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デジタル一眼用SDカードの規格と種類|SDカード規格まとめ

SDカード画像カメラアクセサリ

SDカードって種類多すぎてどれを選んだらいいかわかんない

容量の他にも、機器の規格や書込みスピードに関係する規格がありますからね。ちょっと整理してみましょうか

こんにちは!カメラ歴15年、カメラ総購入台数25台のNEKO(ねこ)です!

SDカードには容量だけでなく速度にも違いがあります

せっかく撮影した大切なでデータを確実にSDカードに記録させるために、いま使われているSDカードの規格の内容をしっかり理解し、持っているデジタル一眼カメラに対応しているSDカードを選ぶ必要があります。

この記事では特にデジタル一眼カメラユーザーの視点でSDカードの規格の種類とその内容を説明していますので、自分のカメラに合ったSDカード選びの参考にしていただければと思います!

この記事が扱っている内容

  • SDカードの呼び方と容量の関係
  • SDカードの規格について
  • SDカードの書込み速度の見方について
  • SDカードの購入時や使用時に注意する点
NEKO(ねこ)

こんな人が書いてます

・ウェブライター
・カメラ歴15年
・総購入カメラ25台
・総購入レンズ45本
・元量販店カメラ担当
・カメラサークル代表
・好きな写真家は森山大道

「カメラを買った人」から「写真が趣味の人」へをモットーに、初心者に寄り添ったわかりやすい解説記事を目指します!

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デジタル一眼で使うSDカードは書き込み速度の見極めが重要!

書き込み
速度
スピードクラスUHS
スピードクラス
ビデオ
スピードクラス
撮影する
動画の解像度
90MB/秒  V908K
60MB/秒  V608K
30MB/秒 V304K
10MB/秒スピードクラス10V10フルHD/4K
6MB/秒スピードクラス6 V6フルHD
4MB/秒スピードクラス4   
2MB/秒スピードクラス2   

まず上の表をご覧ください。2022年現在のSDカードの書き込み速度の表記の規格です。書込み速度を表すのに3つもの表記方法があることにお気づきでしょうか。

なぜこんなにもややこしいことになっているのかは置いておきますが、ミラーレス一眼を始めデジタル一眼で使うSDカードの場合は、この「書き込み速度」をきちんと見分けることが重要になってきます。

4K動画を快適に撮るためには「30MB/秒」の書き込み速度を推奨している機種が大半ですし、RAWでの高速連写をする人は、この書き込み速度が遅ければ快適に撮影することができません。

なので、SDカードの規格や表記を正しく理解し、自分のカメラが要求している書き込み速度をクリアしたSDカードを選ぶのが大切です。

ではここからはSDカードの規格について、それぞれ詳しく見てみましょう

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SDカードの色々な規格を理解しよう

SDカード解説画像

こんなに見るところがあるんだ!わかるかなぁ・・・

確かにSDカードの規格は昔に比べて複雑になりましたね。でもポイントを押さえれば難しくはありませんよ!

容量

SDカードの種類の説明画像

「実はもうSDカードはほとんど売ってないんですよ」

普通そういわれても信じませんよね?でもある意味これは本当のことです。なぜなら今売られているのは正確には「SDHCカード」や「SDXCカード」であって「SDカード」ではないからです。

実はSDカードは容量によって呼び名が変わり、SDカードは2GBまでのものを指します。ちなみに4G~32GBまでのものをSDHC64GB以上2TB以下のものをSDXCと呼んでいます。

なんかややこしいね。わざわざ名前を変える必要があったの?

なぜSDカードは容量によって呼び方を変えているのでしょうか?

実はSDカードは今から20年以上前に登場した規格であり、容量も今のような数GBではなくMB単位のものでした。それから時代と共に容量が増加し、やがてGB単位ののSDカードが登場するようになりました。

つまりSDカードは最初の規格が制定されてから容量が実に100倍以上に増加しており、当然使用する機器の必要容量に合わせてSDカードも何度も世代交代を繰り返してきたので、このように形は同じままで世代だけ違うという状態になっているのです。

SDカードってそんなに昔からあったんだね!

そうなんです。1GBのカードすら存在しなかった時代の古いデジカメに256GBのカードが使える訳ありませんね。それがわかるように使える規格ごとに名前を変えてあるんです

このことが理解できれば、その機器に使えるSDカードの最大容量がわかります。

例えば、持っている機器がSDXC対応であれば64GB以上のSD(XC)カードを使うことができますが、古い機種などでSDHCに非対応であれば最大でも2GBまでのSDカードしか使えない、ということです。

古い機種には最近の大容量SDカードは使えないことがあるってこと?

そういうことです

このようにSDカードの容量を選ぶ際には、機器の仕様を良く調べてどのSDカードに対応するのかしっかりと調べておくことが重要です。

SDスピードクラス

SDスピードクラス説明画像

SDスピードクラスとはSDアソシエーションで決められた転送速度の規格であり、数字が書き込み時の最低保証速度の数字を表しています。例えばC2であれば最低書き込み速度が2MB/秒、C6であれば最低書き込み速度が6MB/秒という具合です。

ただし、このSDスピードクラスは2006年ごろに定められた規格で、現在は規格上の最高速度であるC10であることが普通になっており、普通は今の時代にC2からC6のSDカードが使われたり新品として売られていることはまずありません。

2024年現在、SDスピードクラスは既に時代遅れの指標なので、SDカードの性能を表す表記としてはあまり参考になりません

デジタルカメラなどは新しくなるほど高解像度化といったデータの大容量化などで、SDカードにも高速な書き込み速度が必要になる傾向があるため、今後使用される機器でSDスピードクラスC2やC6を使うことはまずないでしょう。

もしSDスピードクラスがC4とかC6という古いSDカードを見つけても、残念ながら既に使い道はあまりないと考えておきましょう。

UHSインターフェイス規格

UHSインターフェース説明画像

UHSインターフェース規格とは、SDスピードクラス時代よりもはるかに高速な転送に対応する新しいSDカードの規格です。

次に出てくるUHSスピードクラスとセットで表記されていることがほとんどで、UHSスピードクラスが最低書き込み速度を表すのに対して、こちらのUHSインターフェースは規格の種類そのものを指しています。

理論値ではありますが、UHS-I規格は最大104MB/秒、UHS-II規格は最大312MB/秒でのデータ転送が可能です。

UHS-I規格とUHS-II規格はカードの裏面のピンの数も違うんですよ

え?それじゃぁこの規格を間違えると使えないの??

下位互換性が保たれているので使うことはできます。でもUHS-I規格のカメラにUHS-II規格のSDカードを使ってもUHS-I規格の性能しか出ません

もちろんこのUHSインターフェース規格対応のSDカードの性能を十分に発揮するためには、デジタルカメラの側も同じUHSインターフェース規格に対応している必要があります。

さらにパソコンにデータをコピーする際に使うカードリーダーも、UHSインターフェース規格に対応していれば高速な読込が可能ですが、対応していなくても従来のSDカードと同じ速度で読込み自体は問題なく可能です。

UHSスピードクラス

UHSスピードクラス説明画像

デジタル一眼カメラユーザーが最も注目したいポイントがこの「UHSスピードクラス」です。

上のUHSインターフェース規格に対応した製品での最低保証書き込み速度を表します。最近のデジタルカメラでは4Kや8K動画などの高解像度動画が撮影できるモデルが増えており、録画時の最低書き込み速度の表記として用いられることが多いです。

UHSスピードクラス1は10MB/秒以上、UHSスピードクラス3は30MB/秒以上を保証します。

繰り返しになりますが、保証されている性能を発揮させるためには、カメラとSDカードの両方が同じUHSインターフェース規格に対応している必要があります。

4K動画対応のデジタル一眼はこのUHSスピードクラス3が推奨されている場合が多いですね

ビデオスピードクラス

ビデオスピードクラス説明画像

この「ビデオスピードクラス」は2016年に策定された比較的新しい規格であり、主に4Kや8Kといった高速書き込みが必要になる高画質ビデオ機器のための規格であり、他のスピードクラスと同じく数字が最低書き込み速度を表しています。

UHSスピードクラスと併記されることがほとんどですが、現在UHSスピードクラスが3(30MB/秒)までしか存在しないのに対してこのビデオスピードクラスはV90(90MB/秒)やV60(60MB/秒)まで存在するのが特徴です。

今の所デジタル一眼カメラの要求仕様としてはあまり使われていませんが、今後デジカメでも8Kビデオ対応とかになるとビデオスピードクラスが指定されることもあるかもしれません。

UHSスピードクラスは「3」までしかないので、それ以上の書き込み速度はこの「ビデオスピードクラス」で見分けることができますよ

アプリケーションパフォーマンスクラス

アプリケーションパフォーマンスクラス説明画像

主にスマートフォン向けの規格です。スマホの内蔵メモリが不十分な場合にSDカードによってメモリ増設することがあり、主にそういった用途での快適性を表す指標となっています。

アプリのインストールやデータの保存・編集といったオペレーティングシステム特有の使い方を想定しており、ランダム書き込み/読込の速度を改善しているのが特徴です。

ただし、運用がスマートフォン前提なので殆どがmicroSDカードしか存在しないため、現時点でデジタル一眼のユーザーが考慮に入れる点はあまりないかもしれません。

デジタル一眼用のSDカードを選ぶ場合はこの規格を気にする必要はありません

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デジタル一眼用のSDカードを選ぶ際の注意点

SDカード画像

カメラの規格に合ったSDカードを選ぶ

SDカード選びで最も注意したいのがUHSインターフェースです。

使いたいデジタル一眼の仕様がUHS-Iのみ対応の場合、比較的高価なUHS-II規格のSDカードを選んでも折角のUHS-IIの意味がなく非常にもったいないことになってしまいます(使えるのは使えますが性能が出ない)

お手持ちの機器がどのUHS-Iだけなのか、UHS-IIにも対応しているのかは正しく把握するようにしましょう。

さらに注意すべきなのは最大容量です。

最近のカメラであればまず問題ありませんが、ちょっと古いカメラの場合でSDXCに非対応の場合、128GBなどのSDXCカードを用意しても使うことができません

SDXCに対応しているか、UHS-IなのかUHS-IIにも対応しているのか、というのは結構重要なチェックポイントとなります

4Kや8Kには書き込み速度が早いSDカードが必要

転送速度が遅いSDカードイメージ

転送速度って何?

簡単に言うと1秒間にどれほどのたくさんのデータを書き込むことができるか、という性能のことです。当然早い方が良いです

デジタルカメラやデジタルビデオカメラは高性能化するに従って扱うデータの量が大きくなり、そうなると当然SDカードに書き込むデータもどんどん大きくなります。

ここで問題になるのがSDカードの「書き込み速度」です。

例えば4K動画などを撮る場合、この書き込み速度が遅ければ撮影自体ができなかったり、できたとしても書き込みが追いつず正常に記録されない、といった不具合が起きることがあります。

そういった事態を防ぐために特に4K動画を撮ることを考えている場合は、カメラの仕様を確認して推奨される規格をクリアしているか、確認するようにしましょう。

一般的には4K動画を撮る場合には「UHSスピードクラス3」の使用が推奨されているケースが多いですね

書き込み速度と読み出し速度は違う指標なので混同しないように

高速SDカードイメージ

かなりややこしい話になってしまいますが、SDカードにはこれまでに説明した「書込み速度」の他に、「読出し速度」というものも存在します。

これはそのままですが「1秒間に読み出せるデータ量」であり、これも当然多ければ多いほど高速なSDカードということになります。

この読み出し速度については特にパソコンへのコピーの早さなどに影響する性能で、カメラで使う場合に特に性能が指定されることはありません(もちろんこれが早い方がデータのコピーは快適です)

一般的に「書き込み速度」よりも「読み込み速度」の方が早くなる傾向があり、SDカードのラベルに記載がある数字は殆どがこの「読み込み速度」なので、勘違いしないように気を付けましょう。

一般的にSDカードの表面に書いているのはこの読み出し速度のことがほとんどなので間違えないようにしましょう

他にもハイスペックであるにもかかわらずあまりにも安かったり、また聞いたこともないようなメーカーのSDカードはコピー品の可能性があるので避けた方が無難かもしれません。

見た目は大手メーカーのラベルを張って偽装しているケースもあるようなので、SDカードは自信が無ければ多少高くても信頼できるお店やサイトで大手メーカーのSDカードを購入することをお勧めします。

自分はいつも大手のショップからサンディスクの正規品だけを買うようにしています

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SDカードの使用上の注意点

SDカード画像

次に使用上の注意点ですが、SDカードのトラブルで最も心配なのはデータの破損かもしれません。

SDカードは精密機器なのでちょっとした衝撃などで内部のデータが破損したり消失したりということが起きる可能性があります。

また、あまり知られていませんがSDカードには書き込み回数の限界つまり寿命があると言われています。ですからまだ使えるからと言ってあまり古いカードを使うのではなく、長くても5年程度で新しいカードに買い替えるようにするほうが良いでしょう。

さらに、SDカードは小さなプラスチック部品なので文字通り破損することもありますし、小ささゆえに紛失してしまう可能性もあるでしょう。SDカード内のデータはあくまでも一時的な物と考え、なるべく早くパソコンなどにデータをコピーするようにしましょう。

特にデータコピーの為にカメラから抜く場合は紛失に注意ですよ

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まとめ:SDカードの規格を理解して用途に合わせて揃えよう

SDカード画像

SDカードはメモリーカードの中では異例の長寿命規格で規格が何度も拡張されているので、理解するのが難しく思うかもしれません。

ただデジタル一眼に使用するという観点で見れば、UHSインターフェースの対応さえ調べておけば大きく失敗することは無いはずです。

特に4K動画や8K動画といった高解像度の動画を撮ったり、写真でも高速連射を多用することが無いのであれば、UHSスピードクラス1にさえ対応していれば書き込みが遅すぎて困まるということはないでしょう。

この記事が皆さんの参考になれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。

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