【初心者向け】ZV-E10 IIにオススメのSDカード4選

こんにちは！カメラ歴15年、カメラ総購入台数27台のNEKO（ねこ）です！

この記事では、僕がソニーVLOGCAM ZV-E10 IIで実際に使っているSDカードを紹介しています。

もちろんただの商品紹介ではなく、VLOGCAM ZV-E10 IIが対応しているSDカードの規格や、それに合ったSDカードの見分け方など、初心者の人向けになるべく簡単に説明しています。

加えて、SDカード選びの注意点なども載せていますので、是非SDカード選びの参考にしてくださいね！

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＊この記事の内容は2024年9月時点の最新ファームウエアのVLOGCAM ZV-E10 IIを使って検証、執筆されています。

記事の内容の正確性には最新の注意を払っていますが、製品やファームウエアの仕様変更などで検証した内容が古くなり、事実と相違する可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

僕が普段使っているおすすめSDカードを紹介

おすすめ１：サンディスクExtreme UHS-I V30

僕が普段VLOGCAM ZV-E10 IIで使っているのはこの「サンディスクExtreme」という比較的安価なSDカードです。

このSDカードはビデオスピードクラスV30と控えめな性能ですが、VLOGCAM ZV-E10 II の最高画質である4K60Pでの撮影が可能で、イントラ圧縮やプロキシ撮影などの上級な使い方をしないならこれで十分です。

ちなみに僕は安価な分容量は大きめの256GBを選びました。

VLOGCAM ZV-E10 IIで初めてミラーレス一眼デビューされる方の最初のSDカードにおすすめ☆

おすすめ2：Lexar Professional 1667x UHS-II V60

一番最近買ったのがこの「レキサー プロフェッショナル 1667X」です。

レキサーと言えばメモリーカードでは古くから有名なメーカーで名前は聞いたことがあるという人も多いと思いますが、2017年に中国の会社に買収され今はれっきとした「中国メーカー」になっています。

特徴としてはとにかく安く、恐らくビデオスピードクラスV60の中では最安値なのではないかと思い、試しに買ってみて使っていますが、普通に高性能なので驚きです。

中国メーカーなので故障時の対応やサポートなどにやや不安もありますが、とにかく安くでV60のカードを試してみたい人にはおすすめです。

おすすめ３：プログレードデジタル UHS-II V60 GOLD

ビデオスピードクラスV60のSDカードをもう一つ紹介します。

この「プログレードデジタル UHS-II V60 GOLD」は僕が初めて買ったビデオスピードクラスV60のSDカードで、今も現役で使っています。

V60なのでプロキシ撮影に対応しますが、僕の場合はそれよりも写真（RAW）を撮るときに使うことが多いですね。

使用感は上のレキサーとほとんど変わらないので、買うタイミングで安い方を選べばよいと思います☆

おすすめ４：サンディスク Extreme PRO UHS-II V90

これはオススメというよりは参考程度ではありますが、ビデオスピードクラスV90のSDカードも紹介しておきますね。

僕が（一応）持っているのはサンディスクの「Extreme PRO V90」で、その名の通りビデオスピードクラスは最高のV90に対応する、現時点で最高クラスの性能のSDカードです。

これがあればイントラ圧縮など、VLOGCAM ZV-E10 II が持っているすべての設定を使うことができますが、それが必要な人はそこまで多くは無いでしょう。

僕も持ってはいるものの、その性能を出し切るような使い方をすることがほとんどありませんが、プロ並みの編集を志す人におすすめです！

VLOGCAM ZV-E10 IIに必要なSDカードの容量はどれくらい？

4K動画の場合：64GBのSDカードだと最高画質で撮れるのはたったの約35分

上の表はVLOGCAM ZV-E10 IIのヘルプガイドに掲載されている表ですが、VLOGCAM ZV-E10 IIで4K動画を最高画質撮る場合、64GBのSDカードだとたったの35分しか撮れない、ということがわかります。

もちろん画質を下げればもっと撮れるようにはできますが、あまり画質を下げるのももったいないので、動画メインの場合SDカードの容量は最低でも128GB、可能なら256GBを用意するようにしましょう。

写真の場合：64GBのSDカードだと最高画質で撮れるのはJPEGなら2,900枚

静止画（写真）についてはどうでしょうか？

同じくVLOGCAM ZV-E10 IIのヘルプガイドの表を参照すると、JPEGで最高画質「エクストラファイン」の場合64GBのSDカードだと約2900枚、一つ下げて「ファイン」で撮れば約5400枚撮れる仕様になっています。

それだけ撮れたらとりあえずは十分とも言えますが、これがRAWファイルを同時記録にすると一気に1200枚程度に撮れる枚数が少なくなってしまいます。

なのでVLOGCAM ZV-E10 IIを写真機として使う場合、容量はとりあえず64GBあれば足りそうですが、動画と併用する場合や、RAW現像をする場合だとやはり余裕を見て128GB程度はあったほうが良いでしょう。

VLOGCAM ZV-E10 II に必要なSDカードの性能

VLOGCAM ZV-E10 II はUHS-II規格に対応

まずは基本的な点ですが、VLOGCAM ZV-E10 IIは「UHS-II」規格のSDカードに対応しています。

旧モデルのVLOGCAM ZV-E10は低速な「UHS-I」規格にしか対応していなかったので、ここは大きく進化したポイントです。

VLOGCAM ZV-E10 II はUHS-II規格に対応したおかげで、より高速なビデオスピードクラスV60やV90のSDカードの性能を（必要かどうかはともかく）十分に発揮させることができます。

SDカードの性能は「ビデオスピードクラス」を見れば一発でわかる！

VLOGCAM ZV-E10 IIで使うSDカードの性能を一目で見分ける方法、それがSDカードの「ビデオスピードクラス」です。

「ビデオスピードクラス」とはSDカードの「書き込み性能」をわかりやすくクラス分けしたもので、性能が低い順から「V10」、「V30」、「V60」、「V90」の4つに分かれています（2024年現在）

同じようなデザインのSDカードでも、このビデオスピードクラスが違うと値段や性能がかなり変わるので、SDカードを買う時はこの「ビデオスピードクラス」がどれなのか、よく注意するようにしましょう。

基本的な撮影は安価なV30対応のSDカードでもOK！

VLOGCAM ZV-E10 IIで撮れる動画は4K60Pまでとなっており、4K120Pや8K動画には非対応です。

4K60Pであれば比較的安価なビデオスピードクラスV30のSDカードでも撮影が可能なので、これから本格的にカメラを始める初心者の人であれば、まずはビデオスピードクラスV30のSDカードで十分だと思います。

ある程度撮影に慣れたあと、もしビデオスピードクラスV30で撮影できない設定が必要になったなら、その時点でビデオスピードクラスV60のSDカードを買い増しすると良いでしょう。

スローモーションの一部、プロキシ撮影にはV60対応のSDカードが必要

VLOGCAM ZV-E10 II はプロキシ撮影に対応しています。

プロキシ撮影とは、設定した解像度の動画とは別に、低解像度の動画（写真で言うところのサムネイルのようなものです）を同時に記録する機能です。（対応編集ソフトを使えばサクサク動作するから快適）

もちろん二つの動画ファイルを同時に書き込みをするのでその分SDカードに対する負荷は高く、VLOGCAM ZV-E10 II でプロキシ撮影をするためにはビデオスピードクラスV60以上のSDカードが必要になります。

イントラ圧縮（ALL-I）にはビデオスピードクラス V90が必要

VLOGCAM ZV-E10 IIは「イントラ圧縮」や「ALL-I」と呼ばれる録画モードがあり、それらを使用するためにはビデオスピードクラスV90のかなり高性能なSDカードが必要になります。

イントラ圧縮とは動画の１フレームごとに圧縮する方式のことで、似たようなフレームをまとめて圧縮するLong GOP方式に比べて編集時のレスポンスが優れますが、撮影時の負荷が高くなってしまう傾向があります。

プロやプロ並みの環境を持つビデオグラファーであれば使うこともあるかもしれませんが、少なくともこれからカメラを始める人が必要な機能ではないので、最初は考えなくても大丈夫です。

写真メインならV30でOKだが、RAWで連写するならV60が快適

静止画（写真）は動画に比べてSDカードに対する負荷は少ないので、VLOGCAM ZV-E10 IIを写真メインで使うならビデオスピードクラスV30のSDカードでも十分でしょう。

例外として、特に野鳥や戦闘機など連写を多用し、かつRAW現像用にRAWファイルを同時記録する場合、書き込みが早いビデオスピードクラスV60やV90を使うなら、書き込み待ちの時間をかなり減らすことができ快適に撮影ができます。

もちろん基本動画機であるVLOGCAM ZV-E10 IIでそこまでの撮影をする人はあまりいないと思いますので、普通に写真を楽しむだけならそこまで高性能なSDカードは必要ないでしょう。

SDカード選びの注意点

SDカードのグレードで画質は変わらない

以前SDカードの口コミで、「このSDカードを使ったら綺麗な写真が撮れるようになった！」のような内容を見たことがあるのですが、残念ながらそれは間違いです。

SDカードの性能の違いはあくまでも「容量」と「書き込み＆読み出し速度」の違いだけであり、写真のデータそのものに影響する訳ではありません。

ちょっとでも高画質を、という気持ちはわかりますが、SDカード選びに関しては自分が必要とする性能以上のものを買っても無駄になる、という点には注意しましょう。

偽物注意！SDカードは信頼できるショップで買おう

実は昔からメモリーカードの類はコピー品や海賊品が出回りやすく、特に大容量や高速といった高価なSDカードは要注意です。

古くて容量も小さいSDカードに最新のSDカードのラベルを偽造して貼り付けるという手口で、ぱっと見は正規品と変わりませんが実際は全く使い物になりません。

なので、特にビデオスピードクラス V90といった高価なSDカードを買う時は、オークションや中古品は絶対に避け、ネットショップでも有名で信頼できる店から買うようにしましょう。

SDカードも壊れることがあるので予備を用意しておこう

注意点の最後は、SDカードも壊れることがあるので予備を用意しておく、という点です。

万が一SDカードが急に壊れてしまった場合、予備のカードが無ければ「詰み」になってしまいますし、予想以上にたくさん撮って容量が一杯になってしまったということもあるかもしれません。

なので、普段から、大容量でなくてもいいので予備を用意しておくなら、万が一の事態でも「取れ高がゼロ」といった最悪の状況を避けることができるでしょう。

まとめ：最初はV30から始めるのがおすすめ！

これから初めて本格的なVLOGやカメラを始めるのであれば、ビデオスピードクラスV30のSDカードで十分だと思います。

理由としては、V30のSDカードでも、VLOGCAM ZV-E10 II の最高画質である4K60Pでの撮影が十分に可能だからです。

さらに一歩進んだ設定である、プロキシ撮影やイントラ圧縮を使う場合はさらに高速なSDカードが必要になりますが、それはそれが必要になったときに「買い増し」の形で手に入れるのがおすすめです。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。

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