ニコンZ50を使ってるんだけど、初心者でも使えて買いやすいレンズってあるかな
どんなものを撮りたいかによって変わります。でも初心者の次の1本におすすめなのはやっぱり「望遠レンズ」、「明るい単焦点レンズ」、「超広角レンズ」あたりですね
こんにちは!カメラ歴15年、レンズ総購入数45本のNEKO(ねこ)です!
この記事では自分が持っているニコンZマウントレンズの中から、特にニコンZ50におすすめしたいレンズを6本紹介しています。
ただ商品リンクを貼るだけでなく、実際に使用した感想や作例を中心にレビューしていますので、是非参考にしていただければ幸いです。
おすすめで紹介しているレンズは全部自分で実際に購入して使っているレンズ達ですよ。作例もレンズの特徴がわかるように全部Jpg撮って出しです!
☆↓↓当サイトのニコン Z50関連の他の記事↓↓☆
- ニコンZ50におすすめのレンズ① NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
- ニコンZ50におすすめレンズ② 「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」
- ニコンZ50におすすめレンズ③ 「NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR」
- ニコンZ50におすすめレンズ④ 「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」
- ニコンZ50におすすめレンズ⑤ 「NIKKOR Z 40mm f/2」
- ニコンZ50におすすめレンズ⑥ 「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」
- ニコンZ50で使えるレンズ一覧 ズームレンズ編(大体10万円以下)
- ニコンZ50で使えるレンズ一覧 単焦点レンズ編(大体10万円以下)
- まとめ:自分にぴったりのレンズを見極めよう
ニコンZ50におすすめのレンズ① NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
「もう持っているよ!」という人も多いかもしれませんが、これからZ50を買う人のために是非紹介させてください
まず最初におすすめしたいのは、ズームレンズキットにも付属する「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」です。もう既に持っている人も多いかもしれませんね。
この「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」は焦点距離が16-50mm(フルサイズ換算で24~75mm)という広角から標準域までをカバーしたズームレンズです。
このレンズは使わないときはレンズを縮めて収納する「沈胴式」という方式を取っています。
このように撮影時にはレンズを撮影ポジションにするというひと手間が加わりますが、ロックスイッチなどはなくただ「回すだけ」なので、慣れればそこまで面倒とは感じません。
このサイズで広角から標準域をカバーし、当然手振れ補正も内蔵されていて、さらに価格も手ごろ、という点からもZ50の最初の1本にふさわしいレンズだと思います。
いちいち伸び縮みさせるのって面倒じゃないのかな?
最初はそう感じるかもしれませんが、慣れです
◇このレンズで写る範囲◇
写る範囲は広角~標準域ですが、広角側が16mmスタート(換算24mm)と一般的な広角レンズよりもやや広く写るようになっているのが嬉しいですね。
一方で望遠側は50mm(換算75mm)と、あまり望遠が効くわけではないので、遠くのものを撮りたい場合は別に望遠レンズを用意した方が良いでしょう。
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRのおすすめポイント
このレンズのおすすめポイントはやはり驚くほど軽量でコンパクトな点と、16-50mm(フルサイズ換算で24~75mm)というとても使いやすい焦点距離を両立している点だと思います。
広角から標準域を無理なくカバーしているにも関わらず、レンズ重量はたった135g(メーカー公称値)しかありません。
もちろんその分50mmの解放F値がF6.3と決して高性能なレンズとは言えませんが、そこはおいおい「明るい単焦点レンズ」などを買い足すことで十分にカバーできるでしょう。
とにかく最初はZ50にこのレンズを付けてなんでも撮ってみる、そんな使い方がおすすめな1本です。
やっぱり軽いのは嬉しいよね
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRの残念ポイントと注意点
この「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」の注意点としては、望遠レンズではないので遠くのものを撮るのには向いていないという点です。(あたりまえかもしれませんが)
例えばお子さんの運動会や飛行機や電車、さらには動物園など、ちょっと離れた被写体を狙うことが多いならこのレンズではなく望遠レンズが必須になると考えて置いた方が良いでしょう。
やっぱり望遠レンズってあった方がいいのかなぁ・・・
やはりこのレンズと望遠レンズの2本でセット、と考えた方がいいと思いますよ
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRの作例とおすすめの撮り方
この「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」のおすすめの撮り方は、とりあえずスマホ感覚でなんでも撮ってみる、というものです。
16mm側を使えば雄大な自然風景やストリートスナップも撮れますし、さらに50mmでなるべく被写体に近づけばそれなりに背景をボカして撮ることもできるはずです。
手振れ補正が内蔵されている利点を生かしてナイトシューティングなんかも面白いでしょう。とにかく小型軽量の利点を生かしてどこにでも持ち出してみる、そんなレンズだと思います。
もしZ50が初めての本格的なカメラなら、とにかくこのレンズで「たくさん撮る」のが良いと思います
ニコンZ50におすすめレンズ② 「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」
おすすめの2本目は望遠ズームレンズです。これもダブルズームキットに付属するレンズですが、Z50で初心者が気軽に使える望遠レンズは実質これ1択ですよ
ニコンZ50におすすめしたいレンズの2本目は望遠ズームレンズの「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」です。
これも最初の1本目と同じくニコンZ50のダブルズームキットに付属するレンズなので、既に持っている人も多いかもしれません。
このレンズは望遠レンズとしては珍しく「沈胴式」が採用されており、標準レンズと同じく撮影時にはリングを回して撮影ポジションに伸ばす必要があります。
このレンズめっちゃ伸びるね!
そうですね、望遠レンズはたいてい望遠側では伸びるんですが、このレンズは見た目に特に迫力がありますね
写る範囲はさすが望遠レンズなので、遠くのものもかなりの大きさで撮ることができます。
◇このレンズで写る範囲◇
飛行機や電車などの乗り物、お子さんの運動会や発表会、さらにテーマパークのショーなど、遠くのものを撮りたい人は必携のレンズですね。
NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR のおすすめポイント
この「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」のおすすめポイントとしては、やはりフルサイズ換算で400mmにも達する超望遠が比較的手軽に楽しめる、という点です。
最近はスマホのカメラにも望遠レンズが搭載され、かなり綺麗になりましたが、この望遠領域はまだまだ一眼カメラが得意とするところです。
試しに望遠レンズが内蔵されているハイエンドモデルのgoogle pixel 7 proと比較してみました。
よくみるとスマホは細かいところがボヤっとしてるね
ハイエンドのスマホとエントリークラスの望遠レンズですらこれだけの差が出るので、まだしばらくは望遠はカメラに分がありそうです
見比べればよくわかりますが、いくらハイエンド機種とはいえスマホカメラの望遠では細かいところまで解像しきれません。一方で望遠レンズの方はまだ余裕がありそうです。
しかも、この「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」はダブルズームキット付属の望遠レンズのため比較的手を出しやすい価格で手に入れることができます。
おすすめ①の標準ズームと組み合わせると、この2本だけでフルサイズ換算で24~400mmとかなりのレンジをカバーできるようになりますので、とりあえずこの2本を揃えるところからスタートするのがおすすめですね。
NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VRの残念ポイントと注意点
このNIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VRの個人的に残念なポイントとしては、その大きさです。
ぱっと見「あれ?一眼レフ用かな??」と思うぐらいのサイズ(特に太さ)があり、さらに沈胴式のため撮影ポジションではかなりのバズーカーぶりを発揮します。
ニコンだけ飛び抜けて大きいね!
ニコンは望遠側が250mmと他と比べて少し長いのもありますが、それにしても大きいですね。デジタル補正に頼らない工学設計にこだわっていると前向きに捉えましょう!
キヤノンは55-210mm、ソニーは55-210mmなのに対してニコンは50-250mmと望遠側が長いので公平な比較とは言えませんが、それにしても実際に並べてみると段違いにゴツイ感じがしてしまうのは否めません。
ただこれは前向きに捉えるなら、コンパクトさよりも画質を優先した結果と考えることもできるかもしれません。(詳しくは知りませんが)
キヤノンもソニーもミラーレス一眼用にコンパクトな望遠レンズにシフトしている中で、敢えて時代に迎合しないのがニコンのカッコイイところでもありますね。
NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VRの作例とおすすめの撮り方
この「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」のおすすめの撮り方は、やはり動物園や飛行機など、簡単に近づけないものをぐっと引き寄せて撮るような撮り方だと思います。
250mmの望遠性能をフルに生かせば、遠くにあるものでもまるで目の前にいるかのような距離感で撮ることができるでしょう。
また、作例にあるように身近な花も望遠レンズで撮れば「立派な風景写真」に大変身します。撮るときはカメラから1mぐらいの距離にあって、さらに背景と距離がある状態の花を選ぶと、簡単にそれっぽく撮れます。
このクラスの望遠はまだまだスマホでは撮ることができないので、是非一眼カメラならではの撮影を楽しんで欲しいと思います。
望遠レンズは効果がわかりやすく迫力もあるので、撮っていて楽しいですよ
ニコンZ50におすすめレンズ③ 「NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR」
続いては高倍率ズームの「NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR」です。広角から望遠までレンズ交換無しで撮れるので「便利ズーム」と呼ばれていますよ
次に紹介するのは「NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR」です。
このレンズは通称「高倍率ズーム」や「便利ズーム」と呼ばれ、広角から望遠域までレンズ交換なしで対応できるのが魅力となっています。
そこそこのお値段がしますが、使ってみると確かに便利と感じるレンズなので、レンズ交換が苦手な方や旅行など利便性重視な時におすすめしたいレンズです。
◇このレンズで写る範囲◇
すごい!広角から望遠まで1本でいけちゃうんだね!
なるべく荷物を減らしたい旅行なんかにはちょうどいいレンズですよ
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRのおすすめポイント
このレンズのおすすめポイントは、言うまでもなくレンズ交換なしで18-140mm(フルサイズ換算で27~210mm)をカバーできる利便性だと思います。
自分の場合、望遠側が140mmあれば大体こと足りることが多いので、普段使いの場合これ1本つけておけば他のレンズはいらない、ということもよくあります。
さらに手振れ補正も内蔵されているので、このあたりも初心者には嬉しいポイントですね。
レンズ交換苦手だから助かる!
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRの残念ポイントと注意点
この「NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR」の弱点をあげるなら、広角側も望遠側もダブルズームキットに付属するレンズにやや及ばない、という点です。
例えば広角側ですが、おすすめ①のダブルズームキットに付属する標準レンズが16mm~なのに対してこのレンズは18mm~とやや写る範囲がやや狭くなります
◇付属標準レンズとの比較◇
う~ん、並べてみたらわかる程度の差なのかな?
まぁそうなんですけど、これが結構な差になることもあるんですよ
「見比べればギリわかる?」程度の違いかもしれませんが、本格的に風景写真を撮る場合、このわずかな写る範囲の差が気になることがあるので、要注意です。
さらに、おすすめ②のダブルズームキット付属の望遠レンズの望遠側が250mmなのに対して、このレンズの最大望遠は140mmまでしかありません。
◇ダブルズームキット付属望遠レンズとの比較◇
撮れる大きさが結構ちがうね!
そうなんです、なので望遠の性能がどこまで必要かの見極めが必要なんです
広角側と違い、望遠側の性能はダブルズームキット付属の望遠レンズとはっきりわかるぐらい違います。
もし現状でダブルズームキットの望遠側一杯を使っている場合、このNIKKOR Z DX 18-140mm だと望遠側が全く足りない、ということになります。
なので、あらかじめ手持ちのレンズで140mmがどれくらいの望遠なのかを確認して、望遠が不足しないかよく確認しておいた方が、あとあとガッカリせずに済むと思います。
もし普段から望遠レンズの200mmや250mmあたりを頻繁に使っているようだと、このレンズはちょっと厳しいかもしれません
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRの作例とおすすめの撮り方
この「NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR」を使う場合は、オススメ①の標準レンズと同じく、難しいことは後回しで「とにかく何でも&たくさん撮る」のがオススメです。
お散歩に連れて行って空でもカフェでもネコでも電柱でも、気になったものはなんでも撮ってみましょう。
交換レンズをゾロゾロ持ち歩くほど気合いを入れたくない、でもやっぱりスナップも望遠もボケも捨てがたい・・・そんなズボラな気分の日にピッタリのレンズです。
確かに旅行によさそうだね
ニコンZ50におすすめレンズ④ 「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」
次のおすすめはスナップに最適な単焦点レンズです。ボケも綺麗ですよ
続いてのおすすめレンズはみんな大好き明るい単焦点レンズの「Nikkor Z DX 24mm f/1.7」です。
「単焦点レンズ」とはズームによって大きさを変えられないレンズのことですが、このレンズも24mm固定なので、写るものの大きさを変えたい場合は自分で近づいたり離れたりする必要があります。
一見不便に感じるかもしれませんが、慣れてくるとそれが面白く感じてくるので、標準のズームレンズに飽きてきたら是非挑戦してみてください!
◇このレンズで写る範囲◇
このレンズは24mm(フルサイズ換算で36mm)と、とても使いやすい焦点距離になっているのがポイントです。
フルサイズ換算で35mm前後は標準レンズと呼ばれ、「広すぎず狭すぎず」でありのままを撮るのにちょうどいい焦点距離と言われ、好んで使う人が多くいます。
加えて、解放F値がF1.7と明るくボケやすい特徴があるので、スナップ撮影にもテーブルフォトにも使えるまさに「お手軽お散歩レンズ」だと言えるでしょう。
NIKKOR Z DX 24mm f/1.7のおすすめポイント
この「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」のおすすめポイントは、繰り返しになりますが焦点距離が24mm(フルサイズ換算で36mm)と「ザ・王道」の焦点距離で使いやすいという点です。
このフルサイズ換算で35mm前後のレンズは「標準レンズ」と呼ばれ、見た目の視野角に近いその名の通り最も基本的な焦点距離のレンズと言われています。
さらに解放F値もF1.7とかなり明るいので標準レンズにはないボケも楽しむことができます。
◇付属標準レンズとのボケ比較◇
ボケ方が全然違う!
比べると一目瞭然ですね、やっぱりこのボケが一眼カメラの醍醐味の一つだと思います
上の作例のようにAモードでF値をF1.7にセットし、撮りたいものになるべく近づいて撮れば、簡単に背景をぼかすことができます。
ズームこそできませんが、スナップにもテーブルフォトにもはたまたポートレートにも活躍できる万能レンズと言えるでしょう。
さらに、最短撮影距離が18cmとかなり被写体に近づいてとることができるレンズなので、思い切ってアップに捉えるのも面白いかもしれません。
あまり難しく考えずに、色々試しながら直感で撮るのがおすすめです
NIKKOR Z DX 24mm f/1.7の残念ポイントと注意点
この「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」でがっかりしたポイントは殆ど無いのですが、手振れ補正が付いていないのでしっかり構えて撮る必要がある、という点は要注意です。
とはいっても、(難しい話は省略しますが)ボケを狙う場合はF値が解放付近になるはずで、よっぽど真っ暗でなければそこまで手ブレを心配するようなシビアなセッティングになることはないはずです。
それでも例えば夜景などを絞り込んで撮りたい場合など、手持ちでは厳しい場面もありますので、その場合は三脚などを活用する必要があるかもしれません。
手ブレ補正無しかぁ・・・使えるかなぁ・・・
よっぽど暗いところじゃなければ、しっかり構えて撮れば大丈夫ですよ
NIKKOR Z DX 24mm f/1.7の作例とおすすめの撮り方
このレンズのおすすめの撮り方はいろいろありますが、おすすめはやはりF値を解放にしてボケを大きくする撮り方です。
とはいってもこのレンズは焦点距離が24mmと広角寄りなため、「なんでもかんでも大きくボケる」という訳ではありません。(ある程度はボケますが)
なので大きくボカしたい場合はなるべく被写体に近づいて、かつ、なるべく遠い背景を選ぶ、というように構図を工夫すると良いでしょう。
F1.7だったら大きくボケるんじゃないの??
ボケの大きさはF値だけでは決まらないんです。広角レンズはボケにくくこのレンズもやや広角寄りなので、いくらF1.7といっても「超ボケる」という感じではないですね
ほかにもF8やF11に絞り込んでスナップや、テーブルフォトなんかもおすすめです。
最初はズームできないことにもどかしさを感じると思いますが、手に入れたらしばらくこのレンズだけを使う!というようにすれば、いつの間にか単焦点レンズの面白さに夢中になるかもしれませんね☆
ニコンZ50の初めての単焦点レンズにおすすめです
ニコンZ50におすすめレンズ⑤ 「NIKKOR Z 40mm f/2」
買いやすい値段の単焦点レンズです
次のおすすめレンズも明るい単焦点レンズの「NIKKOR Z 40mm f/2」です。
この「NIKKOR Z 40mm f/2」はニコン純正のZマウントレンズの中では最安の部類に入るので、レンズの中では比較的手に入れやすい部類に入ります。
焦点距離は40mmなので、APS-CセンサーのZ50で使うと「60mm相当」と中望遠レンズに近い焦点距離となります。
◇このレンズで写る範囲◇
このレンズは標準ズームレンズと比べて「かなりボケる」レンズなので、一眼カメラらしいボケを生かした写真を手軽に撮りたい場合に特におすすめです。
とにかく大きなボケを楽しみたい!という人におすすめですよ
NIKKOR Z 40mm f/2 のおすすめポイント
この「NIKKOR Z 40mm f/2」のおすすめポイントは、焦点距離40mm&解放絞り値F2という「ボケの大きな写真を撮りやすいスペック」だと思います。
純粋にボケの大きさであれば、望遠レンズの250mm側の方がボケは大きくなりやすいと思いますが、望遠レンズなので手元は写せません。
その点このNIKKOR Z 40mm f/2はフルサイズ換算で約60mmと「標準ちょい」程度の焦点距離なので、物撮りにはこちらの方が使いやすいかもしれません。
◇標準レンズとのボケ比較◇
このレンズを使って手元のものを撮れば、わずかな距離差であっても背景がボケていくので、一眼らしいボケのある写真を撮りたい場合、このレンズはおすすめです。
やっぱり一眼カメラといったらボケのある写真だよね!
NIKKOR Z 40mm f/2 の残念ポイントと注意点
ニコンZ50でこのNIKKOR Z 40mm f/2を使う上での注意点ですが、このレンズをAPS-CセンサーのZ50で使うと焦点距離が「60mm相当」となるため、撮れる範囲が思った以上に狭いという点です。
具体的には、カフェやレストランなどで料理を撮ろうとした場合、立ち上がらないと料理が一部分しか入らないレベルです。(もちろんそんな目立つことはそれは避けたいですね!)
さらに人を撮る場合にも、結構後ろに下がれないと全身を捉えることはできません。
カフェとかでサッと撮りたい場合はこのレンズは向いてないってこと?
アップで撮りたい場合はこのレンズでもOKですが、カフェとか料理を撮るならおすすめ④の24mm f/1.7の方が使いやすいと思います
もちろんテーブルフォトでもポートレートでも、被写体をある程度アップで撮りたい場合や背景を大きくボケさせたい場合はこのレンズの本領発揮です。
なので、このレンズはあくまで「中望遠レンズ」としてテーマを絞り込んで撮るレンズだ、というイメージを持つようにしましょう。
ちなみにこのレンズも、レンズに手振れ補正が搭載されていないので、室内や暗いところで使う場合は手ブレに注意してしっかり構えて撮るように心がける必要があります。
NIKKOR Z 40mm f/2 の作例とおすすめの撮り方
このNIKKOR Z 40mm f/2を使ったおすすめの撮り方は、やはり絞りが「F2」という性能を生かしたボケの大きい写真ですね。
AモードでF値を「F2」にセットしたら、なるべく被写体に近づいて撮りましょう。さらに背景が遠くなるように構図を工夫すればより大きなボケを得ることができます。
このレンズを使えば標準ズームとは比較にならないなだらかで大きなボケを得られるので、ちょっとわざとらしいぐらいに背景をボカして楽しむのがおすすめです。
きれいなボケ方だね、一眼で撮りましたって感じ
最近はスマホでもある程度ボケを出すことができますが、やっぱり一眼で撮る方が自然で綺麗だと思います
ニコンZ50におすすめレンズ⑥ 「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」
最後に紹介するのは超広角レンズです。風景好きの人は必携ですよ
ニコンZ50にオススメしたいレンズラストは、超広角ズームレンズの「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」です。
このレンズは「パワーズーム」と呼ばれる機構が採用されており、ズームリングを回すとセンサーが回転方向や回転量を読み取って内蔵されているモーターによってズームされるという珍しい方式のレンズとなっています。
そしてこのレンズの最大の特徴はもちろん焦点距離が12mm~(フルサイズ換算で18mm~)とかなり広い範囲が写るという点でしょう。
◇このレンズで写る範囲◇
なんかめちゃくちゃ遠くなったね!
写る範囲が「広い」と表現しますが、超広角レンズはとても広い範囲が写るのが特徴です
シンプルに言えば超広角レンズとは標準レンズよりも広い範囲が撮れるレンズです。
ですが、ただ広く撮れるだけでなく遠近感も強調されるので、奥行きがあったり見上げるような被写体を撮れば、より迫力やダイナミックさが強調されます。
他にも室内など、「普通のレンズだとどうしても撮りたいもの全部が収まらない」という場面にも意外と威力を発揮するので、旅行にもおすすめですよ。
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRのおすすめポイント
この「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」のおすすめポイントはやはりその超広角性能です。
特に風景撮影においては広角性能がものを言う場面も多く、1mmの違いが大きな表現の差となって現れることがあります。
この特徴を生かせば広大な風景などを、普通の広角レンズよりもさらに迫力ある、ダイナミックに切り取ることができます。
さらに超広角レンズは後ろに下がれない状況にも威力を発揮しますので、屋外の風景だけでなく、室内やテーブルフォトなどにも相性が良いので試してみてください。
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRの残念ポイントと注意点
この「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」の注意点としては、漠然と撮ると何を撮りたかったのかわかりにくくなる、という点です。
超広角レンズはその特性上広い範囲が収まるので、ごちゃごちゃしたところで使うと一枚の写真に多くの要素が写り込んでしまい、主題がはっきり伝わらない、ということがよくあります。
例えば上の失敗例では、「曇りがちの空」、「運河」、「風車」、「洋風の建物」などがすべて1枚に収まっている上にそれぞれがインパクトが弱いので、作者が何に注目したのかわかりにくくなってしまっています。(まぁ作者は私ですが)
なので、大自然などそれだけで絵になる広大な風景なら問題ないですが、そうでない場合はしっかりと構図を考えて、なるべく余計なものが入らないように工夫をするようにしましょう。
超広角を使いこなすのって難しいんだね
望遠みたいに「主題ドン!」という感じではないですからね、でもその分使いこなせばとても迫力がある写真が撮れますよ
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRの作例とおすすめの撮り方
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRのおすすめの撮り方は、超広角レンズの定番である下から見上げるように撮る撮り方ですね。
超広角レンズは遠近感が強調される効果が強いので、高さや奥行きがあるものを撮ればそれだけでダイナミックで迫力のある写真になります。
このレンズはさらに手ブレ補正もついているので屋内でもOKです。壁があって後ろに下がりにくい状況でも問題ないので、自分は旅行の時には必ず持っていくようにしています。
旅行のときは望遠だけでなく超広角もあるとかなり撮れるものが広がりますよ
ニコンZ50で使えるレンズ一覧 ズームレンズ編(大体10万円以下)
ではここからはニコンZ50で使えるレンズのラインアップを見てみましょう。まずは便利なズームレンズ編です
■NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR ☆☆Z50におすすめ☆☆
フルサイズ換算で24~75mm相当となる標準ズームレンズ。APS-C機用。Z50のレンズキットに標準で付属するレンズ。手ブレ補正内蔵。とりあえず最初の1本におすすめ。詳しいレビューはこちら
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR ☆☆Z50におすすめ☆☆
フルサイズ換算で75~400mm相当となる望遠ズームレンズ。APS-C機用。Z50のダブルズームキットに付属するレンズ。手ブレ補正内蔵。望遠レンズにしては珍しい沈胴式を採用している。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR ☆☆Z50におすすめ☆☆
フルサイズ換算で18~42mm相当となる超広角ズームレンズ。APS-C機用。手ブレ補正内蔵。風景写真好きなら是非持っておきたいレンズ。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3
フルサイズ換算で36mm~75mm相当となる標準ズームレンズ。フルサイズ対応の標準レンズとしては安価だが、Z50で使うと手ブレ補正が無い上36mm~になってしまうので使いにくいかもしれない。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR ☆☆Z50におすすめ☆☆
フルサイズ換算で27~210mm相当となる高倍率(便利)ズームレンズ。APS-C機用。手ブレ補正内蔵。1本で広角から望遠までこなせる便利なレンズ。レンズ交換が煩わしいと感じる人にオススメ。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
フルサイズ換算で36~300mm相当となる高倍率(便利)ズームレンズ。望遠側が300mm相当なのが大きな魅力。でも広角側が36mm~なので風景撮影では使いにくいかも。標準~望遠重視の方に。
(参照:ニコン商品ページ)
ニコンZ50で使えるレンズ一覧 単焦点レンズ編(大体10万円以下)
では最後にZ50で使える単焦点レンズのラインアップを紹介します。本格的な撮影がしたい人は是非検討してください
単焦点レンズってよく聞くけど何??
「単焦点」レンズとは・・・
単焦点レンズとは、「焦点距離が固定」つまりズームができないレンズのこと。
普通のズームレンズのようにズームリングを回して手軽に距離を変えられない一方で、
構造がシンプルなので高性能に(つまりF値を小さく)しやすいというメリットがある。
単焦点レンズは撮りたいもの手軽に大きくしたり小さくしたりできない代わりに「尖がった」性能を持っていることが多いんですよ
■NIKKOR Z 28mm f/2.8
フルサイズ換算で42mm相当のレンズ。標準域なのでスナップ写真などに使いやすい。最短撮影距離が0.19mと比較的「寄れる」のでテーブルフォトにもオススメ。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z 40mm f/2 ☆☆Z50におすすめ☆☆
フルサイズ換算で60mm相当のレンズ。焦点距離が40mmで解放F値がF2と、初心者でも割とボケを作りやすいスペック。ボケを生かしたスナップやポートレートなどにおすすめ。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z DX 24mm f/1.7 ☆☆Z50におすすめ☆☆
フルサイズ換算で36mm相当の単焦点レンズ。APS-C機用。コンパクトで軽い。ボケを生かしたテーブルフォトやスナップ、ポートレートなどジャンルを選ばない万能レンズ。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z 26mm f/2.8
フルサイズ換算で39mm相当の薄型パンケーキレンズ。とにかく薄い。毎日カメラを持ち歩きながらストリートスナップや風景を切り取りたい人にオススメ
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z 50mm f/1.8
フルサイズ換算で75mm相当の単焦点レンズ。高い基準を満たす「S-Line」グレード。大口径レンズならではの大きなボケが魅力。ポートレートに是非。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
フルサイズ換算で75mm相当の等倍マイクロレンズ(マクロレンズ)。花や植物のクローズアップフォトやテーブルフォト、さらに75mmなのでポートレートにも〇。
(参照:ニコン商品ページ)
■NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
フルサイズ換算で128mm相当の「S-Line」中望遠レンズ。F1.8のなだらかで大きなボケが魅力。背景をボカしたポートレートはもちろん被写体を強調したスナップにも。
(参照:ニコン商品ページ)
まとめ:自分にぴったりのレンズを見極めよう
交換レンズは安いものでも3万円以上するので、気軽にホイホイ買えるものではありませんよね。
なので、作例やほかの人の作品をよく見て、自分が撮りたいものが撮れそうか、よくイメージを働かせてから買うようにするのがおすすめです。
この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
☆↓↓当サイトのニコン Z50関連の他の記事↓↓☆
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