こんにちは!カメラ歴15年、カメラ総購入台数25台のNEKO(ねこ)です!
この記事では、2022年7月に発売されたキヤノンのミドルクラスミラーレス一眼の「EOS R10」と、2019年2月に発売されたソニーのエントリークラスミラーレス一眼の「α6400」の違いを初心者目線で解説しています。
新しいキヤノンのR10がいいとは思うけど、ソニーのα6400も気になるんだよねぇ・・・
キヤノンのEOS R10の方がソニーのα6400に比べ丸3年以上も新しい機種なので、性能面ではEOS R10の方が勝っているとしても当然の事ですが、それでもソニーα6400も根強い人気があります。
では、これから初めて本格的なミラーレス一眼を始める人、はどちらの機種を選ぶのが最善でしょうか?
「あまりカメラに詳しくない」という人にもわかりやすいように、なるべく専門用語を避けて解説していきたいと思いますので、この記事を参考にベストな選択をして欲しいと思います。
どちらの機種も実際に購入して普段使いしているので、使用者目線で具体的な比較をしていきますよ
*この記事は2023年12月時点での情報です。ファームウェアのアップデートなどによって機能が追加されるなど、記事の内容が古くなる可能性もありますので、その点ご了承ください。
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結論:「初めての一眼」のハードルが低いのはEOS R10
結論から言うと、「使いこなせるかどうか心配な人」、「新しいカメラが気になる人」はキヤノンのEOS R10がおすすめです。
やっぱりEOS R10方が新しいし、キヤノンってなんか使いやすそうなイメージあるよね
理由としては、EOS R10はα6400に比べ約3年も新しいモデルなので、例えばUSBがType-Cになっているなど、細かい所が最新の性能に置き換えられています。
さらにキヤノンは長年入門モデルである「Kiss」シリーズで初心者向け機種のノウハウを蓄積しているので、初めての人や機械の操作が苦手な人にも「優しい」カメラに仕上がっています。
α6400も全く負けていませんよ、被写体によってはこっちが有利な場合すらあります
一方で「風景写真やスナップ写真がメイン」で、かつあまり新しい古いにこだわりがない人はα6400はかなり魅力的な選択肢になり得ます。
α6400にはEOS R10にはない「ダブルズームキット」があるので望遠レンズまでセットで手に入りますし、しかも標準レンズの広角側が16mm(フルサイズ換算で24mm)スタートと、風景やスナップには最適です。
さらに、EOS R10と比較して3年古いと言っても、もともとのセンサー性能が良いのでその違いを実感できる人はごく僅かしかいないでしょう。
そもそもソニーはイメージセンサーの基本性能がとても高かったので、3年新しいEOS R10と比べてもほとんど古さを感じません
もちろんメニュー操作にタッチパネルが対応していなかったり、USBがMicroだったりと画質以外の面では「ちょっと古い」と感じさせるところもあるので、そのあたりを許容できるかが選択の分かれ道となりそうです。
EOS R10とα6400の違い 早見表
ではまず最初に、EOS R10とα6400の代表的なスペックの違いを一覧で見ておきましょう
EOS R10 | α6400 | |
---|---|---|
センサーサイズ | APS-C | APS-C |
画素数 | 2420万画素 | 2420万画素 |
ボディ内手ブレ補正 | 無し | 無し |
センサー クリーニング | 有り | 有り |
画像処理エンジン | DIGIC X | BIONZ X |
記録メディア | SDカード (UHS-II対応) | SDカード (UHS-I) |
メディアスロット数 | 1 | 1 |
常用ISO感度 | 100-32000 | 100-32000 |
ISO低速限界設定 | 有り | 有り |
瞳AF | 有り (動物対応) | 有り (動物対応) |
トラッキングAF | 有り | 有り |
サイレント撮影機能 | 有り | 有り |
親指AF | 可能 | 可能 |
最高シャッター速度 (電子先幕) | 1/4000 | 1/4000 |
最高シャッター速度 (電子) | 1/16000 | 1/4000 |
連写数 (電子先幕) | 15枚/秒 | 11枚/秒 |
連写数 (電子) | 23枚/秒 | 8枚/秒 |
バッファ(JPG) | 約460枚 (UHS-II使用時) | 約99枚 |
バッファ(RAW) | 約29枚 (UHS-II使用時) | 約46枚 |
モニタータイプ | バリアングル | チルト |
モニターサイズ | 3.0型 | 3.0型 |
モニタードット数 | 約104万ドット | 約92万ドット |
4K動画 | 60p(クロップ) 30p,24p | 30p,24p |
スマホ転送 | 可 | 可 |
メニュー画面 タッチ操作 | 可 | 不可 |
USB充電 | 条件付き可 | 可 |
インターフェース | USB Type-C | Micro USB |
バッテリー | LP-E17 | NP-FW50 |
撮影可能枚数 (ライブビュー) | 約350枚 | 約410枚 |
重量(ボディのみ ブラック) | 382g | 359g |
発売日 | 2022年7月 | 2019年2月 |
性能ではEOS R10の方が勝っている所が多いね
約3年も新しいモデルなので当然ですね。でも実際に使ってみるとスペックほどの差は感じませんよ
一覧にしてみると、さすがに約3年の開きがあるので当然だと思いますが、新しいEOS R10の方が全体的に勝っている部分が多いように思います。
特に連写コマ数やJPGのバッファなどは大きな差がついていますね、一方で本体重量やバッテリー持ちなどでは僅かですがα6400に分がありそうです。
それではこれからスペックだけでなく、実際に使った感想なども交えて、しっかりと違いをレビューしていきたいと思います。
EOS R10の方が優れている性能・機能
ではまず最初にEOS R10がα6400よりも勝っていると思う部分を見てみましょう
「Kissシリーズ」のノウハウ満載 キヤノンはカメラ初心者でも操作簡単
EOS R10とα6400を使っていて一番強く感じるのが、初心者に対する「EOS R10の優しさ」です。
もちろん操作に慣れればα6400も決して使いにくいということはありませんが、EOS R10には長年キヤノンが特に力を入れてきた「カメラ初心者」向けのノウハウが十分に反映されているように感じます。
例えば、EOS R10は撮影後の写真を見る時もスマホと同様の「フリック操作」や二本指の「ピンチアップ、ピンチアウト」で画像送りや拡大縮小ができるなど、スマホからのステップアップの人もすんなりと操作できるように工夫されています。
EOS R10は「Kiss」シリーズではありませんが、同じぐらい初心者に優しい仕様になっていますよ
一方のソニーα6400はこの点では「やや古風な」操作形態となっていて、同じことをするのにカメラの操作の慣れやある程度の習熟が必要になるように思います。
EOS R10はキヤノンの中では「ミドルクラス」の位置づけで、決して「エントリークラス向け」のカメラではありませんが、実際に触ってみるとさすがキヤノンは初心者の扱いが上手だなと感じます。
もし、機械の操作が苦手で本格的なカメラの操作に不安があるなら、キヤノンのEOS R10を選んでおいた方が安心かもしれません。
機械とか苦手だから簡単なのは嬉しいね
メニュー操作もタッチパネルで直感的な操作が可能
同じような点ですが、個人的にα6400よりEOS R10の方が優れていると強く感じるのが、「メニュー操作」についてです。
EOS R10のメニュー操作はがスマホのようにタッチパネルで選択決定することができ、もちろん好みに合わせて十字キーと併用も可能になっています。
これが使ってみると思いのほか便利で、スマホに慣れた人であれば説明なしで操作できると感じました。。
設定メニューなんてどれも同じようなものじゃないの??
本質的にはそうなんですが、EOS R10の方がタッチパネルで操作できるのでより簡単ですね。メニューの並び順もEOS R10の方がシンプルに整理されている印象です。
一方でα6400のモニターはタッチパネルに対応しているのは撮影時のみで、メニューや設定時は従来の「十字キーと決定ボタン」でしか操作することができません。
些細な事ですがこれが使ってみると大違いで、タッチパネル操作に対応したEOS R10の方がより直感的に操作ができ、初心者には優しい印象を受けました。
せっかくタッチパネルついてるなら設定メニューも画面タッチで操作できたらよかったのになぁ・・・
本格的なジョイスティック装備でピント位置の指定がしやすい
これはある程度カメラに慣れてきた後の話ですが、どこにピントを合わせるかの枠(AF枠と言います)の位置を移動させるのにどちらのカメラも「十字キー」を使います。
この十字キーがα6400は「AF枠移動」、「メニュー操作」、「ダイヤル操作」の3つを兼ねているのに対して、EOS R10はメニュー操作用の十字キーとは別に「AF枠移動」に特化したジョイスティックが装備されています。
EOS R10には専用のジョイスティックがあるので、ピント位置を素早く変更できて便利です
α6400のダイヤルには写真の明るさの調整(露出補正)を割り当てているのですが、十字キーと兼用になっているため、AF枠を細かく移動しているとどうしてもいつの間にかダイヤルが回っていていて露出が変わってしまう、ということがたまに起きます。
その点でEOS R10のジョイスティックは独立しているので、少々乱暴に操作しても他の数値が変わってしまう心配もなく、安心して操作できます。
ジョイスティックはミドルクラス以上のカメラにはついていることが多い機能なんですよ
連写数が多いので動き物の撮影には有利
連写のコマ数(1秒間に撮れる写真の枚数)もα6400が約11枚/秒なのに対して、EOS R10は約15枚/秒と大きく勝っています。
さらにEOS R10はUHS-IIという高速のSDカードを使えば、JPGのバッファが約460枚と、ほとんど書込み待ちを気にせずに連写で撮り続けることが可能です。(ちなみにα6400のJPG時のバッファは約99枚)
バッファが460枚分あるということは、30秒ぐらい連写し続けることができるということです。さすがにそこまで連写し続けることはありませんけどね
飛行機や野鳥、鉄道など高速で移動する被写体を追う場合、連写で撮ってその中からベストの一枚を選ぶ、という撮り方をすることがよくあります。
なので連写のコマ数が多いとそれだけ「当たり」が含まれている可能性が上がるので、この連写のコマ数は重要となってきます。
とはいえ、α6400の約11枚/秒も決して遅い訳ではないので、よっぽど普段から戦闘機や野鳥ばっかり撮る人でなければ必要十分な性能だと言えるかもしれません。
でも、α6400でも一秒で11枚の連写を約9秒続けることができます。実際にやってみるとわかりますが、大抵の撮影ではこれで十分だと思いますよ
そもそも連写をしないと撮れないようなものを撮ることがないんだよなぁ・・・
伝統的な一眼デザインと深いグリップで超望遠レンズでも安心
一般的にEOS R10のような「一眼レフスタイル」のカメラはファインダー(覗き窓)がレンズと同軸上にあるのでしっかり構えやすく、望遠レンズを使った時に対象を捕えやすいと言われています。
一方でα6400のような「レンジファインダースタイル」の場合、レンズの軸とファインダーの軸がズレているため、特に重たい超望遠レンズなどと合わせた場合にしっかりと構えにくい、という欠点があるようです。
さらに右手のグリップ部に関してもEOS R10の方が深く握りやすいので、重いレンズでもより安定して構えることができるでしょう。
将来的に飛行機や野鳥やど、超望遠レンズを手に入れる予定ならEOS R10の方が相性は良さそうですよ
USB端子がType-Cなので最新のスマホと充電ケーブルが共用できる
EOS R10のUSB端子は最新モデルらしくUSB Type-Cになっていますが、α6400は一昔前のMicro USBとなっています。
これはもちろん人によりますが、最近ではMicro USBの機器が減ってきているのは間違いありません。
α6400はスマホと同じく充電にUSBを使うので、もし「いまさらMicro USBケーブルが必要な機器を持つのは嫌だ」と感じるなら、新しいEOS R10にした方が良いでしょう。
確かにそのために何本もケーブルを用意するのは面倒だもんね・・・
余談ですがEOS R10をUSBで充電させるためには「PD規格」に対応したUSBアダプターが必要です。でも普通のバッテリー充電器も付属するので、PD対応でなければそれを使いましょう
まだまだいける!α6400の方が優れている性能・機能
では次にα6400の方が優れている面を見てみましょう。3年もの開きがあるとは思えない程α6400も頑張っていますよ
ダブルズームの標準レンズが16mm(換算24mm)スタートなので風景に強い
個人的にα6400が圧倒しているポイント(というよりEOS R10が残念過ぎる)がこの「ダブルズームキット付属の標準レンズ」が16mmスタートである、という点です。
これは一般的なフルサイズ換算で置き換えると、EOS R10が広角29mm、α6400が広角24mmスタートという意味になります。
これからカメラを始める人にとっては「???」な話だと思いますが、簡単に言うとα6400の方がEOS R10に比べて「広く」撮れるので、スナップや旅行、風景写真などではかなりの違いとなります。
よくわかんないけど、広角が29mmと24mmってそんなに違うものなの?
「激違う」ですね。
上の写真はEOS R10の広角側(29mm相当)とα6400の広角側(24mm相当)を撮り比べたものです。
24mm相当のα6400の方がより奥行き感があり、ダイナミックな表現になっているのがわかると思います。
もちろんこれは付属レンズだけの話で、「超広角レンズ」など別売レンズを揃えることでカバーできる点ではありますが、付属の標準レンズである程度の広角をカバーできるα6400は旅行やスナップ用途にはとても便利だと言えるでしょう。
特に街スナップはコンパクトで広角に強いα6400が断然有利ですよ
クリエイティブスタイルが豊富で個性的な画作りがしやすい
どちらの機種も基本的な画作りのプリセットとしてキヤノンは「ピクチャースタイル」、ソニーは「クリエイティブスタイル」がありますが、ソニーの「クリエイティブスタイル」の方がプリセットの種類は豊富です。
肌色を綺麗に見せる「ポートレート」やよりカラフルに見せる「ビビッド」、なるべく脚色を抑えた「ニュートラル」などがあるのはどちらも共通ですが、ソニーは「ライト」や「ディープ」、「クリア」といったキヤノンにはないプリセットが揃っています。
特にこの「ディープ」や「クリア」はスナップで使うとキャノンにはない独特の雰囲気を出してくれるので、個人的にはかなり気に入って使っています。
もちろんどちらの機種もコントラストや色の濃さなどはカスタマイズが可能なので、最終的には同じような感じに追い込めるので、この違いはそこまで気にする必要はないかもしれません。
ですが、特にスナップ用途で手軽に色々な雰囲気を試したい場合は、α6400の方がおすすめと言えるかもしれません。
自分はスナップではソニーの「ディープ」や「クリア」がとても気に入っているので、今でもスナップメインの時はα6400を持って出ますね
ソニーEマウントは別売のレンズが豊富で買いやすい
ミラーレス一眼はカメラ本体だけでなく、レンズの性能によって撮れる写真が大きく変わってきます。
そして、その点はミラーレス一眼にいち早く取り組んだソニーが大きくリードしているポイントでもあります。
例えばEOS R10で使えるキヤノンRFマウントのレンズのうち、10万円以下のものは13本(MFレンズ除く)しかないのに対し、α6400で使えるEマウントレンズ(10万円以下、AF)はなんと81本も販売されています(色違い含む、2023年9月現在)
そんなに差があるの!?
キヤノンはミラーレスの対応が遅かったのと、サードパーティー製レンズを受け入れていないのが原因です。しばらくこの差は埋まらないでしょうね・・・
等倍マクロレンズやF値1.4などの明るい単焦点レンズを使えば、標準レンズでは不可能な表現や描写が可能になります。
いろいろなレンズをそろえて楽しみたいなら、販売歴が長くさらにサードパーティメーカーも受け入れているソニーが有利なのは間違いありません。
ダブルズームキットはかなりコスパ良し
α6400の大きな魅力の一つはこの「コスパ(コストパフォーマンス)」であることは間違いないでしょう。
最近では以前と違い「発売から年月が経つほど安くなる」ということはなくなったように思いますが、それもα6400は発売から5年近く経過しており、価格はこのクラスではほぼ最安と言えます。
2023年12月現在でダブルズームキットの設定が無いEOS R10と比較すると「値段が安いうえに望遠レンズも付いてくる」状態になっているので、コスパで考えれば最強かもしれません。
写真はカメラの性能で撮るものではないので、α6400は少し古くなったとはいえまだまだ戦えます
EOS R10がおすすめなのはこんな人
ではここからは、EOS R10がおすすめの人を考えてみます
初めての本格的なカメラで操作が心配な人
ソニーα6400は決して操作が難しいカメラではありませんが、メニューがタッチパネルに非対応など、初心者にはやや難しく感じるところがあるのも事実です。
一方でキヤノンEOS R10は長年、初心者向けカメラである「Kiss」シリーズを展開してきたノウハウが十分に反映されており、よりシンプルで初めての人にも優しいカメラだと言えるでしょう。
もちろんどちらを選ぶとしてもある程度の慣れや学習、努力が必要になりますが、個人的な意見としてはEOS R10の方が(というよりキヤノン機の方が)操作は簡単だと感じます。
このあたりはさすがキヤノンという感じです。やはり「Kiss」シリーズで培ったノウハウが大きいんでしょうね
ゆくゆくは鉄道や飛行機、野鳥など超望遠の動き物に挑戦したい人
一般的に超望遠レンズは大きくて重いものですが、大きく重いレンズを正確に扱うには「レンジファインダースタイル」のα6400よりも、「普通の一眼スタイル」のEOS R10の方が向いています。
理由としては、α6400のファインダーはボディの左端に寄っているため、レンズとファインダーが同軸にあるEOS R10と比べると、どうしても重量級レンズが構えにくくなると言われています。
これはわずかな差に感じるかもしれませんが、シビアな撮影ではそのわずかがブレや正確な捕捉の差になって現れるので、超望遠撮影を考えているなら普通の一眼スタイルのEOS R10の方が無難だと言えるでしょう。
キヤノンには「RF100-400mm F5.6-8 IS USM」という初心者でも手を出しやすい超望遠ズームがあるのも強みですよ
やっぱり新しいカメラが気になる人
デジタルカメラは電子機器なので、古いものよりも新しいものの方が高性能なのは当然ですが、最近はモデルチェンジのスパンも随分と長くなり、以前ほど「最新モデル」にこだわる必要はないように思います。
そうは言っても例えばこのEOS R10とα6400のように発売日が3年以上離れていると、頭では自分の使い方では性能差はあまり問題にならないと理解していても、どうしても気持ちが乗らない、ということもあるかもしれません。
その場合は新しいEOS R10にしておきましょう。どちらを選ぶにしてもデメリットはあるはずなので、それならば自分の気持ちが乗るカメラを使う方が楽しく撮れるでしょう。
結局はカメラを使うのは人なので、細かなスペックよりも、その人が「欲しい」と感じるカメラを使うのが一番だと思います
α6400がおすすめなのはこんな人
では次に、α6400をおすすめしたい人を考えます。ちょっと古くなってきましたがまだまだ行けますよ!
旅行写真や風景、スナップ撮影がメインの人
EOS R10はα6400よりも高性能のピント合わせ機能を誇りますが、逆に言えばそこまで激しい動きを追うような(戦闘機や鉄道、競走馬など)撮影を考えていない人や、家族写真や風景写真メインの人であればα6400でも十分と言うことができます。
しかも、EOS R10の標準レンズが29mm~と広角でもあまり広く撮れないのに対し、α6400の標準レンズは24mm~とかなりワイドに撮れ、風景撮影にはピッタリなのも見逃せないポイントです。
さらにスナップ写真の場合もコンパクトなα6400の方が気軽に持ち出せるというメリットもあるので、おすすめです。
確かに言われてみれば、そんなに激しく動き回る人とか撮らないかも!
色々な別売レンズを試してみたい人
α6400(というよりソニー機)を選ぶ一番のメリットはこの「レンズラインナップが豊富」という点なのかもしれません。
ラインナップが豊富ということは、それだけ自分に合ったレンズを選びやすいということで、例えば等倍マクロレンズが約3万円で、F1.4の明るい単焦点レンズも約4万円までで手に入れることができます。(キヤノンはもっと高性能で値段も高いものしかない)
もちろんレンズにも性能があり、安ければ良いというものではありませんが、それでも初心者が手を出しやすい価格帯のレンズが充実しているのは、やはりソニーということになるでしょう。
そりゃいくら性能が良いって言われても、10万円もするレンズとか私は買えないもんねぇ・・・
クラシックスタイルのカメラがカッコイイと思う人
これはもう理屈抜きの話になりますが、比較的スタンダードな一眼カメラスタイルのEOS R10に対して、α6400は天面がフラットな「レンジファインダー」スタイルを採用しています。
どこかレトロな雰囲気を漂わせるこの箱型カメラをカッコイイと感じるなら、もうα6400に行くしかないと思います。
結局のところカメラの性能差がものを言うようなギリギリの撮影をする人なんてそんなに多くはない(暴論)ので、それよりも自分が首から下げていて「カッコイイ」と思えるカメラの方が楽しく撮影できてよいのではないでしょうか。
見た目で選ぶのも結構アリなんだね
まとめ:新しい古いじゃなく自分に合ったカメラを選ぼう
いかがだったでしょうか。やはり3年新しい分キヤノンのEOS R10の方がスペック上は勝っている部分が多いのは当然のことだと思います。
それでも広角側であったり、別売レンズが豊富であったりとソニーα6400もまだまだ魅力的なカメラです。ダブルズームキットのコスパの良さも見逃せません。
一つ言えるのはどちらを買ったとしても、ある程度の習熟や勉強は必要になるはずなので、「楽しみながら続けること」が一番大切だと思います。
この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
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