ニコンZ50を使ってるんだけど、初心者でも使えて買いやすいレンズってあるかな
どんなものを撮りたいかによって変わります。でも初心者の次の1本におすすめなのはやっぱり「望遠レンズ」、「明るい単焦点レンズ」、「超広角レンズ」あたりですね
こんにちは!カメラ歴15年、レンズ総購入数45本のNEKO(ねこ)です!
レンズ欲しいですよね!
でもレンズ選びってちょっと難しいと思いませんか?どのレンズが自分にあうのかわからないし・・・。
それでこの記事では自分が持っているニコンZマウントレンズの中から、僕が普段ニコンZ50で使っているレンズ6本を紹介しています。
ただ商品リンクを貼るだけでなく、実際に使用した感想や作例を中心にレビューしていますので、是非参考にしていただければ幸いです。
おすすめで紹介しているレンズは全部自分で実際に購入して使っているレンズ達ですよ。作例もレンズの特徴がわかるように全部Jpg撮って出しです!
☆↓↓当サイトのニコン Z50関連の他の記事↓↓☆
- ニコンZ50におすすめのレンズ① NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
- ニコンZ50におすすめレンズ② 「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」
- ニコンZ50におすすめレンズ③ 「NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR」
- ニコンZ50におすすめレンズ④ 「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」
- ニコンZ50におすすめレンズ⑤ 「NIKKOR Z 40mm f/2」
- ニコンZ50におすすめレンズ⑥ 「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」
- ニコンZ50で使えるレンズ一覧 ズームレンズ編(大体10万円以下)
- ニコンZ50で使えるレンズ一覧 単焦点レンズ編(大体10万円以下)
- まとめ:自分にぴったりのレンズを見極めよう
ニコンZ50におすすめのレンズ① NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
「もう持っているよ!」という人も多いかもしれませんが、これからZ50を買う人のために是非紹介させてください
まず最初におすすめしたいのは、ズームレンズキットにも付属する「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」です。もう既に持っている人も多いかもしれませんね。
この「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」は焦点距離が16-50mm(フルサイズ換算で24~75mm)という広角から標準域までをカバーしたズームレンズです。
このレンズは使わないときはレンズを縮めて収納する「沈胴式」という方式を取っています。
上の画像のように撮影時にはレンズを撮影ポジションにするというひと手間が加わりますが、ロックスイッチなどはなくただ「回すだけ」なので、僕的にはそこまで面倒とは感じません。(慣れだと思います)
僕はこのレンズを単品で買った訳ではなくレンズキットで手に入れたのですが、広角から標準域をカバーし、当然手振れ補正も内蔵されていて、さらに価格も手ごろ、とキットレンズとしてはほぼ完ぺきな条件が揃っているんじゃないでしょうか。
いちいち伸び縮みさせるのって面倒じゃないのかな?
最初はそう感じるかもしれませんが、慣れです
◇このレンズで写る範囲◇
写る範囲としては上の比較画像通りで、典型的な標準ズームという感じです。
ですが僕は風景やスナップを好んで撮るので、広角側が16mmスタート(換算24mm)と一般的な広角レンズよりもやや広く写るようになっているのがとっても嬉しいです。
一方で望遠側は50mm(換算75mm)と、あまり望遠が効くわけではないので、遠くのものを撮りたい場合は別に望遠レンズを用意しましょう。
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRのおすすめポイント
このレンズのおすすめポイントは先ほども述べましたが、広角側が16mm(フルサイズ換算24mm)と風景やスナップでとても使いやすいというところです。
ひと昔前の標準レンズだと広角側が18mm(フルサイズ換算で28mm)スタートというのが普通でした。
ほんのわずかな違いに思われるかもしれませんが、僕のような風景好き、広角好きにとってこの数ミリの違いは大きいので、このレンズは「文句なし!」です。
加えて、キットレンズだけあって驚くほど軽量でコンパクトな点も嬉しいですね。
広角から標準域を無理なくカバーしているにも関わらず、レンズ重量はたった135g(メーカー公称値)しかありません。
もちろんその分50mmの解放F値がF6.3と決して高性能なレンズとは言えませんが、そこは「明るい単焦点レンズ」を買い足すことでカバーしています。
とにかく最初はZ50にこのレンズを付けてなんでも撮ってみる、そんな使い方がおすすめな1本です。
やっぱり軽いのは嬉しいよね
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRの残念ポイントと注意点
僕がこの「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」で残念に思う点を敢えてあげるとすれば、焦点距離が50mmまでなので遠くのものを撮るのには向いていないという点です。(あたりまえかもしれませんが)
とはいえ、僕がこのレンズを使うのは、繰り返しになりますがスナップがほとんどなので、望遠に関しては満足しています。
なので、例えばお子さんの運動会や飛行機や電車、さらには動物園など、ちょっと離れた被写体を狙いたいならこのレンズではなく望遠レンズを検討したほうが良いでしょう。
やっぱり望遠レンズってあった方がいいのかなぁ・・・
やはりこのレンズと望遠レンズの2本でセット、と考えた方がいいと思いますよ
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRの作例とおすすめの撮り方
僕がこの「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」でおすすめしたい撮り方は、やはりスナップ写真です。とりあえずスマホ感覚でなんでも撮ってみましょう。
16mm側を使えば雄大な自然風景やストリートスナップも撮れますし、さらに50mmでなるべく被写体に近づけばそれなりに背景をボカして撮ることもできます。
この写真は標準レンズだけをつけて散歩中に撮った1枚です。
F値が明るいレンズではありませんが、このように被写体に寄り、かつ背景が遠めになるように工夫すればそこそこボケを楽しめます。
下の2枚は旅行中に撮ったものです。写りとしては平凡なレンズかもしれませんが、とにかくコンパクトなので気軽に持ち出せて重宝しています。
他にも手振れ補正が内蔵されている利点を生かして簡単な手持ち夜景なんかも撮ることがあります。
とにかく小型軽量の利点を生かしてどこにでも持ち出してみる、そんなレンズだと思います。
もしZ50が初めての本格的なカメラなら、とにかくこのレンズで「たくさん撮る」のが良いと思います
ニコンZ50におすすめレンズ② 「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」
おすすめの2本目は望遠ズームレンズです。これもダブルズームキットに付属するレンズですが、Z50で初心者が気軽に使える望遠レンズは実質これ1択ですよ
ニコンZ50におすすめしたいレンズの2本目は望遠ズームレンズの「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」です。
これも最初の1本目と同じくニコンZ50のダブルズームキットに付属するレンズなので、既に持っている人も多いかもしれません。
僕はこのレンズを最初持っていなかったので、望遠での撮影にめちゃくちゃ苦労した記憶がありますので、やはりこのニコンZ50はダブルズームキットで買うのがオススメです。
このレンズめっちゃ伸びるね!
そうですね、望遠レンズはたいてい望遠側では伸びるんですが、このレンズは見た目に特に迫力がありますね
このレンズは望遠レンズとしては珍しく「沈胴式」が採用されており、標準レンズと同じく撮影時にはリングを回して撮影ポジションに伸ばす必要があります。
あくまでも僕が知る限りではですが、望遠ズームにこのような沈胴式を採用したレンズは他に知りません。
◇このレンズで写る範囲◇
写る範囲はさすが望遠レンズなので、遠くのものもかなりの大きさで撮ることができます。
特に最近のAPS-Cミラーレス一眼用の望遠レンズは望遠側が200mm程度に抑えられていることが多い中で、ガッツリ250mmまで伸びるのが素敵
2024年4月時点でニコンZマウントの手軽に使える望遠ズームはこの1本だけなので、お子さんの運動会や発表会、さらにテーマパークのショーなど、遠くのものを撮りたい人は必携です。
NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR のおすすめポイント
僕がこの「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」で是非感じて欲しいおすすめポイントとしては、やはりフルサイズ換算で400mmにも達する超望遠が比較的手軽に楽しめる、という点です。
最近はスマホのカメラにも望遠レンズが搭載され、かなり綺麗になりましたが、この望遠領域はまだまだ一眼カメラが得意とするところです。
試しに望遠レンズが内蔵されているハイエンドモデルのgoogle pixel 7 proと比較してみました。
よくみるとスマホは細かいところがボヤっとしてるね
ハイエンドのスマホとエントリークラスの望遠レンズですらこれだけの差が出るので、まだしばらくは望遠はカメラに分がありそうです
上の作例を見比べればよくわかりますが、いくらハイエンド機種とはいえスマホカメラの望遠では細かいところまでは解像しません。一方でこの望遠レンズはまだ余裕がありそうですね。
僕はスマホカメラとミラーレス一眼カメラのわかりやすい違いがこの「望遠性能」だと思っているので、是非このレンズでスマホではできない高画質な望遠撮影を楽しんでほしいと思います。
NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VRの残念ポイントと注意点
僕がこの「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」の個人的に残念だと感じるポイントは、この大きさです。
このレンズはぱっと見「あれ?一眼レフ用かな??」と思うぐらいのサイズ(特に太さ)があり、さらに沈胴式のため撮影ポジションではかなりのバズーカーぶりを発揮します。
ニコンだけ飛び抜けて大きいね!
ニコンは望遠側が250mmと他と比べて少し長いのもありますが、それにしても大きいですね。デジタル補正に頼らない工学設計にこだわっていると前向きに捉えましょう!
キヤノンは55-210mm、ソニーは55-210mmなのに対してニコンは50-250mmと望遠側が長いので公平な比較とは言えませんが、それにしても実際に並べてみると段違いにゴツイ感じがしてしまうのは僕だけではないと思います(思いたい)。
ただこれは前向きに捉えるなら、コンパクトさよりも画質を優先した結果と考えることもできるかもしれません。(当然詳しくは知りません)
キヤノンもソニーもミラーレス一眼用にコンパクトな望遠レンズにシフトしている中で、敢えて時代に迎合しないのがニコンのカッコイイところでもあり、僕は好きですが。
NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VRの作例とおすすめの撮り方
この「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」の僕のおすすめの撮り方は、やはり動物園や飛行機など、簡単に近づけないものをぐっと引き寄せて撮るような撮り方です。
250mmの望遠性能をフルに生かせば、遠くにあるものでもまるで目の前にいるかのような距離感で撮ることができ、身近な花も「立派な風景写真」に大変身です。
撮るときはカメラから1mぐらいの距離にあって、さらに背景と距離がある状態の花を選ぶなら、わりと簡単にそれっぽく撮れるはずなので、試してみてください。
1mから2mぐらい離れたところに咲いていたコスモスを選んで撮りました。
このレンズも決してF値が明るいレンズではないですが、望遠レンズなので背景はボケやすいですね。
ちょっとしゃがんで目線の高さにすると、背景が遠くなるので整理しやすいと思います。
こっちは見上げる形の花です、実際は2mぐらい上にあるのですが、これも望遠なので手が届きそうな感じで撮れていますね。
望遠レンズならではの大きなボケも気に入っています。
このクラスの望遠はまだまだスマホでは撮ることができないので、是非望遠レンズを使って一眼カメラならではの撮影を楽しんで欲しいと思います。
望遠レンズは効果がわかりやすく迫力もあるので、撮っていて楽しいですよ
ニコンZ50におすすめレンズ③ 「NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR」
続いては高倍率ズームの「NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR」です。広角から望遠までレンズ交換無しで撮れるので「便利ズーム」と呼ばれていますよ
次に紹介するのは「NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR」です。
このレンズは通称「高倍率ズーム」や「便利ズーム」と呼ばれ、広角から望遠域までレンズ交換なしで対応できるのが魅力となっています。
僕はもともとこのレンズを旅行用にと思って買ったのですが、気がつけば今までで一番Z50で使っているレンズになりつつあります。笑
◇このレンズで写る範囲◇
詳しくはこれから書きますが、このレンズはレンズ交換無しで広角から望遠までをカバーできるので、とても便利で、さらに気軽に使えます。
そこそこのお値段がしますが、この便利さは使ってみると結構クセになります。笑。なので、レンズ交換が苦手な方や旅行メインなど利便性重視な方に是非おすすめしたいですね。
すごい!広角から望遠まで1本でいけちゃうんだね!
なるべく荷物を減らしたい旅行なんかにはちょうどいいレンズですよ
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRのおすすめポイント
このレンズのおすすめポイントは、言うまでもなくレンズ交換なしで18-140mm(フルサイズ換算で27~210mm)をカバーできる利便性だと思います。
自分の場合、望遠側が140mmあれば大体こと足りることが多いので、普段使いの場合これ1本つけておけば他のレンズはいらない、ということもよくあります。
さらに手振れ補正も内蔵されているので、このあたりも初心者には嬉しいポイントですね。
レンズ交換苦手だから助かる!
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRの残念ポイントと注意点
僕がこの「NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR」に感じる弱点は、広角側も望遠側もダブルズームキットに付属するレンズにやや及ばない、という点です。
例えば広角側ですが、おすすめ①のダブルズームキットに付属する標準レンズが16mm~なのに対してこのレンズは18mm~とやや写る範囲がやや狭くなります
◇付属標準レンズとの比較◇
う~ん、並べてみたらわかる程度の差なのかな?
まぁそうなんですけど、これが結構な差になることもあるんですよ
上の作例をよく見れば、写る範囲が付属の標準レンズに比べて、わずかに狭いのがわかるでしょうか。
「見比べればギリわかる?」程度の違いかもしれませんが、本格的に風景写真を撮る場合は、このわずかな写る範囲の差が僕はどうしても気になってしまいます。
では望遠側はどうでしょうか?
おすすめ②のダブルズームキット付属の望遠レンズの望遠側が250mmなのに対して、このレンズの最大望遠は140mmまでしかありません。
◇ダブルズームキット付属望遠レンズとの比較◇
撮れる大きさが結構ちがうね!
そうなんです、なので望遠の性能がどこまで必要かの見極めが必要なんです
広角側と違い、望遠側の性能はダブルズームキット付属の望遠レンズとはっきりわかるぐらい違いますね。
ただ、僕の場合はここまでフルに望遠を使い切ることがないので、この面ではあまり困っていません。
ですがもし現状でダブルズームキットの望遠側一杯を使っているなら、このNIKKOR Z DX 18-140mm だと望遠側が全く足りない、ということになります。
なので、あらかじめ手持ちのレンズで140mmがどれくらいの望遠なのかを確認して、望遠が不足しないかよく確認しておいた方が、あとあとガッカリせずに済むと思います。
もし普段から望遠レンズの200mmや250mmあたりを頻繁に使っているようだと、このレンズはちょっと厳しいかもしれません
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRの作例とおすすめの撮り方
繰り返しになりますが、僕はもともとこのレンズを旅行用に手に入れたので、やっぱり旅行で使う機会が多くありました。
ですが、このレンズは便利ズームの割には写りがいいので、旅行だけでなく結構なんでも撮れてしまいます。
なので、撮り方のおすすめとしては、お散歩に連れて行って空でもカフェでもネコでも電柱でも、気になったものはなんでも撮ってみましょう。
上の作例は旅行中の一枚です。特に難しく考えずに、軽く絞って(F10)撮っただけですが、あとで見て十分な解像感に驚きました。
僕は便利ズームと言えば、ややもっさりした印象があったのですが、このレンズは撮っていてそのように感じたことはありません。
ニコン凄いですね☆
下の2枚も旅行中に撮りました。望遠側を使えばそこまでF値が明るくなくても十分に背景をボケてくれています。
ボケ味もかなり自然で、変な二重線なんかもほとんど出てないと思いますがどうでしょうか??
僕はだいたいこのレンズを、交換レンズをゾロゾロ持ち歩くほど気合いを入れたくない、でもやっぱりスナップも望遠もボケも捨てがたい・・・そんな気分の日使っていますが、十分すぎるほど満足しています。
確かに旅行によさそうだね
ニコンZ50におすすめレンズ④ 「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」
次のおすすめはスナップに最適な単焦点レンズです。ボケも綺麗ですよ
続いてのおすすめレンズはみんな大好き明るい単焦点レンズの「Nikkor Z DX 24mm f/1.7」です。
僕は一眼カメラならではの「ボケ」が大好きなので、当然このレンズを「ボケ重視」として買いました。
付属の標準レンズではちょっとボケが足りないと感じるような時でも、このレンズを使えばOK!みたいなところがあるので、僕みたいにボケ重視な方におすすめです。
このNikkor Z DX 24mm f/1.7は「単焦点レンズ」と呼ばれるレンズで、ズームによって大きさを変えられないレンズです。
このレンズは焦点距離が24mm固定なので、写るものの大きさを変えたい場合は自分で近づいたり離れたりする必要があります。
◇このレンズで写る範囲◇
そしてこの24mmというのは、フルサイズ換算で36mmとカメラ界では王道の焦点距離と言われています。
もちろん人によって好みがありますが、僕はスナップを結構撮るのでこの35mm前後の焦点距離はとても使いやすくて好きですね。
極端に広角でも望遠でもない35mmは人の見た目と大きさが大体一致するので、自然な感じのスナップにとても相性がよく、これ1本だけつけて出かけることもよくあります。
NIKKOR Z DX 24mm f/1.7のおすすめポイント
僕がこの「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」のおすすめポイントは、当然F1.7だからできる「ボケ」ですね。
付属の標準レンズでも背景を遠くとればそれなりにボケを大きく撮れるのですが、室内やテーブルフォトだとどうしてもボケが物足りなくなりがちです。
そんな時にこのレンズを使えば、手元を撮る場合でも被写体を浮き上がらせるような撮り方ができるので、とても重宝しています。
◇付属標準レンズとのボケ比較◇
ボケ方が全然違う!
比べると一目瞭然ですね、やっぱりこのボケが一眼カメラの醍醐味の一つだと思います
どうでしょうか?はっきりと違いがわかりますよね??
上の作例のようにAモードでF値をF1.7にセットし、撮りたいものになるべく近づいて撮れば、簡単に背景をぼかすことができます。
僕にとってこのレンズは、スナップにもテーブルフォトにもはたまたポートレートにも活躍できる万能レンズです。
あまり難しく考えずに、色々試しながら直感で撮るのがおすすめです
NIKKOR Z DX 24mm f/1.7の残念ポイントと注意点
僕はこの「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」でがっかりしたことは殆ど無いのですが、手振れ補正が付いていないのでしっかり構えて撮る必要がある、という点には注意しています。
とはいっても、(難しい話は省略しますが)僕はこのレンズを使う時はF値が解放付近になることが多いので、よっぽど真っ暗でなければそこまで手ブレを心配するようなシビアなシャッタースピードになることがほとんどありません。
それでも例えば夜景などを絞り込んで撮りたい場合など、手持ちでは厳しい場面もありますが、そもそもその状況であまりこのレンズは使わないですね。
手ブレ補正無しかぁ・・・使えるかなぁ・・・
よっぽど暗いところじゃなければ、しっかり構えて撮れば大丈夫ですよ
NIKKOR Z DX 24mm f/1.7の作例とおすすめの撮り方
このレンズのおすすめの撮り方はいろいろありますが、おすすめはやはりF値を解放にしてボケを大きくする撮り方です。
もちろんこのレンズは焦点距離が24mmと広角寄りなため、絶対的なボケ量は望遠レンズの方が大きくなります。
なので、望遠レンズが使いにくい近くにある被写体やテーブルフォト、さらにスナップ写真などに使うことがほとんどです。
この1枚は後ろに下がって望遠レンズで撮ってもよかったのですが、被写体のコスモスがかなり手前だったのと、背景のお花畑感を残したかったので、この17mmF1.7を使いました。
この状況で望遠を使うとボケが大きくなり過ぎてお花畑感が消えてしまったのですが、このレンズのおかげで丁度良いボケ感になり満足です。
僕がよくこのレンズで撮るのが、こんな感じのテーブルフォトです。
スマホで撮るとボケにくいので「いかにも記録写真!」という感じになってしまうのですが(下手なだけ)、こんな感じでボケてくれると、なんかうまくなった気がしますね笑。
ほかにもこんな感じでF8やF11に絞り込んだスナップも撮ることがあります。
僕はこのレンズのただボケるだけでなく、焦点距離が王道の35mmで使いやすく、かつ絞れば十分な解像感が出るというとこも気に入っています。
初めてこのレンズを使うと、ズームできないことにもどかしさを感じると思いますが、手に入れたらしばらくこのレンズだけを使う!というようにすれば、いつの間にか単焦点レンズの面白さに夢中になると思いますよ☆
ニコンZ50の初めての単焦点レンズにおすすめです
ニコンZ50におすすめレンズ⑤ 「NIKKOR Z 40mm f/2」
買いやすい値段の単焦点レンズです
次のおすすめレンズも明るい単焦点レンズの「NIKKOR Z 40mm f/2」です。
この「NIKKOR Z 40mm f/2」はニコン純正のZマウントレンズの中では最安の部類に入るので、レンズの中では比較的手に入れやすい部類に入ります。
僕もニコンのカメラを買ったあと、速攻でこのレンズを買いました笑。
このレンズも単焦点レンズなので、ズームで被写体の大きさを変えることができません。
焦点距離は40mmなので、APS-CセンサーのZ50で使うと「60mm相当」と中望遠レンズに近い焦点距離となります。
◇このレンズで写る範囲◇
このレンズは標準ズームレンズと比べて「かなりボケる」レンズなので、一眼カメラらしいボケを生かした写真を手軽に撮りたい場合に特におすすめです。
とにかく大きなボケを楽しみたい!という人におすすめですよ
NIKKOR Z 40mm f/2 のおすすめポイント
僕がこの「NIKKOR Z 40mm f/2」でおすすめしたいポイントは、焦点距離40mm&解放絞り値F2という「ボケの大きさ」です。
上でおすすめした「NIKKOR Z DX 24mm F1.7」も良くボケるレンズですが、こちらはさらにその上を行きます。
もちろん純粋にボケの大きさであれば、望遠レンズの250mm側の方がボケは大きくなりやすいのですが、いかんせん望遠レンズなので手元は写せません。
その点このNIKKOR Z 40mm f/2はフルサイズ換算で約60mmと「標準ちょい」程度の焦点距離なので、手元を写すテーブルフォトでは最強のボケの大きさを誇ります。
◇標準レンズとのボケ比較◇
どうですか?上で紹介した「NIKKOR Z DX 24mm F1.7」よりもさらに被写体が浮き上がって見えると思いませんか??
こんな感じでこのレンズを使って手元のものを撮れば、わずかな距離差であっても背景が強くボケていきます。
なので僕の場合は、主に小物類を一眼らしいボケのある写真を撮りたい場合にこのレンズを使っています。
やっぱり一眼カメラといったらボケのある写真だよね!
NIKKOR Z 40mm f/2 の残念ポイントと注意点
僕が感じるこのNIKKOR Z 40mm f/2を使う上での注意点ですが、このレンズをAPS-CセンサーのZ50で使うと焦点距離が「60mm相当」となるため、撮れる範囲が思った以上に狭いという点です。
具体的には、カフェやレストランなどで料理を撮ろうとした場合、立ち上がらないと料理が一部分しか入らないレベルです。(もちろんそんな目立つことはそれは避けたいですね!)
なので、一般的なカフェなどでは「NIKKOR Z DX 24mm F1.7」の方が使いやすいと思います。
さらに人を撮る場合にも、かなり後ろに下がらないと全身を捉えることはできません。
カフェとかでサッと撮りたい場合はこのレンズは向いてないってこと?
アップで撮りたい場合はこのレンズでもOKですが、カフェとか料理を撮るならおすすめ④の24mm f/1.7の方が使いやすいと思います
なので僕はこのレンズはテーブルフォトでもポートレートでも、アップで撮りたい場合に使うことがほとんどです。
ちなみにこのレンズも、レンズに手振れ補正が搭載されていないので、室内や暗いところで使う場合は手ブレに注意してしっかり構えて撮るように心がけましょう。
NIKKOR Z 40mm f/2 の作例とおすすめの撮り方
このNIKKOR Z 40mm f/2を使ったおすすめの撮り方は、やはり絞りが「F2」という性能を生かしたボケの大きい写真ですね。
AモードでF値を「F2」にセットしたら、なるべく被写体に近づいて撮りましょう。さらに背景が遠くなるように構図を工夫すればより大きなボケを得ることができます。
このレンズを使えば標準ズームとは比較にならないなだらかで大きなボケを得られるので、ちょっとわざとらしいぐらいに背景をボカして楽しむのがおすすめです。
この一枚はマクロっぽく撮りたかったので、なるべく近づいて撮りました。
この距離だと花の中心にピントを合わせると、花びらの先はすでにボケ始めるぐらいで、背景に関してはほぼボケきっていますね。
僕がこのレンズを使う時は、大体こんな感じで「被写体ドン」(日の丸構図とも呼ばれます)で撮ることが多いです。
これもボケを生かした日の丸構図ですが、この梅は低木で望遠レンズが使えなかった(触れるぐらいの高さだった)ので、このNIKKOR Z 40mm f/2を使ってしゃがんで撮りました。
こんな感じでシンプルに主題を目立たせられるので、このレンズ僕は好きです。
もちろんこのレンズはボケだけじゃなく、スナップにも使えます。
この一枚は軽く絞って敢えてボケ無いように撮りましたが、見ての通りこのレンズはZ50で使うとやや望遠気味になります。
なので、あくまで僕の場合はですが、このレンズはある程度対象を絞ったシンプルな構図で使うのがほとんどですね。
最近はスマホでもある程度ボケを出すことができますが、やっぱり一眼で撮る方が自然で綺麗だと思います
ニコンZ50におすすめレンズ⑥ 「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」
最後に紹介するのは超広角レンズです。風景好きの人は必携ですよ
ニコンZ50にオススメしたいレンズラストは、超広角ズームレンズの「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」です。
僕は風景好きなので、超広角のこのレンズは最初から気になっていました。
ちなみにこのレンズは「パワーズーム」と呼ばれる機構が採用されており、ズームリングを回すとセンサーが回転方向や回転量を読み取って内蔵されているモーターによってズームされるという珍しい方式のレンズとなっています。
そしてこのレンズの最大の特徴はもちろん焦点距離が12mm~(フルサイズ換算で18mm~)とかなり広い範囲が写るという点です。
◇このレンズで写る範囲◇
なんかめちゃくちゃ遠くなったね!
写る範囲が「広い」と表現しますが、超広角レンズはとても広い範囲が写るのが特徴です
シンプルに言えば超広角レンズとは標準レンズよりも広い範囲が撮れるレンズです。
ですが、ただ広く撮れるだけでなく遠近感も強調されるので、奥行きがあったり見上げるような被写体を撮れば、より迫力やダイナミックさが強調されます。
他にも室内など、「普通のレンズだとどうしても撮りたいもの全部が収まらない」という場面にも意外と威力を発揮するので、僕の場合は旅行にもこのレンズは欠かせません。
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRのおすすめポイント
僕がこの「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」で皆さんにおすすめしたいポイントはやはりその超広角性能です。
特に風景撮影においては広角性能がものを言う場面も多く、1mmの違いが大きな表現の差となって現れることがあります。
なので、僕は普通の広角レンズだとどうしても「ぱっとしない」と感じるときにこのレンズを使います。
こんな感じで標準レンズと比べれば、迫力や奥行き感が違いますね。
さらに超広角レンズは後ろに下がれない状況にも威力を発揮しますので、屋外の風景だけでなく、室内やテーブルフォトなどにも相性が良いので試してみてください。
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRの残念ポイントと注意点
僕がこの「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」を使う時に気を付けているのは、漠然と撮ると何を撮りたかったのかわかりにくくなる、という点です。
超広角レンズはその特性上広い範囲が収まるので、ごちゃごちゃしたところで使うと一枚の写真に多くの要素が写り込んでしまい、主題がはっきり伝わらない、ということがよくあります。
例えば上の失敗例では、「曇りがちの空」、「運河」、「風車」、「洋風の建物」などがすべて1枚に収まっている上にそれぞれがインパクトが弱く、いったい何に注目したのかわからないということになってしまっています。
なので、大自然などそれだけで絵になる広大な風景なら問題ないですが、そうでない場合はしっかりと構図を考えて、なるべく余計なものが入らないように工夫をするようにいつも心がけています。
超広角を使いこなすのって難しいんだね
望遠みたいに「主題ドン!」という感じではないですからね、でもその分使いこなせばとても迫力がある写真が撮れますよ
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRの作例とおすすめの撮り方
僕が思うNIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRのおすすめの撮り方は、超広角レンズの定番である下から見上げるように撮る撮り方です。
超広角レンズは遠近感が強調される効果が強いので、高さや奥行きがあるものを見上げて撮ればそれだけでダイナミックで迫力のある写真になります。
通りすがりで撮った1枚ですが、こんな感じの広がり感は超広角レンズならではだと思います。
屋内で撮った1枚です。このレンズは手ブレ補正もついているのでこんな感じのちょっと暗めの屋内でもOKです。
壁があって後ろに下がりにくい状況でも問題ないので、僕は旅行の時には必ず持っていくようにしています。
旅行のときは望遠だけでなく超広角もあるとかなり撮れるものが広がりますよ
ニコンZ50で使えるレンズ一覧 ズームレンズ編(大体10万円以下)
ではここからはニコンZ50で使えるレンズのラインアップを見てみましょう。まずは便利なズームレンズ編です
■NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR ☆☆Z50におすすめ☆☆
フルサイズ換算で24~75mm相当となる標準ズームレンズ。APS-C機用。Z50のレンズキットに標準で付属するレンズ。手ブレ補正内蔵。とりあえず最初の1本におすすめ。詳しいレビューはこちら
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR ☆☆Z50におすすめ☆☆
フルサイズ換算で75~400mm相当となる望遠ズームレンズ。APS-C機用。Z50のダブルズームキットに付属するレンズ。手ブレ補正内蔵。望遠レンズにしては珍しい沈胴式を採用している。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR ☆☆Z50におすすめ☆☆
フルサイズ換算で18~42mm相当となる超広角ズームレンズ。APS-C機用。手ブレ補正内蔵。風景写真好きなら是非持っておきたいレンズ。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3
フルサイズ換算で36mm~75mm相当となる標準ズームレンズ。フルサイズ対応の標準レンズとしては安価だが、Z50で使うと手ブレ補正が無い上36mm~になってしまうので使いにくいかもしれない。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR ☆☆Z50におすすめ☆☆
フルサイズ換算で27~210mm相当となる高倍率(便利)ズームレンズ。APS-C機用。手ブレ補正内蔵。1本で広角から望遠までこなせる便利なレンズ。レンズ交換が煩わしいと感じる人にオススメ。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
フルサイズ換算で36~300mm相当となる高倍率(便利)ズームレンズ。望遠側が300mm相当なのが大きな魅力。でも広角側が36mm~なので風景撮影では使いにくいかも。標準~望遠重視の方に。
(参照:ニコン商品ページ)
ニコンZ50で使えるレンズ一覧 単焦点レンズ編(大体10万円以下)
では最後にZ50で使える単焦点レンズのラインアップを紹介します。本格的な撮影がしたい人は是非検討してください
単焦点レンズってよく聞くけど何??
「単焦点」レンズとは・・・
単焦点レンズとは、「焦点距離が固定」つまりズームができないレンズのこと。
普通のズームレンズのようにズームリングを回して手軽に距離を変えられない一方で、
構造がシンプルなので高性能に(つまりF値を小さく)しやすいというメリットがある。
単焦点レンズは撮りたいもの手軽に大きくしたり小さくしたりできない代わりに「尖がった」性能を持っていることが多いんですよ
■NIKKOR Z 28mm f/2.8
フルサイズ換算で42mm相当のレンズ。標準域なのでスナップ写真などに使いやすい。最短撮影距離が0.19mと比較的「寄れる」のでテーブルフォトにもオススメ。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z 40mm f/2 ☆☆Z50におすすめ☆☆
フルサイズ換算で60mm相当のレンズ。焦点距離が40mmで解放F値がF2と、初心者でも割とボケを作りやすいスペック。ボケを生かしたスナップやポートレートなどにおすすめ。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z DX 24mm f/1.7 ☆☆Z50におすすめ☆☆
フルサイズ換算で36mm相当の単焦点レンズ。APS-C機用。コンパクトで軽い。ボケを生かしたテーブルフォトやスナップ、ポートレートなどジャンルを選ばない万能レンズ。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z 26mm f/2.8
フルサイズ換算で39mm相当の薄型パンケーキレンズ。とにかく薄い。毎日カメラを持ち歩きながらストリートスナップや風景を切り取りたい人にオススメ
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z 50mm f/1.8
フルサイズ換算で75mm相当の単焦点レンズ。高い基準を満たす「S-Line」グレード。大口径レンズならではの大きなボケが魅力。ポートレートに是非。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
フルサイズ換算で75mm相当の等倍マイクロレンズ(マクロレンズ)。花や植物のクローズアップフォトやテーブルフォト、さらに75mmなのでポートレートにも〇。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
フルサイズ換算で128mm相当の「S-Line」中望遠レンズ。F1.8のなだらかで大きなボケが魅力。背景をボカしたポートレートはもちろん被写体を強調したスナップにも。
(参照:ニコン商品ページ)
まとめ:自分にぴったりのレンズを見極めよう
交換レンズは安いものでも3万円以上するので、気軽にホイホイ買えるものではありませんよね。
僕もカメラを始めた最初のころは、「せっかく買ったのに撮れる写真が思ってたのと違う!」ということが何度かありました。
そうならないためには、作例やほかの人の撮った写真をなるべくたくさん見て、自分が撮りたいものが撮れそうか、よくイメージを働かせてから買うようにするのが一番だと思います。
この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
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