この記事ではソニーα6400を持っている人がキットレンズの次に手に入れたい交換レンズを紹介しています。
ソニーEマウントは豊富なレンズが販売されているので嬉しい反面、どんなレンズを選んだらいいのかちょっとわかりにくい所がありますよね。

レンズって色々あるけど、どう違うんだろう??
なので今回は初めてのミラーレス一眼にα6400を選んだ比較的初心者の人を対象に、なるべくわかりやすく、さらに価格的にも手に入れやすいレンズを作例付きで紹介していきたいと思います。
この記事を参考にして新しいレンズを手に入れて、カメラライフをもっと楽しいものにしていきましょう。

全部自分で撮った作例付きで紹介しますよ。α6400以外にもα6600やα6100をお持ちの人にも参考になると思います
α6400で使いたいおすすめレンズ達


それでは早速おすすめレンズを紹介していきます。作例は全てα6400と紹介するレンズで撮ったものでJPGでレタッチ無しです
おすすめ① 単焦点レンズ シグマ 30mm F1.4 DC DN


まずは明るい単焦点レンズを紹介します。大きなボケが魅力ですよ
*このレンズは同じ名前で「キャノン用」や「ニコン用」があります
マウントが「ソニーEマウント用」になっているか必ずチェックしてください
- 焦点距離:30mm(フルサイズ換算45mm)
- 最小F値:F1.4
- 最短撮影距離:0.03m
- 最大撮影倍率:1:7
- 重量:265g
- 手ブレ補正:無し
最初に紹介するのは、とにかく使っていて楽しい「明るい単焦点レンズ」です。
このシグマ 30mm F1.4 DC DNは最小F値がF1.4と高級レンズ並みの明るさを持ちながら、実売価格が大体4万円前後と、非常に買いやすい価格(十分高いですけどね)のレンズです。

このレンズの最大の特徴は最小F値がF1.4まで使えるところで、標準レンズとは全く違う大きなボケを楽しむことができます。
それなりに被写体に寄れるのでテーブルフォトにも使えますし、F1.4なので夜のお散歩スナップで使ってもクリアな画質を保つことができます。



F値1.4のボケ感は別世界です。最低1本はこんな感じの明るい単焦点レンズを持っておきたいですね
このレンズの注意点としては、レンズに「手ブレ補正が内蔵されていない」という所です。
α6400にはボディ内に手ブレ補正が内蔵していないので、この単焦点レンズとの組み合わせでは手ブレ補正を効かすことができません。
ですが、F1.4と明るいレンズなので、「しっかりと構えて撮る」という基本の意識を持って撮れば手ブレを量産するということはほとんど無いはずなので、そこまで心配する必要はありません。

手ブレ補正なしでも大丈夫かな・・・

よっぽど真っ暗とかでなければ大丈夫です。しっかり構える練習にもなって技術が上達すると思いますよ
シグマ 30mm F1.4 DC DNのおすすめの撮り方



このシグマ 30mm F1.4 DC DNを手に入れたら、とにかくF1.4の明るさを生かして「大きなボケ」の写真を撮ってみましょう。
Aモードで絞りをF1.4にセットし、なるべく被写体に近づいて撮りましょう。構図を工夫して背景に奥行きがあるようにして撮るのがボケを大きく見せるコツです。
他にも夜のスナップやテーブルフォトなど、とにかく色々撮れるレンズなので、手に入れたら「今月はこのレンズしか使わない!」のような単焦点縛りで遊ぶのも楽しいと思います。

昔から単焦点レンズを使うと写真が上手くなると言われていますよ

そうなんだ!遊びながら上達するなんて最高だね
おすすめ② マクロレンズ ソニー E 30mm F3.5 Macro SEL30M35


続いてはマクロレンズを紹介します。肉眼では見えない世界を写します
☆☆各ショップの最新価格をチェックしよう☆☆
- 焦点距離:30mm(フルサイズ換算45mm)
- 最小F値:F3.5
- 最短撮影距離:0.095m
- 最大撮影倍率:1(等倍)
- 重量:138g
- 手ブレ補正:無し
α6400におすすめのレンズの次は「マクロレンズ」です。


レンズキットに最初から付属する標準レンズはある程度被写体に近づくとピントが合わなくなるので、大きく撮りたいと思っても限界があります。
しかし、このマクロレンズは目の前のものを「超ドアップ」で撮ることに特化したレンズで、肉眼では識別できないような小さなものも大きく写し、独特の世界観を出すことができるレンズです。




レンズキットに付属する標準レンズと比較すると一目瞭然ですね。
このレンズの魅力の一つはその価格で、実売価格は3万円以下と交換レンズにしてはかなり安い値段で売られています。
この価格でここまでの性能のレンズが手に入るのはソニーEマウント以外のユーザーにとっては非常に羨ましいことだと感じます。

結構「マクロ」って聞くけど、このレンズは普通のマクロレンズと違うの?

マクロレンズにも色々ありますが、このE 30mm F3.5 Macroは「等倍マクロ」と言って、マクロレンズのなかでも最大級に大きく写せるレンズなんです
このレンズの注意点としては、良くも悪くも「超ドアップで撮れる」だけに注力したレンズだというところです。
単焦点レンズでありながら最小F値は3.5と、付属レンズとあまり変わりませんし、手ブレ補正もありません。
なので、このマクロレンズ独特の写りにそこまで興味が無いならば、せっかく手に入れてもあまり使わなくなるかもしれません。

このあたりはまぁ好みによりますね
ソニーE 30mm F3.5 Macroのおすすめの撮り方



このソニーE 30mm F3.5 Macroのおすすめの撮り方は、もう言うまでもないかもしれませんが被写体を大きく写すマクロ撮影です。
実はマクロ撮影は非常にブレやすいので、なるべく風の無い日を選びましょう。さらに画面ではわからない微妙なブレがあることもあるので、たくさん撮っておくようにしましょう。
マクロで撮ってみると意外なものが面白く写ったりするので、このレンズを手に入れたらとりあえず色々なのをマクロで撮ってみましょう。

SNSなどでは花や水滴などのアップ写真をよく見ますね。できそうなものから挑戦してみましょう
おすすめ③ 超広角レンズ ソニー E 10-18mm F4 OSS SEL1018


次のおすすめは超広角レンズのソニー E 10-18mm F4 OSSです。少々高いですが風景やスナップメインの人には是非使いこなしてほしいレンズです
☆☆各ショップの最新価格をチェックしよう☆☆
- 焦点距離:10-18mm(フルサイズ換算15-27mm)
- 最小F値:F4
- 最短撮影距離:0.25m
- 最大撮影倍率:0.1倍
- 重量:225g
- 手ブレ補正:あり
α6400におすすめのレンズの3本目は超広角レンズの「ソニー E 10-18mm F4 OSS」です。


α6400に付属する標準レンズは広角側16mm(フルサイズ換算24mm)と広く撮れるレンズですが、このレンズはそれよりもさらにワイドな10mm(フルサイズ換算15mm)スタートになっています。


超広角レンズは普通の広角よりもさらに遠近感が強調されるので、とても迫力がある写真を撮ることができます。
さらに、とても広い範囲を写すことができるので、広大な自然風景やあまり後ろに下がれないことが多い街スナップなどとの相性は抜群です。
その分使いこなすにはちょっとしたコツが必要になりますが、風景メインであれば是非使いこなして欲しいレンズです。

風景好き、建物好き、旅行好きな人に特におすすめです
超広角レンズを使う際に注意しないといけないのは、広く写る分フレームに色々なものが入って何を撮りたいのかわからない写真になりがち、という点です。
昔から「写真は引き算」と言われます。超広角を使う場合は構図やアングルを工夫し、なるべくシンプルな写真を意識して撮るようにしましょう。

なんかごちゃごちゃしてよくわからない写真になっちゃう

広く写る分漫然とした写真になりがちですね。まずは主題を一つに絞って撮ってみるといいですよ
ソニー E 10-18mm F4 OSS SEL1018のおすすめの撮り方



E 10-18mm F4 OSS SEL1018のおすすめの撮り方は、超広角レンズの定番である下から見上げるようにして撮る撮り方です。
超広角は奥行や遠近感がかなり強く出るので、下から角度をつけて撮ると普通以上に迫力のある写真が撮れるでしょう。
さらにこのレンズは屋内も大得意です。手ブレ補正も付いているので、観光などで屋内を見学する時に1本あればとても役立つと思います。

なるべくシンプルに撮るのが超広角を使いこなすコツですよ
おまけ マニュアル単焦点レンズ 七工匠 7Artisans 25mm F1.8


最後に紹介するのは「マニュアル」つまり絞りもピントも自分で操作するレンズです。初心者向けとは到底言えませんがカッコイイので紹介しますね
*このレンズは同じ名前で「キャノン用」や「ニコン用」があります
マウントが「ソニーEマウント用」になっているか必ずチェックしてください
☆☆各ショップの最新価格をチェックしよう☆☆
- 焦点距離:25mm(フルサイズ換算37.5mm)
- 最小F値:F1.8
- 最短撮影距離:0.18m
- 最大撮影倍率:-
- 重量:約150g
- 手ブレ補正:なし
α6400におすすめ(?)のレンズのラストは、「7artisans 25mm F1.8」という無接点のマニュアルレンズです。

このレンズは電子接点がなくカメラと通信しないため、絞りやピントなど全て自分で操作しながら撮らないといけません。
なので、「カメラを始めてまだ〇○日目」といった感じの本当の初心者の方には正直おすすめではありませんが、ある程度経験を積んだ腕に覚えのある人には是非試して欲しいレンズです。


α6400は軍艦部(天板)が平なレンジファインダースタイルのカメラなので、こんな感じのレトロな雰囲気のマニュアルレンズとの見た目の相性は抜群ですね。
ただ見た目がカッコイイだけでなく、解放F値がF1.8と明るい割に、非常に買いやすい値段なのも魅力です。
明るい単焦点レンズが欲しいけど、値段が厳しい・・・という人で「マニュアルでも大丈夫!」という人にはおすすめです。

このレンズで注意すべき点は、繰り返しになりますが「AF(オートフォーカス、自動ピント合わせ)がないマニュアルレンズである」というところです。
なので絞りとピント合わせや絞り値の設定はカメラ本体の操作ではなく、レンズ側のリングを回して行う必要があります。
さらに、電子接点がないのでレンズ情報が記録されませんし、コーティングが弱いので逆光だと盛大にフレア・ゴーストが発生します。当然手ブレ補正なんてありません。
この辺りは「値段なり」である、ということを理解して使う必要があるでしょう。
7artisans 25mm F1.8のおすすめの撮り方




7artisans 25mm F1.8のおすすめの撮り方は、ズバリ「モノクロスナップ」です。
このレンズの弱点の一つであるフレアやゴーストも、モノクロスナップではノスタルジックな味となってとても良いアクセントになります。
撮る時はピントの正確さにはあまりこだわらずに、大昔のフィルムカメラを使う気持ちで「大体あっていればOK」と考えましょう。
さらにあまりじっくり構えて撮るのもスナップの流儀に反します。慣れるまでは仕方ないですが、慣れれば立ち止まって構えてから2~3秒で撮って、すぐに立ち去りましょう。確認は家に帰ってからです。
α6400で無接点マニュアルレンズを使う場合に必要な設定

α6400で無接点マニュアルレンズを使うには上記のように「レンズなしレリーズ」を「許可」にする必要があります。
接点がないレンズの場合、カメラ側から見ればレンズが着いているのかいないのかの区別がつかないため、この設定をしておかないとシャッターが押せないので注意が必要です。


さらにこれは必須ではありませんが、この「ピーキング」を「入」にしておくと、ピントが合っている所が赤く強調表示されます。
これがあればピント合わせがずいぶんと楽になるので、おすすめです。


ピント合わせは自分でする必要がありますが、「ピーキング」機能を使えば、初めてでも、さらに少々目が悪くてもピント合わせがかなり簡単になります。
「ピーキング」を「入」にしていると、ピントが合っている所が赤く(色は設定で変えられます)光ってくれるので、ピントリングを回してこの赤色の場所をピントを合わせたい場所に動かすだけです。
自分でピントを合わせるというとちょっと難しく思うかもしれませんが、実際はこんな感じのサポート機能があるので、そこまで心配はいらないかもしれません。
まとめ:使って楽しいレンズを買おう

いかがだったでしょうか?α6400は見た目もカッコイイ、さらに性能も優れているという非常によくできたカメラですが、レンズを変えることによってその世界をさらに広げることができます。
もちろん、レンズであればなんでもいいという訳でなく、自分の好みに合わなければ結局使う事がなくなり無駄になってしまうかもしれません。
レンズを選ぶときは、そのレンズを使えば「自分が撮りたい画」が撮れるのかどうかを良く見極めることが重要で、そのためにもたくさんの作例などを見て、「どんなレンズがあって、どんな画が撮れるのか」の知識を増やしてゆくようにしましょう。
この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
コメント