こんにちは!カメラ歴15年、カメラ総購入台数25台のNEKO(ねこ)です!
2023年3月に登場したEOS R50を発売日に買ってから、丸一年が経ちました。
その間、日常スナップや旅行で計1万枚以上撮影し、EOS R50がどんなカメラなのか、大体わかってきたように思います。
それでこの記事では、よくあるEOS R50のファーストインプレッション(ちょろっと触った時点での感想)や、ただのスペック紹介ではなく、1年間しっかり使った人だから言える率直な感想を、良い点も悪い点も含めて書いていきたいと思います。
中級者が丸一年使って感じた正直な感想なので、これから買う人の参考になれば嬉しいです
この記事でわかる事
- EOS R50の主要な機能の紹介
- 1年間使って感じたEOS R50の良い点&イマイチな点
- EOS R50とライバル機を比較
など
☆↓↓当サイトのEOS R50関連の他の記事↓↓☆
EOS R50はこんなミラーレス一眼
まず最初にEOS R50がどんなカメラなのか簡単に紹介しますね、そのあとで個人的に感じた点をレビューしていきます
ではまず最初にEOS R50がどんなカメラなのか簡単に紹介したいと思います。
と言っても、EOS R50の特徴などはキヤノンの公式ページでも詳しく乗せられているので、ここでは特に自分にとって重要だと思う点に絞って紹介します。
エントリーモデルでありながら「必要十分以上の性能」を持ったカメラ
2420万画素APS-Cセンサー搭載
このEOS R50はエントリーモデル、つまり初心者向けモデルとなり、キヤノンの中ではローエンド(一応下にEOS R100がありますが、あれは無視)の機種となります。
実際電子ダイヤルの数やジョイスティックなど、上位機種と差別化されているところはありますが、画素数は上位機種の「EOS R10」と同等です。
さらに画像エンジンもEOS R10と同じく「DIGIC X」が搭載されており、キヤノンが力を入れているモデルだということがわかります。
へー安いモデルだから色々グレードが低いのかと思ったらそうでもないんだね!
もちろん上位機種のEOS R10と差がついているところもありますが、画質の面では違いはわかりませんね
実際操作性の部分では上位機種である「EOS R10」とかなり違う仕様になっているのですが、画質に関して劣る点は感じません。
そういった点を踏まえると、このEOS R50が想定している「これから本格的にカメラを始める人」が使うに際して性能が足りないと感じることは殆どないんじゃないかと思います。
初心者向けとはいえ、相当に本格的な性能を持ったカメラですよ
高性能な瞳AFで人もペットもらくらく撮影
このEOS R50の大きな特徴の一つがこの高性能な「AF(オートフォーカス、自動ピント合わせ)」だと思います。
なにが高性能かというと、EOS R50は画面内の人や犬猫などの動物を自動で識別する精度やスピードが従来のモデルと比べても段違いに良くなっています。
さらに、従来の機種にはなかったもう一つの特徴として、人物と動物を切り替えずに自動で切り替えるようにもなっており、操作に自信のない初心者にもとてもやさしい仕様だと思います。
他の機種はできないの?
動物AFは殆どの機種に搭載されていますが、自動切換えは珍しいですね
もちろん操作に慣れてくればAFの対象を切り替えるのはそこまで難しい操作ではありません。
ですが、このEOS R50が全くの初心者を対象にしていることを考えれば、このあたりは長年初心者向けにKissシリーズを作ってきたキヤノンの親切なんだなと思います。
ボディ内手ブレ補正は非搭載
このEOS R50は手ブレ補正機能をレンズの中に搭載するタイプです。
レンズキットとしてセットされる「標準レンズ」や「望遠レンズ」にはこの手ブレ補正が搭載されているので、これらを使う分には手ブレ補正の有無を心配する必要はありません。
ただ、一部の上位機種(EOS R7やR5)のように「カメラ本体にも手ブレ補正が内蔵されている」ということではないので、使うレンズによっては手ブレ補正が効かない、という状況も発生します。
え!?手ブレ補正が効かないことがあるの??
あくまでも「手ブレ補正非搭載の別売レンズを使った場合」ですよ。付属レンズであれば問題ありません
繰り返しになりますが、「レンズキット」、「ダブルズームキット」に付属する「標準ズーム、望遠ズーム」には、手ブレ補正が搭載されています。
ですが、一部の単焦点レンズ、並びに今後発売が予定されているタムロンやシグマのAPS-C用レンズには手ブレ補正が内蔵されておらず、これらのレンズ使用時には手ブレ補正が無しとなります。
この辺りは一つの記事に詳しくまとめてありますので、興味があれば是非ご覧ください。
レンズキットは2種類
2024年4月現在、EOS R50のレンズキットは「RF-S18-45 IS STM レンズキット」と「ダブルズームキット」の2種類です
どちらのレンズキットにも標準ズームレンズである「RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」が付属し、ダブルズームキットには標準ズームの他に望遠ズームレンズである「RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM」が付属します。
<標準ズームレンズ「RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」で写る範囲>
<望遠ズームレンズ「RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM」で写る範囲>
やっぱり望遠レンズって凄いね!
最近はスマホでもかなり綺麗に撮れるようになりましたが、やっぱり望遠はまだまだ一眼カメラの圧勝ですね
この付属レンズは「極めて高性能」という程ではありませんが、それでも初めての人が使うに際しては十分な性能です。
さらに望遠レンズは非常にコンパクトな割に、スマホでは不可能なレベルの迫力ある望遠撮影を可能にしてくれます。
なので、とりあえず最初は「ダブルズームキット」で基本的な標準ズームと望遠ズームを手に入れておいて、足りないところを別売レンズで補っていくのがオススメです。
やっぱりせっかくミラーレス一眼にしたんだから、かっこいいレンズ欲しいよね!
かっこいいかどうかはわかりませんが、よくボケる単焦点レンズや超広角、超望遠なんかは使っていて楽しいレンズなのでオススメですよ
当サイトにもEOS R50用のレンズレビュー記事があります。
巷に溢れているようなただの商品リンクではなく、僕が実際に自費で購入し使い込んだ上で豊富な作例付きで紹介しているので、是非参考にしてみてください!
主な付属品
EOS R50の付属品は上記の通りで、従来通りコンセントに指して使用するバッテリーの充電器が付属するのは嬉しいですね。
一方で従来同様、付属レンズ用のレンズフードは別売扱いになっており、必要であれば別途購入が必要です。
さらに撮影するためには「SDカード」は必須ですし、傷防止のための「レンズプロテクター」や「液晶フィルム」も別途で用意しておいた方が安心です。
そっか!そりゃ液晶画面にフィルムとか貼った方がいいよね!
他にもあったら便利なお手入れ用品とかもあります。そんなに高くないのでこの機会に揃えておくといいですよ
カメラを始めて買う場合、一緒に買っておいた方がいいものがいくつかあります。
詳しくはこちらの記事にまとめて紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
EOS R50を1年間徹底的に使い込んでわかったこと
ではいよいよ、1年間しっかり使って感じた点を紹介します。忖度無しでいきますよ!
やっぱり軽いのは正義
僕がEOS R50を1年間使ってきて一番印象に残っているのは、やっぱり「軽さ」です。
最初持った時、「中身カラなのかな?」と思ったぐらいの衝撃でしたが、その軽さのおかげでちょっとした外出でも持って出るのが面倒にならず、カメラを持ち出す回数がかなり増えました!
どれだけいいカメラでも、その時に手元になければ結局スマホで撮ることになるので、僕にとってこのEOS R50の「軽さ」はとても大きな武器の一つだと思います。
そりゃどれだけいいカメラでも、持ち出せないなら「石」と同じだよね・・・
正直明るい場所だとフルサイズと見分けがつかないぐらい綺麗に撮れる
これはEOS R50に限らず最近のどんなカメラにも言えることですが、良い条件のもとでの画質はもう十分に高画質です。
正直晴天下で撮られた風景写真であれば、かなり拡大しないと所有するEOS R5(フルサイズ機)との違いを見分ける自信は自分にはありません。それぐらいEOS R50は十分に綺麗に撮れます。
もちろん夜間や屋内などISO感度が上がるような状況だとフルサイズとの違いははっきりしてきますが、それでも10年前に比べれば雲泥の差です。
おかげで、趣味の撮影であればこのEOS R50やR10といったAPS-C機で十分なんじゃないか、と真剣に考えるようになりました。
この1年、わざわざ大きくて重いフルサイズ機を持ち出す機会がかなり減りましたね
初心者向けの「シーンインテリジェントオート」モードはめっちゃ親切
これは僕的には恩恵を受けられる部分ではないんですが、初心者の方向けの「シーンインテリジェントオート」と呼ばれるオートモードは本当によくできていると思います。
ただ自動露出で撮れるだけでなく、オートモードでありながら、明るさやコントラストや色合いに至るまで好みのカスタマイズが可能です。
しかも、少々わかりにくいカメラの専門用語が「くっきり」とか「すっきり」といった具合のわかりやすい言葉に言い換えられており、操作もスマホ風のタッチパネルと「昔からカメラの世界ではこうなんだよ」などというこだわりは徹底的に排除されてます。
そうなんだよねぇ、初心者って言葉の意味からわからないってこと忘れてる人多いよね・・・
キヤノンは昔からKissシリーズで初心者層ユーザーが多かったからだと思いますが、初めての人に対する操作の敷居の下げ方は徹底していますね
ソニーやニコンも初心者向けのオートモードはもちろん搭載されていますが、あくまでも「自動で明るさを決めます」程度で、ここまで徹底して初心者に寄り添えてはいないと思います。
EOS R50であれば初心者でも難しいカメラの知識なしに、花をふんわり明るい感じにしたり、エッジの効いた都市スナップなども、オートモードだけで完結します。
EOS R50は初心者向けのオートモードである「シーンインテリジェントオート」を使いこなせばかなりの写真表現が可能です。別記事で詳しく説明していますので、よければ参考にしてくださいね!
この「シーンインテリジェントオート」の使い方についてはこちらの記事で特集していますので、よければ是非ご覧ください
もちろんオートモードだけでなく、普通にAモードやTvモードでも撮れるので、写真の基礎を本格的に学びたい人にもおすすめです
バッテリーの持ちは良いとは言えない
一般的にミラーレス一眼はバッテリーの持ちが悪いと言われていますが、このEOS R50も例外ではなく、あまりバッテリーが持つ方とは言えません。
僕の場合はバッテリー1個で大体500枚~700枚前後撮っていますが、1つのカットでいつも2,3枚ずつ撮るのと、構えたらすぐに撮るなど、かなりバッテリーに優しい撮り方を身に着けた結果でもあります。
なので、初心者で操作に悩んだり、構える時間が長い場合は100~200枚程度しか撮れないこともあるので、予備バッテリーは一つ用意するつもりでいた方がいいと思います。
カメラの操作や撮影に相当慣れている人が使って500枚~700枚です。最初は100~200枚しか撮れないこともありますよ
いいかげん1ダイヤル仕様は時代遅れ
次はEOS R50で気に入らないところですが、このEOS R50は絞りやシャッタースピード、露出補正などに使える電子ダイヤルが一つしかありません。
厳密にいえばレンズのピントリングを露出補正に割り当てることができるのですが、片手で操作できない分気軽さに欠けます。
そもそもいくらエントリーモデルとはいえ、このクラスでダイヤルが1つだけなんてこの機種ぐらいじゃないでしょうか?
わかんないけど、ダイヤルが一つってそんなに不利なの?
撮影中に絞りとか露出補正とかは頻繁に操作するんですが、ダイヤルが一つだといちいちボタンでダイヤルの内容を切り替えないといけないので、間違えやすいんですよ・・・
この電子ダイヤルが一つしかないせいで、Aモードで露出補正をするときに、その都度十字キーの上を押してダイヤルの割り当てを「絞り」から「露出補正」に切り替える必要があります。
そして、撮っているとこれを忘れてしまって「露出補正をしたつもりが絞りを変更してた」ということが1年たっても頻発します。
「頻繁に露出補正をする層はR50ではなくR10を」というのは確かに正論だとは思いますが、ライバル機となるニコンZ50もソニーα6400もZV-E10もダイヤルは2個装備されているので、キヤノンもそろそろエントリー機の2ダイヤル化を検討してほしいところです。
「エントリーモデルなんだからダイヤルは1個」という考えは古いと思うんですよね・・・
付属標準レンズが18mm~なのはわかっていたけど、使うたびにがっかり
正直僕の中でEOS R50の一番の残念ポイントはここかもしれません。
風景写真やスナップでは広角側が「広い」方が何かと使いやすいのですが、このEOS R50付属の標準レンズの広角側は18mm(フルサイズ換算で29mm)と、個人的にかなり残念な仕様となっています。
前モデルのEOS Kiss M/M2の付属レンズは15mm(フルサイズ換算で24mm)スタートだったのに、です。
ソニーやニコンをはじめ、エントリークラスのレンズキットにフルサイズ換算で24mm~の広角に強いレンズを付属するのが普通になりつつあるなかで、わざわざズーム域を狭く再設計して出すとか、正直そこまでして別売の広角レンズを売りたいのかと複雑な気持ちになりました。
今はだいぶ慣れましたが、それでももうちょっと広く撮りたい時にわざわざ10-18mmに付け替える手間は本当に面倒で、このカメラの魅力を大きく損なっていると感じます。
18-150mmをEF-MからRF-Sに焼き直したのであれば、標準レンズもKiss M時代の15-45mmを使ってくれればどんなに魅力的だっただろうと思います。できない理由があるのでしょうか・・・
僕がEOS Kiss M用の「EF-M15-45mm」と比べて、EOS R50用の「RF-S18-45mm」が唯一勝っていると思う点は、あの面倒なロックスイッチがなくなったことです。
しかしこれもロックスイッチがついているのが珍しかった(他メーカーのキットレンズでロックスイッチ付きなんてない)のが、普通になっただけとも言えます。
キヤノンはソフト面は素晴らしい出来なのに、このレンズ回りの仕様は謎が多く本当に残念です。(RF70-200mm F2.8L にテレコン不可とか)
別売レンズが少ない&高い
レンズがらみの恨み節をもう一つ、EOS R50が使用するキヤノンRFマウントは高性能だとは思いますが、全般的にフルサイズ向けに寄り過ぎていて値段が高いと思います。
特にEOS R50のようなAPS-C機で使えるお手軽レンズのラインナップが極めて弱く、ギリギリ買いやすい値段の「RF50mmF1.8」もEOS R50で使えば80mm相当の中望遠と、なんとも微妙な立ち位置になってしまいます。(それでもオススメですが)
カメラユーザーの裾野を広げるためにも、EF-Mの焼き直しで十分なので、22mmF2のような軽快でスナップ向けのパンケーキレンズや、気軽に使えるマクロレンズなどをぜひとも検討していただきたいところです。
RFマウントって結構揃ってるって友達が言ってたけど??
フルサイズ向けはかなりいい感じなんですけどね(高いですが)、まぁAPS-C向けもこれから充実していくと信じて待ちましょう
嬉しいことにシグマとタムロンからEOS R50で使えるAPS-C向けレンズの発売が発表されました。
今回は残念ながらスナップ向けのパンケーキレンズはありませんでしたが、30mmF1.4なんかはソニー機で使っていてとてもお気に入りのレンズなので、RF版ももちろん買うつもりです。
RF-Sレンズが増えれば増えるだけEOS R50の魅力も増すので、これからに期待ですね。
☆↓↓EOS R50の良い点、悪い点はこちらの記事にまとめました↓↓☆
EOS R50とライバルを比較
EOS R50を多くの人が比較するであろうライバル機との比較をしてみました
対 EOS R10
EOS R10はEOS R50の一つ上のランクのカメラで、キヤノンの中では「ミドルクラスモデル」に位置します。
こちらも発売日に入手してEOS R50と同じく趣味の撮影で頻繁に持ち出していますが、あくまで僕個人の感想ではありますが、その違いは「あると言えばあるし、無いと言えば無い」という表現がぴったりだと思います。
もちろんカメラとしてはEOS R10の方が格上で、2個のダイヤルやジョイスティックなどがあり、操作性に関してはEOS R50の何倍も上をいくと感じます。
さらにグリップも深めで、EOS R10はRF100-400やRF70-200のような重量級のレンズと合わせてもしっかりホールドできて安定します。
他にもEOS R50ではコンマ数秒も持たないRAWでの連写も、EOS R10であれば1秒ちょいできますので、これから本格的にカメラを学んでいきたい人はEOS R10を選んだ方が性能面では安心でしょう。
やっぱりR10の2個のダイヤルとジョイスティックは便利ですね!スペックはそこそこですが、仕様自体は結構本格的なのでフルサイズのサブ機としても使っています
一方でそれ以外の所、例えば画質であったり、高感度のノイズであったりについては、少なくとも僕はEOS R10もEOS R50も違いを感じません。
実はEOS R10とEOS R50は恐らく同等のセンサーに同等の画像エンジンを積んでいると言われているので、純粋な画質が同じなのは納得がいくところです。
他にもバッテリーの持ちも「どちらもあんまり良くない」という感じでなので、この2機種に関しては「何を重視するか、何を期待するか」で評価が変わってくると思います。
R10の方が高いカメラなのに画質って変わらないの?
あくまでも同一条件で撮ればの話ですが、純粋な画質はこの2機種は違いを感じませんね。EOS R50でも十分に綺麗です
本格的な操作性や質感を重視するならEOS R10の圧勝ですし、逆に手軽さや価格を重視するならEOS R50で十分という感じですね
わたしは白がカワイイと思うからEOS R50一択だけどね
↓↓EOS R50とEOS R10の比較はこちらの記事で詳しく取り上げていますので、良ければご覧ください。
対 EOS Kiss M2
EOS Kiss M2は2020年発売のミラーレス一眼で、実質EOS R50の「一つ前のモデル」となります。(キヤノンは公式にはEOS R50をEOS Kiss M2の後継機とは言っていない)
このEOS Kiss M2は名前からわかる通り2018年に発売された初代EOS Kiss Mのマイナーチェンジモデルのため、2023年発売のEOS R50とは性能面で大きく差がついています。
正直な所、EOS Kiss M2からEOS R50に持ち変えると、ほぼすべての部分で新しいEOS R50の進化を感じました。
特にAF(オートフォーカス、自動ピント合わせ)の進歩は素晴らしく、瞳AFの精度などははっきりわかるぐらいに良くなっています。
高感度ノイズ除去もかなり優秀になっていて、ISO12800ではスマホ画面でもわかるぐらい画質が向上しています。
EOS R50とEOS Kiss M2を比較すると、スペック面ではEOS R50がほぼすべての面で優れていますね
そりゃ時期がかなり違うんだから、比べる方がかわいそうだよ!
一方で退化したポイントが全くないわけではありません。
上でも書きましたが、EOS Kiss M/M2の付属標準レンズは15mm~(フルサイズ換算で24mm~)と風景や都市スナップでとても使いやすいレンズでした。
にもかかわらず、なぜか新しいEOS R50(とR10)では18mm~(フルサイズ換算で29mm~!)となんとも時代遅れなスペックに改悪されてしまいました。
もちろんそれだけの理由で性能差のあるEOS Kiss M2を買おうとはならないと思います。
ですが、「風景やスナップメイン」&「暗所ノイズは気にならない」&「人はあまり撮らない」という条件が揃えば、発売から年数が経過して価格が落ち着いたEOS Kiss M2は案外悪くない選択だと思います。
EOS Kiss M2は数が売れているので良質の中古に巡り合えるなら、悪くない選択肢かもしれませんよ
↓↓EOS R50とEOS Kiss M2の比較はこちらの記事で詳しく取り上げていますので、良ければご覧ください。
EOS R50のスペック
EOS R50 | |
---|---|
センサーサイズ | APS-C |
画素数 | 2420万画素 |
ボディ内手ブレ補正 | 無し |
センサー クリーニング | 無し |
画像処理エンジン | DIGIC X |
記録メディア | SDカード (UHS-I) |
メディアスロット数 | 1 |
常用ISO感度 | 100-32000 |
AF | デュアルピクセル CMOS AF II |
トラッキングAF | 有り |
サイレント撮影機能 | 有り |
FVモード | 無し |
親指AFボタン | 無し |
最高シャッター速度 (メカ) | 1/4000 |
最高シャッター速度 (電子) | 1/8000 |
連写数(メカ) | 12枚/秒 |
連写数(電子) | 15枚/秒 |
バッファ(JPG) | 約42枚 |
バッファ(RAW) | 約7枚 |
モニターサイズ | 3.0型 |
モニタードット数 | 162万ドット |
4K動画 | 30p,24p |
商品レビューモード | 有り |
動画自動水平補正 | 有り |
動画ブリージング 補正 | 有り |
インターフェース | USB Type-C |
バッテリー | LP-E17 |
撮影可能枚数 (ライブビュー) | 約370枚 |
重量(ボディのみ ブラック) | 328g |
発売日 | 2023年3月 |
EOS R50 フォトギャラリー
*作例は特記が無い場合は全てjpg撮って出しです。
まとめ:EOS R50はこれからカメラを始める人にぴったり
1年間しっかり使った感想としては、「正直もうこれで十分じゃない??」というものです。
もちろん、RAW連写がほぼ使い物にならないので、鳥や飛行機の撮影には向いていませんし、付属標準レンズも広角側が弱いので風景やスナップには別途で10-18mmが必要になります。
とはいえ、それはある程度カメラを使い込んだ人が感じる点であり、これからカメラを本格的に始めたい人にとってはあまり問題にならないように思います。
EOS R50はとても軽かったり、初心者向けのオートモードが充実していたりと、かなり「優しい」カメラなので、特に機械の操作が苦手で心配な人などにオススメです。
このEOS R50を買って写真の楽しみを味わい、絞りやシャッタースピードなど基本的なことを学んだうえで、さらなる上位機種にステップアップしていくのが、これからの王道パターンになるかもしれませんね。
この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
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