このエントリーをはてなブックマークに追加

キヤノンミラーレス一眼用レンズの互換性まとめ|シグマやタムロンのレンズは使えるのか?

キヤノンのカメラとレンズ画像 カメラの知識

 

近年各主要メーカーが相次いでミラーレス一眼の新規格を立ち上げたため、同じメーカーの中でも複数のレンズ規格が存在するのが当たり前になっています。

さらにこれにシグマやタムロンといった互換レンズメーカーも加わり、今やカメラとレンズの互換性情報を正しく把握するのはさらに難しくなっているように思います。

この記事では2022年1月現在の時点での、キヤノンのミラーレス一眼カメラとレンズの互換性をマウント規格ごとにまとめましたので是非参考にしてみて下さい。

 

―2022年5月追記:新たにキヤノンRF-Sマウントのミラーレスカメラとレンズが発表されましたので、記事を追加しました!

RF-Sマウントに関しては発表時点でわかっている情報となります。今後新たな情報が発表されたり、仕様が変更されるなどして、記事の情報が古くなる可能性がありますのでご了承下さい。

スポンサーリンク

キヤノン同士でも互換性が無いとレンズは使えない

キヤノンのカメラとレンズ画像

 

まずはキヤノン同士のカメラとレンズの組み合わせを見てみましょう。サードパーティ製レンズの互換性は後述しますのでそちらをご覧くださいね

 

 

<キヤノンレンズ互換性表>

 

RF-S
マウント
<ミラーレス>
EOS R7
EOS R10

RF
マウント
<ミラーレス>
EOSR
EOSRP
など
EF-M
マウント
<ミラーレス>
EOS Kiss M
EOS M200
など
EF
マウント
<一眼レフ>
EOS 5D IV
EOS 6D II
など
EF-S
マウント
<一眼レフ>
EOS 90D
EOS Kiss X10
など
キヤノン製
RF-Sレンズ
  × × ×
キヤノン製
RFレンズ
× × ×
キヤノン製
EF-Mレンズ
× × × ×
キヤノン製
EFレンズ
キヤノン製
EF-Sレンズ
×

◎直接使用可能 ○専用マウントアダプターで使用可能 ×装着、使用不可
■専用マウントアダプターで使用可能だが、画素数が下がる
●直接使用可能だが、画素数が下がる
*2022年5月時点での情報です

2022年1月現在でキヤノンはミラーレス一眼向けに「RFマウント」、「EF-Mマウント」さらに従来の一眼レフ向けの「EFマウント」並びに「EF-Sマウント」の4つのマウント規格を展開しています。

2022年5月追記:さらに「RF-Sマウント」が発表されたので、合計5つのマウント規格となりました!

例えば「EOS Kiss MにRFマウントのレンズ」など、互換性のない組み合わせの場合は例え同じキヤノン同士でも使用することはできません。つまり自分のカメラに合うレンズとは、基本的には同じマウント規格のレンズ、もしくは互換性の有る規格のレンズということになります。

 

レンズの規格ってキヤノンだけでも5種類もあるんですね!知りませんでした

そうなんです。今は一眼レフからミラーレス一眼への過渡期なので両方の規格が存在しているので注意が必要なんです

 

上記の表の通りキヤノンのミラーレス一眼は「マウントアダプター」を使うことで従来の一眼レフ用のレンズを使うことができるようになっています。

EOS RをはじめとするRFマウントやEOS Kiss M/M2などのミラーレス一眼は、まだまだ対応するレンズが少ないので、このマウントアダプターを使用して違う規格のレンズの利用を考えておられる方も多いと思います。

このあたりの互換性の注意点はマウント別で解説しているので是非ご覧ください。

 

このマウントアダプターって何ですか?

一眼レフのレンズをミラーレスでも使えるようにするアダプターの事です。これがあればミラーレスのユーザーは使えるレンズを大幅に広げることができるんです。

 

マウントアダプターって何?

マウントアダプターEF-EOSM

 

これがマウントアダプターですか??ただのリングみたいに見えますね

そうですね。確かにキヤノンのマウントアダプターにはレンズは入っていませんが、電子接点が付いているので違う規格のレンズでもAFや手ブレ補正がちゃんと動作するんですよ。

 

 

ちょっと前までマウントアダプターと言えば、ほとんどは「接点も何もにも無いただのリング」で操作もマニュアルのみという、どちらかというとマニア向けの製品がほとんどでした。

しかしこのキヤノン純正のマウントアダプターは電子接点を持ち、対応するカメラとレンズであれば規格が違っても全く同じようにAFや絞りの操作、手振れ補正などが動作するのが特徴です。

 

マウントアダプター装着イメージ図

 

このように中間に挟む形で装着することで違う規格のカメラとレンズを使えるようにするためのものです

へぇ~じゃぁこれがあればどんなレンズでも使えるようになるんですか?

全部という訳にはいきません。ではこれから具体的にどのレンズが使えるのかマウント別に詳しく調べてみましょう

 

・マウントアダプターとはボディとレンズの間に挟み込むリング

・マウントアダプターを使えば本来違う規格のレンズが使えるようになる

・マウントアダプターを使って全てのレンズが使えるようになるという訳ではない

 

キヤノンミラーレスマウント別レンズ互換性

EOS Rシリーズに使えるレンズはどれ?

eosr画像

 

ではまず最新のRFマウントを採用したEOS Rシリーズに互換性の有るレンズを調べてみましょう

 

<RFマウント互換性一覧>

  RFマウントミラーレス一眼
  EOS R, EOS RP, EOS R5など
キヤノン製
RFレンズ
キヤノン製
RF-Sレンズ

(1.6倍にクロップ)
キヤノン製
EF-Mレンズ
×
(物理的に装着不可)
キヤノン製
EFレンズ

(マウントアダプターが必要)
キヤノン製
EF-Sレンズ

(マウントアダプターが必要)
(1.6倍にクロップ)
シグマ・タムロン製
EF-Mレンズ
×
(物理的に装着不可)
シグマ・タムロン製
EFレンズ

(マウントアダプターが必要)
(一部レンズのみ適合可)
シグマ・タムロン製 
EF-S(APS-C)
レンズ

(マウントアダプターが必要)
(1.6倍にクロップ)
(一部レンズのみ適合可)

 

当然ですが専用に開発されたRFマウントレンズは全て無条件で装着、使用できます。

また、2022年5月に発表されたAPS-C用の新しい「RF-Sマウントレンズ」はフルサイズのRFマウントカメラに装着、使用できるものの「1.6倍クロップ」されるため画素数が低下します

逆に、RF-Sカメラ(EOS R7 R10)はフルサイズ用のRFレンズを問題なく装着、使用できるようになるようです。

さらにマウントアダプター「EF-EOS R」を使用すればほとんどすべてのキヤノンの一眼レフ用レンズも使えるようになります。しかし同じミラーレスでもEOS Kiss MなどのEF-Mレンズは一切使用することはできません

ただEF-Sマウント用のレンズやシグマやタムロンといったサードパーティ製レンズをマウントアダプターを使って使用する場合には注意すべき点もあります。

 

ではここからはEOS Rシリーズでマウントアダプターを使う場合の注意点を順番に見てみましょう

 

RFマウント互換性の注意点1:RFマウントカメラ(フルサイズ)でRF-S、EF-Sレンズを使うと画素数が低下する

  本来の画素数 RF-S、EF-S
レンズ装着時の
画素数
EOS R5 約4500万画素 約1730万画素
EOS R6 約2010万画素 約770万画素
EOS R 約3030万画素 約1160万画素
EOS RP 約2620万画素 約1010万画素

EOS RFマウントカメラ(フルサイズ)にAPS-C用レンズ(RF-S、EF-S)を装着した場合は画素数が減少する

 

EOS RなどのRFマウントのカメラに、2022年5月に発表された新しいマウントである「RF-Sレンズ」は使用できますが、画素数が低下します。

マウントアダプターを経由して、一眼レフのAPS-C用レンズである「EF-Sレンズ」を使用する場合も同様です。

詳しい説明は省略しますが、EOS Rシリーズはフルサイズのカメラなので、APS-Cサイズ専用であるRF-SレンズやEF-Sレンズを装着するとセンサーのAPS-C相当の部分しか使うことができないので記録できる画素数が低下します。

 

えー!EOS R6でRF-SレンズやEF-Sレンズを使うとたったの770万画素になっちゃうんですか??それはちょっと使いたくないなぁ・・・

そう思う気持ちはわかります。でも実は770万画素あればA4印刷ぐらいなら問題ありませんし、スマホで見たりSNSにアップするにも問題はありません。

 

APS-C用のレンズは小型で軽量なものも多いですし、ボディとセットのキットレンズなどを既に持っているという方も多いと思います。

また実際は800万画素程度があれば一般的な用途で足りないということはあまりありません。

しかし、せっかく高性能なフルサイズミラーレス一眼を使用するのにレンズはAPS-C用を使うというのは気分的な部分も含めて少しもったいない気がするのも事実です。

 

RFマウント互換性の注意点2:サードパーティ製のEFマウントレンズは最新のものしか動作保証されていない

  対応状況
シグマ SIGMA GLOBAL VISIONレンズ
(Art / Sports / Contemporaryレンズ)
は動作確認済み
タムロン 現在販売中のレンズの大半が動作確認済み
(一部レンズについては対象外)

シグマもタムロンも現行レンズについてはほぼ互換性に問題なし

 

一眼レフではシグマやタムロンといったサードパーティ製互換レンズを使っていたという方は多いかもしれません。

比較的最近に発表されたシグマ・タムロンレンズは一部ファームウェアのアップデートが必要なものもありますが、おおむね互換性に問題は無いようです。

しかし、既に生産が終了しているような古いレンズについてはサポート外とされており、万が一動作しないとしてもユーザーとしてはどうすることもできないので注意が必要です。

 

シグマやタムロンは機種ごとに互換性情報を公開しているのでチェックしてみましょう

 

 

このリストにないレンズは使えないということですか?

必ずしも使えないとは言えませんが、手ブレ補正などが正常に動作しないリスクはあります

 

 

 

・EOS Rシリーズはマウントアダプター使用でキヤノン製一眼レフ用レンズが使用可

・タムロンやシグマの一眼レフ用レンズは現行のみマウントアダプターを使って使用可

・APS-Cレンズ(RF-S、EF-Sレンズ)はクロップ(拡大)されるので画素数が低下する

 

EOS Kiss M/M2やEOS Mシリーズで使えるレンズはどれ?

eos kissm画像

 

では次に、今よく売れていると評判のEOS Kiss M/M2を含むキヤノンEF-Mマウントを見てみましょう。

 

 

<EF-Mマウント互換性一覧>

  EF-Mマウントミラーレス一眼
  EOS Kiss M/M2, EOS M100, EOS M6など
キヤノン製
RFレンズ
×
(物理的に装着不可)
キヤノン製
RF-Sレンズ
×
(物理的に装着不可)
キヤノン製
EF-Mレンズ

キヤノン製
EFレンズ

(マウントアダプターが必要)
キヤノン製
EF-Sレンズ

(マウントアダプターが必要)
シグマ・タムロン製
EF-Mレンズ

シグマ・タムロン製
EFレンズ

(マウントアダプターを使えば装着可能だが
全てメーカー動作保証外)
シグマ・タムロン製 
EF-S(APS-C)
レンズ

(マウントアダプターを使えば装着可能だが
全てメーカー動作保証外)

 

こちらも専用に開発されたキヤノン製及びシグマ/タムロン製のEF-Mマウントレンズは当然ながら全て問題なく装着と使用が可能です。

しかし同じキヤノンのミラーレス一眼であるEOS Rシリーズ用に販売されているRFマウントレンズは同じミラーレス同士でありながらEOS Kiss M/M2やEOS M100などでは一切使用することができないのには注意が必要です。

2022年5月に発表された新しいRF-Sマウント用レンズも、同じAPS-C用ではありますが、残念ながら互換性がないので使用することはできません

 

キヤノンのミラーレスは一眼レフの時代と違いフルサイズとAPS-Cの間で互換性が全くないので注意して下さい

 

そして一眼レフ用のレンズについてですが、同じキヤノン製の一眼レフ用レンズはよほど古くなければマウントアダプターを通して問題なく使用することが可能です。

しかし、サードパーティメーカーのレンズをある程度問題なく使えるEOS RシリーズのRFマウントと違い、EOS Kiss M/EOS MシリーズのEF-Mマウントでのサードパーティ製のレンズの使用には注意が必要です。

 

EOS Kiss Mもマウントアダプターを使えば一眼レフのレンズが使えるんですね

その通りです。ではEOS Kiss M/M2やEOS Mシリーズにマウントアダプターを使う際の注意点を見てみましょう

 

シグマやタムロンはマウントアダプターを使ってのEOS Kiss M/M2やEOS Mシリーズでの使用をサポートしていない

エラー画面

サポート外の場合は万が一正常に動作しなくても打つ手がない

 

注意すべき点として、シグマとタムロンは一眼レフ用レンズのマウントアダプターを通しての使用に対して動作確認をしていません。

つまり、例えばEOS Kiss Mにシグマやタムロンの一眼レフ用のレンズをマウントアダプターを使って装着した場合にAFや手ブレ補正といった一部機能が正常に動作しない可能性がある、ということです。

 

装着はできるのに使えないということがあるんですか?

使えない訳ではなくて、あくまで動作保証がないというだけです。大体は使えるようですが、万が一エラーが出たり一部機能が使えないといったこともあっても残念ながら打つ手はありません

しかし、実際にはEOS Kiss M/M2やM100といったキヤノンEF-Mマウントのカメラに、シグマ・タムロンの一眼レフ用レンズを使っているという声はネットなどでもたくさん上がっているので、問題が起きる確率はあまり高くないようです。

もちろん製造時期の微妙な違いなどで他の人が使えても自分の場合は使えなかった、ということも考えられるので、EOS Kiss M/M2やEOS Mシリーズのユーザーがわざわざシグマやタムロンの一眼レフ用のレンズを新しく購入する、というのは避けた方が無難でしょう。

もちろん既に一眼レフで使うためにそれらのレンズをお持ちの方であれば、マウントアダプターを用意して試してみる価値は十分にあるでしょう。

 

EOS Kiss MやM100のためにシグマ/タムロンの一眼レフ用レンズをこれから買うのはリスクがあるので避けた方がよいかもしれません

そうなんですね~ただでさえEF-Mレンズは種類が少ないので残念ですね

そう思います。この使えるレンズが少ないのはEF-Mマウントのカメラの明確な弱点の一つだと思います

 

・EOS Kiss M/EOS MシリーズではEOS Rシリーズのレンズは使用不可

・マウントアダプターを使えばキヤノン製一眼レフ用レンズが使用可能

・同じキヤノン一眼レフ用レンズでもシグマ・タムロン製は動作保証が無い

・EOS Kiss M/EOS Mシリーズは使えるレンズの種類が少ない

 

キヤノンレンズのマウントの見分け方

キヤノンのカメラとレンズ画像

最後にキヤノン製限定ではありますが、レンズのマウントの簡単な見分け方を見ておきましょう。

 

  レンズ型番
キヤノン製
RFレンズ
RF50mm F1.8 STM
RF24-105mm F4-7.1 IS STM
RF35mm F1.8 macro IS STM
RF24-240mm F4-6.3 IS USM
キヤノン製
RF-Sレンズ
RF-S18-45mmF4.5-6.3 IS STM
RF-S18-180mm F3.5-6.3 IS STM
キヤノン製
EF-Mレンズ
EF-M22mm F2 STM
EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM
キヤノン製
EFレンズ
EF50mm F1.8 STM
EF35mm F2 IS USM
EF24-105mm F4L IS II USM
EF70-200mm F4L IS II USM
キヤノン製
EF-Sレンズ
EF-S24mm F2.8 STM
EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM
EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM

キヤノン製レンズは型番の先頭がマウント名になっている

 

上の表を見て頂ければ一目瞭然と思いますが、キヤノンのレンズの型番は必ず「EF」や「RF」といったアルファベットで始まり、このアルファベットがそのままマウントの種類を表しています

例えば「EF50mm F1.8 STM」であれば「EF」で始まるので一眼レフ用の「EF」マウント、「RF50mm F1.8 STM」であれば「RF」で始まるのでミラーレス用の「RF」マウント、という具合に製品の型番からマウントの種類を知ることができます。

 

他にもマウントの形や径も微妙に違いますが、型番で判断するのが一番確実です

 

一方でシグマやタムロンといったサードパーティメーカーに関しては、同じ型番でも対応するメーカーが違うことがほとんどなので見分けがつきにくいことがあります。

中古などでシグマ・タムロンレンズを購入する際は間違って他メーカーのマウントのレンズを買ってしまわないように注意しましょう。

 

・キヤノン製レンズは型番の頭のアルファベットがマウントの種類になっている

・サードパーティ製レンズは型番ではマウントはわからないので要注意

 

 

まとめ:互換性を理解して新しいレンズを買おう!

キヤノンのカメラとレンズ画像

いかがだったでしょうか。ある程度カメラに慣れてくると新しいレンズが気になってくると思います。

自分が持っているのと違うスペックのレンズを使えば、今まで撮れなかったような写真を撮ることができるようになるかもしれません。

もちろん写真は機材だけで撮るものではないので、上達するためには基本的な理解やカメラの使い方の上達なども必要になってきます。

このサイトでは、特に初心者の方や初めてデジタル一眼を手にした人が、上達してカメラライフをより楽しめるような情報を提供していきたいと思っています。良ければ他の記事も参考にして頂ければ幸いです。

この記事が皆さんの参考になれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました