こんにちは!カメラ歴15年、カメラ総購入台数25台のNEKO(ねこ)です!
この記事では富士フィルムX-S10で使えるカメラバッグ・カメラケースを紹介しています。
カメラ用のケース・バッグで重要なのはやはりきちんと入るかどうかだと思いますが、なかなか実際のお店で自分のカメラを入れて試すのは難しいですね。
なのでなるべく画像をたくさん付けて紹介していきますので、是非自分に合ったカメラケース・バッグ探しのヒントにして頂ければと思います。
激安レザーケース 「Kinokoo PUレザーハーフケース」を買ってみた
富士フィルムX-S10はややレトロテイストのカメラなので、クラシックな雰囲気のレザーケースと合わせたいところですが、純正や大手メーカーからはX-S10対応のレザーケースは販売されていません。
一応「TP Original」というブランドの本革のレザーケースが定番みたいですが、公式サイトで1万円越え、アマゾンでも8000円~9000円とお値段やや高め。
さすがにケースだけに1万円はちょっと厳しいかな・・・
今回は前から気になっていた海外製の格安ケースを試してみますよ
初心者向けのカメラに1万円のレザーケースはちょっと手が出ない・・・と思う人も多いと思うので(もちろん自分も含む)今回は前から気になっていた激安ブランドのレザーケースを試してみることにしました。
今回買ったのはアマゾンで最近ちらほら見かける「kinokoo」というメーカーのケースです。「kinokoo」ってなんて読むんでしょうね、きのこ???
実はこんな感じの格安レザーケースを買うのは初めてじゃありません。紹介はしていませんが前に他のカメラで実際に買って使っていたことがあります。
なので今回もそこまで心配することなく注文しましたが、果たしてどうでしょうか。
Kinokoo PUレザーハーフケースのおすすめポイント
なんといっても安い
このKinokoo PUレザーハーフケースのおすすめポイントは、それはもうもちろんその価格です。
本革を謳うレザーケースの1/3以下の値段なので、少々のアラには目をつむりましょう。
ただ、アラといっても正直そこまで悪い所があるわけでなく、フェイクレザーなので若干表面がツヤっとしていますが、遠目に見ればわかりませんし、質感もそこまで悪いとは感じません。
気になるところと言えば三脚ネジがコインネジになっていて、なにもなしでは装着、取り外しができないというところぐらいでしょうか。
20万円以上するX-T5にこのケースを買おうとは思う人はいないと思いますが、あくまでも入門機であるX-S10でちょっとクラシックテイストを楽しみたいだけなら、個人的には十分な出来だと思います。
なんだかんだ言って実用性は変わらない
このケースのいい所は安いケースながら実用性には問題がない、という所です。
自分が以前に買った別機種用のケースはケースをつけたままバッテリーの交換ができませんでしたが、このkinokooのX-S10用のケースは(ボタン止めではありますが)問題なくバッテリーやSDカードの交換ができます。
もちろんモニターの展開や充電用のUSBケーブルの抜き差しにも問題がないので、普段使いには何の支障もありません。
安いですが全く使い物にならない、ということはなくちゃんと使える製品ですよ
Kinokoo PUレザーハーフケースのがっかりポイント
ケースと言いながら防御力はほぼゼロ
これはこのケースだけでなく、全てのレザーケースに言えることですが、基本的に守られるのは底面とグリップぐらいで、軍艦部や液晶部など主要な所には何のガードもありません。
なのでこのケースを着けたからと言って、その状態でカバンに放り込むのはちょっと気が引けます。
こういったレザーケースはどちらかと言うと見た目重視のドレスアップパーツなので、防傷耐衝撃には別のソフトケースを用意した方が良いでしょう。
フェイクレザーは本革より劣化が早い
PUレザーは本革ではなくフェイクレザー、ビニールレザーと呼ばれる合成素材なので、本革のような耐久性がないと言われています。
本物のレザーがきちんと手入れされれば何十年も持つのに対して、フェイクレザーはそれより遥かに早くひび割れたり表面が剥がれたりといった寿命を迎えることが多いようです。
といってもさすがに1~2年でダメになることはないと思いますし、個人的にはこの価格なら数年でダメになってもまた買えばいいかという感じです。
傷が付きやすい
これも劣化と関係しますが、表面にわりと簡単に傷が付く上に、傷が付くとそれなりに目立ちます。(これは茶色を選んでしまったからかもしれませんが)
耐久性を調べようと思ってわざと爪を立てて擦ってみたところ、結構簡単に表面にダメージが残りました。
結構辛口のレビューになってしまいましたが、このケースの最大の売りはその価格なので、「ちょっと雰囲気を楽しめたらそれでいい」、「傷も味だから全然気にならない」という人向けであるのは間違いなさそうです。
やっぱり値段なりと言えば値段なりな気がする・・・
もうちょっと高くてもいいよって人には本革レザーケースがおすすめ
色々調べたところ、X-S10のレザーケースのこのTPOriginalというブランドが定番の様です。
正直こちらも聞いたことがないブランドなのですが、デジカメWatchの記事でも紹介されているケースなので、まぁ間違いはないんだと思います。
「安かろう悪かろうは嫌だ!」、「カメラもケースも10年は持たせたい」、という心構えであれば、ちょっと高いですがこちらのTPOriginalの本革レザーケースの方がおすすめかもしれません。
富士フィルム X-S10におすすめ 「HAKUBA ChululuカメラケースS」
次に紹介するのはこの「HAKUBA ChululuカメラケースS」です。
X-S10のダブルズームキットに付属する標準レンズ「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」を装着した状態でピッタリと収まります。
次はソフトケースを紹介します。ある意味見た目重視のレザーケースと違って「実用的な」ケースですよ
HAKUBA ChululuカメラケースSのおすすめポイント
標準レンズつけっぱしに丁度良いサイズ
このケースはX-S10に標準レンズ「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」を装着した状態でちょうど良いサイズになっています。
なので「ダブルズームキットを買ったものの普段は標準レンズばかり使っている」という人であれば、これ一つで出かけることができるので、大変便利です。
フタがマグネット式なので開閉が静か
さらに「ハクバ Chululu カメラケース S」はフタの固定にマグネットを採用しているので、ほぼ無音でカメラの出し入れをすることができます。
よくあるマジックテープを使っているものだと、どうしても開閉時に「ベリベリ音」がしてしまうのですが、このケースはそんなことが無いので静かな環境でも使いやすいですね。
インナーポケットは何気に便利
さらに、小型のソフトケースではありますが、ケース内部に小物収納用のポケットがついています。
もちろんちいさなポケットなのでそこまで収容力がある訳ではありませんが、同じハクバの使い捨てクリーニングクロスであれば3~4枚は余裕で入ります。
この使い捨てクリーニングクロスを常備するのは、イザと言う時に非常に助かるので、おすすめです。
HAKUBA ChululuカメラケースSのがっかりポイント
箱型は少々かさばる
このケースのがっかりポイントは、わりとしっかりした箱型なので使っていないときに折りたたむことができない、という点です。
よくあるソフトケースのようにカメラを出した後に平にはなりません。
とは言え、一応ストラップにぶら下げるベルトループがついていて、これ一つで出かけても一応は両手を空けることができるので、これはそういうものと割り切る必要があるかもしれません。
やっぱり全体を覆ってくれるケースの方が安心だね
富士フィルム X-S10におすすめ 「ハクバ ルフトデザイン レンズポーチ90-150」
富士フィルムX-S10をダブルズームキットで買った人で、望遠レンズの持ち運び方法に悩んでいる人って結構いると思います。
あまり知られていませんが、実はレンズ用の専用ケースも売られています。
ただ、レンズのサイズはまちまちで、ネットで買う場合は特にケースのサイズ選択に悩みますが、X-S10のダブルズームキット付属の望遠レンズにはこのハクバのレンズポーチの「90-150」というサイズがぴったりです。
確かに望遠レンズってどうやって持っていったらいいか悩むかも
おすすめポイント
サイズがぴったり
このハクバ ルフトデザイン スリムフィット レンズポーチ 90-150のおすすめポイントは、やはりX-S10の望遠レンズ「XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II」との相性の良さでしょう。
望遠レンズにレンズフードを逆さ着けした状態で、まるで専用品かと思えるぐらいにちょうどいい感じに収まってくれます。
ファスナーが大きく開くので出し入れがしやすい
さらにこのレンズポーチのいいところは、ファスナーが縦にガバッと開くのでレンズの出し入れがしやすい所ですね。
とにかくシンプルかつかなり実用的なレンズケースなので「今日は望遠レンズ使うかどうかわからない」という日でも、とりあえずカバンに放り込んでおこうという気にさせてくれます。
X-S10をダブルズームキットで買った人には特におすすめ。
ほぼ専用品かと思うぐらいぴったりのサイズですよ
富士フィルム X-S10におすすめ 「ソニー インナーボックス LCS-BBK」
富士フィルムのカメラバッグにソニーの商品が紹介されているので、びっくりしたかもしれませんが、記載ミスでもなんでもなく、正真正銘このソニーのインナーバッグはおすすめです。
もともとはソニーのαシリーズのダブルズームキット収納用ではありますが、富士フィルムのX-S10も同じようなサイズなので、これがちょうど収まります。
しかもこのソニーのインナーボックスは非常に使い勝手がよく、いままでかなりたくさんのカメラバッグをレビューしてきましたが、インナータイプのバッグでこれに勝るものは今だ出会えていません。
ソニーは富士フィルムのライバルメーカーですから変な感じがしますが、このバッグ本当によくできていて、今も同じのを2個買って使っています
ソニー「LCS-BBK」のおすすめポイント
ポケットが多くて使いやすい
ソニー「LCS-BBK」の一番のオススメポイントは、圧倒的に収納ポケットが多いというところです。
カメラってカメラ本体とレンズの他に、クリーニングクロスやSDカード、予備のバッテリーなど細かいアクセサリー類が結構あります。
でもこのソニー「LCS-BBK」は外と中に合計5つものポケットがあるので、アクセサリー類やレンズキャップなど入れ場所に困ることはありません。
このあたりは、さすがカメラメーカーが作ったバッグだと感じます。
特に外側ポケットがとても使いやすいですね。自分の知る限りこれほどポケットが充実しているインナーバッグは他にありません
しっかりとフタが閉められる&持ち手があるので普段の収納もOK
もう一つのおすすめるポイントは、フタがちゃんとファスナーで閉まる&持ち手がついていて持ちやすいです。
普段の収納用として使う場合、しっかりフタが閉めておけばホコリなどの対策になりますし、フタに持ち手が付いているので、その状態で片手で簡単に持ち運ぶことができます。
さらにこのまま普段使いのバッグやリュックに放り込めば準備完了なので、いつでも本当に身軽にカメラを持ち出すことができます。
必要なものをひとまとまりにしておけば、保管する時も持ち出す時もこれ一つでいけるので便利ですよ
ソニー「LCS-BBK」のがっかりポイント
中仕切りがポーチ状にしてあるメリットを感じない
この「LCS-BBK」はなぜか中仕切りがポーチ状になっています。
形状から言えば、このポーチの中に望遠レンズを収納する造りなのですが、わざわざポーチ状にしている理由がちょっとわかりません。
外してレンズポーチ単体として使おうにも、クッションが入っているのは下半分だけで上半分はただの布なので防御力はあまりなさそうです。
このポーチ一体型中仕切りのおかげで、中仕切りがマジックテープで可動式になっている意味がほとんどなく、ほぼ5:5で仕切りを固定せざるを得ません。
まぁ、どうせカメラと望遠レンズを同時に収納するためには、仕切りを5:5付近にする必要があるので、これによって困ることは実質ありませんが。
これなら普通の仕切りパッドのほうがよかったのでは?といつも思います。
X-S10におすすめ 「OUTDOOR PRODUCTS カメラショルダーバッグ05」
X-S10とレンズをセットで持ち歩くのに最適なのが、この「OUTDOOR PRODUCTS カメラショルダーバッグ05」のようなショルダータイプのカメラバッグです。
10.5インチのiPadが余裕で収まるサイズのバッグなのでX-S10と望遠レンズ、さらにその他の用品やスマホや財布といった私物も一緒に持ち歩くことができます。
さらにショルダータイプはリュックタイプと違い、いちいち降ろさなくても中身にアクセスできるので、レンズ交換が必要なデジタル一眼のカメラバッグにはぴったりです。
収容力がある上に価格もまだ手ごろな方なので、初めてのカメラバッグにおすすめですよ
OUTDOOR PRODUCTS カメラショルダーバッグのおすすめポイント
iPadもそのまま入る十分な収容力
この「OUTDOOR PRODUCTS カメラショルダーバッグ 05」の一番のおすすめポイントはその収納力です。
バッグそのもののマチ(奥行)が十分にあることに加えて、内側のポケットには10.5インチのiPadがそのまま入ります。
さらに前面やフタ部分にもポケットがあるので、小物類の収納に困ることは無いでしょう。
カメラは本格的に始めるとそこそこ荷物が多いので、大きめのカメラバッグは役に立ちます
これだけの余裕があれば、標準レンズが着いたカメラと望遠レンズの他にも、別売のレンズやブロワーなどのアクセサリー類、スマホや財布や化粧ポーチなどなど、私物も含めて全てこのかばん一つで出歩くことができるでしょう。
出かけるとなるとカメラ以外にも色々荷物があるから、大きめのバッグは助かるね
ベルトにパッドが付いているので肩が痛くなりにくい
かばんの中身が大きくなれば、その分重くなりますが、この「OUTDOOR PRODUCTS カメラショルダーバッグ 05」は幅広ベルトに加え、肩の部分にパッドが入っているため、肩への負担が軽減されるようになっています。
さらにこのパッドはスライド式なので、ベルトをどんな長さにしてもちょうど良い所に移動させることができます。
ちょっとしたことですが、半日以上持つことを考えれば体の負担は全然違います
OUTDOOR PRODUCTS カメラショルダーバッグのがっかりポイント
個人的にはフタのマジックテープはいらなかった・・・
個人的に残念だったのが、フタの固定にマジックテープが使われている所です。
マジックテープはどうしても開閉時に「ベリベリ」音がしてしまい、静かなところでカメラを出す時にゆっくりと開けるといった余分な気を使います。
カメラバッグのフタは音の出にくいもの、例えばファスナーやバックルなどにしてくれればいいと思うんですが・・・。
まとめ:自分に合ったカメラケースやバッグを探そう
いかがだったでしょうか。富士フィルムX-S10はクラシックテイストのカメラなのでレザーケースとの相性は抜群です。
ですがもちろんレザーケースではなく、普通のカメラケースやカメラバッグを選びたい人もいるでしょう。
いずれにしても、お気に入りのケースやバッグを見つけると、カメラを持ち出したいという気持ちが強くなるので、上達にもつながると思います。是非皆さんのお気に入りを見つけて下さい。
この記事が皆さんの参考になれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
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