こんにちは!カメラ歴15年、カメラ総購入台数25台のNEKO(ねこ)です!
怖い機材トラブルトップ3と言えばやっぱり「カメラを落とす」「メモリーカード忘れ」そして「バッテリー切れ」ですよね☆(自分調べ)
今は昔と違ってカメラも電気で動いているので、どれだけ良いカメラでもバッテリーが無ければ手も足も出ません。
今回はそんなデジカメと切っても切れない関係の「バッテリーが持たない問題」について調査してみたいと思います。
ミラーレス一眼ってバッテリーが全然持たないんでしょ??
ミラーレス一眼が一眼レフカメラの販売数を追い抜いて随分立ちますが、まだまだ一眼レフを使っている人は多いですね。
一眼レフを使い続ける理由はもちろんたくさんあると思いますが、そのなかの一つにこの「バッテリー全然持たない問題」があるのかもしれません。
では、ミラーレス一眼は本当にバッテリーが持たないのでしょうか??同じバッテリーを使っているミラーレスと一眼レフをカタログ値で比較してみました。
確かにミラーレス一眼の撮影可能枚数はかなり少ないですね!。
メーカーによっても違いますが、キヤノンのフルサイズ機で2倍以上、ニコンに至っては5倍以上の差がついています。
これを見れば例えば一回の撮影で2000~3000枚ぐらい撮る人であれば「バッテリー10個買えということなの!?」と思ってしまうかもしれません。
では実際の所は一体どうなんでしょうか。実際にミラーレス一眼の「キヤノン EOS R10」で検証してみましょう!
結論:ミラーレスは予備バッテリーがあった方が安心
EOS R10はカタログ値でバッテリー1個あたり210枚の撮影が可能、となっています。少ないですね!
でも自分はいつも大体バッテリー1個あたり500枚以上は余裕で撮れています(証拠画像無くてすみません・・・)。
詳しくは後述しますが、実はミラーレス一眼は撮り方によってバッテリーの持ちが大きく変化します。
ただ、いずれにしても一眼レフと比較するならかなり持ちは悪いのは事実なので、ミラーレス一眼の場合は念のために予備バッテリーを一つ多めに用意しておくと安心感はかなりあると思います。
撮影可能枚数の目安を知る方法
メーカーのホームページにはそのカメラが大体どれぐらいの枚数の写真が撮れるのかが仕様として公開されています。
例えばキヤノンであれば、トップページから「個人のお客様」「カメラ」「レンズ交換式カメラ/交換レンズ」「カメラ本体一覧」と続いてゆき、お目当てのモデルの「仕様」タブの下の方に「電源」の項目があって、その中に「撮影可能枚数の目安」という欄があります。
注意すべき点は、この数字はあくまで目安であって、「必ずこの枚数が撮れる」とか「必ずこの枚数でバッテリーが切れる」という意味ではないという事です。
しかし、例えば二つの機種に絞ってどちらにしようか迷っている時などは、どちらの機種がよりバッテリーが強いかといった簡単な比較として見ることができるでしょう。
そもそもなぜミラーレス一眼はバッテリーがもたないのか
まずそもそもなぜミラーレス一眼は一眼レフと比べてバッテリーがもたないのでしょうか。それは構造の違いと関係があります。
ミラーレスも一眼レフも電気を大きく消費するのは画像センサーや画像エンジンですが、基本的に一眼レフは撮った瞬間しかセンサーやエンジンが働かないので、ただ構えているだけでは大きく電気を消費することはありません。
一方でミラーレス一眼は写真を撮ったかどうかに関わらず、構えているだけでセンサーやエンジン、ファインダーなどが電気を大きく消費し続けます。
このためミラーレス一眼は、同じ容量のバッテリーを使っていたとしてもどうしても撮影枚数が少なくなってしまうのです。
撮影中にバッテリーを長持ちさせる方法
設定は家で済ませておく
とにかく電源を入れている時間を少なくするために、初期設定や簡単な設定は家で済ませておきましょう。
そうすれば現場でカメラのメニューを表示させる時間も少なくなるので、結果としてバッテリーの節約につながります。
もちろん新しいカメラを買った時には「このカメラはどんなモードがあって、どのような写真が撮れるのか」ということをあらかじめ練習してつかんでおくことも重要です。
構えたらすぐに撮る
これも「設定は家で済ませておく」と同じような事ですが、ミラーレス一眼は構えて悩んでいるだけでもバッテリーを消費し続けます。
ですから、「構える」→「悩む」→「やっぱり撮らない」を繰り返していると、撮影可能枚数はどんどん少なくなっていきます。
ですからなるべく構えたらすぐに撮って悩む時間を短くするように心がけましょう。
パワーセーブモードを活用するか、こまめに電源を切る
ほとんどの機種には「パワーセーブモード」があって、これをオンにしておくと、設定された時間、無操作が続くと自動的にスリープモードになります。
ただ、「撮ろうと思ったらスリープモードだった」といった具合になかなか機械とのテンポが合わないと感じる場合は、自分でこまめに電源をオンオフする方が直感的で良いかもしれません。
ただその場合、あまりにこまめに電源スイッチを入り切りするとスイッチの寿命を縮めてしまう恐れもあるので、ほどほどにしておきましょう。
じっくり見返すのは家で
フイルムカメラの時代は撮った後現像プリントしなければなりませんでしたが、デジカメになって撮ったらその場で画像を確認できるようになりました。
もちろんちゃんと撮れているかとか、明るさは適正かなどを確認するのは重要ですが、あまりに画像チェックをやりすぎるとこれまたバッテリーの消費につながります。
現場の画像チェックは必要最低限に抑えて、しっかり見るのは家に帰ってからのお楽しみにする方が良いでしょう。
予備バッテリーを買おう
予備バッテリーを買う場合は付属しているバッテリー同じ(もしくは対応する)ものである必要があります。
大抵はバッテリー単体でバラ売りされているので、適合をしっかり確認して買えばOKです。
一昔前はカメラに直接単三電池などが入る機種もありましたが、今はそのような機種はまずありませんし、違う機種用のバッテリーは使えませんので、必ず対応するバッテリーを買うようにしましょう。
どれを買えばいいの?型番を調べる方法
では、具体的にどのバッテリーを買えば良いのでしょうか??お店で買うなら店員さんに自分のカメラ本体や機種名を見せたりして出してもらうのが手っ取り早いでしょう。
問題はネットで買う場合ですが、バッテリーの型番を調べたつもりがそのサイトの情報が間違っていた場合、違うと気づいた時にはケース開けてしまっていて返品不可なんてことも・・・
ですから正しいバッテリーの型番を知るためには面倒でもメーカーの公式HPで調べるのをおすすめします。
< キヤノン EOS Kiss Mの例 >
トップページから「個人のお客様」「カメラ」「レンズ交換式カメラ/交換レンズ」「カメラ本体一覧」「EOS Kiss M」「仕様」ページへ。下の方に「使用電池:バッテリーパック LP-E12」とある。この「LP-E12」がバッテリー型番
「互換」バッテリーに注意!!
このバッテリーめちゃくちゃ安いんですけど!?
バッテリーの型番もメーカーHPで調べて、いざバッテリーを買おうと思ってアマゾンで検索したら・・・なんかめちゃ安いバッテリーがあるんですけど??という経験をしたことはありませんか??
これらは通称「互換バッテリー」と言われるもので、簡単に言うとカメラメーカーではないメーカーが作っている、メーカー純正ではないバッテリーのことです。
そしてこの互換バッテリー、たいてい値段がめちゃくちゃ安いです。
バッテリーが二つセットで充電器もついて、それで純正バッテリー1個よりも安い、なんてことはザラ。つまり実質半額以下!こんな物あるならわざわざ高い純正バッテリーを買うのがバカらしくなりますよね。
じゃあ互換バッテリーのほうがいいんじゃない!?
「半額以下で買えるバッテリー」と聞くといいことずくめのように聞こえるかもしれませんが、すぐに飛びつく前によく考える必要があります。
それは「メーカー純正品ではないので万が一その互換バッテリーの不具合でカメラ本体が故障してもメーカー補償対象外になる」という事です。
しかも互換バッテリーのメーカーや販売元、ブランドはほとんど聞いたことがないものが多く、正直どれだけ信頼できるのかわかりません。
自分も互換バッテリーを使ったことがありますが、良いものは普通に使えますが、中には純正より寿命が短かったり、パンパンに膨らんできたりですぐにダメになったことがあったりと、本当に色々です。
つまり「互換バッテリーを使うなら自己責任で」という事を十分に認識することが重要です。
互換バッテリーのリスクを十分に考えて、使うなら自己責任で
では互換バッテリーは危険で使うべきではない、ということでしょうか?そうとも言い切れません。
実際自分もいろいろな互換バッテリーを使ってきましたが、発火などはもちろん、カメラ本体に問題が起きたなどの事故が起きたことは全くありません。
ですが、やはり新品で買ったカメラや、フルサイズとかちょっと高かったカメラには頑張って純正バッテリーを買うようにしています。
なので皆さんにも、特に新品で購入したカメラにはなるべく純正バッテリーを使うことをお勧めしたいと思います。ですがもちろん「いやこのカメラ結構使ったし、壊れたら買い替えるからいいよ!」と割り切れるなら互換バッテリーを使う選択も悪くはないと思います。
まとめ:一回の外出で100枚以上撮りそうなら予備バッテリーを買っておこう!
自分はほぼ完全に一眼レフからミラーレスに乗り換えが完了しましたが、確かにバッテリーの持ちは一眼レフほどは良くありません。
そうはいっても「全く話にならない」というレベルでもなく、今のところ一眼レフの時代よりもバッテリーを1つ余分に買うぐらいで済んでいます。
もちろんカメラの使い方は人それぞれなので一概に予備バッテリーが必要とも不要とも言えませんが、今のカメラで「一回の撮影が100枚を超えるのが普通」という人は、予備バッテリーは必須かもしれません。
もしこれから初めて一眼カメラを買う人の場合は、とりあえず付属バッテリーだけで始めて見て、足りなそうだったらそれから予備バッテリーを検討すればよいと思います。
この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
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