<5秒で結論、一言レビュー!>
[α6400]スペック通りの便利さ、ただし予想以上に重いよ!
[α6700]クラストップの深いグリップで相性は最高!重いけど
[ZV-E10/E10 II]確かに便利だが構えが不安定な分さらに重く感じる!
●レンズ交換不要で便利なのは間違いない。ただし、よっぽど腕力と体力が無いと一日中は厳しい。軽いズームとの使い分けがおすすめ!
●このレンズの作例はこちら
こんにちは!カメラ歴15年、レンズ総購入数50本オーバーのNEKO(ねこ)です!
結論から言うと、この「TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD(B061S)」はスペック通り究極の便利さで、レンズ交換をなるべく避けたい人やシチュエーションで無類の強さを発揮してくれます。
ただし、大きさや重さはかなりのものなので、ある程度人や状況を選ぶ、とも感じました。
この記事ではこのレンズを、実際にα6400、α6700、ZV-E10、ZV-E10 IIで使った使用感を含めて詳細にレビューしていくので、是非参考にしていただければと思います。
*マウントが「ソニーEマウント用」になっているか必ずチェックしてください

今まで旅行だからって望遠レンズを諦めていたなら、是非このレンズを検討してみてください!でもちょっと重いのには注意ですよ!

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結論:TAMRON 18-300mm F3.5-6.3は他のズームと併用がおすすめ!

結論から申し上げると、このTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDは、刻々と変化する状況にこれ1本で対応する「最強便利ズーム」で、初心者はもちろん中級者や上級者の「お気楽レンズ」として魅力ある1本です。
とにかく、18mmから300mmまでレンズ交換なしで撮れるインパクトは凄まじく、これだけでも確かに「買い」でしょう。
画質に関しては、特に中央部分はズーム全域で十分なシャープさがあり、周辺は気持ち甘い気もしますが、ズームレンズであることを考えると十分に許容範囲内でしょう。
僕としては、もしこれで足りないというならもう単焦点レンズ使うしかないんじゃないか?と感じるレベルで、些細な荒よりもワイドから望遠まで瞬時に切り替えられる利便性の方に価値を感じるレンズです。


しかし注意点もあり、実際に使ってみると巷で言われているような「全部これ1本でOK!」と言う感じとはちょっと違うかな?、と感じます。
その理由は、F値が暗いというのももちろんですが、それ以上に普段から「つけっぱなし」にしておくレンズとしてはあまりにも重く、そして大き過ぎですね。
なので、このレンズはE PZ 16-50mm F3.5-5.6やE 18-135mm F3.5-5.6など軽量なズームを併用し、撮り逃したくない場面では気合を入れてこの最強便利ズームを使う、と使い分けるのがおすすめです。


そもそも僕がこのTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDを買おうと思った理由は、多分みんなと一緒で、旅行とかでレンズ交換なしで行けたら便利そうだなって思ったからです。
結果、「毎日全部これ1本で」という使い方にはなりませんでしたが、「今回は車移動だしこれを使おう!」というような適材適所な使い方で「最強の便利ズーム」としてかなり役に立っています!

僕は普段のお散歩は軽量ズームや単焦点、撮り逃したくないイベントはこのタムロンの最強便利ズーム、と使い分けています
TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (E)の外観とスペック




TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDの外観はシンプルで、ズームロックスイッチがある以外には特にスイッチはありません。
ズームの自重落下も(今のところ僕の個体では)ないので、そのズームロックスイッチも実際は使ったことはありませんが。
鏡筒の素材はプラスチック系ですが、仕上げは悪くないのでそこまで安っぽさはありませんし、マウント部は金属なので安心です。



このレンズを語るうえで外せないのがやはりそのサイズと重量です。
重量はレンズ単体で約620gなので、軽量なα6400と合わせても総重量は1kg越え(500mlのペットボトル2本分です)と、結構な重さとなります。
さらにサイズもなかなかのもので、望遠時(300mm時)は倍ぐらいに伸び、バズーカーっぷりを発揮するので、正直かなり目立ちます。
- 焦点距離:18mm~300mm(フルサイズ換算27mm~450mm)
- 開放F値:F3.5~F6.3
- 最短撮影距離:0.15m~0.99m
- 最大撮影倍率:1:2~1:4
- 重量:約620g
- 手ぶれ補正:あり
- フィルター径:67mm
<参照:タムロン商品ページ>
僕が思うTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (E)のメリット・デメリット

◆このレンズのメリットと思うところ
- レンズ交換できない場面で感じる圧倒的な「安心感」
- 意外と寄れる!実用的なマクロ性能
- AF(オートフォーカス)が静かで速い!
◆このレンズのデメリットと思うところ
- 重すぎて持ち出すのを躊躇(ちゅうちょ)する
- ファインダーがない機種だと腕がキツい
- 仕方ないけどF値が暗い
<メリット>超高倍率ズームがもたらす圧倒的な「安心感」
僕が感じるこのTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDの最大のメリットは、言うまでもなく18-300mm(フルサイズ換算で27-450mm)の焦点距離をレンズ交換なしで駆け抜ける「最強超高倍率」です。
旅行や電車移動、砂埃が多いグラウンド、ターゲットの位置がコロコロ変わるショーやライブなど、なるべくレンズ交換を避けたいシチュエーションは山ほどありますが、そんなときのこのレンズのありがたさったらまさに「神」。


これは先日伊丹空港で撮った写真ですが、飛行機を撮る場合普通は「遠くの飛行機を望遠レンズで撮るか、ギリギリを通過する飛行機を広角レンズで撮るか」を決めてあらかじめレンズを変えておく必要があります。
ですが、このTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3を使ったおかげで、一度のシャッターチャンスで両方のショットを狙うことができました(ズーム操作が忙しかったですが)
このメリットを活かせば他にも、「トラックの向こうのわが子を300mmで追いつつ、コース全体のシーンも混ぜて撮りたい」
「普段は推しのキャラをワンショットで狙いつつ、キメの時はステージ全体を抑えたい」
といった普通はどちらか一方を捨てざるを得ないシーンでも、このTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDなら可能です!

とにかくレンズ交換が難しい状況でも、撮りこぼしを最小限に済ませられます
<メリット>意外と寄れる!実用的なマクロ性能

僕が感じるこのTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 のもう一つのメリットは、「意外と寄れる」という点です。
このレンズ、なんと18mm時の最短撮影距離が「0.15m」となっていて、これはつまりレンズにぶつかるんじゃないか?という距離まで近づいて撮影ができる、ということを意味*します。
(*カメラ本体のセンサー面から15センチまで近づける、ということ。レンズ全長+ボディの厚みを入れたらほぼレンズ先端部分となる)
実際にやってみましょう。



え?こんなに近づいても撮れるの??

ズームが18mmの時は文字通り先端がぶつかりそうなぐらいまで近づけます。もう撮れないものはないですね
どうでしょうか?冗談にみえるかもしれませんが、ズームを18mmにすれば実際にここまで近づいてもピントが合います。(ちなみに300mmにしたときはレンズ先から85センチぐらいの距離が必要になります)
なので実はテーブルフォトなんかも得意分野で、テーブル上のものを撮る場合にのけぞったり、立ち上がったりする必要はありません。
ただし、大きさ的に「かなり目立つ」レンズであることは違いないので、店内での使用には少々気を使うかもしれません。
<メリット>AF(オートフォーカス)が静かで速い!
正直令和の時代となってもこの点が「メリット!」と言えるかどうか謎ですが、このTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3は「VXD」つまりリニアモーター系の機構が採用されていて、ピント合わせは「かなりいい」です。
実際、「遠くから近く」のような時でも「スッ」という感じで合ってくれますし、飛行機などの動体の追従が間に合わない、という経験も一度もありません。
ただ、最近ではキットレンズでさえ、ほぼ無音で「スッ」と合うのが普通になってきているので、それらのレンズからのステップアップだと特段「凄い」とは思わないかもしれませんね。

一昔前はピント合わせのときに「ジーコジーコ」や「ギュイーン」といった音がするDCモーター系のレンズが結構あったんですよ!
<デメリット>重すぎて持ち出すのを躊躇する

僕が感じるこのTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDの最大のデメリットがこれですが、やっぱり重いです。
いくら便利だとはいえ、カメラと合わせて1kgを首から下げて一日うろうろするのは、僕にとっては現実的ではありません。修行です。
なので、僕は「丸一日外出」みたいな時はもっと軽量なズーム(E 18-135mm F3.5-5.6とか)を使い、2~3時間で済む場合はこのレンズで頑張る、というように使い分けるようにしています。

結局どれも一長一短なので、使い分けが肝心ですね
<デメリット>ファインダーがない機種だとさらに腕がキツい
これも「重さ」に関係する点ですが、特にVLOGCAM ZV-E10/ZV-E10 IIといったファインダー(のぞき窓)がない機種だと、この重さは深刻です。
α6400やα6700といったファインダーがあるカメラの場合は両手の脇や肘をある程度締めて構えるので、少々重くても安定しますが、VLOGCAM系はファインダーが無いので、どうしても脇や肘を開いて構える形になってしまいます。
写真だと構えるのは一瞬なのでまだどうにかなりますが、その態勢で動画を3分回すとかは、正直僕には無理です。

もちろん個人差がある話です。1kgでも10kgでもどんと来い!って人なら大丈夫でしょうね!
<デメリット>F値が暗いから夜は使いにくい

これはこのレンズというより高倍率ズームレンズ全般に言えることですが、F値が暗めなので「ボケにくい」、そして「夜間はISO感度が上がりやすい(ノイズが乗りやすい)」といったデメリットは明確に感じました。
上の写真は夜間に明石大橋の本州側から対岸の淡路島側を手持ち300mmで撮ったものです。
手ぶれ補正のおかげで手持ちで撮れたのはいいのですが、ISO感度はISO25600まで上昇し、空のグラデーションや暗部のディテールなどは強めに効いたノイズリダクションで消し飛ばされてしまっていますね。
やはりいくら超高倍率レンズと言っても「なんでもこのレンズでOK」という訳にはいかないので、上手な使い分けをしてそのデメリットを打ち消すような運用がおすすめです。

あまり室内や夜間に活躍できるレンズではないですね
ソニーAPS-C機との相性まとめ
α6400:しっかりしたレンズホールドを心がけて!

このTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDには手ぶれ補正が内蔵されているので、手ぶれ補正のないα6400で使っていても特段問題は感じません。
ただα6400は軽量で、さらにグリップもそこまで深い訳ではないので、左手でしっかりレンズを支えないと安定が悪く望遠域では手ぶれしやすくなります。
レンズ本体の重みをしっかり左手で感じながら、右手は軽く添えてシャッターボタンに集中する、という「手の役割分担」をしっかりと行うことを意識しましょう。
α6700:深いグリップのおかげで相性は上々

α6700はクラストップのグリップの深さ(僕調べ)を持つので、重量級のTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDとの組み合わせも全く不快感は感じません。(重いのは重いですが)
もちろん右手だけでホールドなんかは不可能ですが、右手がしっかり握り込めるので、α6400に比べると格段に構えやすく、撮りやすいと感じます。
α6700はソニーAPS-C機のトップとして、1kg越えの超重量級レンズの使用も視野に入っているはずなので、これぐらいのレンズは余裕なのかもしれませんね。
ZV-E10/ZV-E10 II:動画は三脚必須、スチル専用と割り切るのも良

ZV-E10/ZV-E10 IIで使う時も、便利ズームとしてのTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDの魅力は揺るぎませんが、ファインダーのないVLOGCAM系だとその「重さ」がより厳しさを増してきます。
とにかく約1kgもある物体を、撮影の度に胸の位置に持ち上げてホールドする、これはもう筋トレの「ダンベルフロントレイズホールド」の動きと全く一緒。
少なくとも僕は、このレンズで手持ち動画とか絶対無理なので、ZV-E10/ZV-E10 IIで使う場合は写真用と割り切って、なるべく構える時間を減らす気持ちで撮るようにしています。(というか自然とそうなる)
TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (E)の作例

これは飛行機撮りには有名な伊丹空港(土手じゃなくスカイパークの方)で撮った一枚です。
タッチダウンのポイントからは微妙に離れているのですが、300mm側(フルサイズ換算450mm)を使えば十分に届きますね。
流し撮りで風景だけを横に流して撮っていますが(このときのSSは1/60)、α6700の被写体認識にもAFは全く問題なく追従してくれていました。

これ動物園とかじゃなくて、海辺を歩いていたときに偶然その場にいた鳥(アオサギだと思われます)を咄嗟に撮った1枚です。
こんな時も18-300mmをつけていればレンズ交換無しで即座に対応できるので、シャッターチャンスに関しては本当に心強いレンズですね。
Web用に圧縮しているので少々わかりづらいと思いますが、解像感や写りに関してもこれだけあれば僕としては十分です。

明石大橋の展望台から撮った1枚です。
こんな感じの写真はまだまだスマホでは撮れないですね。

あまり上手じゃないですが、このTAMRON 18-300mmは望遠側を使えば背景は大きくボケるので、花の撮影にも案外いけます。
なるべく花に近づこうと18mm付近を使ってしまうと背景のボケが小さくなるので、花の場合は1mぐらいの距離から300mmを一杯に使って撮るのがおすすめです。

水門ですが、「圧縮効果」といって遠近感をわざと無くして撮ることができるのも望遠レンズの醍醐味の一つです。
上手に使えばこんな感じで「近くのもの」と「遠くのもの」がまるで並んでいるような表現になります。
このTAMRON 18-300mmはとにかく1本で色々な撮り方ができるので、持っていて損はないレンズだと改めて思います。
まとめ:TAMRON 18-300mm F3.5-6.3 は「使い分け」をきちんとすれば最強の一本!

TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDは、フルサイズ換算27-450mm相当をレンズ交換なしでカバーできる、まさに「最強便利ズーム」です。
広角のスナップから望遠の飛行機・鳥・遠景まで、撮りたいものが次々変わるシーンでも「レンズ交換なし」でいけますし、ハーフマクロ級に寄れるので、テーブルフォトや小物撮りまでまさに「何でも来い!」という感じです。
とはいえ「全部これ1本でOK!」と常用できるレンズか?と言われると、そうでもないですね。
理由はシンプルで、サイズと重さが「つけっぱなし運用」にはかなりハードで、特にファインダーのないZV-E10 / ZV-E10 IIは構えが不安定になりやすく、常用はしたくないというのが本音です。
つまり結論としては、TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDはE PZ 16-50mm や E 18-135mm などの軽量のズームと組み合わせてこそ、その価値が完全に発揮されるレンズとなるでしょう。
この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。最後まで読んでくださってありがとうございました。
*マウントが「ソニーEマウント用」になっているか必ずチェックしてください
↓↓買う前にレンタルで試す、という手もあります。僕がたまに利用するのは「CAMERA RENT」さん



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