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キヤノンEOS M100を徹底レビュー!安くてもしっかり写る本格派。EOS M200と違いはどこ?

eosm100画像ミラーレス一眼

最近EOS M100が安くなっていて気になるんですけど・・・

後継機のEOS M200が登場しましたからね。

初心者なのでそんな高機能なものは必要ないと思うんですけど、やっぱりちょっとでも新しい方が良いでしょうか?

そんなことはないですよ、実際EOS M100で十分!っていう人は多いと思います。

ファインダー付きのEOS Kiss Mの作例付きレビューはこちら
EOS Kiss M 実機レビュー!【作例多め】気軽に持ち出せる新定番ミラーレス一眼!
カメラ界の王者CANONが満を持して伝統の「Kiss」の名を、初めてミラーレス一眼に与えたモデルがこの「EOS Kiss M」です。このモデルは本当に「Kiss」の名にふさわしい初心者向けオールラウンダーとなっているのか、実際にサブ機として運用してるユーザーの目線で検証しました!!
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結論:EOS M100は小さくても写りは本格派。中上級者のサブ機にもOK!

EOS M100作例
EOS M100作例
全てEOS M100 + 標準レンズ Aモードで撮影無修正(JPG)
安くて小さくて良く写るミラーレス一眼が欲しい。EOS M100はそんな希望を叶えてくれるミラーレス一眼です。安くてもミドルクラスのデジタル一眼に近い写りを見せるとなれば、「今日はカメラを持ち出すぞー」という気分じゃない日でも、ちょっとカバンの隅に入れておこうかな?という気分にさせてくれます。

いつでもカバンに入れておきたい。EOS M100はそんなミラーレス一眼

EOS M100はこれからミラーレス一眼を始める方、普通のデジカメやスマホからのステップアップの方、キヤノンの一眼のサブ機として検討中の方、皆に強くお勧めできるミラーレス一眼です。
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EOS M100はこんなカメラ

EOS M100の外観

前面

m100前面画像
グリップは無く平面。ホールド性は良く無いがそもそもコンデジ並みに軽いので問題はない。

液晶画面

M100液晶画面画像
上側に展開するチルトタイプ。下には向かないのでハイアングル撮影には使えない。180度起こすと自撮り撮影に使える。

操作部

M100操作部画像
徹底的にシンプルなボタン類。ダイヤルはシャッター同軸の1ダイヤル仕様。

他のミラーレス一眼に比べてボタンやダイヤルが少ないですね

はい、この機種はほとんどの操作をタッチパネルでできるように工夫されています

EOS M100の操作部はシンプルな操作で撮れるよう、モードダイヤルすら廃止するほど徹底して簡略化されています。ちなみにAモードやTvモードもタッチパネルでちゃんと選択可能ですのでご安心下さい。

ストロボ

M100ストロボ画像
ストロボは手動ポップアップ方式

ボディ横のレバーをスライドさせるとストロボがポップアップする。勝手に上がる訳ではないのが好印象だが、ストロボのポップアップ用のバネがちょっと強いので手でそっと抑えながら操作すると良し。

バッテリー室

eosm100バッテリー室画像

バッテリーはEOS Kiss M/EOS Kiss M2と同じ「LP-E12」バッテリー室の蓋はロックレバーは無く横にスライドして開けるタイプ

SDカードスロット

M100バッテリー室画像

このクラスでSDカードスロットが独立しているのは珍しい。

全体的にボタン類は少なめで、操作はほぼタッチパネルを使って行う仕様です

EOS M100のバッテリーと充電器

バッテリー LP-E12

eoskissmバッテリー画像

バッテリーはEOS M200/EOS Kiss M/EOS Kiss M2と共通

EOS M100に付属するバッテリーはLP-E12です。スペック上の撮影可能枚数は約300枚程度と若干心もとないですが、実際にはテンポよく取れば500枚程度は撮れます。逆にプレビューを長く見返したり、構えてから撮るまでの時間が長いと200枚撮れないこともあります。

あまり悩まずに、構えたらすぐ撮るのがバッテリーを長持ちさせるコツです

ミラーレス一眼のバッテリーを長持ちさせるコツはこちら

EOS Kiss M のバッテリー持ちはどれくらい?実際に撮って確かめてみた!
ミラーレスが一眼レフに比べて弱いとされているのが「バッテリー持ち」ではないでしょうか?今回はその中でも一番人気のEOS Kiss Mと後継機のEOS Kiss M2のバッテリー持ちを計測してみたいと思います。果たしてどれくらいバッテリーは持つのでしょうか。

充電器 LC-E12

eoskissm充電器画像

充電時間は約2時間

付属充電器もEOS M200/EOS Kiss M/EOS Kiss M2と同じLC-E12です。充電時間は約2時間、充電中はオレンジのCHARGEランプが点灯し、グリーンのFULLランプが点灯すれば充電完了です。

LC-E12は残念ながらUSB充電には非対応なので、コンセントのあるところでしか充電できません

EOS M100の重量

eosm100重量画像

レンズ、バッテリー、SDカード込で約430g

全部合わせてもペットボトル1本分より軽いんですよ!

EOS M100の基本スペックとEOS M200との比較

eosm100とeosm200の比較表

EOS M100と新型のEOS M200はどこが違うのですか?

主には4K動画が撮れるようになったのと、オートフォーカスが進化しました。しかし基本性能はM100もM200もほとんど変わりません

新型のEOS M200ではなく、敢えて旧機種のEOS M100を選ぶメリットがありますか?

今EOS M100を狙うメリットはズバリ価格が安いからです!

EOS M100は基本的な性能がもともと高めだったので、型落ちになった今でもそこまで古さを感じずに使えます。特に4K動画や瞳AF、サイレントシャッターに特に魅力を感じなければ、現在最終価格のEOS M100は魅力的な選択肢と言えるでしょう。

風景やお散歩写真メインならEOS M200との違いはほとんどありません

逆に言うと、動画がメインの人や、動き回る子供を取る機会が多い人は最新のEOS M200もしくはファインダー付きのEOS Kiss M2を検討してもよいかもしれません。

EOS M100の撮影アシスト機能

シーンインテリジェントオート

m100シーンインテリジェントオート画像
モードダイヤルを緑の「A+」に合わせてシャッターボタンを押すだけ

始めてミラーレス一眼を使う人はこの「シーンインテリジェントオート」モードはダイヤルをあわせましょう。明るさや色合いなどをカメラが自動判別して最適な設定に合わせてくれます

シーンインテリジェントオートで撮れば、カメラに詳しくなくてもシャッターボタンを押すだけで一眼クオリティの写真が撮れます

スマホしか使ったことなくても安心ですね

クリエイティブアシスト

m100クリエイティブアシスト画像
絞りとかがわからなくても背景をぼかす設定ができる

「露出とか詳しくわからないけど、完全カメラ任せで撮るのはつまらない」という人におすすめなのがこの「クリエイティブアシスト」モードです。

このモードを使えば「背景ぼかし」や「明るさ」といったわかりやすい言葉でカメラを設定することができます。

他にも「色合い」や「鮮やかさ」なども変更できるので、誰でも簡単に自分好みのカラーで写真を撮ることができるでしょう。

<設定可能項目>
・背景ぼかし  (ぼかす、くっきり)
・明るさ    (暗く、明るく)
・コントラスト (弱め、強め)
・鮮やかさ   (すっきり、鮮やか)
・色合い    (ブルー、アンバー、マゼンダ、グリーン)
・モノクロ   (白黒、セピア、青、紫、緑)

スペシャルシーンモード

m100スペシャルシーンモード画像
状況別にカメラが最適な設定に合わせてくれる

「スポーツ」なら早く動く被写体にも対応できるようにシャッタースピードを早めに設定。「ポートレート」なら肌色が綺麗に出るように色合いを微調整、といった具合に状況別にカメラが最適な設定をしてくれるのがこの「スペシャルシーンモード」です。「風景」は青とか緑の色が濃くなったり絶妙な色付けをしてくれるので、ぜひ使ってみてください。

<選択可能シーン>
・自分撮り
・ポートレート
・美肌
・風景
・スポーツ
・クローズアップ
・料理
・手持ち夜景
・HDR逆光補正

クリエイティブフィルター

m100クリエイティブフィルター画像
通常の撮影に飽きたらフィルターを使って遊ぶのもあり

最近はスマホアプリなどでもレタッチやフィルターをかけられるので、カメラ側のフィルター機能はあまり重視されないかもしれませんが、EOS M100にも一通りのフィルターが備わっています。スマホではなくカメラでフィルターをかけるメリットは、効果を確認しながら撮れることです。普通の撮影に飽きたときに遊びで使ってみるのも良いかもしれません。
<選択可能効果>
・ラフモノクロ
・ソフトフォーカス
・魚眼風
・水彩風
・トイカメラ風
・ジオラマ風
・HDRハイダイナミックレンジ

初心者用モデルらしくアシスト機能は豊富なので、メカに強くなくても大丈夫ですよ

EOS M100ダブルズームキットに付属のレンズ

標準レンズ「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」

m100+標準レンズ

いわゆる標準ズームと言われるズームレンズです。軽量でコンパクトなので普段はこのレンズを付けておけば良いでしょう。

このレンズのいい所は、広角側が15mm(35mm換算で24mm)と他社の標準ズームよりも少し広く取られているので、風景撮影などと相性が良いところですね

望遠レンズ「EF-M55-200 F4.5-6.3 IS STM」

m100+望遠レンズ
遠くのものを撮影するときに使用する望遠ズームレンズです。一眼ならではの迫力のある写真が撮れる上にボケも大きくなるので、初めてミラーレス一眼を買うなら是非使ってほしいレンズの一つです。一般的に望遠レンズは手ぶれが起きやすくなりますが、このレンズには手振れ補正機能が搭載されているので初心者にも安心です。

「ダブルズームキット」には最初から望遠レンズが付いてくるんですね

初めてのミラーレス一眼ならこの二本あれば十分撮れるので、最初の一台には「ダブルズームキット」がおすすめです

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EOS M100の気に入ったポイント

普通のデジカメサイズなのに写りは中級機に匹敵

m100とKissm正面 EOS Kiss Mとの比較 小型のEOS Kiss Mよりもさらに小さい

とにかく小さくて軽い!APS-Cセンサーのミラーレスがこのサイズに収まっているのはもう驚異的と言えます。単焦点レンズ一つ付けて、ジャケットのポケットに突っ込んで出かけるだけでいつでも本格的な一眼写真が撮れるなんて、いい時代になりました。

比べてみると本当に小さいですね

EOS M100は価格と操作性はエントリークラスでも写りはミドルクラスなので中級者の二台目にもおすすめです

 

普段使い用のカメラは当然小さい方がいいけど、コンデジの画像はちょっと・・・、と感じているならこのEOS M100はぴったりだと思います。

マウントアダプターを使えば一眼レフ用のレンズが使える

マウントアダプターEF-EOSM

別売マウントアダプター「EF-EOSM」
これは既にキヤノンの一眼レフを使っている人限定になりますが、キヤノンの豊富なEFレンズ群がマウントアダプター経由で使用可能です。

キヤノンの一眼レフ用のレンズも使えるのですか?

別売のマウントアダプターを使えばEF/EF-Sレンズが使えるようになります

EOS M100はボディだけだと本当に小型なので、予備機としてカメラケースの片隅に入れておくだけで安心できますし、サブ機として、例えば超広角レンズや単焦点レンズを付けっぱなしにしておくなど使い方は色々あります。とにかくボディ本体の価格が安いのがうれしいですね。
EOS M100/EOS M200で使えるマウントアダプターの詳しい説明はこちら
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EOS M100のイマイチなポイント

USB充電ができない

バッテリーが減る画像

この機種に限らずミラーレス一眼はバッテリーの持ちはあまり良くありません。EOS M100もせめてスマホみたいにモバイルバッテリーでの充電に対応していれば気にならなかったと思うんですけど。

途中でバッテリーが切れたらどうなりますか?

EOS M100はスマホのようにモバイルバッテリーでの充電ができないので、心配なら予備バッテリーを買っておいた方が無難です

サイレントシャッターが無い

ミュート画像

シャッター音は「カチッ」と鳴る感じ

このEOS M100はサイレントシャッターが使えません。このカメラを使う層には、ピアノの発表会とか、子供の寝顔とかシャッター音が気になるシチュエーションは意外と多いと思うんですが、この機種には残念ながら「無音撮影」機能は付いてません。

ミラーレス一眼はそもそもシャッター音がそんなに大きくは無いので、よっぽど静かな状況でないと困ることはあまりないかもしれません

モードダイヤル割り切りすぎ

m100モードダイヤル画像
操作系は一眼というよりコンデジ
最初にこのEOS M100のモードダイヤルを見たときは、この機種にはフルオートモードしかなくて、絞りとかシャッタースピードとか設定できないのかと焦りましたが、実際はタッチパネルで割と簡単に変更できました。

操作がシンプル過ぎて逆に困る、ということもあるんですね

既にキヤノンのミラーレス一眼を使っている人は、独特の操作に最初は戸惑うかもしれません

その他ショートカットボタンの類も皆無なので、操作のカスタマイズなどはできないと思っておきましょう。
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EOS M100の作例

EOSM100作例
EOSM100作例
EOSM100作例
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まとめ:安くなった今が買い!EOS M100はまだまだ通用する超お買い得ミラーレス一眼

APS-Cとマイクロフォーサーズ
いかがだったでしょうか?たくさんのミラーレス一眼の中でこのEOS M100は現在一番コスパが良いと感じます。確かに新しいEOS M200のほうが進化した部分があるものの、価格差を考えればかなりの人はこのEOS M100がおすすめではないかと思います。EOS M200との差額で単焦点レンズなどを買うのも良いでしょう。
この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
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