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EOS Kiss M/M2用のSDカードのおすすめ3選|失敗しない選び方

カメラアクセサリ

「EOS Kiss M/EOS Kiss M2で使うために新しくSDカードが欲しいけど、たくさん種類がありすぎてどれを選んだらいいかわからない・・・。」

「SDカードの容量が小さくてちょっと撮っただけでカードが一杯になってしまう・・・。」

「4K動画を撮ると書込みエラーが出る・・・。」

「連写をすると書込み待ちが終わらなくてなかなか次の撮影ができない・・・。」

 

こんな症状に悩まされていませんか??

この記事ではEOS Kiss MもしくはEOS Kiss M2に使えるSDカードのおすすめの他に、SDカードを見分けるポイントやSDカードの規格についても詳しく解説しています。

更に下の方にはEOS Kiss M2を使った各SDカードの書込み速度の比較チェック古いSDカードでの動作比較もしていますので、興味があれば是非読んで頂ければと思います。

 

 

この記事が扱っている内容

・EOS Kiss M/M2に使えるSDカードのおすすめ

・EOS Kiss M/M2に合うSDカードの選び方

・EOS Kiss M/M2のSDカードに関する仕様の解説

 

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結論:EOS Kiss M/M2にはUHSスピードクラス3対応のSDカードを選ぼう

SDカードと説明画像

結論から言うと、EOS Kiss M/M2で使うならSDカード本体に「I」と「U3(実際はUの中に3がある)」と書かれているSDカードを選べば間違いありません。

これらのロゴマークが付いているSDカードは「UHSインターフェースI」に対応しており、さらに最低書き込み速度が30MB/s以上であることが保障されています。

自分は実際にこの両方のロゴマークがついたSDカードを何枚も使っていますが、今までに4K動画で書き込みが追いつかなくなりでエラーが出たことはないですし、連写の後で長時間書込み待ちが発生してイライラする、ということもありませんので自信をもっておすすめできます。

 

おすすめの下にはこのマークの意味やEOS Kiss M/M2で必要なSDカードの性能も詳しく説明していますよ!

 

 

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EOS Kiss M/M2におすすめのSDカード

SDカード画像

おすすめ1 サンディスクExtreme SDXC 64GB

一番のおすすめは安心のサンディスク製。UHS-IながらUHSスピードクラス3に対応しているEOS Kiss M/M2で使うのに十分な性能をもったSDカードです。

特にこのExtremeはコスパがとてもよいので、初心者の方だけでなくベテランの方々にもおすすめです。しかも書込み速度は体感上は一つ上のクラスののExtreme Proとほとんど違いを感じません。

自分もEOS Kiss M2にはこれを使ってます☆

 

 

おすすめ2 サンディスクExtremePro SDXC 64GB

一度にたくさん撮りたい人や容量に余裕を持っておきたい人におすすめ!

最大読み取り速度メーカー公称値で170MB/sなので大量のデータをパソコンに転送する時でも、待ち時間の短縮になりますし、なによりProの文字がまぶしくてすてき。

EOS Rに常時入れっぱなしにしているSDカードです。

 

 

おすすめ3 サンディスクUltra SDXC 64GB

結局第三位もサンディスクですが、動画の撮影をほとんどしない方はこちらでOK。

UHSスピードクラスは1なので4K動画には若干の不安がありますが、それ以外の部分で不安要素は全くありません。その分安いので写真専用で何枚か持っておきたい人などにおすすめです。

ただし高速連写を多用すると書込み待ち(撮れない時間)が長くなるので、連写をあまりしない人向きです。(これは下で詳しく検証しています)

 

容量は自分に合った容量を選んで下さいね。この記事の下の方で実際にEOS Kiss M2を使った書込み時間の計測をしていますのでよかったら見て行って下さい

 

 

どうしてこの3つがおすすめなんですか?

SDカードの規格を知っていれば簡単に見分けられるんです。この機会なので頑張って勉強してみましょう!知っているとこれから絶対に役に立ちますよ!

 

ではここからはSDカードの規格を解説し、なぜEOS Kiss M/M2には「UHS-I」と「UHSスピードクラス3」のSDカードがおすすめなのか、他のSDカードではダメなのか、詳しく解説していきたいと思います。

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EOS Kiss M/M2の仕様を調べてみよう

eoskissm画像

EOS Kiss M/M2のSDカードスロットはUHS-I対応

eoskissmの仕様表

<キヤノンの公式HPより引用>

EOS Kiss M/M2の記録媒体の欄を確認すると、上記のようにUHS-I対応と記載されています。

最新のミラーレス一眼の中にはより高速なUHS-IIに対応しているものもありますが、EOS Kiss M/M2が対応しているのはUHS-Iまでなので、より高速ですが高価なUHS-II対応のSDカードを買ってもUHS-I相当となり宝の持ち腐れ、ということになります。

では逆にUHS-Iに対応していない少し古めのSDカードについてはどうでしょうか。

UHSインターフェースは下位互換なのでUHSに対応する前のSDカードも使うことはできますが、書き込み速度が遅いために問題が起きる可能性があります。

以上の事を考えるならば、EOS Kiss M/M2にはやはりUHS-I対応SDカードを選ぶ必要がベストでしょう。

 

UHS-II非対応のEOS Kiss M/M2でもUHS-IIのSDカードを問題なく使うことはできますが、UHS-I相当として扱われるので注意しましょう。

せっかく値段が高いSDカードを買ってもEOS Kiss M/M2では性能を発揮しきれないということなんですね

 

EOS Kiss M/M2に必要な最大書込み速度は約15MB/秒

eoskissmの仕様表

<キヤノンの公式HPより引用>

では次にEOS Kiss M/M2が必要とする書込み速度がどのくらいなのか調べてみましょう。

同じくキヤノンの公式HPにはEOS Kiss M/M2の4K動画のビットレートは「約120Mbps」と記載されています。ではこれは具体的にどの程度の転送速度となるのでしょうか。

ちょっと難しい話になりますが、この「120Mbps」をSDカードで一般的に用いられている書き込み速度の単位であるMB/sに直すと「15MB/s」となります。

つまり書き込み速度が15MB/s以上のSDカードであればEOS Kiss M/M2では問題なく使えるということになります。

 

変換式 <MB = Mb ÷ 8>

「b」はビット、「B」はバイトの略で「8b(ビット)=1B(バイト)」です

なので、120Mbps(メガビット/秒)は120÷8 = 15なので、
15MB/s(メガバイト/秒)ということになります。

いつも思うのですが、なんでこの辺りの単位って統一しないんでしょうね

 

急に難しくなりました・・・

完全に理解できなくても大丈夫です。EOS Kiss M/M2には「書き込み速度」が「15MB/s」、意味としては一秒間に15MB(メガバイト)の量のデータが書き込めるSDカードが必要ということです

 

・EOS Kiss M/M2のSDカードスロットはUHS-Iに対応

・UHS-II対応のSDカード(結構高い)も使えるがもったいない

・EOS Kiss M/M2の最高転送速度は15MB/s

 

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EOS Kiss M/M2に合うSDカードの選び方

eoskissmとSDカード画像

SDカードの解説画像

EOS Kiss M/M2で使うSDカードに必要な性能が「UHS-I」かつ「最低書き込み速度が15MB/s以上」であるということがわかりました。

ではここからは実際にSDカードを見ながら、SDカードのどの部分をみればその「UHS-I」かつ「最低書き込み速度が15MB/s以上」がわかるのか見てみましょう。

 

UHS-I(UHSインターフェースI)とUHSスピードクラス1は違う意味なので注意しましょう

 

 

ポイント1 EOS Kiss M/M2にぴったりなSDカードは「UHS-I」の「UHSスピードクラス3」

SDカードの解説画像

繰り返しになりますが、EOS Kiss M/M2で必要になる書込み速度は15MB/sです。

そしてUHSスピードクラス1の最低書込み速度は10MB/sなので、わずかにですがEOS Kiss M/M2の4K録画時に必要な15MB/sに足りません

ですから4K動画の撮影を考えると、EOS Kiss M/M2には最低書込み速度30MB/sが保障されているUHSスピードクラス3に対応しているSDカードを選ぶのが間違いないということになります。

それ以上の転送速度に対応しているUHS-II対応のSDカードもありますが、UHS-IIに対応していないEOS Kiss M/M2で使ってもUHS-Iとして扱われてしまうので、わざわざ金額の高いUHS-II対応のSDカードを買うメリットはありません。

 

動画はスマホで撮るのでわざわざカメラで動画撮ることは無いかなぁ

そういう方も多いですね。4K動画は全く撮らないし連写もあまりしない、という方はUHSスピードクラス1のSDカードでも問題はないですよ

 

余談になりますが、EOS Kiss M/M2がさらに高速なUHSインターフェースIIに対応していない理由がこれでわかりますね。

UHS-Iでも最低書込み速度が30MB/sが保障されているUHSスピードクラス3を選べば十分なので、わざわざ高価なUHS-IIを選ぶ必要はありませんし、連写のバッファがそもそも少ない(RAW10枚)ので書込み待ちの違いもほとんど誤差程度にしかならないでしょう。

 

ポイント2 容量はお好みで選ぼう

EOS Kiss M/M2
32GBのSDカードで撮影が可能な枚数/時間
写真(JPG) 3651枚
写真(RAW) 1084枚
写真(JPG + RAW) 835枚
動画(4K) 35分33秒
動画(FHD/30p) 2時間22分13秒

キヤノン公式HPより

では次に容量を選びましょう。上の表はキヤノンが公表しているEOS Kiss Mで32GBのSDカードを使った場合の撮影可能枚数/時間です。

この表を見ればやはり4K動画の撮影やRAW(*)での写真撮影をする場合はかなり容量を使うということがわかります。

ですから4K動画を多用したい場合やRAW現像のためにRAWデータを残しておきたい場合は、128GBあればそれぞれ約2時間/約3200枚となるので、それぐらいは必要かもしれません。

逆に、動画はあまり撮らない、RAW現像もしないのでJPG(普通の画像データ)で大丈夫という方であれば32GBでも3500枚近く写真が撮れるのでそのあたりで十分かもしれません。余裕を見るとしても倍の64GBあれば使い切ることはほぼ無いでしょう。

 

RAWって何???

カメラのイメージセンサーが捉えた目には見えない領域の情報を含む画像データのことで、ロウと読みます。

イメージセンサーの情報はそのままでは写真1枚につき膨大な情報量となり普通は扱いにくいので、カメラは撮影と同時にこのRAWデータから不必要な情報を切り捨てることによってスマホやPCで表示できる画像データ(JPG)に自動的に仕上げています

カメラが自動的に作る画像データに満足いかない場合や、一枚ずつ追い込んだ作品作りをしたい場合(これをRAW現像と呼びます)などのためにRAWデータを捨てずにSDカードに保存することができるのです。

撮影に慣れてきたらRAW(ロウ)現像にもチャレンジしてみよう!

 

ポイント3 SDカードを選ぶ際の注意点

SDカードの解説画像

SDカードを選ぶ際には注意点があります。それはSDカード上に表記されている転送速度の「数字の表記で選ばない事」です。

実はSDカード上に記載されている転送速度には決められたルールが無く、各メーカーが独自で記載しているに過ぎません。大抵はメーカーが一番良い条件下で計測した最大値(しかも書込みより速度の出やすい読込み側だったりする)が表記されています。

しかし必要なのは「書込みが最低でも15MB/s」の保証です。特定の条件下での最大値がいくら良くても最低これだけは出ますという保証がなければ使えませんね、ですからこのメーカー独自の表記はあまり参考にならないのです。

なので、必ず「最低でもこの速度で書込みができる」という保証付きであるUHSスピードクラスの表記があるSDカードを選ぶようにしましょう。

 

・4K録画をする人はUHSスピードクラス3を選ぶ

・4K録画や連写をしなければUHSスピードクラス1でもいけるかも

・容量は普通は64GBあれば十分

・4K動画をたくさん撮りたいなら256GBや512GBを選ぼう

 

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EOS Kiss M/M2で実際に使ってテストしてみた

SDカード画像

では実際にEOS Kiss M/M2におすすめSDカードで紹介した3枚を使って簡単な実験をしてみましょう。

EOS Kiss M2にそれぞれのSDカードを入れた状態でバッファフル(内部メモリが一杯で撮れなくなる)まで高速連写し、書き込みが終わるまでの時間をストップウォッチで計測します。

書込み速度が速いSDカードほど待たされる時間が短くなるはずなので、簡単ではありますが実際にEOS Kiss M/M2でSDカードの違いが体感できるはずです。それでは行ってみましょう!

テスト結果

1位・・・サンディスク Extreme Pro 128GB【5秒で書込み完了】
2位・・・サンディスク Extreme 64GB【6秒で書込み完了】
3位・・・サンディスク Ultra 32GB【14秒で書込み完了】

ちゃんと違いが出ましたね。この結果からもより上位のクラスのSDカードの方が書込み速度が速いことが実証できたと思います。

とはいえ1位と2位の差はわずか1秒なので、EOS Kiss M/M2で使う場合はこの2枚はほぼ同等の性能と言ってもいいと思います。

それに対して3位のUltraは倍以上の14秒かかってしまいました。シャッターチャンスを前にして14秒はかなり長く感じるはずなので、高速連写を多用したい方はExtreme以上を選んだ方がよさそうです。

 

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EOS Kiss M/M2で古いSDカードを使ってみた

SDカード画像

ではさらに実験してみましょう。今度はEOS Kiss M2に大体10年ぐらい前(?)のSDカードは使えるのか試してみます。

15年前のSDカード画像

用意したのはトランセンドの4GBでスピードクラスは6の表記があるので最低書き込み速度は6MB/sであることがわかります。当然UHS-I及びUHS-IIには非対応のカードです。

ではまず動画から試してみましょう。EOS Kiss M2で最高画質の4K動画を撮ってみた所、開始5秒で次の画面が・・・

書込みエラー画面

まぁ予想通りではありますが、書込み速度が足りなくて書込みエラーが出てしまいました。

では次は写真を試してみましょう。・・・特に問題なく使えました。一枚ずつ撮る分には容量が少ないぐらいしか問題は無さそうです。

では次に連写をして書込み速度を見てみましょう。上のテストと同じくバッファフルまで連写して書込み終了までの時間を計測してみました。その結果は・・・「35秒!」

おすすめNo1のサンディスクExtremeの約6倍もの時間がかかってしまいました。ちなみにですがトランセンドは決して悪いメーカーではありません。今でもトランセンドのカードも使っていますが問題が起きたことは一度もありません。

それでは結果をまとめましょう。

 

EOS Kiss M/M2で古いSDカードを使ってみた・まとめ

・EOS Kiss M/M2で古いSDカードは写真ならとりあえずは使える

・書込み速度が遅いので連写はほぼ使い物にならなくなる

・4K動画はエラーが出て止まる

 

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まとめ:EOS Kiss M/M2には対応した書込み速度のSDカードを選ぼう

EOS Kiss MとSDカード画像

いかがだったでしょうか。現在市場にはたくさんのSDカードが出回っているので迷うこともあるかもしれません。

もちろん高いカードを買っておくのも悪い事ではないですが、EOS Kiss M/M2の性能以上のものを買ってももったいないだけなので丁度良いものを用意するようにしましょう。

またあまりに古いカードではせっかくのEOS Kiss M/M2の性能を生かすことができなくなります。高い物でなくてもいいので、最低でもUHS-I規格に対応したSDカードを用意するようにしましょう。

この記事が皆さんの参考になれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。

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