<5秒で結論、一言レビュー!>
[α6400]マクロ撮影の入門に最適!ただし微ぶれしやすいのでたくさん撮ろう
[α6700]手ぶれ補正があっても被写体ぶれは防げない!たくさん撮るのを忘れずに
[ZV-E10/E10 II]手ぶれ補正がないけど、しっかり構えてたくさん撮ればどれかは当たる!
● この価格で等倍マクロ!で超ドアップ撮影入門にちょうどいい!細かいアラは気にしない!
<このレンズで撮った作例>

河津桜という早咲きの桜で、ソメイヨシノと比べてピンクが強いのが特徴です。
桜は上向きに撮ることが多いので、露出補正でプラスにして空の明るさに負けないように撮るのがコツ。

いつから、そしてなぜウチにあるのかわからないミニカーですが、よく見たらボロボロなので、ひょっとしたら自分のなのかもしれませんね。
こんな感じで肉眼では識別できないようなところまで写し取ってくれるのが、マクロレンズの醍醐味の一つです。

マクロレンズと言えばやっぱり「超ドアップ」での撮影ですが、このレンズは30mmと標準レンズの画角なので、その気になればこんな感じの普通のスナップを撮れないことはありません。
ただし、F値が特別明るい訳でもなく、F値開放の周辺画質もそこまで頑張っている方ではないので、積極的にスナップレンズとして使う理由もあまりないかな?というのが正直な感想です。
こんにちは!カメラ歴15年、レンズ総購入数50本オーバーのNEKO(ねこ)です!
この記事ではソニーマクロレンズ「Sony E 30mm F3.5 Macro(SEL30M35)」をソニーの主要なAPS-C機(α6700/α6400/ZV-E10/ZV-E10 II)を使ってレビューしています。
単なる商品の紹介や実際に買っていない人が書いた「エアーレビュー」ではなく、あくまでも使用者としての感覚を伝えていきますので、是非参考にしていただければ幸いです。
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「ドアップ」写真を撮ってみたい人はこのレンズがおすすめですよ

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結論:細かいアラを気にしなければ、最高のマクロ入門レンズ!

◎このレンズが向いている人
とにかく安くでドアップ写真を撮りたい!
高性能なレンズじゃなくても遊び心で撮れる!
×このレンズが向いていないと思う人
本格的なマクロ撮影を志向する人
機材のクオリティにもこだわりたい人
このSony E 30mm F3.5 Macroは非常に手に入れやすい価格と、「等倍マクロ」という最大級のドアップ性能を兼ね備えた、初心者でも気軽にマクロ撮影が楽しめるレンズです。
とにかくこのレンズのマクロ性能は圧巻で、このレンズで撮ればただのミニカーがオブジェに、いつもの花が学術図鑑に早変わり!
ただし、手ぶれ補正なかったり、安価なレンズ故の弱点があるのも事実なので、過剰な期待をせずに「とにかく遊べるレンズ」として捉えるなら、最高のマクロ入門レンズになるでしょう。

Sony E 30mm F3.5 Macroの外観とスペックの特徴

- 焦点距離:30mm(フルサイズ換算45mm)
- 開放F値:F3.5
- 最短撮影距離:0.095m
- 最大撮影倍率:1倍
- フィルター径:49mm
- 重量:約138g
- 手ぶれ補正:なし
<参照:ソニー商品仕様ページ>
外観の特徴



Sony E 30mm F3.5 Macroの見た目はシルバーメッキのつるっとした感じで、最近のレンズにない雰囲気を持っています。
鏡筒にはスイッチ類は何もなく、ズームもないのでピントリングのみというシンプルな構成。
見た目での一番目を引くポイントはそのレンズフードで、これはおそらく最短撮影距離付近での撮影時に、被写体にレンズ先端をぶつけないように配慮されているものと思われます。
最短撮影距離は驚異の「9.5センチ」
このレンズの「最短撮影距離」は0.095mとされていて、これはカメラのセンサー面から9.5センチまで近づいてもピントが合う、ということを意味しています。
ポイントはこの「センサー面から9.5センチ」という所で、レンズ先端から見るともうほとんど被写体にぶつかるんじゃないかと思うぐらいまで近づける、ということです。
それがどれぐらい凄い事なのか、実際に見てみましょう。
<ダブルズームキット付属レンズとの最短撮影距離の比較>


上の画像はα6400やZV-E10/ZV-E10 IIのレンズキットに付属しているE PZ 16-50mmとの比較ですが、Sony E 30mm F3.5 Macroの方がレンズフードの先端が被写体にぶつかるぐらいまで寄れているのがわかりますね。
ここまで「寄れる」となると、もはや日常で「寄りきれない」、「近づきすぎてピントが合わない」という状況になることはまずありません。
ただ、詳しくは後述しますが、これは逆に言うと「ここまで近づかないと等倍にはならない」ということでもあるので、ここはメリットとデメリットの両面を含んでいる、ということになりそうです。
「等倍マクロ」で本格的なドアップ撮影が可能

このレンズ(Sony E 30mm F3.5 Macro)の最大の特徴は「最大撮影倍率が1倍」という超ドアップ性能です。
これは別名「等倍マクロ」ともいわれますが、これは字義通りには「センサー上に実物と同じ大きさ(等倍)に写せる性能」という意味で、これはマクロ性能では実質の最高性能となります。
この等倍マクロがどれぐらい凄いのか、実際にダブルズームキット付属の標準レンズE PZ 16-50mm(撮影倍率は0.215倍)と撮れる大きさを比較してみましょう。
<ダブルズームキット付属レンズとの撮影倍率の比較>


上の画像は先ほどのE PZ 16-50mmと「どっちが寄れるか」を比較したときに実際の撮れた画像です。
E PZ 16-50mmの撮影倍率も標準ズームとしてはそこそこ頑張っている方なのですが、それでもこのSony E 30mm F3.5 Macroは見た目で5倍ぐらい大きく撮れているのがわかりますね。
ここからも、このSony E 30mm F3.5 Macroがトップクラスに「ドアップに写せる」性能を持ったレンズだということがわかると思います。
レンズフード込みでも約160gと驚くほど軽量

さらにこのSony E 30mm F3.5 Macroの大きな特徴はその重量で、このレンズなんとレンズ単体で約138g、レンズフードとリアキャップを含めても実測で約160gと、E PZ16-50mm(単体で約116g)とほとんど変わりません。
ちなみに僕のスマホの重さがケース込みで227gだったので、このレンズはスマホと同等かそれよりも軽い、ということになります。
本格的なマクロレンズの中にはレンズ単体で500gを超えてくるものもありますが、このSony E 30mm F3.5 Macroはこの重量の面からも、「ドアップをちょっと試したい」のようなニーズにとてもマッチしたレンズだと言えますね。
手ぶれ補正はなし
このSony E 30mm F3.5 Macroは残念ながらレンズ内手ぶれ補正は内蔵されていません。
なので、ボディ内手ぶれ補正が内蔵されていないα6400やZV-E10/ZV-E10 IIなどでは手ぶれ補正の恩恵なしでの撮影ということになります。
僕が実際に使って感じるE 30mm F3.5 Macroのメリット・デメリット

◆このレンズのメリットと思うところ
- とにかく安くて軽い!誰でも気軽にマクロ撮影を試せる
- ハーフマクロじゃなく「等倍マクロ」の本格派
◆このレンズのデメリットと思うところ
- 「等倍」で撮るためにはスレスレまで近づかないといけない
- 周辺部の画質が甘い
- レンズ本体に手ぶれ補正が無い
<メリット>とにかく安くて軽い!誰でも気軽にマクロ撮影を試せる

このSony E 30mm F3.5 Macroの最大のメリットは、「金額的にも重量的にも気軽に本格的なドアップ撮影を楽しめる」、という点でしょう。
この記事を執筆している時点でこのSony E 30mm F3.5 Macroはソニーの中では「かなり安く買える部類のレンズ」で、ネットなら新品でも最安2万円台後半、中古なら1万円台で入手可能です。(執筆時点、相場は変化します)
本格的な交換レンズとなると、場合によってはカメラ本体の価格を超えるのも覚悟が必要な今の状況において、初心者が比較的手の出しやすいラインアップを残してくれているソニーには感謝しかありません。
<メリット>ハーフマクロじゃなく「等倍マクロ」の本格派

実は「マクロレンズ」は正式な定義がある訳ではなく、どこまで大きく撮れるなら「マクロレンズ」を名乗れるか、というのは若干曖昧なところがあります。
なので、例えば「ハーフマクロ」や「APS-Cで使えば等倍相当」のようなマクロレンズも存在し、それらは等倍マクロと比較するとそこまでドアップで撮れるわけではありません。(それが悪い訳じゃないです)
その点でこのSony E 30mm F3.5 Macroは、正真正銘の「等倍マクロ」性能を持っており、まさにドアップに関しては妥協のない性能だと言えます。
<デメリット>「等倍」で撮るためにはスレスレまで近づかないといけない

このレンズの特徴のところで、レンズ先スレスレまで寄れると紹介しましたが、それはこのレンズのメリットであると同時に最大のデメリットともなっています。
それは、このレンズは単焦点のため、等倍、つまり「最大まで大きく撮るまでにはレンズ先ぎりぎりまで近づかないといけない」、ということになり、撮影のしやすさという面ではこれはかなりのデメリットです。
とにかく「撮っている最中にレンズ先がぶつかる」なんてのはしょっちゅうで、さらに光の角度が悪いと「自分のレンズの陰で暗くて撮れない」、なんてことも普通にあります。
そういう点では、このSony E 30mm F3.5 Macroは、等倍マクロよりもう少し倍率を落としたレンズだと思って使うのが実際的な使い道となる気がします。
<デメリット>レンズ本体に手ぶれ補正が無い

僕が感じるこのレンズのもう一つの大きなデメリットが、このレンズ内手ぶれ補正が無い、という点です。
とにかく、マクロ撮影は手ぶれにシビアな世界で、普通なら撮れている感覚でも、上の失敗例の様に後で拡大してみたらぶれている、ということは本当によくあります。(よく見たら被写体ぶれ、というのもあるある)
なので、特にこのレンズでドアップで撮る時は頭を切り替えて、普通よりも多めに撮ることを心がけるのが良いでしょう。
<デメリット>周辺部の画質が甘い
もう一つこのSony E 30mm F3.5 Macroのデメリットは「周辺画質が甘め」という点です。
このレンズ、中央の解像度は素晴らしく、かなりシャキッと写ってくれるのですが、周辺、特に四隅はF3.5だと気持ちボンヤリとなる傾向にあります。
ただ、等倍マクロでドアップで撮ると、周辺部分はアウトフォーカス、つまりボケた状態になることがほとんどなので、実際にはこの点はそこまで大きなデメリットにはならないかなと、僕は思っています。
このレンズが向いていると思う人

とにかくドアップ写真を撮ってみたい人

もしまだそんなにレンズを持っておらず、そしてドアップでの撮影に興味あるなら、このSony E 30mm F3.5 Macroは「最初のマクロレンズ」としてかなり魅力的な選択肢になるでしょう。
もちろん手ぶれ補正がないとか、周辺の画質がやや甘めとかの弱点はあるものの、それに余りある「ドアップ撮影の楽しさ」を手軽に楽しむことができるはずです。
場合によっては中古の個体でもアリ(僕も中古で買いました)だと思いますが、発売から年数が経っているということもあるので、中古を買う時はキタムラやマップカメラといった安心できるショップの「良品」以上を選ぶのがおすすめです。
高性能なレンズじゃなくても遊び心で撮れる人

繰り返しになりますが、このレンズは大きなメリットと、それなりのデメリットが同居したレンズです。
なので本格的な撮影と考えると、いろいろと使いにくい(寄りすぎるとか、手ぶれしやすいとか)場面があるのも事実かもしれません。
ですが、そういうことはいったん置いておいて、格安で買えるレンズを使い倒して遊ぼう!撮りにくい場面は工夫しよう!のような気持ちで使えるなら、このレンズは本当に楽しい体験を提供してくれると思います。
このレンズが向いていないと思う人

本格的なマクロ撮影を志向する人
もし、商品撮影やネイチャーフォトなどの分野で本格的にマクロ撮影をやっていこうと思うなら、このレンズでは若干力不足かもしれません。
とにかく最短撮影距離が短すぎるのは結構致命的で、照明の都合などで被写体ぎりぎりに寄れない場合は実質等倍は使えず、撮影倍率が下がってしまいます。
そもそもこのレンズはAPS-C機専用のため、将来フルサイズにアップグレードしたら基本的には使えなくなる(*)、という点でも、どちらかというと趣味の撮影の範囲で使うのが良いと思います。
(* 使えるのは使えるが画素数が激減するため普通は使わない)
見た目のクオリティにもこだわりたい人
撮影機材に対するこだわりを持つのは自由で、決して「初心者はエントリーモデルから始めないといけない」というルールはありません。
もし、初心者であろうが経験者であろうが「ちょっといい機材が欲しいな」と思うタイプの人(僕もそうです)であれば、このレンズは少し「安っぽ」過ぎるかもしれません。
このレンズは中身は悪い物ではないですが、色からしてちょっとチープに見えてしまうのも事実なので、見た目などにもこだわりたい場合は他の選択肢も考慮に入れるのがよいかもしれません。
ソニーAPS-C機との相性まとめ
α6400/ZV-E10/ZV-E10 II:マクロはぶれて当然!ぐらいの気持ちでたくさん撮れば◎

α6400/ZV-E10/ZV-E10 IIで使う場合、手ぶれ補正が効かないという点を念頭に置きましょう。
ただマクロ撮影は仮に手ぶれ補正が効いたとしても、それでもぶれてしまうことがある、そんな世界です。
なので、なるべく明るい場所で、室内ならLEDなどの補助照明を使って、そして何よりもたくさん撮ることを心がければ、そこまで手ぶれ補正が無いことを心配する必要はないと思います。
ちなみに撮影距離の関係でα系のカメラでも腕を伸ばしてライブビューで撮ることが多いので、ファインダーが無いZV-E10/ZV-E10 IIでも手ぶれに関して不利ということは、僕の場合はありません。

マクロはぶれて当然なんです。なので最初は10枚撮って1枚当たればOK!ぐらいの気持ちで撮ればいいですよ
α6700:手ぶれ補正があるからと油断せずに多めに撮ろう

α6700にはボディ内手ぶれ補正が内蔵されているので、このSony E 30mm F3.5 Macroは幾分安心して使うことができます。
ただ、そうは言ってもマクロ域での撮影はぶれにシビアであることは変わらず、いくら手ぶれ補正が効いても被写体が揺れる「被写体ぶれ」は絶対に防ぐことはできません。
なので、手ぶれ補正があるからと油断せずに、感覚を掴むまでは1カット10枚ぐらい撮るようにすれば、後からがっかりせずに済むと思います。
まとめ:気軽に始められる最高の「マクロ撮影の入り口」レンズ!

僕がこのレンズを買ったのは、それはもう安さに惹かれたからです。笑
「新品でも実売2万円台のレンズで、それで等倍マクロなんてどれぐらい写るんだろう?」
それで、どうせなら安くと思ってキタムラ(マップだったかも)で中古良品を1万円台後半で手に入れました。
で、使ってみて思ったのは「ソニーすげぇ」。
とにかくこれだけの撮影体験がこんな金額でできる、これは初心者にとってはとてもありがたい事のはずで、是非キヤノンにも見習っていただきたいと思います。

結論としては、このレンズの魅力は確かに「等倍まで寄れる」ことですが、倍率とか細かいことはあまり気にせずに「ドアップになる」ぐらいの気持ちで撮るのがちょうどいいレンズです。
もちろんマクロ域特有の難しさもあり、特にぶれに関しては「たくさん撮る」ことで解決していくしかないように思います。
決して高性能を売りにしたレンズではないので、虫などぎりぎりまで近づけないことが多い被写体や、暗所で手持ちが多い場合は、もう少し高性能なレンズを検討する方が良いかもしれません。
いずれにしてもこのSony E 30mm F3.5 Macroは、「まずは始めてみたい」、「細かいことは気にせずにドアップで遊びたい」のような気軽な気持ちで撮れるなら、マクロ撮影のよい入口となるでしょう。
この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
☆☆各ショップの最新価格をチェックしよう☆☆
↓↓買う前にレンタルで試す、という手もあります。僕がたまに利用するのは「CAMERA RENT」さん



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