますので、そういったものは特に要注意ですね
そのようなコピー品は例えば256GBと記載があっても実際は2GBしかなかったり、書込み速度が低速で使えなかったりする場合がほとんどなので、まず使い物になりません。
なので、SDカードを選ぶ場合、極端に安いものや中古品は避け、有名で信頼できるショップから買うようにしましょう。
中古品や相場より安いもの、口コミの悪いショップや新規のショップなどは注意しましょう
SDカードも壊れることがあるので予備を用意しておこう
注意点の最後は、SDカードも壊れることがあるので予備を用意しておく、という点です。
SDカードはそこまで壊れやすい方ではないと思いますが、万が一カードエラーが出た場合、予備のカードが無ければ「詰み」になってしまいます。
なので、例えば海外旅行など大きなイベントの際は、大容量のカード一枚で安心するのではなく、複数枚用意して日によって使い分けるなどのリスク管理をすれば、データが全て消えてしまうといった最悪の状況を避けることができるでしょう。
でも容量の大きなSDカードを2枚も買うのはちょっと厳しいなぁ
同じ容量を2枚じゃなくてもいいですよ。例えばメインは256GBのSDカードを常用して、予備で64GBを1枚持っておく、のような感じでも安心感は全然違います
ソニーVLOGCAM ZV-E10 に古いSDカードを使うとどうなる?
では、ソニーVLOGCAM ZV-E10にUHSスピードクラスに対応していないような古いSDカードは使えるのか、実験してみましょう。
実験に使うのは「スピードクラス6」の記載がある4GBのSDHCカードです。いつ手に入れたか全く記憶にありませんが、カードそのものは10年から15年ぐらい前のものだと思われます。
4GBなので単純計算で撮れても5分ぐらいが限度か・・・。
などど考えながら電源を入れて録画ボタンを押すとこの画面が出て、まさかの門前払い。
撮り始めてからエラーが出て止まるより、ある意味親切な仕様かもしれませんが、いずれにしてもソニーVLOGCAM ZV-E10にはやはり最新の「UHSスピードクラス3」対応のSDカードを用意しましょう、ということでした。
せっかく最新のカメラを買ったのですから、SDカードもそれなりのものを使いたい所ですね
まとめ:ソニーVLOGCAM ZV-E10の性能を引き出すぴったりのSDカードを手に入れよう!
いかがだったでしょうか。ソニーVLOGCAM ZV-E10はUHS-IIに対応していないので、SDカード選びはどちらかと言うと容量重視になるかと思います。
ただ、そのなかでも「UHSスピードクラス3」をクリアしていないと、せっかくの4K動画を撮ることができなくなります。
なので、「UHS-I」かつ「UHSスピードクラス3」のSDカードの中から、コスパの良いSDカードを選ぶようにしましょう。
この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
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