こんにちは!カメラ歴15年、レンズ総購入数45本のNEKO(ねこ)です!
ソニーEマウントは100本以上のレンズラインナップがあり、その中にはカメラを始めたばかり人にも比較的買いやすい低価格なレンズも多くあります。
それでこの記事では、自分が持っているソニーEマウントレンズの中から、特にVLOGCAM ZV-E10でカメラを始めた人におすすめしたい「神レンズ」を4本紹介しています。
「比較的手を出しやすい価格帯のレンズでありながら、キットレンズとの違いをはっきりと体感できる」、そんな「神レンズ」を画像と作例満載で紹介します!
紹介しているのは全部自分で実際に購入して使っているレンズです!画像や作例満載ですよ
この記事でわかる事
- ソニーZV-E10におすすめのレンズ4本紹介
- ZV-E10のレンズキットに付属のレンズとの写りの違いを画像で検証
など
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Vlog&旅動画には超広角の「E 11 mm F1.8」がおすすめ!
Vlog派の人におすすめなのがこの「E 11mm F1.8」です。超広角なので撮れる範囲が標準レンズよりもかなり広く、街歩き動画や自撮りには必須ですよ
ソニーZV-E10でVlogや旅行動画を撮る人に最初にオススメしたいのが「ソニー E 11 mm F1.8」です。
このレンズは超広角レンズと呼ばれ、ズームレンズキットに付属する標準レンズ「E PZ 16-50mm」よりも広い範囲を写すことができます。
ZV-E10のレンズキットに付属する標準レンズ(16-50mm)は普段使いは良いレンズですが、Vlogや旅行動画を撮るときに「もうちょっと広い範囲が写ったらいいのになぁ」と感じることがよくありました。
特に「アクティブ手ブレ補正」をオンにすると写る範囲が狭くなりますし、その状態で自撮りなんかすると結構なアップになって周りが写らないということも・・・。
でもこの「ソニー E 11 mm F1.8」であれば、標準レンズ(16-50mm)よりもかなり広い範囲が写せるので、歩きながらの自撮りや旅行動画などが一気に快適になります!
ソニーE 11mm F1.8 (SEL11F18)はこんなレンズ
ペットボトルなら普段から持ってるからこれぐらいなら大丈夫だね
このレンズの最大の特徴は、焦点距離11mm(35mm換算で16.5mm)の超広角レンズであると同時に、解放F値がF1.8と超広角レンズの中ではトップクラスの「明るさ」を誇るレンズだという点です。
操作面に関しては、このレンズは単焦点レンズなのでズームリングはありませんが、レンズ左面にカスタマイズできるボタンとAF/MF切り替えスイッチが備わっています。
サイズ的にも一般的な標準レンズと同じぐらいで、超広角レンズにありがちな「前玉が巨大」な感じはあまりありません。
なによりもレンズ単体の重量が181gしかなく、ボディと合わせても約530gと軽量なので、シューティンググリップやジンバルに乗せての撮影も無理なくできるのが動画撮影では嬉しいポイントです。
シューティンググリップやジンバルを使うと片手で持つことが多いので、全体の重量は大きなポイントです
ソニーE 11mm F1.8 (SEL11F18)とキットレンズとの比較
確かに違いはよくわかるけど、これってそんなに大きな差なの??
「激違う」ですね。特に街歩き動画だとその差はかなり出ます
ではこのレンズとレンズキット付属の標準ズームレンズ(EPZ16-50mm)とを比較してみましょう。
上の画像が標準ズームレンズ、下の画像がこのレンズで撮った写真ですが、この「ソニー E 11 mm F1.8」の方がかなり広い範囲が撮れるのがわかりますね。(写真で恐縮ですが)
特に街歩き動画などでは風景が広く写った方が雰囲気が伝わりやすく、それだけでややプロっぽくなります!(個人の感想です)。
もちろん動画だけでなく写真撮影もワイドでダイナミックな画が撮れるので、写真メインの人の風景用レンズとしてもオススメ☆
ソニーE 11mm F1.8 (SEL11F18)の作例
このレンズは動画はもちろんですが、超広角性能を生かして高さのあるものを下から見上げて撮ると、遠近感が強調されて迫力が出ます。
さらに一般的に広角になればなるほどボケは小さくなりますが、このレンズは解放F値がF1.8なので、対象に近づいて撮ればそれなりに背景をボケさせることも可能です。
もちろんF1.8を生かせば気軽な手持ち夜景にも活躍しますので(本格的に撮るなら三脚+F11が理想)、慣れればつけっぱなしのメインレンズとしても使えます。
僕が思う E 11mm F1.8 (SEL11F18)の弱点
僕が思うこのレンズをZV-E10で使う場合の最大の弱点は、やはり「手ブレ補正非搭載」という点だと思います。
なので特に写真を撮る場合は、両手でしっかり構えて丁寧に撮りましょう。
あと、単焦点レンズなので当然ながら光学ズームができないので、「超広角」以外には使えないレンズだという点も注意です。
特に写真は片手で撮るとブレることがあるので、なるべく丁寧に撮るように心がけましょう
写真重視なら便利な「E 18-135mm F3.5-5.6 OSS」がおすすめ!
写真重視の人にはこのレンズがおすすめです。広角から望遠まで1本で済む上に、画質もなかなかのものですよ
ソニーZV-E10で写真を撮りたい!という人、いると思います!このZV-E10は動画機ではありますが、写真性能もあなどれません。
そしてそんな人にオススメなのが高倍率ズームレンズの「ソニーE 18-135mm F3.5-5.6 OSS」です。
このレンズは通称「便利ズーム」と呼ばれ、広角から望遠までレンズ1本で対応します。
キットレンズのEPZ 16-50mmの画質に満足できない人や、望遠レンズとの付け替えが面倒な人は是非検討してみてください!
ソニーE 18-135mm F3.5-5.6 OSS (SEL18135)はこんなレンズ
このE 18-135mm F3.5-5.6 OSSの最大の特徴は、やはりレンズ交換無しで18mmから135mm(35mm換算で27~202mm)までをカバーする便利なレンズだという点です。
ZV-E10には望遠レンズがセットになったダブルズームキットがありますが、「正直望遠レンズまではいらないんだよなぁ・・・レンズ交換面倒だし」という人もいるでしょう。
そんな場合はこの「ソニーE 18-135mm F3.5-5.6 OSS」をつけっぱなしにしておけば広角から望遠まで1本で対応できるのでとても便利です。
ぶっちゃけレンズ交換苦手だから、しないで済むなら助かる!
ソニーE 18-135mm F3.5-5.6 OSS (SEL18135)とキットレンズの比較
レンズ交換無しでここまで望遠で撮れるのはすごいね!
ではこのレンズをレンズキット付属の標準ズーム(EPZ16-50mm)と比較してみましょう。まずは最大の違いである望遠側の焦点距離を比較してみます。
上の写真はキットレンズ(EPZ16-50mm)とこのレンズのそれぞれ最大望遠側で撮った写真です。
キットレンズは標準レンズなのであまり望遠は得意ではありませんが、このレンズだと見ての通りある程度の望遠までカバーできます。
では次に、レンズの「画質」である解像感も比較してみましょう。
うわっ最初からついてるレンズってこんなにモヤッとしてたんだね!気がつかなかった・・・
EPZ16-50mmは絞り解放時の周辺部の画質はイマイチなんですよ。F8まで絞れば改善しますけどね
ZV-E10のレンズキットに付属する標準ズーム(EPZ 16-50mm)は非常にコンパクトで便利なレンズですが、その分周辺の画質が少々犠牲になっているように思います。
一方でこのSEL18135に関してはそのような画質面での弱点は感じません。
上の比較を見て頂いたらわかる通り、中央部だけでなく周辺部分も絞り解放から十分に解像してくれます。
なのでキットレンズの画質に満足できない!という人にもこのレンズはおすすめですね。
ソニーE 18-135mm F3.5-5.6 OSS (SEL18135)の作例
このレンズはとにかく「つけっぱなし」にしてなんでも撮れるレンズです。
僕はいつも撮るものが決まっていない日はこのレンズの組み合わせで出かけることが多いですね。
広角側で街の景色を撮るのもいいですし、意外とボケ味もナチュラルなので、作例のように望遠側でボケを生かして季節の花々を撮るのにも向いています。
僕が思う E 18-135mm F3.5-5.6 OSS (SEL18135)の弱点
僕が思うこの「ソニーE 18-135mm F3.5-5.6 OSS」のデメリットとしては、パワーズームではないのでシャッターボタンについているズームレバーが効かない、という点です。(レンズを回してズームするタイプです)
さらに広角側も標準ズームの16mmに対してこのレンズは18mmと狭いので、自撮りや街歩き動画には向いていません。
加えてレンズの重さも325gと付属レンズの倍近くあるという点を考えても、正直あまり動画向きのレンズだとは言えないと思います。
もちろん動画が撮れないわけではないですが、どちらかというと写真向けだと思います
ボケ重視なら単焦点「シグマ 30mm F1.4 DC DN」がおすすめ!
やっぱり一眼カメラと言えば綺麗なボケ!という人にはこのレンズがおすすめです
ZV-E10で一眼らしい綺麗なボケのある映像や写真を撮りたい場合におすすめなのがこの「シグマ 30mm F1.4 DC DN Eマウント」です。
このレンズは単焦点レンズなのでズームはできませんが、その分F値がF1.4と「高級レンズ並み」の性能を持っていて、一眼らしい綺麗で大きなボケを作ることができます。
さらにこのレンズはソニー純正ではなくシグマというサードパーティ製のレンズですが、シグマは日本のメーカーであり、レンズ界では超有名な老舗メーカーなので心配はいりません。
シグマ 30mm F1.4 DC DNはこんなレンズ
このレンズの特徴は、繰り返しになりますが最小F値がF1.4と、付属の標準レンズと比較してかなり大きいボケを作りやすいスペックになっている、という点です。
絞りを自分で設定できるAモードを使ってF値をF1.4に設定し、ある程度対象に近づいて撮れば面白いぐらい背景がボケていくのが体感できるはずです。
重量に関しては、レンズ単体で約280g、カメラと合わせても約620gと高性能な割にそこまで重くはないのも嬉しいポイントです。
シグマ 30mm F1.4 DC DNとキットレンズ比較
背景のボケ方が全然違うね!
F1.4だとちょっと離れただけで大きくボケるので、テーブルフォトなんかにもいいですね
ではこのレンズの最大の特徴であるF1.4のボケとはどれぐらいのものなのか、レンズキットに付属する標準レンズと比べてみました。
レンズキット付属の標準レンズで撮ったものは背景はボケてはいますが、ボケの大きさとしてはイマイチですね。
一方でこのレンズで撮った画像はピント面からわずかに外れただけでボケ始め、後ろのミニカーに至ってはぱっと見何かわからないぐらいに大きくボケています。
動画静止画関わらず、大きなボケは一眼カメラならではのものなので、比較的安価にF1.4が手に入るこのシグマ30mmはとてもありがたい存在でとても気に入っています。
シグマ 30mm F1.4 DC DNの作例
このレンズを手に入れたらとりあえずF1.4の大きなボケを堪能してみましょう。
ですがこのレンズの特徴はボケだけでなく、焦点距離(写る範囲)がフルサイズ換算で45mmととても自然な画角なので、F8程度に絞って日常のスナップに使うのも大いにアリです。
とにかくボケもよし、絞ってもよしの万能レンズなので、キットレンズの描写に飽きた方の次の1本にとてもおすすめです。
やっぱり一眼カメラと言えばボケ、という人にはぴったりのレンズですよ。値段もそこまで高くないのが嬉しいですね
僕が思うシグマ 30mm F1.4 DC DNの弱点
僕が思うこのレンズの弱点は、価格的に仕方ないですが、やはりレンズ内に手ブレ補正が入っていない、という点だと思います。
カメラを始めたばかりの人にとって、手ブレ補正が無いと言われたら結構戸惑うとは思いますが、よっぽど真っ暗な状況でF8とかに絞り込んで撮る、とかでなければ、しっかり両手で構えて撮れば案外大丈夫です。
逆にこれを機に、基本的なカメラの構え方を体に叩き込むチャンス、と前向きに捉えるのも悪くないかもしれませんね。
片手で撮るとかでなければ、そこまで手ブレを心配する必要はないように思いますよ
花の写真にはマクロレンズ「E 30mm F3.5 Macro」がおすすめ!
最後におすすめするのはマクロレンズです。びっくりするぐらい被写体に近づいて撮れますよ
ZV-E10で季節の花々を撮りたい人にオススメなのがこの「ソニーE 30mm F3.5 Macro SEL30M35」です。
このレンズは「マクロレンズ」といって、対象にギリギリまで近づいて超ドアップでの撮影が可能なレンズで、人の目で見える以上の世界を描き出してくれる独特のレンズです。
比較的安価で手に入るローエンドのレンズではありますが、うまく使えば唯一無二の表現が可能なので、マクロ撮影に興味がある人に是非おすすめです!
E 30mm F3.5 Macro (SEL30M35) はこんなレンズ
この「ソニーE 30mm F3.5 Macro SEL30M35」の最大の特徴は、何といっても「等倍撮影(最大撮影倍率1倍)」が可能だという点で、わかりやすく言えばめちゃくちゃアップで撮れるということです。
なにせレンズが被写体にぶつかるんじゃないかというぐらいに近づいてもピントが合い、そのためにレンズ先端を保護する特殊形状のフードが標準で付属しているぐらいです。
確かに日常的にメインでは使いづらいレンズではありますが、比較的安い上にレンズ本体も非常に軽いので(約140g)カメラバッグの隅に入れておき、思い出した頃に使う、そんなレンズだと思います。
なんで色がシルバーしかないの?
なんででしょうね
E 30mm F3.5 Macro (SEL30M35) とキットレンズ比較
このマクロレンズとレンズキット付属の標準レンズ(EPZ 16-50mm)がどの程度違うのか試してみました。
上の写真はそれぞれのレンズでなるべく被写体が大きく写るようにして撮った写真ですが、やはり撮れる大きさにおいては等倍マクロレンズの性能が際立っているのがはっきりわかりますね。
手の届くところにあるものをなるべく大きく撮りたい時(例えば小さな花を大きく写したいなど)、この等倍マクロ性能はとても威力を発揮します。
すご!このレンズめちゃくちゃアップで撮れるんだね!
はい、このレンズは等倍マクロといって、マクロではトップクラスの性能です。それがこの値段で手に入るんですからソニーEマウントはやめられませんね!
E 30mm F3.5 Macro (SEL30M35) 作例
このレンズですが、手に入れたらとりあえずなんでもアップで撮ってみるのがおすすめです。
見慣れたモノでもマクロで撮れば、今までと違った景色を楽しむことができるでしょう。
注意点としては、特にマクロ域での撮影は手ブレや被写体ブレにシビアなので、花など屋外で撮る場合はなるべく風の無い日に、何枚も撮っておくのがコツです。
手ブレはもちろんですが、わずかな風も命取りなので、屋外の場合はなるべく風のない日に使いましょう
僕が思うE 30mm F3.5 Macro (SEL30M35) の弱点
僕が感じるこのレンズの弱点は、手ブレ補正が無い上にF値がF3.5と平凡と、ドアップ撮影以外での取り柄が特になく、日常的な使い道があまりないレンズだという点です。
実際僕自身もこのレンズは気に入っていますが、それでも使うのはもっぱら春先の花々がきれいに咲く時期に限られるのが現状です。
もちろんイマジネーションは人それぞれなので、花以外にもこのマクロの独特の世界観を自分の作品に生かせるなら、それは素晴らしいことだと思います。
よくも悪くもドアップ専門のレンズなので、毎日使うというレンズではないですね。まぁそこは人それぞれかもしれませんが
まとめ
レンズは上を見たらキリが無く、何十万円もするレンズもザラにありますが、普通はなかなかそこまで高価なレンズは買えませんよね。
今回紹介した4本はどれも比較的買いやすい価格の割には、レンズの性能が誰でもはっきりとわかるものばかりで、そんな意味でも「神レンズ」だと思います。
このサイトには他にもソニーZV-E10の基本的な操作方法や、あったら便利なアクセサリー紹介など、初心者目線でわかりやすく解説した記事がたくさんあります。
是非お気に入りに登録して、必要な時にお役立てください。
この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
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