ニコンのZfcとZ50って見た目以外にどうちがうんだろう?
よく初心者はZfcよりもZ50にしておいた方がいいって言われるみたいだけど、どうして?
Z50って2019年発売だよね、やっぱり今買うならちょっとでも新しいZfcの方がいいのかな
こんにちは!カメラ歴15年、カメラ総購入台数25台のNEKO(ねこ)です!
ニコンZfc、レトロでかっこいいですよね!
でもネットの記事や口コミでは「初心者はZfcよりZ50の方がいい」と言わることがありますが、実際はどうなのでしょうか?
さらに、Zfcの方がZ50よりも約1年半も後に発売されているので、今からなら新しいZfcのほうがいいのかな?みたいにも思いますよね。
カメラにそんなに詳しくないから、悩むなぁ・・・
ちょうど両方持っているので、実際に触りながらそれぞれの特徴とか違いとか見てみましょうか
それで、この記事ではあまりカメラに詳しくない初心者の方向けに、ニコンZ50とニコンZfcの違いをなるべく分かりやすく説明しています。
単なるスペック比較ではなく、実際に所有し使用した上で、それぞれの特徴や使用感などをレビューしていますので、是非参考にしていただければと思います。
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結論:基本的には同じだが、Z50の方は初心者向き、Zfcはより趣味性が強いカメラ
結論から言うと、初めて本格的なデジタル一眼を手に入れる場合、ダブルズームキット(望遠レンズとのセット販売)があり、操作もシンプルなZ50がおすすめです。
Z50は、言うなれば「王道の初心者向けミラーレス一眼」で、良くも悪くも癖の無い、全く初めての人から中級者のサブ機としても広く使えるミラーレス一眼になっています。
望遠レンズって使うかな?
確かにあまり望遠レンズを使わない人もいますが、なければ撮れないものも多いので、1本は持っておいた方がいいですよ
一方でZfcは発売日はZ50より新しいものの、センサーの画素数や基本的な撮影性能は同じであり、さらに実際に使用してみても、画質面での違いが殆どない「中身は同じカメラ」いって良さそうです。
ですが、操作方法を始め撮影体験は大きく異なり、Zfcはその特徴である大きなダイヤルを操作しながら「一枚一枚を丁寧に撮る」撮り方に向いていると思います。
もちろんちゃんとオートモードもあるので初心者には扱えない、ということは決してありませんが、どちらかというと、Zfcはある程度のカメラの知識がある人がじっくりと撮ること自体を楽しむカメラ、という印象です。
うわっ見るからに難しそうなカメラだね・・・
確かにZfcは簡単さを売りにしたカメラではないですからね、その分「しっかりと自分で操作している」と感じられるカメラです
Z50とZfcを使い比べて思うのは、巷でよく言われる「Z50とZfcは中身は同じ」というのは、本当に「中身(センサーとエンジン)」だけであって、確かに撮れる画は同じでもカメラとしては全くの「別モノ」だと感じます。
実際Z50とZfcはモニターの開き方やUSB端子、内蔵ストロボなど、細かい点で変更されたところが結構あります。
なので、「同じって言われてたのに違うじゃん!」ってならないように、気になる機能がちゃんとあるのか、しっかり調べておくようにしましょう。
ニコンZ50 と Zfc の違い 一覧表
Z50 | Zfc | |
---|---|---|
センサーサイズ | APS-C | APS-C |
画素数 | 2088万画素 | 2088万画素 |
ボディ内手ブレ補正 | 無し | 無し |
センサー クリーニング | 無し | 無し |
画像処理エンジン | EXPEED6 | EXPEED6 |
記録メディア | SDカード (UHS-I) | SDカード (UHS-I) |
メディアスロット数 | 1 | 1 |
常用ISO感度 | 100-51200 | 100-51200 |
ISO低速限界設定 | 有り | 有り |
瞳AF | 有り (動物対応) | 有り (動物対応) |
トラッキングAF | 有り | 有り |
サイレント撮影機能 | 有り | 有り |
親指AF | 可能 | 可能 |
最高シャッター速度 (電子先幕) | 1/4000 | 1/4000 |
最高シャッター速度 (電子) | 1/4000 | 1/4000 |
連写数 (電子先幕) | 11枚/秒 | 11枚/秒 |
連写数 (電子) | ||
バッファ(JPG) | 約71枚 | 約83枚 |
バッファ(RAW) | 約30枚 | 約36枚 |
シーンモード | 有り | 無し |
スペシャルエフェクト | 有り | 無し |
モニタータイプ | チルト | バリアングル |
モニターサイズ | 3.2型 | 3.0型 |
モニタードット数 | 約104万ドット | 約104万ドット |
4K動画 | 30p,24p | 30p,24p |
スマホ転送 | 可 | 可 |
メニュー画面 タッチ操作 | 可 | 可 |
USB給電 | 不可 | 可 |
インターフェース | Micro USB | USB Type-C |
バッテリー | EN-EL25 | EN-EL25 |
撮影可能枚数 (ファインダー) | 約280枚 | 約310枚 |
重量(ボディのみ) | 395g | 390g |
発売日 | 2019年11月 | 2021年7月 |
<参考:ニコンZ50公式ページ、ニコンZfc公式ページ>
見た目はあんなに違うのに、表で見るとあまりかわらないね
そうですね、この二台は基本的な性能は同じですが、それでもZfcの方が新しい分、USB給電やUSB Type-Cに対応しているのがポイントですね
ニコンZfcはニコンZ50よりも約1年半以上後に発売されたモデルですが、スペックを比較してみても大きな違いはありません。
ですが、ZfcはUSBがMicro USBからUSB Type-Cに変更されたり、さらに給電(充電しながらの使用)もできるようになるなど、細かなところのアップデートがなされているのがわかりますね。
一方でZ50にはあったシーンモード(ポートレートやスポーツなど設定のプリセット)やスペシャルエフェクト(トイカメラなどの特殊フィルター)などは省略されています。
とはいえ、撮影性能に関しては大きな変更はないので、やはり基本的な性能はZ50と同等と考えるのがよさそうです。
Z50とZfcはスペックで比較すると、中身はほとんど同じカメラだというのがよくわかりますね
ニコンZ50とZfcを比較 見た目の違い
それでは次にZ50とZfcの見た目を比較してみましょう
ニコンZ50 とZfc の一番の違いはやはりこの「デザイン」でしょう。
Z50はボタンやダイヤル類が比較的すっきりと収められているのに対して、Zfcはかなりメカメカした「ダイヤルありき」のデザインとなっています。
さらに液晶モニターも違いがあり、Z50は「チルトモニター」と呼ばれる上下にのみ角度を調整できるモニターなのに対し、Zfcは上下左右に調整できる「バリアングルモニター」を採用しています。
詳しくは後述しますが、Z50とZfcとではセットになるレンズのバリエーションも違うので、中身は同じとはいえ、用途や使用シーンは完全に別物として考えた方が良いでしょう。
並べてみると、同じところを探すのが難しいぐらいに違うね
Z50は撮れる写真重視、Zfcは撮影そのものを重視、という感じなんだと思います
ニコンZ50とZfcを比較 はっきりわかる大きな違い
では、ニコンZ50とZfcの「見た目以外」での違いを見てみましょう
セットになっているレンズの種類が違う
これはカメラそのものの性能の話ではありませんが、Z50とZfcはレンズキット(セットで付属するレンズ)の種類が違います。
Z50は「ボディ(本体のみ)」、「16-50VRレンズ(標準レンズ)キット」、「ダブルズームキット」というスタンダードなバリエーションとなっています。
一方でZfcは「ボディ(本体のみ)」、「16-50VRレンズ(標準レンズ)キット」、「28mm f/2.8スペシャルエディション(単焦点レンズ)キット」となっており、よくあるダブルズームキットの設定がありません。(参考:Zfc商品ページ)
Z50 | Zfc | |
---|---|---|
ボディ単体 | ◯ | ◯ |
標準ズームキット 16-50mm | ◯ | ◯ |
単焦点レンズキット 28mm | × | 〇 |
ダブルズームキット 16-50mm & 50-250mm (望遠レンズ) | 〇 | × |
Zfcには望遠レンズのセットが無いんだね
ボディ単体や標準レンズだけのセットで買う予定であれば同じですが、望遠レンズも必要な場合はZfcだと「単品買い」する必要があります。
一般的にレンズは「レンズキット」としてセットで購入する方が割安なので、Zfcで望遠レンズを使いたい場合、Z50のダブルズームキットよりコスパが悪くなるのは覚悟する必要があるでしょう。
Zfcで望遠レンズを使いたい場合は、望遠レンズを単品で買えばOKです。でもやっぱりちょっと割高にはなってしまいますね
操作方法が大きく違う
Z50とZfcの一番の違いはこの「操作方法の違い」だと思います。
スタンダードな操作方法を採用したZ50は、露出補正やシャッタースピード、ISO感度といったパラメーターはすべて「コマンドダイヤル」と呼ばれる汎用のダイヤルを使って変更します。
ですがZfcはそれらすべてに専用の物理ダイヤルが設けられており、最近のミラーレス一眼から見ればやや独特と感じる操作が必要になります。(フィルム時代はこれが普通でしたが)
ただ、実はZfcでも物理ダイヤルを使わずにオートモード主体で撮影することは可能で、その場合の使い勝手はZ50とほぼ同じとなります。
なので、「カメラの露出とかが理解できていないとZfcは使えない」ということは全くなく、「本格的なカメラは初めてだけど、見た目だけでzfcを選ぶ」というのも不可能ではありません。
ですが、やはり物理ダイヤルが多い分覚えないといけないことが増えるのも事実なので、この辺りは機械類の操作が得意か苦手か、などによってもハードルは変わってくるのかもしれません。
やっぱり全くの素人がいきなりZfcを使うのは難しいのかなぁ・・・
そんなことないですよ、実はZfcにもちゃんとオートモードがあるので、初心者だけどZfcでミラーレスデビューというのも全く不可能ではありません
液晶画面の大きさと開き方が違う
見た目のところでも軽く触れましたが、Z50とZfcとでは液晶モニターの開き方が異なります。
Z50は上下にだけ展開するチルトモニターが採用されているのに対して、Zfcは上下左右に角度を調整できるバリアングルモニターが採用されています。
Zfcが採用しているバリアングルモニターの方が上下だけでなく左右方向にも角度をつけることができるので、特に縦位置で撮影する場合はZfcのバリアングルモニターの方が便利です。
ですが、バリアングルモニターは角度をつけるためにいちいち展開しないといけないというデメリットも持ち合わせているので、一概にバリアングルモニターがチルトモニターよりも優れていると言うこともできません。
最近ではバリアングルモニター搭載のカメラが増えてはいますが、縦位置での撮影をあまりしないなら、Z50のチルトモニターの方が使いやすいと感じるかもしれません。
バリアングルモニターとチルトモニターってどっちがいいの??
それぞれ一長一短があるので一概にこれ、とは言えないんです。
ニコンZ50とZfcを比較 Z50が有利なポイント
では、ちょっと古いとはいえZ50の方がアドバンテージがあると思えるポイントを見てみましょう
Z50はスタンダードな操作方法が採用されているので初心者にもやさしい
フィルムカメラっぽい専用ダイヤルを3つに汎用のコマンドダイヤル×2と、ダイヤルを合計5つも装備しているZfcと比較して、Z50はスタンダードな「コマンドダイヤル×2」を採用しています。
シャッタースピードや絞り、露出補正といったパラメーターはすべてこの二つのコマンドダイヤルのどちらかに割り当てて操作し、これはキャノンやソニーを始め、現在の多くのミラーレス一眼が採用している標準的な操作方法です。
この点では独特の操作が多いZfcよりも比較的シンプルなZ50の方が、よりすんなりと操作を学べるといえるかもしれません。
将来的にニコンの上位機種である「Z7」や「Z6」にステップアップする場合も、Z50からの方が共通の項目が多いので乗り換えやすいと思いますよ
Z50にはダブルズームキットがあるので、望遠レンズまで含めるとコスパが良い
これを理由にZ50を選ぶ人もいるかもしれませんが、Z50には普通のダブルズームキットがあります。(Zfcには望遠レンズがセットになったレンズキットが無い)
撮りたいものは人それぞれで、中にはあまり遠くのものを撮る予定がない人ももちろんいるとは思いますが、特にこれが最初のミラーレス一眼の場合、望遠レンズはセットで欲しい、という人が大半だと思います。
必要最小限の出費でカメラを始めたい場合、Z50のダブルズームキットは魅力的な選択肢となりそうです。
私は今のところ望遠レンズって使うかどうかわからないけど、もしあとから買うってなったらちょっとしんどいよね・・・
Z50には(Zfcでは省略された)深いグリップがあるので片手でも持ちやすい
これはデザイン上の話になりますが、Zfcはフィルムカメラのテイストを再現するためにボディがかなり薄く作られており、右手の「グリップ」もない(別売品として後付けはできる)のでどうしても両手で持たないと安定しません。
一方でスタンダードな形状をしているZ50は、他社の同価格帯のミラーレスカメラと比較してもかなり深めのグリップが備わっていて、右手だけでもかなりしっかりと構えることが可能です。
なので、もし将来的に大きめの望遠レンズなど「重い」レンズを使いたい場合は、ZfcよりもZ50の方が安定して構えることができると思います。
持ちやすさってそんなに重要なの?
標準レンズで撮る分にはあまり心配はいりませんよ。ですが超望遠レンズなどはしっかり構えないとブレが起きやすくなるので、グリップは結構重要になってきます
Z50には(Zfcでは省略された)内蔵フラッシュがある
これは使うかどうかは別にして、の話になりますが、Z50には内蔵フラッシュが搭載されています。(Zfcでは省略された)
ですが、内蔵フラッシュは別売ストロボのように角度を変えて壁に反射させたりできないので、どうしてもフラッシュ直当ての「いかにも」という感じの写真になってしまいがちです。(まぁ独特の「エモさ」のようなものはありますが・・・)
なので、実際有効に使うのは結構難しく、「あってもほとんど使わない」という人も多いように思いますが、それでもイザとなればフラッシュが使えるのはアドバンテージといえるかもしれません。
内蔵フラッシュって使い方が難しいの??
使うこと自体は簡単ですが、使うと全部「いかにもフラッシュを当てました」みたいな写真ばかりになってしまうので、使いどころが難しいんですよ
ニコンZ50とZfcを比較 Zfcが有利なポイント
では次に、Z50とZfcを比較して、Zfcが勝っていると思うポイントも見てみましょう
Zfcはオートモードでも露出補正が可能
「露出補正」とは、カメラが自動的に測定して決めた写真の明るさを、任意に暗くしたり明るくしたりといった具合に自分好みに微調整する機能です。
Z50はAUTOモード時の撮影(以下オートモードと略します)では色合いや明るさは完全にカメラ任せとなり、微調整できないのですが、Zfcはオートモードで撮影してもこの露出補正、つまり明るさの微調整が可能です。
この露出補正?ができるのとできないのとではどんな違いがあるの?
露出補正ができると、カメラが決めた明るさよりももうちょっとだけ明るく(暗く)したい、といった操作が簡単にできるんです
カメラ任せで撮っているとどうしても自分のイメージ通りの明るさにならないことがあります。(明るすぎたり暗すぎたり)
そんな時にこの「露出補正」を使えば手軽に写真の明るさを変更できて便利ですが、Z50はこの露出補正をしたい場合、オートモードを卒業する必要があります。
ですがZfcであればかなりの初期から、「よくわからんけど、とりあえずこのダイヤルで明るさが調整できるのね」という感じで使うことができます。
特にZfcは露出補正が物理ダイヤルのプラス(明るく)かマイナス(暗く)での調整なので、直感的に理解しやすいかもしれませんね
ZfcはUSB端子がType-Cに進化している
ニコンZ50のUSB端子は2019年当時は普通だったマイクロUSBが使われていますが、2021年発売のZfcはUSB端子がUSB Type-Cに変更されています。
今はスマホなどでもUSB Type-Cが使われていますし、何よりもUSB Type-Cは表裏がないので非常に取り扱いが簡単で便利です。
とはいえ、Z50もZfcも専用充電器が付属するのでUSBの接続は必須ではありませんが、カメラもスマホのようにUSBから充電したい場合は、この違いを覚えておきましょう。
マイクロUSBってまだあったんだね
たしかにそう感じますが、Z50は2019年発売なので、これは仕方ないですね
Zfcはモバイルバッテリーでの充電・給電に正式に対応
2019年発売のニコンZ50はモバイルバッテリーからのUSB充電はサポートされていませんでしたが(一応できるのはできる)、2021年発売のZfcは正式にモバイルバッテリーからのUSB充電・給電が可能になりました。
動作確認されているモバイルバッテリーは2023年現在で「Anker PowerCore III Elite 25600 87W」1機種のみですが、自分の手元にあるPD規格対応のモバイルバッテリーはどれも使えました。
さらに、モバイルバッテリーでの給電にも対応しますので、Zfcであればバッテリーがゼロになってもモバイルバッテリーを繋げば、充電されるのを待たずにそのまま撮影を続行できます。
ミラーレス一眼はどれもバッテリーの持ちがあまりよくないので、モバイルバッテリーでの充電や給電はありがたいですね
ニコンZ50がおすすめなのはこんな人
ではここからは、ニコンZ50とZfcにそれぞれ向いている人を考えてみましょう。まずはニコンZ50です
機械の操作が苦手でなるべく簡単な方がいい人
ニコンZfcは今はほぼ絶滅寸前のフィルム一眼をオマージュしたカメラであり、その操作に関してもある程度カメラの露出の知識がある人向けに作られているように感じます。(もちろんダイヤル全無視のオートモードもありますが)
一方でニコンZ50はとてもスタンダードなミラーレス一眼であり、Zfcと比較すれば操作を習得するのは容易だと思います。
もちろんどちらも機械モノなので習得にはそれなりの努力が必要ですが、より簡単な方がいいという人はZ50を選んでおいた方が無難でしょう。
何が心配って、せっかく買っても全然使いこなせないのが心配
将来的に最新のカメラにステップアップしていきたい人
違いのところでも紹介しましたが、クラシックカメラの操作体系をミックスしたZfcと違い、Z50は現在のスタンダードな仕様である「2ダイヤル」を採用しています。
なので、Z50の操作をマスターしておけば、例えば将来的にZ5やZ6といったニコンのフルサイズ機にステップアップしたとしても、ほぼ操作に迷うことなく使うことができるでしょう。
さらに、キヤノンやソニーなどに乗り換えることがあるとしても、細かい点ではもちろん違いますが撮影モードごとに2つのダイヤルにパラメーターを割り当てて使うという「基本的な概念」のようなものは同じなので、割とすんなりと理解できるはずです。
Z50でカメラの操作を覚えておけば、他のカメラへの移行はしやすいと思いますよ
コスパ重視の人
上の方でも触れましたがZfcにはダブルズームキットが無いので、望遠レンズを使いたい場合には単品買いする必要があり、割高となります。
一方でZ50にはダブルズームキットが設定されているので、カメラ本体、標準ズームレンズ、望遠ズームレンズを一度に割安なセット価格で購入することが可能です。
さらに基本的な性能はあまり変わりませんがZ50の方が発売が古い分、価格もこなれているので、コスパを重視するのであればやはりZ50一択ということになりそうです。
そりゃ似た性能なら100円でも安い方がいいに決まってるよね
ニコン Zfc がおすすめなのはこんな人
ではつぎにZfcの方が向いていそうな人を見てみましょう
メカメカした機械の操作が好きな人
もし、「スマホみたいに押すだけで写るのは面白くない」とか「難しければ難しいだけ燃える」というタイプの性格の人であれば、Z50よりもZfcの方が取り組み甲斐があると感じるかもしれません。
もちろんZfcにも初心者でも扱える工夫がされていますが、それでもフィルムカメラの操作系をミックスしてある分、さすがに初心者が何も見ずに初見で使えるということはないと思います。
ですが、「あれ?」と思うことやわからないことを調べながら習得していくのが好きな人、また機械の操作が好きな人にとっては、逆にZfcは単なる撮影だけでなくカメラの操作自体を楽しめる、そんなカメラだと感じるでしょう。
シンプルで簡単なほうがいい、という人ばかりじゃないですからね
ゆくゆくは本格的なフィルムカメラに進みたい人
もしカメラに興味があって将来的にはフィルムカメラ(特にフィルム一眼レフ)を手に入れたいと思っているなら、ニコンZfcはおすすめです。
フィルム一眼レフは何百枚でも撮り放題のデジタルカメラと違い、絞りやシャッタースピードなど、自分で機械的に操作しながら一枚一枚大切に撮っていくものです。
Zfcはデジタルカメラではありますが、そういったアナログなテイストを残したカメラなので、今のうちからZfcを使い、ダイヤル操作に慣れておくのは良いことでしょう。
ZfcにはZ50には無いISOダイヤルやシャッタースピードダイヤルがあるので、カメラの基本をしっかり学ぶには良いカメラです
とにかくZfcのデザインがカッコイイと思う人
もし、「とにかく見た目がカッコイイからZfcが欲しい!」という人には、Zfcを強くおすすめします。
「初めてなのにZfc??」とか「Z50の方がいいよ」という意見もあるのは重々承知の上で、それでも自分が心から「カッコイイ!」と感じた気持ちを大事にして欲しいと思います。
時計でも靴でも鞄でも服でも、自分のお気に入りを身に着けていると自然と気分も上がるものです。もしいつかカメラを持ち出すのが面倒になったとしても、カッコイイお気に入りのカメラなら自然と手が伸びるかもしれません。
もちろんオートモードがあるとはいえ、Z50と比べれば初心者に優しくない一面があるのは否めませんが、「カッコイイカメラが欲しい!」というその情熱で乗り越えていって欲しいと思います。
Zfcもスマホみたいに押すだけで全自動で撮れるモードもあるので、撮るだけであればイメージほど難しくはないですよ
まとめ:基本は同じカメラなので、自分が楽しめそうな方を選ぼう
いかがだったでしょうか?これから本格的なデジタル一眼カメラを始める人であれば、やっぱり操作が覚えやすいZ50をおすすめしたいところです。
ですが、Zfcも「AUTO、P、A」といった各種オートモードがあり、初めてでも使えないということは全くありませんので、デザイン的にZfcが気に入ったのならそれも悪くないと思います。
結局のところ写真は「カメラが撮る」訳ではないので、どれだけ自分が楽しく、情熱をもって取り組めるか、どちらの機種の方が撮っていて楽しいか、で選んでもらうのが一番ではないでしょうか。
この記事が皆さんの参考になればうれしく思います。最後まで読んでくださってありがとうございました。
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