ソニーα6400ってなんか色々種類があるよね、私みたいな初めての人はどれを買ったらいいの??
付属するレンズの違いと特性を理解しましょうね。そうすれば自分にぴったりのレンズキットを選べますよ
こんにちは!カメラ歴15年、カメラ総購入台数25台のNEKO(ねこ)です!
ソニーα6400には「パワーズームレンズキット」、「ダブルズームレンズキット」、そして「高倍率ズームレンズキット」と3種類のレンズキットが販売されています。
選択肢が多いのは嬉しい反面、これから本格的に一眼カメラを始めようと思っている人にとっては、「どう違うのかイマイチよくわからない」、「自分はどれを選んだらいいの?」という疑問もあるかもしれません。
それでこの記事ではソニーα6400のレンズキットについて、これから本格的にカメラを始めたい人がどのレンズキットを選んだらいいのか、使用者目線で説明します。
なるべくわかりやすく解説していますので、是非お役に立てていただければと思います!
使用者目線でなるべくわかりやすく説明していきますね
この記事でわかる事
- α6400の各レンズキットの特徴と違い
- 被写体別おすすめレンズキット考察
など
☆↓↓当サイトのα6400関連の他の記事↓↓☆
α6400のレンズキットは3種類
そもそもなんだけど、「レンズキット」って何??
特に初めての人向けに、カメラ本体と基本的なレンズを割安で買えるセットにしたものですよ
「ミラーレス一眼」はレンズ交換ができるカメラを指し、基本的にレンズは別売になっています。
ですが、特に初心者向けモデルに関しては、カメラ本体と基本的なレンズがセットになった「レンズキット」と呼ばれるセットがあり、初めての人はこのレンズキットを選ぶのが普通です。
ソニーα6400には3つのレンズキットが設定されているので、まずはこれらの違いを理解するようにしましょう。
α6400には3種類ものレンズキットが販売されています。一つずつ紹介しますね
パワーズームレンズキット
まずはもっともシンプルな「パワーズームレンズキット」です。身近なものを撮るだけならこれで十分ですね
α6400カメラ本体と標準ズームレンズである「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」(以下標準レンズ)がセットになったのがこの「パワーズームレンズキット」です。
なぜ「パワーズーム」と呼ばれているかというと、付属の標準レンズのズーム機構が手動での繰り出しでなく、モーターによる電気式になっているからで、特に力強いとかそう意味ではないので注意しましょう。
この付属する標準レンズは、どちらかというと広い範囲を写すためのレンズであり、あまり遠くのものを大きく写す能力はありません。
望遠レンズがいらないならこれで十分なんだね
ソニーα6400 パワーズームレンズキット作例
ダブルズームレンズキット
パワーズームレンズキットに望遠レンズがセットになったのが「ダブルズームレンズキット」です。初めての人が最初に買う定番ですね。
前述した「パワーズームレンズキット」に、さらに望遠レンズ「E 55-210mm F4.5-6.3 OSS」(以下望遠レンズ)がセットになったのがこの「ダブルズームレンズキット」です。
カメラ本体にズームレンズが「2本(ダブル)」セットになっているから「ダブルズームレンズキット」です。わかりやすいですね。
レンズ交換の手間はありますが、広角から望遠まで幅広い撮影が可能なセットで、しかもバラバラで買うより大きな割引があるのが普通で、昔から一眼カメラ初心者が最初に買う「定番セット」でもあります。
どうせ買うならお得なセットが嬉しいよね
ソニーα6400 ダブルズームレンズキット作例
高倍率ズームレンズキット
2本のレンズを1本にまとめた「高倍率ズームレンズ」が付属するセットです。便利な反面弱点もあるので、しっかり比較して選びましょうね
「ダブルズームレンズキット」はレンズが2本に分かれているため途中でのレンズ交換が必要で、手間であることは否めません。
一方でこの「高倍率ズームレンズキット」は、標準レンズと望遠レンズを1本にまとめた「高倍率ズーム」と呼ばれる「E 18-135mm F3.5-5.6 OSS」がセットになったとても便利なレンズキットです。
望遠レンズを別で持ち歩いたり、レンズ交換が苦手だという人にはとても魅力的なセットですが、広角や望遠の能力はダブルズームレンズキットに若干劣るので、注意深く選ぶ必要があるでしょう。
機械苦手だからレンズ交換がいらないのは魅力的!
ソニーα6400 高倍率ズームレンズキット作例
ボディ
最後はレンズなしのカメラ本体単品です。厳密にはレンズキットではないですが、念のため紹介しておきますね
「α6400 ボディ」はその名の通りカメラ本体だけでレンズは付属しておらず、それだけでは撮影することができません。
なぜ本体だけが売られているかというと、2台目の購入などで既にレンズを持っていたり、セットになっているレンズではなく他のレンズを単品で購入して使いたい、という人の為です。
いずれにしても「初めてのミラーレス一眼」、という人にはややハードルが高い買い方になってしまうので、価格が安いという理由でこの「ボディ単体」を間違って買ってしまわないように注意しましょう。
私みたいな初めての人が間違って買わないように注意だね!
α6400の各レンズキットの性能を比べてみよう
レンズのセットが3種類あるのはわかったけど、これってそれぞれどう違うの??
主には「写る範囲」が違いますが、他にも細かな違いがあります。順番に見ていきましょうね
ソニーα6400のレンズキットに付属するレンズにはそれぞれ特徴と違いがあります。
ではここからは3本のレンズの性能面を比較して、自分がどのレンズキットが使いやすいと感じるか、イメージしていきましょう。
尚、この記事では主に「写る範囲」と「解像度(くっきり写るか)」を比較しますが、特に解像度は本格的に測定するには専門の機材が必要になるので、あくまでも初心者~中級者から見ての一般的な「解像感」で比べたいと思います。
広角性能を比べる
え?これ何か違う??
よく見ると下の高倍率ズームの方が、ごくわずかに写る範囲が狭いのがわかります。街灯とかビルとかが切れてしまってますね
まずは広角側の性能を比較しましょう。広角とは簡単に言えば「広く写る側」のことで、一般的にはなるべく広い範囲が写る方が高性能となります。
「パワーズームレンズキット&ダブルズームレンズキット」と「高倍率ズームレンズキット」を比べると、「パワーズームレンズキット&ダブルズームレンズキット」の方が広い範囲を写せることがわかります。
風景写真はなるべく広い範囲を写せた方が迫力が出ますので、この点では「パワーズームレンズキット&ダブルズームレンズキット」の方が有利だということになりますね。
パワーズームとダブルズームについてるレンズの方が、高倍率ズームよりもほんのちょっとだけ広く写るんだね!
はい、ぱっと見言われないとわからない程度の差ですが、風景撮影ではこれが大きな差になることもあるんですよ
では画質の面ではどうでしょうか??それぞれのレンズで撮った写真を拡大して見てみましょう。
中央はわかんないけど、周辺部分ははっきりわかるぐらい違うね!なんていうか、滲んでるっていうか・・・
そうですね、パワーズーム&ダブルズームキットの16-50mmはコンパクトな分画質が若干犠牲になっています。でも1段~2段絞ればかなりマシになりますよ
画質、特に解像感の違いに関してですが、パワーズームレンズキットとダブルズームレンズキットに付属する16-50mm標準レンズは絞り解放で周辺の写りがかなり甘くなる傾向があります。
ですが、試しにF5.6とF8で撮ってみたところ、F8では違いが判らないぐらいに改善しました。
もちろんこれはかなり拡大して初めてわかるぐらいの違いなので、スマホで見る程度であればほとんど気にならないかもしれません。
あくまでも「かなり拡大したらアラが見えてくる」程度の話なので、最初はここにあまりこだわる必要はないですよ
望遠性能を比べる
これは3種類で性能が全然違うね!
そうですね、この望遠の能力の違いがα6400の3種類のレンズキットを選ぶキモになるでしょうね
次に望遠側の性能を比較しましょう。望遠レンズとは遠くのもの近くに写すレンズなので、当然なるべく大きく撮れる方が高性能です。
まず「パワーズームレンズキット」には望遠レンズが付属しないので、他の二つのレンズキットに比べて望遠では全く歯が立たないのがわかりますね。
さらに、「高倍率ズームレンズキット」は「パワーズームレンズキット」よりはかなり望遠が効きますが、それでも「ダブルズームレンズキット」に付属する望遠レンズに比べると、望遠の性能は劣ります。
このあたり、望遠の性能を取るのか、レンズ交換不要の利便性を取るのかが判断の分かれ道となりそうです。
こちらも画質を比較してみましょう。ダブルズームレンズキットの望遠レンズも高倍率ズームレンズキットと同じ135mm付近にセットして、それぞれの解像感を比較してみます。
見ての通り大きな違いは感じません。
なので望遠性能としては純粋に「どれだけ大きく写せるかの違い」と捉えて問題なさそうですね。
望遠レンズと高倍率ズームレンズの解像感(くっきり感)の違いはあまり感じませんね
重量を比べる
では、それぞれの重量を比べてみましょう。
一番軽いのは当然「パワーズームレンズキット」で、カメラと合わせても約530gしかありません。
逆に一番重いのは「ダブルズームレンズキット」ですが、これはレンズが2本なのである意味仕方無いと言えるでしょう。
判断が難しいのが「高倍率ズームレンズキット」の約730gで、決して軽いわけではないですが、望遠レンズを別に持つ必要が無いことと、コンパクトさで無理をしていない分の端正な画質を考えれば、かなり妥当な所なのかもしれません。
軽いのは魅力だけど、望遠も捨てがたいしなぁ・・・
あなたにはどのレンズキットが向いている?タイプ別おすすめ
ではここからは、被写体タイプ別にどのレンズキットがおすすめかを考えます
Vlogや旅行動画を撮りたい人→「パワーズームレンズキット」がおすすめ!
最近ではちょっとした日常の1コマや旅行などを写真ではなくビデオで残すことも多くなりました。
もしソニーα6400の購入目的のほとんどが動画撮影であるなら、おすすめは「パワーズームレンズキット」です。
理由はシンプルで、移動しながら撮ることが多いVLOGは、ほぼ広角しか使わないからです。
動画は望遠よりも広角の方が重要になるケースが多いので、望遠レンズは一旦諦めて、浮いたお金で超広角レンズである「E11mm F1.8 (SEL11F18)」を手に入れる方がはるかに幸せになれるでしょう。
街歩き動画などは望遠よりも広角側が重要ですからね
街スナップが撮りたい人→「パワーズーム or 高倍率ズームレンズキット」がおすすめ!
ソニーα6400を日常のお散歩やストリートスナップで使いたい人におすすめなのは「パワーズームレンズキット」、もしくは「高倍率ズームレンズキット」です。
お散歩スナップでも、比較的ゆっくりと移動しながら、じっくりと構えて撮りたいなら、広角から望遠まで撮れる「高倍率ズームレンズキット」の方が撮れるものは多いので良いでしょう。
一方で、カメラを片手に持って颯爽と歩きながら、一瞬見せる街の風景をF8で切り取る・・・、そんな本格的な都市型スナップシューティングを志向するのであれば、よりコンパクトなパワーズームレンズキットで臨みたいところです。
本格的なストリートスナップには、高倍率ズームレンズはちょっと大きすぎるかもしれません
ポートレートを撮りたい人→「ダブルズーム」or「高倍率ズームレンズキット」がおすすめ!
せっかく本格的な一眼カメラを買ったら、彼氏や彼女また友達をカッコよく撮りたい!ポートレートを取ってみたい!と言う人もいる事でしょう。
ポートレートは背景のボケを大きく撮れば、初めてでもかなりそれっぽく見えますが、そのためにはある程度望遠のレンズを使う必要があります。
パワーズームレンズキットに付属する標準レンズだと背景を大きくボケさせるにはかなりのテクニックが必要になるので、ポートレートを撮ってみたい人は、ある程度の望遠が効く「ダブルズームレンズキット」か「高倍率ズームレンズキット」がおすすめです。
標準レンズよりも望遠レンズの方が背景がボケやすいので、ポートレートにはダブルズームレンズキットか高倍率ズームレンズキットがおすすめです
花や自然を撮りたい人→「ダブルズームレンズキット」がおすすめ!
広大な大地や空、また季節ごとの綺麗な花々をカメラに収めたいなら、「ダブルズームレンズキット」がおすすめです。
海や空といった広がる景色をダイナミックに撮るにはより広く写るレンズが好ましいですし、桜など手が届かない場所にある花を取る場合もなるべく望遠の方が撮れる範囲は広がります。
ですが、上の方でも比較していますが、「高倍率ズームレンズキット」と「ダブルズームレンズキット」の撮れる範囲の違いはわずかと言えばわずかです。
なので、自分はそこまで追い込むほどでは無い、という場合はレンズ1本で済む「高倍率ズームレンズキット」の方も十分に検討の余地があると思います。
広角も望遠もより本格的なのは「ダブルズームレンズキット」なのですが、利便性を考えて妥協できるなら「高倍率ズームレンズキット」でも全然アリですね
スポーツ撮影がしたい人→「ダブルズームレンズキット」がおすすめ!
子供の運動会やプロ野球、サッカーなどなど遠方の被写体をなるべく大きく撮りたいなら、おすすめなのは「ダブルズームレンズキット」1択です。
理由はシンプルで、高倍率ズームレンズキットよりもダブルズームレンズキットに付属する望遠レンズの方が遠くのものをより大きく撮れるからです。
もしダブルズームレンズキットの望遠レンズ(210mm)を使っても「まだ小さい」ということになれば、ちょっと高価にはなりますが、350mmや400mmクラスの超望遠レンズも検討しましょう。
スポーツ撮影だけでなく、テーマパークのショーや鉄道、飛行機なども一番望遠が効く「ダブルズームレンズキット」がおすすめです
特に決まっていない人 →「ダブルズームレンズキット」がおすすめ!
もしこれから初めての一眼カメラとしてソニーα6400を考えているなら、何をどのように撮りたいのか、自分でもまだわからない、ということもあるかもしれません。
そうであれば、やはりオールマイティに対応できるダブルズームレンズキットをおすすめします。
望遠レンズは一眼ならではの写真を撮るのに不可欠ですし、後から買い足すのは金額的にかなり損なので、悩むのぐらいであれば、やはりセットで手に入れる方が安心だと思います。
確かに望遠レンズが必要かどうかも今はわからないもんね・・・
まとめ:
価格的にはダブルズームレンズキットが買いやすく、幅広い撮影ができるのでおすすめです。
ですが高倍率ズームレンズキットに付属するE18-135mmレンズも、極端な望遠が必要なければとても便利で魅力的です。
迷いどころだと思いますが、よく考えて、自分にぴったりの選択ができるように願っています。
この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
☆↓↓当サイトのα6400関連の他の記事↓↓☆
コメント