すごい!このカメラ、レトロでかっこいい!こんなのもあるんだ
どうせカメラ買うんだったら、こんな感じのおしゃれなのがいいよね
でもついてくるレンズが二種類あるみたいなんだけど、どう違うんだろう??
こんにちは!カメラ歴15年、カメラ総購入台数25台のNEKO(ねこ)です!
ところでニコン Zfc って、メチャかっこいいですよね。
「あんまりカメラに詳しくないけどなんか見た目がレトロでカッコイイ!」と感じて、このニコン Zfcを検討している人も結構いるんじゃないかと思います。
それでこの記事ではあまりカメラに詳しくない方や初心者の方向けに、ニコン Zfcの二つのレンズキットの違いと特徴をなるべく分かりやすく説明しています。
単なるスペック比較ではなく、実際に購入してどちらも日常的に使用したうえでのレビューなので、自分がどちらのレンズキットが向いているのか、ぜひ参考にしていただければと思います。
実際に購入して使用した上でのレビューなので参考になればうれしいです
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*この記事の内容は個人が趣味の範囲で行ったものです。内容についてはある程度正確だとは思いますが、個体差による違いや商品の改定などで内容が古くなる可能性がありますのでご了承ください。
結論:ツウなら「28mm f/2.8 Special Edition キット」もアリだけど、初めての一眼なら「16-50 VR レンズキット」が安心
結論から言うと、「詳しくはないもののある程度カメラの知識がある」もしくは「写真をとるプロセスを楽しみたい」という人には「28mm f/2.8 Special Edition キット」はとても魅力的なレンズキットだと思います。
付属する単焦点レンズ「NIKKOR Z 28mm f/2.8 Special Edition」はフルサイズ換算で42mmと扱いやすい焦点距離な上、デザインもZfcに合わせた「スペシャル仕様」となっています。
もちろんズームできないのは不便ですが、便利な機能を敢えて使わず「フィルムカメラの流儀」を駆使しながら撮るのは、最新のミラーレス一眼では味わえない楽しさを感じるはずです。
Zfcのアナログな撮影体験を楽しみたい人には、単焦点レンズがセットの「28mm スペシャルエディション キット」は面白いと思います
ですが、そうではなく「Zfcの見た目が気に入ったけど、撮影自体は簡単な方がいい」という人には、普通のズームレンズが付属する「16-50 VR レンズキット」が無難でしょう。
こちらに付属する「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」はニコンのエントリー向け一眼の「Z50」にも採用されている言わば「普通の」標準ズームレンズで手振れ補正も内蔵されているので、初心者でも簡単に扱うことができます。
カメラの操作にあまり自信が無い人はまずは「普通の」ズームレンズでニコン Zfcの操作に慣れて、思い通りに楽しく撮れるようになることを優先するのが良いと思います。
このZfcからカメラを本格的に始める人は、無理をせずに16-50mmのズームレンズキットにした方が安心ですよ。手振れ補正も入っていますしね。
確かに見た目も重要だけど、あんまり難しすぎたら手に負えないかもしれないもんね
まずはニコンZfcの二つのレンズキットを紹介
では、まず最初に二つのレンズキットを簡単に紹介しておきますね
ではまずニコンZfcの二つのレンズキットをそれぞれ簡単に紹介します。
ちなみに「28mm f2.8 スペシャルエディション」の「スペシャルエディション」はレンズの名前(デザインをZfcに合わせた特別外装版、という意味みたいです)で、どちらのレンズキットもカメラ本体は同じものなので誤解しないようにしましょう。
ニコン Zfc 16-50 VR レンズキット
最初に紹介するのは「ニコンZfc 16-50 VR レンズキット」です。
このレンズキットには16mm~50mm(フルサイズ換算で24mm~75mm)をカバーする標準ズームレンズが付属します。
かなりコンパクトな標準ズームレンズとのセットですが、手振れ補正も入っているので安心して使えますよ
このレンズキットに付属するレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」は、撮影時にレンズを「格納状態」から「撮影状態」に伸ばして使う「沈胴式」という方式が採用されています。(電動ではなく自分で出し入れするタイプです)
なので、カバンから出して一枚撮るまでの間に「レンズを撮影ポジションにする」というひと手間が加わりますので、少し面倒だと感じる人もいるでしょう。(慣れですが)
さらにZfcの高いデザイン性を考えると、レンズを撮影ポジションに繰り出した状態の見た目は好みが分かれるところかもしれません。
このレンズって撮るときはずっと伸ばしておかないといけないんだね
沈胴式といいます。収納時にコンパクトになるのが利点なのですが、見た目がイマイチだと感じる人もいるかもしれませんね
この「ニコンZfc 16-50 VR レンズキット」の最大の特徴は、やはり16mm~50mmという広角から標準域をカバーしてくれるズームレンズがセットになっているため、いろいろな場面に対応でき、初心者にもやさしい、という点でしょう。
さらにレンズに手振れ補正も搭載されているので、少々ラフに構えても手振れを抑えられるので、この点でも安心感があります。
「Zfcがカッコイイと思うものの、別にフィルムカメラのような本気の撮り方がしたいとまでは思っていない人」や、「初めて本格的なミラーレス一眼カメラを手に入れる人」にはこっちのズームレンズキットの方が扱いやすいでしょう。
16-50 VR レンズキットを選ぶメリットは、やっぱり広角~標準をカバーするズームレンズは便利だという点でしょうね
見た目も重要だけど、私みたいな初心者はやっぱり便利な方を選んだほうが安心だよね
ニコン Zfc 28mm f/2.8 Special Edition キット
次に紹介するのは「ニコン Zfc 28mm f/2.8 Special Edition キット」です。
このレンズキットにはズームレンズではなく、解放F値がF2.8と明るめの単焦点レンズ「NIKKOR Z 28mm f/2.8 Special Edition」が付属します。
しかもこのレンズはZfcに似合うように特別にデザインされた「スペシャルエディション」なので、オールドテイストのZfcとの見た目の相性は抜群です。
単焦点レンズって何?
単焦点レンズとは「焦点距離が変えられないレンズ」つまりズームで撮るものの大きさを変えられないレンズのことです
この「ニコン Zfc 28mm f/2.8 Special Edition キット」の最大の特徴は「見た目」のほかに、付属レンズが「単焦点レンズ」であることです。
単焦点レンズとは「焦点距離が可変ではないレンズ」のことで、簡単に言うとズーム操作で対象の大きさを変えることが出来ないレンズのことです。
これだけ聞くと不便でデメリットしかないように感じるかもしれませんが、単焦点レンズは構造がシンプルな分小型で高性能にしやすかったり、いちいちズーム操作をしないのでより直感的で速写性が良いというメリットもあります。
ズームできないとか不便じゃないの?
不便と言えば不便ですが、ズームできない代わりにF値が明るいとか、シンプルで扱いやすいというメリットがあるんです
この「ニコン Zfc 28mm f/2.8 Special Edition キット」の知っておかないといけない特徴のもう一つは「手振れ補正がない」という点です。
手振れ補正がない分、カメラをしっかり構える必要があったり、周囲の明るさやシャッタースピードの設定に気を配る必要がありますが、それは撮影の醍醐味であったりもしますね。
このあたりの不便を「楽しい!」と思えそうなら、この「ニコン Zfc 28mm f/2.8 Special Edition キット」はとても良い選択肢になるでしょう。
このレンズキットを使うと単焦点レンズの沼にハマるかもしれませんね
ニコン Zfcのレンズキットの比較
ではここからは二つのレンズキットをもっと詳細に比較していきましょう
外観
ではまず外観、つまり見た目の違いを詳細に比較してみましょう。
「16-50 VR レンズキット」の方は撮影時にレンズを伸ばす必要があるのに対して、「28mm f/2.8 Special Edition キット」はこのままの状態で撮影ができます。
また、どちらのレンズもスイッチ類などはなく、「16-50 VR レンズキット」はズームリングとピントリング、「28mm f/2.8 Special Edition キット」はピントリングがあるだけのシンプル仕様となっています。
さらに、「28mm f/2.8 Special Edition キット」のレンズはデザインをZfcに合わせた「特別仕様」となっているので、Zfcと組み合わせるとより「フィルムカメラっぽさ」が増すのも大きなポイントだと言えそうです。
私は16-50mmのズームレンズでも違和感ないんだけど、比べてみると確かに28mmのレンズの方がZfcのデザインにしっくり来るね
なんせ「スペシャルエディション」ですからね。これでレンズがもう少し細ければ完璧でした
上の画像はレンズのデザインの比較ですが、一番右のレンズはZfcのデザイン元になったフィルムカメラの時代のレンズです。
並べてみると、真ん中の「28mm f/2.8 Special Edition」のデザインはフィルムカメラをもとにしているというのがよくわかりますね。
一方で左の16-50 VRズームレンズはいかにもデジタルな普通のデザインなので、この辺りは好みが分かれるところかもしれません。
重量
次に重さを比較してみましょう。
なるべく実際の場面に近い状態で比べたいので、カタログ値ではなくレンズやバッテリーを装着した状態でそれぞれ実測してみました。
一般的には「単焦点レンズは軽い」と言われていますが、Zfcのレンズキットに限って言えば結果は逆で、単焦点レンズである「28mm f/2.8 Special Edition キット」の方がわずかに重いということになりました。
とはいえ、その差はたった30gで「強く意識しながら持ち比べてみると違いが判る」程度の差しかありません。(このあたりの感度は人によって違うかもしれませんが)
なので個人的にはこの二つのレンズキットの重さに関しては、あまり違いを意識する必要はないように思います。
30gの差かぁ・・・違いがあるような無いような・・・
レンズの焦点距離(写る範囲)
続いてレンズの「焦点距離(写る範囲)」を比較してみましょう。
まず最初は「16-50 VR レンズキット」です。こちらはズームレンズがセットになっているので、広角から標準域までズームによって写る範囲を変化させることができます。
すごいね!こんなに大きさを変えられるんだね
これ以上被写体に寄りたい場合は、別売の望遠レンズを手に入れる必要があります
ズームレンズの利点は大変わかりやすいもので、上の画像のように同じ場所からでもズーム操作で被写体の大きさを自由に変えることができます。
では今度は同じ場所から単焦点である「28mm f/2.8 Special Edition キット」で撮影してみましょう。
28mm f/2.8 Special Edition キットのレンズはズームができないので、大きさを変えることはできません
もっと大きく撮りたい場合はどうしたらいいの?
その場合は自分の足で近づいて行くしかないんです
レンズの操作で写る範囲を調整できる「16-50 VR レンズキット」に対して、「28mm f/2.8 Special Edition キット」は写る範囲は固定されています。
もっと広く撮りたかったり、もっと大きく撮りたい場合は自分の足で近づいたり離れたりして調整するしかありません。
なので日常のスナップや旅行など、いろいろなものを臨機応変に撮影したい場合は「16-50 VR レンズキット」が便利で、一方で撮るものが決まっていてほぼズームが必要ないなら「28mm f/2.8 Special Edition キット」でもOK、ということになりそうです。
レンズの解放F値(ボケやすさ)
続いてレンズの解放F値の違い(ボケやすさ)を比較してみましょう。
一般的に単焦点レンズの方が「明るい」つまりF値が小さくボケやすい、とされています。
ズームレンズが付属する「16-50 VR レンズキット」の28mm付近の解放F値はF4.5ですが、それにに対して「28mm Special Editionキット」に付属する単焦点レンズはF2.8と確かに違いがあります。
ではこの差は実際にはどの程度ボケに影響するのでしょうか? 実際に実験してみましょう。
それぞれのレンズで(16-50mmは28mm付近を使って)F値を最小にして撮り比べてみました。28mmF2.8スペシャルエディションの方が背景のボケがわずかに大きいのがわかりますでしょうか?
わかりにくいですか?
それではもう一つサンプルをどうぞ
どうでしょうか?この比較を見て「まぁこんなもんだろう」と思う人は結構なベテランのはずで、初心者の人であれば殆どは「たったこれだけの違い??」と感じると思います。
実はボケの絶対量はF値だけではなく、レンズの焦点距離や被写体や背景との距離などの要素の方が大きく影響するので、この28mmの解放F値がF4.5かF2.8かという違いは「ボケの量」という点からすればそこまで劇的な差を生む要素ではないのです。(影響が無い訳では無いですよ)
参考としてもっと明るい(F値が小さい)F1.4のレンズでも撮ってみました。(23mmなのでほんの少しだけ近づきましたが)
さすがにF1.4にもなると背景がしっかりボケてくれていますね。つまりいくら単焦点レンズとはいえ、28mmで背景をしっかりぼかすためにはこれくらい(F1.4ぐらい)の性能は欲しい、ということになります。
この話は深堀りするとキリがないので、とりあえずは「単焦点レンズとはいえ28mmのF2.8というスペックはそこまで劇的なボケを生むほどではない」と理解しておくようにしましょう。
単焦点レンズなら大きくボケるんだと思ってたけど、そういうわけでもないんだね
実は広角になるほどボケにくくなるんです。28mm前後で大きなボケを作りたければF1.8やF1.4ぐらいの性能が欲しいですね
レンズのマクロ性能(どれだけ寄れるか)
では次にそれぞれのキットレンズの「マクロ性能」を見てみましょう。マクロ性能とは、簡単に言うと「どれだけ対象に近づけるか、どれだけ対象を大きく写せるか」ということで、実はレンズによって大きく異なります。
ではそれぞれのレンズキットのレンズを装着して、被写体に対してどこまで寄れるのか(大きく写せるのか)実験してみましょう。
まずは16-50 VR レンズキットです。
続いて28mm f/2.8 Special Edition キットです。
・・・・・同じだね
はい、せっかく実験したのにつまらない結果になってしまいましたが、マクロ性能においてこの二本のレンズは「ほぼ同等」ということになりますね
見てのとおり結果はなんと「どちらもほとんど同じ」というものになりました。
実はこの「マクロ性能」はレンズのスペックの「最大倍率」から読み取ることができ、どちらのレンズも「倍率0.2倍」となっているので、全く同じなのはスペック通りということになります。(つまりやる前から結果はわかっていました)
結論としては、この二つのレンズキットはどちらを選んでも、「対象までどれだけ寄れるか」や、「対象をどれだけアップで撮れるか」の性能は変わらない、ということになります。
手振れ補正
では次に「手振れ補正」の効果を見てみましょう。
「16-50 VR レンズキット」に付属するレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」には手振れ補正が内蔵されているのに対し、「28mm f/2.8 Special Edition キット」の「NIKKOR Z 28mm f/2.8 Special Edition」には手振れ補正がありません。
Zfcにはボディ内の手振れ補正も無いので、このレンズの手振れ補正の有無は撮影にどの程度影響するのか、たまたま近くにちょうど良い感じに細かい字が書いてある看板を見つけたので実験してみました。
まずは手振れ補正付きの「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」の28mm付近を使い、手振れ限界まで徐々にシャッタースピードを遅くしていきます。どこまで耐えられるでしょうか。
ちょっと難しい話になりますが、スペック上では「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」の手振れ補正は約4.5段分の効果で、これはズーム位置が28mm付近の場合シャッタースピードが1/2秒程度でも手振れせずに撮れる、ということになります。(あくまでもスペック上はの話)
実際に試してみると、シャッタースピードが1/2秒でもしっかり構えて撮れば50%ぐらいの割合で手振れなしで撮ることができたので、これは手振れ補正の中でもかなり効果的な方だと感じました。
ちなみにサンプルの1/4秒とか1/2秒とかの画像はややボケて見えると思いますが、SSに気を取られすぎてうっかり絞り込み過ぎたことによるもので、手振れではないのでご了承ください(回折ボケというやつです、サンプルとして不完全でスミマセン)
うん、意味わかんない
ちょっとマニアックな実験ですからね。手振れ補正がある16-50 VR レンズの方が手振れしにくい、という理解でOKです
では次に手振れ補正のない「NIKKOR Z 28mm f/2.8 Special Edition」で試してみましょう。
やはり手振れ補正がない分、シャッタースピードが遅いとすぐに手振れが起き、かなり注意深く構えても自分の腕では1/30秒は実用的ではありませんでした。(複数枚撮りましたが2/3ぐらいはぶれてました)
つまり、F値が1段分明るいことを加味しても、同じ明るさなら16-50 VR レンズキットの方が低いISO感度を使えるということになります。
ただ、オートで撮影する場合に限れは、手振れが気になるようなシャッタースピードに設定されることはあまりないので、そこまで心配する必要はないかもしれません。
このあたりはマニュアルで撮る場合には必要な情報なので、はじめのうちはあまり意識しなくても大丈夫だと思います
その他の性能の違い
最後に、そのほかの細かい違いを比べてみましょう
16-50 レンズキット | 28mm SE キット | |
---|---|---|
手ブレ補正 | 4.5段 | なし |
最短撮影距離 | 20cm(24mm時) | 19cm |
最大倍率 | 0.2倍 | 0.2倍 |
絞り羽根 | 7枚(円形) | 7枚(円形) |
フィルター径 | 46mm | 52mm |
レンズフード | 別売 NH-40 | 設定なし |
どちらのレンズも絞り羽根は7枚で円形絞りが採用されているので、2段程度絞ってもボケはきれいな円形を保っていました。
またどちらのレンズもAFの駆動にはステッピングモーターが採用されていて、普通の撮影では特別AFが遅いとか、音が煩わしいといった点は気になりませんでした。
レンズフードはどちらも付属しませんが、28mmF2.8スペシャルエディションキットのレンズには意外にもレンズフードの設定がありませんので、必要であればサードパーティ製のもので間に合わせる必要があります。
「ニコン Zfc 16-50 VR レンズキット」が向いているのはこんな人
ではここからは「撮りたいもの別」にどちらのレンズキットが向いているかを見てみましょう。まずはズームレンズがセットになった16-50 VR レンズキットがおすすめの人です
家族写真やお散歩写真など、日常生活の記録用に使いたい人
ニコンZfcを日常的に使い「子供の成長記録」や「ちょっと気になった日常の一コマ」といった写真を撮っていきたい場合、ズームレンズがセットになった「16-50 VR レンズキット」がおすすめです。
理由としては、やっぱりズームを使って被写体の大きさを変えられるのはとても便利で、普段使いにはズームレンズを使う方が、あまり気張らずに肩の力を抜いて撮れるので良いと思うからです。
慣れてくれば日常スナップもズームのできない「単焦点レンズ」で撮るのが面白いと感じるようになりますが、それは結構ベテランの域に達してからなので、特に最初は手軽なズームレンズを使うようにしましょう。
日常をお気軽に撮影したいなら、レンズもお気軽なズームレンズを使うのがおすすめです
確かに・・・あんまり本格的なものだと気軽に撮れなくなっちゃいそうだもんね・・・
旅行カメラとして使いたい人
もし旅行に行くときにこのニコンZfcを持って行きたい!という場合も、おすすめなのは「16-50 VR レンズキット」です。
理由は日常スナップと同じく「ズームができる」点で、特に旅行ではあまりじっくり考えて撮る時間がないことも多いので、パッと撮れるズームレンズの方が向いていると思います。
さらに16-50 VR レンズキットには手振れ補正も搭載されているので、せっかく撮ったのに家に帰って見直したら手振れしていてガッカリ、という悲劇を少しでも減らすことができるでしょう。
旅行などは「写真を撮る」という行為を楽しむよりも「失敗せずに撮る」ことの方が重要なので、ズームや手振れ補正がついたレンズの方が良いと思います
確かに旅行ってあんまりじっくり写真撮ってる余裕ってないもんね
自分でもまだ何を撮りたいのかはっきりしていない人
もし、このニコン Zfcが初めて買う本格的な一眼カメラの場合、具体的に何をどのように撮りたいのか自分でもまだよくわかっていない、ということもあるかもしれません。
そうであれば、とりあえずは汎用性の高いズームレンズがセットの「16-50 VR レンズキット」を選ぶことをおすすめします。
やはり28mm単焦点1本で始めるより16-50mmのズームレンズの方が圧倒的に撮れるものは多いと思うので、いろいろ撮って経験を積んでいけば、そのうち自分が好きなジャンルや被写体などがわかってくるでしょう。
どっちが無難かと言われればやっぱり16-50のズームレンズが無難ですよね
「ニコン Zfc 28mm f/2.8 Special Edition キット」が向いているのはこんな人
では続いては単焦点レンズがセットの「28mm f/2.8 Special Edition キット」が向いていそうな人を考えます。ちょっとマニアックな感じかもしれませんね
スナップシューターになりたい人
もし、このニコンZfcを持って街中を歩きながらかっこいいスナップシューティングに挑戦したい!という人には、ぜひ単焦点レンズがセットになった「28mm f/2.8 Special Edition キット」を選んでほしいと思います。
理由としては、ズームができない単焦点レンズの方がより素早く、直感的に操作できるので、一瞬の風景をその場で切り取るスナップシューティングには向いていると思うからです。
特にストリートなどでのスナップはシャッターチャンスが一瞬のことも多いので、シンプルな操作の単焦点レンズの方が撮りやすいんですよ
ズームができないので最初は遠すぎたり近すぎたりして戸惑うことも多いと思いますが、頑張って続けていくとそのうち「目」が慣れてきて、カメラを構える前から大体の撮れる範囲がわかるようになってきます。
そうなれば歩きながら、気になった風景を「ほんの一瞬立ち止まるだけ」で切り取ることができるようになるでしょう。
もちろんその域に達するには少々時間がかかると思いますが、このニコン Zfc 28mm f/2.8 Special Edition キットはそれに十分付き合ってくれる性能を持ったカメラだと思います。
こんな感じで写真撮る人って憧れるよね
カメラに興味があり、ゆくゆくは本物のフィルムカメラに進みたい人
もし、今はデジカメしか持っていないけど、カメラに興味があって将来的にはフィルムカメラ(特にフィルム一眼レフ)を手に入れたいと思っているなら、おすすめはもちろん「28mm f/2.8 Special Edition キット」の方です。
理由は簡単で、今の時代に敢えてフィルム一眼レフを使うという場合、大抵はズームレンズではなく単焦点レンズを使いたいと感じることが多いからです。
フィルムカメラは言うなれば「不便を楽しむカメラ」とも言えるので、今のうちから単焦点レンズの「不便さ」とそれを上回る「魅力」を覚えておくのは良いことでしょう。
ZfcはISOダイヤルやシャッタースピードダイヤルがあるので、本格的なフィルムカメラの前に腕試しをするのにもちょうどいいかもしれません
28mm f/2.8 Special Edition のかっこよさに心を奪われた人
もし、「とにかく見た目がカッコイイから28mmスペシャルエディションのZfcが欲しいんだ!」と思うなら、迷わず「28mm f/2.8 Special Edition キット」を手に入れましょう。
「初心者なのに単焦点??」とか「ニコンだったらZ50の方がいいよ」という意見も聞くかもしれませんが(普通はそう感じます)、先達の意見に敬意を払いつつ、それでも自分が心から「欲しい!」と思えるカメラを選びましょう。
ただし、車でいえば敢えてMT車を選ぶようなものなので、相当な不便は覚悟する必要があります。ですがMT車を移動手段ではなく運転そのものを楽しむためのものと考える人もいるように、カッコイイ単焦点レンズを使いこなすプロセスを楽しむようにしましょう。
価値基準は人それぞれですね。「見た目」に全振りでも全然OKだと思いますよ
個人的にはこれからカメラを始めるような若い人の中に、Zfcのようなレトロスタイルのカメラを「カッコイイ!」と感じる人がいる、というだけでもうれしく思います。
時計でも靴でも鞄でも服でも、自分のお気に入りを身に着けていると自然と気分も上がるものです。なのでもしZfcと28mmスペシャルエディションの組み合わせ以外には考えられないと思うなら、そこはもう進むしかないでしょう。
そして買った後で、もしどうしても単焦点レンズの不便に耐えられなくなったら、安いズームレンズを中古で買っちゃいましょう。
極論をいえばキットになっている標準レンズなんか後から中古で買い足せばいいんです
まとめ:初めての一眼カメラなら16-50 VRレンズキットが安心
いかがだったでしょうか?個人的にはオールドテイストのデザインを採用した「28mm f/2.8 Special Edition キット」が気に入ってますが、カメラにあまり詳しくない人であればやっぱりズームレンズがセットの「16-50 VR レンズキット」が良いと思います。
ズームできない単焦点レンズでの撮影は慣れればとても楽しく、「写真の目」も養われるので向上心のある人にはとてもおすすめなのですが、それでもやはり「苦行」感は否めないところでもあります。
なので、まずは簡単なズームレンズから始めて、ある程度自信をもって撮れるようになってから単焦点レンズを手に入れる、というのが王道パターンなのではないかと思います。
この記事が皆さんの参考になればうれしく思います。最後まで読んでくださってありがとうございました。
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