EOS Kiss M2にも対応しました!

EOS Kiss M2を買おうと思っているんですけど、バッテリーの持ちが心配です。実際はどれくらいの枚数撮れるのでしょうか

ミラーレス一眼はバッテリーの持ちが悪いと言われていますからね。EOS Kiss MもM2の両方で実際に撮れる枚数を数えてみましょう!
ミラーレス一眼がいよいよデジタル一眼の主流になりつつあります。以前は性能的に少し物足りない所も多かったですが、最近では本格的に一眼レフと肩を並べて使えるようになってきました。
そんな中でどうしてもミラーレスが一眼レフに比べて弱いとされているのが「バッテリー持ち」ではないでしょうか?今回はその中でも人気の「EOS Kiss M」および後継機の「EOS Kiss M2」のバッテリー持ちを計測してみたいと思います。
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結論:EOS Kiss M/EOS Kiss M2のバッテリー持ちはカタログ値よりは多い
今回意識してEOS Kiss Mのバッテリー消費を見てみましたが、普通に撮影するならカタログ値の「235枚」よりはかなり多く撮れました。撮り方でだいぶ変わるかもしれませんが、自分はテンポ良く撮影する方なので、いつもバッテリー一つで400枚以上は撮っています。

EOS Kiss MもM2も撮り方次第では300枚よりかなり多く撮れますよ。記事の下の方にバッテリーを長持ちさせるコツも書いています
コツは下でも説明しますが、とにかく構えたら悩まずにすぐにシャッターを切ることと、こまめに電源をオフにすることです。
それでも一眼レフに比べたら決して良い方ではないですが、ちょっとした外出なら付属バッテリーだけで十分、カメラが趣味だったり丸一日撮りたい人は予備を一つ持っていれば十分だと思います。
EOS Kiss M /EOS Kiss M2 の純正バッテリーの仕様
EOS Kiss Mの撮影可能枚数のカタログ値は235枚
<表はキヤノン公式HP仕様ページより引用>

235枚ってちょっと前の一眼カメラに比べて少なくないですか?

これは測定方法が「CIPA基準」なのでそうなります。個人的にはミラーレス一眼には厳しいスコアになりやすい測定法だと思います。
上記の表にあるように、EOS Kiss Mの撮影可能枚数はカタログ値で約235枚とされています。昔は各メーカーがそれぞれ独自の基準で測定していたので、この数字は参考程度のものでしたが、最近は「CIPA基準」という共通のルールに基づいて測定しているので、メーカーをまたいでのバッテリー性能の比較が容易になりました。
ちなみにCIPA規格のバッテリー撮影可能枚数の測定条件はざっくり以下の通りです。
ポイントはこの一枚撮るのに30秒かけている所だと思います。つまり一枚にかける時間をもっと短くできればそれだけ撮影枚数が伸びるはずです。ストロボも2回に1回も使う事はあまりないはずなので、たいていはこの枚数よりは多く撮れるのではないでしょうか。

ミラーレス一眼は一眼レフと違いこの「30秒待機」の間もバッテリーを消費し続けてしまうんです。
ちなみに同じ「LP-E12」バッテリーを使っている一眼レフの「EOS Kiss X7」の撮影可能枚数はストロボ発光ありで「380枚」なので、やはりミラーレス一眼はバッテリー消費の面では厳しいようです。
EOS Kiss M2はさらに撮影枚数が増えた・・・のか???
キヤノンの公式HP上でEOS Kiss M2(新型)とEOS Kiss M(旧型)を比較すると上記の表のようになります。
ぱっと見は新型のEOS Kiss M2(新型)の方が撮影可能枚数が若干増えているように見えますが、よく見るとEOS Kiss M2(新型)には「省電力モード」の文字が・・・。省電力モードなら枚数が増えて当然だと言えますし、そもそも比較するなら同一条件にする必要があるのでは?とも思いますがどうでしょうか。

新しいEOS Kiss M2の方がバッテリーが長持ちするということですか?

あくまで個人的な感想ですが、同じ設定で使ってみた感じではバッテリー持ちの面で二機種に大きな違いは感じませんでした
EOS Kiss M/EOS Kiss M2のバッテリー「LP-E12」
バッテリーはLP-E12
EOS Kiss M/EOS Kiss M2に付属している純正バッテリーの型番は「LP-E12」というものです。コンデジのバッテリー並みに小さくて軽いので、一目でそりゃバッテリー持たないよなぁと感じます。もちろんEOS Kiss M/M2の小型軽量のためにはバッテリーも小型化する必要があるはずなので、これは難しい所と言えるかもしれません。

バッテリーは単品で買うことができますので、可能なら予備バッテリーを用意しておくと安心です
ちなみにバッテリ一個のお値段は2021年現在で定価税別5,500円です。いつもながら純正バッテリーはちょっと高いなぁと思いますね。しかし予備バッテリーが一つあるだけで安心感がまるで違うのでミラーレスの場合は必ず予備を一つ購入するようにしています。
EOS Kiss M/EOS Kiss M2の充電器「LC-E12」
充電器はLC-E12 充電時間は約2時間

充電にはどのくらいかかりますか?

満充電まで約2時間です。ただし気温などでも変わるのであくまで目安と考えて下さい
EOS Kiss Mに付属している純正バッテリー充電器の型番は「LC-E12」というものです。バッテリーを装着してコンセントに差すとオレンジの「CHARGE」ランプが点灯し、充電が完了するとグリーンの「FULL」ランプが点灯するシンプルな仕組みです。
裏には「INPUT 100V-240V」の記載もあるので海外でもプラグアダプターだけで使えそうです(自己責任でお願いします)。

外でも充電できますか?

残念ながらUSB充電には非対応なので、コンセントがあるところでしか充電できません。
この充電器で一つ残念なのがUSB充電に対応していないという所です。キヤノンはどの機種もモバイルバッテリーでの充電に積極的ではないように思います。出先でバッテリー切れにならないよう注意しましょう。
EOS Kiss M のバッテリー持ちを実際に計測してみた
実際に撮りに行ってきました
ではここから本題に入りましょう。実際に満充電したEOS Kiss Mをフィールドに持ち出して、なるべく意識せずいつも通り撮影して撮影可能枚数をカウントしてきました。今回の撮影スポットは大阪の北浜界隈です。
いつもはあまり枚数を意識せずに撮影しているので、今回はきちんとファイル番号を控えて正確な枚数を出してみましょう。果たして結果はどうなるでしょうか?
外気温:20度前後
天候:曇り
撮影時間:2時間前後
ストロボ撮影:無し
撮影枚数:383枚(JPG+RAW)
バッテリー状態:1コマ減(残り2コマ)
完全にバッテリーがカラになるまで頑張れませんでした(すみません)。ただカタログ値の235枚は大きく超えており、しかもまだバッテリー表示は2コマあるので恐らくですが今回も500枚近くは行けたと思います。
自分なりに思うのは、ストロボをほぼ使わないのと、構えたらすぐに撮って電源をこまめに切るクセをつけているのがバッテリーを長持ちさせるのに効果があるのではないかと思います。自分はこのスタイルで大体400枚以上は撮れているので、参考にしていただければと思います。

テンポよく撮れば400枚以上は普通に撮れます
新型のEOS Kiss M2もバッテリー持ちを試してみた



外気温:15度前後
天候:曇り
撮影時間:3時間前後
ストロボ撮影:無し
撮影枚数:559枚(JPG+RAW)
バッテリー状態:2コマ減(残り1コマ)

すごい!500枚以上撮れるんですね

これは撮り方でかなり個人差があります。慣れてくれば半日ぐらいであればバッテリーは一つで大丈夫かもしれません
前回のEOS Kiss M(旧型)と同じく、500枚以上とカタログ値より大幅に多く撮れるという結果になりました。EOS Kiss M2も、操作に慣れていれば殆どのケースでカタログ値よりは多く撮れるということが言えそうです。
もちろん動画を併用したり、写真チェックを長めにすればバッテリー持ちは悪くなるので、このあたりは個人差があると言えるでしょう。

最初の頃は100枚撮れないこともありましたので、本当に撮り方次第で変わると思います
では次に自分がバッテリーを長持ちさせるために心がけていることをお伝えしたいと思います。
EOS Kiss M / EOS Kiss M2のバッテリー持ちを良くするためのコツ
操作に慣れる
現場で悩まないようにしよう
ミラーレス一眼は電源が入っているだけでセンサーが大量の電力を使います。撮影の設定でモタついていると、それだけ無駄に電気を食う事になります。
ですから、いつも使う機能は事前に練習してスムーズに撮影できるようにしておくならそれだけバッテリー消費が抑えられ撮影枚数が増えるということになります。

絞りの調整やISO感度の変更は、体で覚えるぐらいに普段から練習しておきましょう
カメラを構えて悩まない
悩むなら電源を切ってから悩もう
これも先の項目と同じですが、ミラーレス一眼は一眼レフと違い、撮影しなくてもファインダーを覗いているだけでセンサーが電気を消費し続けます。ですからファインダーを覗きながら「あーでもないこーでもない」と悩むのではなく、なるべく直ぐに撮る癖をつけるようにしましょう。
「あれこれと悩むぐらいなら、とりあえず撮って気に入らなければ消せばいい」という気持ちで臨む方が枚数は伸びると思います

構えてから色々考えて、結局撮らないということがよくあります

ミラーレス一眼は構えている間にも電池を消費しますので、構えたらなるべく早く撮るのがバッテリーを長持ちさせるコツです
歩いている間は電源スイッチを切る
ミラーレス一眼は首から下げているだけで「アイセンサー」と呼ばれる接眼センサーが作動して、スリープモードに入りにくいということが起きます。ですから意識的に撮影と撮影の間は電源をオフにすることをお勧めします。もちろんこの電源のオンオフにも電気を消費するはずですが、今までの経験上この方がはるかに撮影枚数が大きくなります。

あまりに細かく電源のオンオフを繰り返すと、電源スイッチを痛めてしまうかもしれないので、程々で良いと思います
しっかり見返すのは家で
プレビューも電気を使います
当然液晶表示にも電気を使いますので、あまりに長く撮った画像を見返しているとこれも撮影枚数の減少につながります。もちろんちゃんと撮れたかどうかの確認は重要ですが、サッと済ませるようにしましょう。

いつも時間ができたら自分が撮った写真を見返してます

撮れているかの確認はしたいですよね、でもなるべくサッと済ませましょう。心配なら何枚か撮っておくといいですよ
まとめ:やはり予備バッテリーがあれば安心
いかがだったでしょうか?確かにミラーレス一眼であるEOS Kiss M / EOS Kiss M2のバッテリー持ちはあまり良くはありませんが、それでも工夫次第で十分に撮影枚数を稼ぐことが可能です。とにかくあまり悩まずにテンポよく撮影して、移動するときは電源を切るようにしましょう。

友達と取れた写真をワイワイ見たいです!でもバッテリーが切れるのも嫌だなぁ

カメラの楽しみ方は人それぞれなので、あまり撮れる枚数だけにこだわるのもつまらないですよ!

予備のバッテリーって高いんですか?

キヤノン純正は定価で6,000円です。ちょっと高いですね。純正にこだわらなければ1/3ぐらいの価格で買うこともできますが、これはまた別の記事で説明しますね
予備バッテリーを一つ持つのもお勧めです。確かに安くはないですが、気分良く撮影している途中でバッテリー切れを起こすほどがっかりすることもありませんので、保険として持っておくのをお勧めします。
この記事が皆さんのお役にたてればうれしく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
EOS Kiss M2/Mでなるべく早く手に入れたいアクセサリー類をまとめました!

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