ものすごーく悩んだ結果、富士フィルムのX-S10に決めました!
おめでとうございます。富士フィルムは少々マニアックなメーカーですが、その中でもX-S10は良い意味で汎用的な性能なので、カメラ初心者にもおすすめですよ
それで早速なんですが、一緒に買っておいた方がいいもののおすすめってありますか?
そうですね、いろいろありますが、とりあえず優先順位の高いものから見てきましょう
こんにちは!カメラ歴15年、カメラ総購入台数25台のNEKO(ねこ)です!
この記事では富士フィルムX-S10を買った人がなるべく早く手に入れた方がいいアクセサリーを紹介しています。
さらに、お手入れに必要な用品や、富士フィルムX-S10の専用アクセサリーも紹介しています。
ここで紹介しているアクセサリーのほとんどは、自分が実際に購入したり、使用しているものなので、参考にして頂ければ嬉しく思います。
富士フィルム X-S10を買ったらすぐにでも欲しいアクセサリー達
まずはできるだけ早く手に入れておきたいアクセサリーを紹介します
富士フィルム X-S10のアクセサリー「SDカード」
初めてデジタル一眼を買う人が大抵一緒に買うことになるのがこの「SDカード」です。
もちろん最近はカメラを買う前からSDカードの1枚や2枚は持っている、という人もいるかもしれません。
しかし、この富士フィルムX-S10は4K動画や高速連写に対応した高性能なカメラなので、SDカードもそこそこの性能のものが必要になります。
え?SDカードって性能とかあるの??
SDカードは容量の他にも規格や書込みスピードのランクなどが細かく決められています。なるべくカメラに合わせて新しいものを買いましょう
具体的にはX-S10には「UHS-I」と「UHSスピードクラス3」の両方に対応したものを選びましょう。
さらに富士フィルムは公式で「サンディスク製」を推奨しているので、なるべくサンディスクのものを選びましょう。
上の表は公式ページの情報ですが、32GBだとjpg画像で2000枚程度、RAW画像だと500枚ちょっとしか撮れません。なので最低でも倍の64GBは欲しいですね
カードの容量についてですが、X-S10の公式情報によると、32GBのSDカードで約2000枚(jpg/FINE)撮れるようです。
なので64GBあれば約4000枚撮れるので普通はそれで十分だと思いますが、今はSDカードもかなり安いので余裕をみて128GBの大容量カードを検討してみてもいいかもしれません。
特に動画を結構撮る人は128GB以上のSDカードを選んでおきましょう
富士フィルム X-S10のアクセサリー「液晶保護フィルム」
こちらもカメラを買ったらほぼ同時に手に入れたいアイテムですね。
スマホと同じくカメラの液晶画面にも、傷が付く前に保護フィルムを貼っておきましょう。
確かに液晶に傷が付いたら泣くかも・・・
フィルムにもいろんな種類があって、最近は耐久性が高いガラス素材のものもありますが、とりあえずであれば従来のフィルム素材のものでも十分です。
それでは早速貼ってみましょう。今回は比較的安価なKenkoのフィルムを選びました。
この価格で気泡が残りにくい「バブルレス仕様」となっているのが安心です。
保護フィルムを貼る際に一番重要なのは、まず念入りにクリーニングするという点です。
指紋や汚れはもちろん、小さなチリが一つ残っているだけで気泡の原因となってしまうので、あらかじめブロワーやクリーニングクロスなどを準備してしっかりとクリーニングしましょう。
指紋を全て拭き取った後、とにかく念入りにブロワーで吹くのがポイントです
下準備が済んだら実際に貼り付けます。Kenkoのフィルムはブルーの保護シートを残したまま貼り付けます。セパレーターは一度に剥がさずに、剥がしながら貼るようにするとホコリの付着を防げます。
まっすぐに貼れたら柔らかい布で気泡を優しく押し出しましょう。最後に右上のタブを使ってブルーの保護シートを剥がして完成です。
もしこの段階で小さな気泡が残っても、時間と共に抜けていくので決して強く押したり擦ったりしないようにしましょう。(液晶画面にダメージとなる可能性があるので)
とりあえずこれで一安心だね
富士フィルム X-S10のアクセサリー「レンズ保護フィルター」
液晶画面と並んで傷が付いたら絶対に嫌な所(傷が付いていい所なんてあまりありませんが)がこの「レンズ」じゃないでしょうか。
このレンズのガラス面(前玉と呼ばれる)は、実は少々傷がついたところで画質に影響を及ぼすことは無いのですが、気持ちとしてはイヤですよね。
なので、これもなるべく早くこの「レンズ保護フィルター」を装着して、レンズのガラス面を傷や汚れから保護しましょう。
レンズの表面は特殊なコーティングがされているので、指紋の拭き取りも慎重にする必要があります。そういう面でも保護フィルターは役に立ちますよ
保護フィルターには「フィルター径」というサイズがあり、X-S10のダブルズームキットの場合、標準レンズは「52mm」、望遠レンズは「58mm」です。
標準レンズキットの場合は付属レンズが2種類あって、15-45mmの方は「52mm」、18-55mmの方は「58mm」とサイズが違うので、間違えないように注意しましょう。
レンズは大抵レンズ表面にフィルター径が書いてある(富士フィルムの場合はΦ**で表す)ので、そこで確認できます
さらに、同じレンズ径の保護フィルターでも価格差があり、高いフィルターの方が逆光時のハロ、ゴーストの発生を抑えるコーティングが強力ですが、初心者のうちはそこまでこだわる必要はありません。
但し、海外メーカーの激安品やノーブランド品は全くコーティングがされていない「ただのガラス板」のような商品もあるので、最低でもここで紹介しているような「ハクバ」や「ケンコー」、「マルミ」といった有名メーカーのものを買うようにしましょう。
その「コーティング?」が無いと違うんですか?
コーティングが無いと逆光の時にコントラストが低い「白っぽい」写真になります。これはかなりわかるレベルなので安くても粗悪品は避けたいですね
それでは装着してみましょう。保護フィルターを取り付ける前に指紋やホコリ、チリなどをブロワーやクリーニングクロスを使って取り除きます。
装着自体はネジ込むだけなので簡単です。レンズの先端をよく見るとネジが切ってあるのがわかると思います。
フィルターのネジは最後まで軽く回るはずなので、もし途中で固くなるなら斜めに入っている可能性があります。
無理にねじ込もうとするとねじ山をつぶしてしまうので、最後までねじ込めない場合は一旦外してから、もう一度まっすぐにねじ込むようにしてください。
装着できたら最後に真横から見て、最後までねじ込めているか、斜めになっていないか確認しておきましょう。
富士フィルム X-S10のアクセサリー「レンズリアキャップ」
正直これが別売なのには驚きました・・・
今回このX-S10のダブルズームキットを購入して正直一番驚いたのがここです。
「え?なにこれ?リアキャップ付属しないの?これからのX-S10ライフをこの輸送用の簡易なヤツみたいなヤツとずっと歩んで行くの??」
当初付属品の入れ忘れかと思って焦りましたが、どうやら富士フィルムの安いレンズはリアキャップは付属しない模様。
こんなんカパっってはめてるだけだと、バッグの中でいつの間にか外れて後玉が傷ついたりしないのか正直疑問です・・・。
で、速攻リアキャップ買いました。純正が1つ800円もしたのと、どうせ無くすのでアマゾンで非純正の3つ入りを購入。
自分はレンズキャップやリアキャップはしょっちゅう無くすので、いつもアマゾンでノーブランドの安いものを大量に買っています。(そして大量に無くし、忘れた頃にあちらこちらの服のポケットから大量に出てくる)
ちなみにノーブランドの格安品はかみ合わせが悪いものもたまにありますので、買う時は自己責任でお願いします。
富士フィルム X-S10のアクセサリー「アイカップ」
X-S10を買って驚いたのがもう一つ、ファインダーにアイカップが付いていない(ラバーが無い)。オプションも無い。
ファインダーの接眼部に十分なラバーが無いと、構えた時にカメラを十分に固定できないので安定しません。
さらに周囲の光が遮断されないのでただでさえ小さいファインダーの視認性がさらに悪化します。
もちろん元々ファインダーをあまり使わない人や普段メガネをかけている人は、あまり気にならないかもしれません。
ちなみに色々と調べてみると、ドイツのメーカーが専用のアイカップを作っているとの情報を見かけましたが、現在はどうやら入手困難の模様。
それでやむなくアマゾンで唯一買えるX-S10用を謳っているアイカップ(メーカー不明)を買いました。
しっかりしたアイカップがあると全然違います。遮光性もありますし、何より顔にカメラをしっかりと押し付けられる(変な表現ですが)のでホールド感は何倍にも改善しました。
おまけに液晶画面に鼻が当たりにくくなったので、皮脂汚れも付ににくなるおまけつき。
ただ、レビューを見て買う前からわかっていた事ですが、このアイカップ専用品のクセにモニターの開閉に干渉しやがります。
モニターを開くときはまだ許せるレベルですが、モニターを閉じる方向の時はそのままだとアイカップをかなり巻き込みながらじゃないと閉じることができません。
まぁラバー部分なので当たっても傷が入る訳でも無い上に、アイカップを指でちょっと押さえながら閉じればいいだけなのですが、専用品なんだからもっとなんとかならなかったのかな?
こんな感じでちょっと難ありではありますが、それなりに恩恵も大きいので、ファインダーを使う人で裸眼やコンタクトの人は一度検討してみて下さい。
次期モデルでは専用オプションが設定されることを期待したいと思います。
富士フィルム X-S10の最初に揃えたいクリーニングアイテムたち
次はお手入れに必要なアイテムを紹介します。これもなるべく早く揃えたいですね
富士フィルム X-S10のアクセサリー「ブロワー」
カメラのクリーニング用品のド定番がこの「ブロワー」でしょう。これは「手動エアダスター」のようなもので、ホコリやチリを吹き飛ばすために必須のアイテムです。
特にレンズ交換の時にイメージセンサー(レンズを外したら見えるキラキラしたやつ)やカメラ内部にホコリを見つけても絶対に触ってはいけません。
指で触ろうものなら皮脂が残って非常にやっかいなので、ホコリはこのブロワーで吹き飛ばしましょう。唾液が飛ぶので息をフッとするのもNGですよ。
レンズ交換の時だけでなく、フィルムを貼る時とかレンズフィルターを脱着する時、さらにボディに付いたちょっとしたホコリなど、いろいろな場面でこのブロワーは登場します。
そこまで高価な物ではないので、まだ持っていないなら、是非一つ持っておきましょう。
富士フィルム X-S10のアクセサリー「使い捨てクリーニングクロス」
カメラを持って出かける時に念のため持っておきたいのがこの「使い捨てタイプのクリーニングクロス」です。
これはアルコールを含んだ不織布が個別包装されていて、使いたい時に1枚ずつ開封して使うことができます。
うっかりレンズ表面を触ってしまって指紋がベッタリとついてしまった時など、あまり固い布でゴシゴシと擦ると、レンズやフィルター表面のコーティングを剥がしてしまう恐れがありますので、こんな感じの専用クロスで優しく拭きましょう。
クリーニングクロス大きさ比較画像
アルコールが含んでいるので、指紋などをふき取るのに最適なんですよ
このハクバのクリーニングクロスのいい所は、個別包装の為かさばらないという所です。
かばんやポケットに2~3個入れておくだけで安心感が全然違いますし、値段もとても安いので躊躇せず使うことができるのもいいところですね。
いざと言う時にこういうのがあれば便利だね
富士フィルム X-S10のアクセサリー「レンズペン」
レンズに指紋を着けてしまった時、毎回毎回上で紹介したクリーニングクロスを使うのもちょっともったいない気がしますね。
そんなときはこのハクバのレンズペンを使いましょう。とにかくこの公式動画を見て下さい。
このレンズペンを使えば本当にサッとなでるだけでガラス面の指紋を一発で除去できます。
すごい!本当になでるだけで指紋が落ちてる!
使い捨てのクリーニングクロスは最後どうしてもゴミになるので、ゴミ箱がすぐに無い状況のときはこのレンズペンが便利ですね
このレンズペンにはいくつかの種類がありますが、レンズで使うのはペン先がレンズの曲面に合わせて湾曲している「レンズ用」と、ペン先が平らになっている「フィルター用」のどちらかです。
レンズに保護フィルターを装着している場合は「フィルター用」を、なにもつけていない場合は「レンズ用」を選びましょう。
富士フィルム X-S10のさらに使いこなすためのアクセサリー達
すぐに必要とまでは言わなくても、ゆくゆくは揃えたいアクセサリーを紹介します
富士フィルム X-S10のアクセサリー「予備バッテリー NP-W126S」
ミラーレス一眼は一般的にバッテリーの持ちが悪いと言われますが、それはこのX-S10も例外ではありません。
撮り方にもよりますが、よく撮れても500枚程度、操作や撮影に慣れないうちは200枚程度で電池切れを起こすことも珍しくありません。
なんでミラーレスってこんなにバッテリーの持ちが悪いんだろ
ミラーレス一眼は一眼レフと違ってシャッターを押した時だけでなく、構えている間も電気を消費し続けるからですね。これはもう宿命のようなものとして受け入れるしかありません
旅行中や大事な撮影中にバッテリー切れという悲劇を回避するためにも、できれば1つでいいので予備のバッテリーを用意することをおすすめします。
最近は「互換品」と呼ばれる非純正のバッテリーが出回っており、純正の半額~1/3以下で売られています。
値段だけを見れば確かに魅力的ではありますが、バッテリーは品質管理などが不十分な場合発火などの事故の可能性があるので、ちょっと高いですが富士フィルム純正を選ぶことをおすすめします。
富士フィルム X-S10のアクセサリー「レンズフード」
レンズフードとはレンズの先端に取り付けるリング状のパーツのことで、基本的に富士フィルムのレンズには最初から専用品が付属しています。
ただ、X-S10のダブルズームキットに付属する標準ズームレンズ「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」に関してはレンズフードは付属しておらず、別売オプションの設定もありません。
確かに一緒に付いてきた望遠レンズの方には大きなフードが付属してたけど、こっちのレンズにはキャップしかついてこなかったね
これは恐らく15mm始まりの超広角レンズゆえに、レンズフードを着けても効果がほとんどないためだと思いますが、何もないのも寂しいので汎用品を買って取り付けてみました。
ちなみにレンズフードは取り付けると斜めから入ってくる余分な光をカットして、コントラストの低下を抑える働きがありますが、これぐらい薄いと恐らく効果はかなり限定的(というより無い??)かもしれません。
ですがレンズフードは画質向上以外にも、レンズ先端をぶつけた時のガードにもなるので、無いよりはあった方がいいでしょう。
では早速取り付けてみます。取り付けは簡単でレンズ保護フィルターと同じくレンズ先端にねじ込むだけです。
このレンズフードはレンズフィルターのネジを使って装着するタイプなので、もしレンズフィルターを装着しているなら取り外す必要があります。
ですが、レンズフィルターと同時使用できない訳ではなく、レンズフード側にレンズフィルターを取り付けられるように同じ径のねじ山が切ってあるので、外したフィルターを先にレンズフードに取り付けておきましょう。
取付の注意としてはネジが斜めに入ってしまうとねじ山をつぶす恐れがあるので、まっすぐねじ込めているか確認しながら取り付けましょう。
このフードは薄型なので広角側でもフードが写り込むということはありませんし、レンズキャップのそのまま使うことができます。
効果のほどは??ですが、まぁドレスアップも込みということで良しとします。
富士フィルム X-S10のアクセサリー「防湿庫」
最後はカメラの収納に関するアクセサリーです。
カメラの天敵はズバリ「カビ」です。どんなに写真が好きでも梅雨時など雨の日が続くときは「お休み」が多くなるはずです。
実はカメラやレンズを高湿度の環境に置いておくと、内部にカビが繁殖してしまうことがあり、一度カビが生えると残念ながら自分で内部のカビを除去する方法はありません。
え!!湿度が高いのなんて土地柄だからどうしようもないじゃん!
高湿度だからってそんなすぐにカビる訳ではないですが、夏場に1か月以上持ち出さないなら簡易な物でいいので防湿庫にしまえば安心ですよ
そんな悲劇を防ぐためにも、カメラとレンズを使わない時は防湿庫に収納しましょう。
防湿庫といっても大層なものではなく、気密性が高いタッパーのようなものに乾燥剤を入れるだけでも十分です。
ただ、乾燥しすぎもゴムやラバーの劣化を早めるので(40%前後が最適と言われています)、庫内の湿度がわかる湿度計がついた専用の簡易の防湿庫が便利かもしれません。
乾燥剤を使わない本格的な防湿キャビネットもあります。中級者クラスになる頃にはレンズも増えていると思うので、こういうのを使っている人も多いですね
まとめ: お気に入りのアクセサリーを見つけるのもカメラの楽しみの一部
いかがだったでしょうか?これは欲しい!というものはあったでしょうか?
一度に揃えようとすると大変なので、まずは自分が必要だと思うものから順番に揃えていくようにしてください。
特にお手入れ用品などは機種が変わっても使えるものが多いので、長く使うつもりで手に入れるのが良いでしょう。
この記事が皆さんの参考になれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
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