Zfc買っちゃいましたよ
おめでとうございます!たくさん撮って楽しみましょうね
でもSDカードの種類が多すぎてどれを選んだらいいかわかんない
確かに何倍もの値段差があるものもありますからね。それじゃぁ一緒に選びましょう!
こんにちは!カメラ歴15年、カメラ総購入台数25台のNEKO(ねこ)です!
SDカードって種類が多くてどれを選んだらいいのかわかりにくいですよね?
それでこの記事では僕がニコンZfcで使っているSDカードを紹介したいと思います。
もちろん僕がZfc用のSDカードを選ぶにあたって調べたZfcのSDカード関連の仕様やどれぐらいの性能が必要か、などもなるべく簡単にまとめました。
さらに、ただの商品紹介だけでなく、ニコンZfcを実際に使って高いSDカードと安いSDカードでどんな差が出るのかのテストもしていますので、是非参考にしていただければと思います。
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結論:ニコンZfcには「UHSスピードクラス3」のSDカードが最適!
結論から言うと、ニコンZfcには「UHSスピードクラス3」に対応したSDカードを選ぶのがおすすめです。
そして、詳しくは下の方でテスト&説明していますが、ニコンZfcは高速な読み書きに対応した「UHS-II規格」には非対応なので、頑張って高性能なSDカードを選んでもあまり意味がありません。
なので、「UHSスピードクラス3」をクリアしている「普通の(UHS-II規格ではなく、その下のUHS-I規格の)」SDカードの中から、なるべく容量が大きいものを選ぶようにしましょう☆
ニコンZfcにおすすめのSDカード3選
では早速ですが、僕が考えるニコンZfcに最適なおすすめSDカードを紹介しますね
おすすめ① サンディスク Extreme SDXC 64GB
僕的に「悩んだらコレ!」と思うのがこの「サンディスク Extreme」の64GBです。
理由としては「UHSスピードクラス3」に対応している中では最安クラスでコスパが非常に良い、というところです。
さらに僕個人としてはこの「サンディスク」というメーカーが大手&老舗なので安心できます。
容量も64GBあればよっぽど動画を長回しする、という人でもない限り大丈夫だと思います。
僕はカメラのメーカー問わずエントリーモデルには基本全てこのExtremeを使っていますが、今まででエラーが出たり、書き込みスピードが足りなかったりしたことは一度もありません。
初心者からベテランまでおすすめできますよ☆
よくわかんない場合はとりあえずコレだね
おすすめ② サンディスク Extreme Pro SDXC 64GB
次におすすめしたいのが同じサンディスクの「Extreme Pro」の64GBです。
この「Extreme Pro」は上で紹介した「Extreme」の一つ上のランクとなり、実質的にニコンZfcで使えるSDカードの中で最速の部類に入ります。
ただ下で実験している通り、ニコンZfcで使う場合Extremeとの差は体感できるほどではありません。
そうはいってもExtremeとの価格差もそこまで大きくはないので、「Proの文字がカッコイイ!」「ちょっとぐらいの値段差なら良いのが欲しい!」という人におすすめです。(僕もレフ機時代はメイン機にはこのExtreme PROを使ってました)
正直なところ「Extreme」と比べて体感できるほどの性能差はありませんが、そこまで価格差もないのでどちらを選ぶかは好みの問題ですね
おすすめ③ サンディスク Extreme SDXC 256GB
最後に紹介するのは①と同じ「サンディスク Extreme」の大容量バージョンの256GBモデルです。
①のExtreme 64GBでも普通の写真だけなら(JPG/FINE/L)約4000枚近く撮れるので十分だと思いますが、4K動画の場合は64GBでも約56分程度で一杯になってしまいます。
僕はあまりたくさん動画を撮る方ではないのでここまでの大容量を使う必要はないのですが、もし動画もそこそこ撮る予定があるなら、念のため128GBや256GBといった大容量のSDカードにしておくと安心です。
旅行とかたくさん撮りそうなときはこれを使っていますが、残容量の心配がほぼ不要なので楽ですね
高いSDカードと安いSDカードって何がどう違う??
でもSDカードって同じ容量なのに凄い高いのもあるよね??安いのとどう違うんだろう?
確かにそこは気になりますよね、では簡単に説明しますね
高いSDカードと安いSDカードは書き込み速度の規格が違う
簡単に言うと、SDカードの値段の違いは「書き込み速度」の違い(同じ容量の場合)である場合がほとんどです。
実はSDカードには「UHS規格」や「UHSスピードクラス」、「ビデオスピードクラス」といった色々な規格が存在し、より高速な規格に対応しているものほど値段が高くなる傾向にあります。
例えば同じ128GBのSDカードでも3000円前後の安いものは「UHS-I、UHSスピードクラス1」なのに対して、より高速な「UHS-II、ビデオスピードクラス60」に対応したものは8000円近くと、倍以上の値段差があります。(どちらも2024年1月の価格)
もっと極端な例を挙げれば同じサンディスクの64GBでも一番安いUltraと一番高いExtreme Pro V90とではなんと10倍近い価格差がありますが、書き込み速度も相応に違うんです
その「書き込み速度」の早い遅いって何に影響するの??
主にはRAW連写時のバッファクリアまでの速さや、動画機であればより高画質なフォーマットに対応するとかですかね
急にわけわかんなくなったよ・・・
この「書き込み速度」が早いほど、連写時の書き込み待ち時間が短縮されたり、より高画質な動画フォーマットに対応するなどメリットがあると言われていますが、それはあくまでもカメラ側がそれを必要とするぐらい高性能な場合に限られます。
例えばこのニコンZfcはエントリー層向けのカメラで「UHS-II」規格には非対応なので、SDカードにもそこまでの高性能は不要です。
つまり、Zfcでは高価で高速なSDカードを使っても性能を出し切ることはできない、ということですね。
あとで詳しく説明しますが、Zfcは高価で高速なSDカード性能は必要としないので、そこそこのグレードのもので十分なんです
高いSDカードと安いSDカードをニコンZfcで実際に比べてみた
では、本当にニコンZfcで使う場合高いSDカードと安いSDカードの差がないのか、実際に実験してみました。
データ量が多い「RAW+JPG」で「バッファフル状態」になるまで連写し、そこから書き込み待ちが解消されるまでの時間を測りました。
理屈上は書き込み速度が速いほど「待ち秒数」が短くなります。かなり簡易なテストですが、それぞれのSDカードの実際の書き込み性能を数値化できます。
*バッファフル状態とは・・・
デジカメの写真は撮ったらすぐにSDカードに記録されるわけではなく、一旦カメラ内の「バッファ」と呼ばれる一時メモリーに格納された後、順番にSDカードに記録されていきます。(SDカードに書き込まれたらバッファは消去されます)
連写を繰り返すなど、SDカードの書き込みよりも早いペースで撮り続け「バッファ」に空きがなくなりそれ以上撮れなくなってしまった状態を「バッファフル」といいます。
今回実験で使用したSDカードは次の4枚です。
理屈上は書き込みが高速な高価なSDカードほど「書き込み待ち時間」が少なくなるはずです
書き込み性能の速いSDカードなら短い時間でデータの書き込みが完了するので、仮にバッファフルまで連写しても短い時間のインターバルですぐに次の連写をすることができます。
一方で書き込み速度が遅いSDカードだとデータの書き込みに時間がかかるので、一度バッファフルまで連写してしまうと、次の連写までにかなりの時間を空ける必要が出てきます。
SDカードの性能の違いはニコンZfcでどれぐらいの差となって現れるでしょうか??それでは実験してみましょう!
あれ!?上位3つは待ち時間がほとんど変わらないね
そうですね、つまりUHS-II非対応のZfcで使う場合、SDカードの性能はある程度を超えると頭打ちになる、ということになりますね
動画も何もなくて恐縮ですが、結果は高速なUHS-IIに対応したProgradeDigitalも、標準的な性能のUHS-Iに対応したサンディスクのExtremeProも全く同じでした。
さらにもうワンランク下のExtremeでさえ、その差は1秒と体感できるほどの差とは言えない程度の違いでしかありません。
一方でさらに廉価なクラスの「Ultra」に関しては「Extreme」の約2.5倍の待ち時間がかかっており、このあたりまでくるとSDカードのスペックの違いが実際の使用にも影響する、ということがわかります。
こんなに差があるなら「Ultra」は選ばない方がいいね
そうとも言えません、4K動画やRAWでの高速連写をしない人ならUltraでも十分ですよ
こうして比較すると4位の「Ultra」がとても悪く見えますが、そもそもこのテストはZfcで性能を絞り出すためにかなり特異な状況を作り出しています。
逆に言うと、4K動画を撮らず、さらにRAWでの高速連写を滅多にしないという人であれば「Ultra」と「Extreme」の性能差を感じる機会もないでしょう。
ただ繰り返しになるかもしれませんが、今はSDカードの価格差がわずかなので64GBでもExtremeとUltraには数百円の違いしかありません。
なので、あくまで僕の個人的な考えですが、書き込みが速く4K動画にも対応している「Extreme」以上のSDカードを選んでおくのがおすすめです。
そこまで使うかわからないけど、ちょっとの値段差なんだったらいい方を選んでおきたいよね
SDカード選びの注意点
ではここからは実際にSDカードを買う時の注意点をおさらいしておきましょう
偽物注意!購入は信頼できるショップで
え!?SDカードって偽物があるの??
今はあまり聞かなくなりましたが以前は多かったですね。偽物はまともには使えませんので、知らないブランドや極端に安いショップには注意してください
今はSDカードの価格が全体的に安くなったせいかあまり聞かなくなりましたが、特に高価なSDカードを買う場合、ラベルを偽造して張り替えるといった偽造品やコピー品に注意する必要があります。
僕も一度だけコピー品を買ってしまった経験がありますが、容量が偽装されている上に書き込み速度も激遅で、まともに使えるものではありませんでした。
ネットでSDカードを買う場合、新規のショップを避けるとともに評判もチェックするなど、ある程度信頼できそうなショップを選ぶようにしましょう。
旅行や結婚式など大切なイベントで使うSDカードは「買ってすぐ」ではなくて、それまでに何回か使ってちゃんと撮れるかどうか確かめておくのがおすすめです
SDカードに印刷されている数字をアテにしない!
このラベルの数字が大きいほうが高性能なんだよね?
基本的にはそうですが、メーカーによって表記方法が統一されていないので注意が必要です
さらに注意したいポイントは、「SDカードのラベルに表示されている転送速度」です。
実はこのラベルに表示されている転送速度には共通の規格やルールがなく、メーカーが独自で測定したものなので、同一メーカー間の比較ぐらいしか使えません。
(しかもカメラで使う場合に重要なのは「最低書き込み速度」ですが、たいてい表示されているのは大きい数値になりがちな「最大読み込み速度」なので余計参考になりません)
なのでSDカードの性能を知るにはラベルの数字ではなく、きちんと規格化されている「UHS規格」や「UHSスピードクラス」「ビデオスピードクラス」の表記を見るようにしましょう。
万が一に備えて予備を用意しよう
注意点の最後は、SDカードも壊れる可能性がある、という点です。
僕は長年撮影していて記録メディアがエラーになった経験はありませんが、だからといって絶対にSDカードが壊れないとは言えません。(なのでプロが使うようなカメラはカードが2枚入るようになっています)
もし旅行に大容量のカード一枚だけを入れていき、そのカードがエラーになり撮れなくなってしまったらもうどうしようもありませんね。
ですから、僕は旅行などの際は小さい容量でもいいので予備を用意しておくようにしています。
そうすればもしSDカードが壊れても「写真を1枚も残せなかった」という最悪の事態は避けることができます。(まぁスマホもあるとは思いますが・・・)
もしSDカードが壊れちゃったらそれまでに撮った写真はどうなるの??
壊れてしまったSDカードの復元は難しいでしょうね。せめて予備に入れ替えてそこからの思い出をたくさん撮るしかありません
ニコンZfcに最適なSDカードの見分け方
ではここからはニコンZfcの仕様を調べて、最適なSDカードを見分ける方法を解説していきます
**注意**ニコンZfcは「UHS-II規格」には非対応(使えるけど)
いきなり重要なポイントから入りますが、ニコンZfcは「UHS-II」規格には対応していません。
現在SDカードには標準的な性能で価格も安めの「UHS-I」規格と、高価ですが書き込み速度が速い「UHS-II」規格が存在しており、ニコンZfcが対応しているのは「UHS-I」のほうです。
そうはいってもこの「UHS規格」には完全な下位互換性があるので、ZfcでもUHS-II規格のSDカードを問題なく使用できますが、性能はUHS-I規格扱いとなるためわざわざ使うメリットは全くありません。
ZfcでもUHS-II規格のSDカードは一応使えるんだね
はい、使用には問題ありませんが「UHS-I相当」として扱われてしまうためもったいない、という話です
これネットで買う場合、UHS-IなのかUHS-IIなのかってどうやって見分けたらいいの??
大手の通販サイトであれば商品説明欄にちゃんと記載されているはずです。実物画像があるならラベルのロゴからもわかります
SDカードが「UHS-I」と「UHS-II」のどちらの対応なのかは商品説明欄に記載があるのが普通です。
さらにSDカードのラベルの「ロゴマーク」からも確認が可能です。(それ以前に価格が随分と違うはずですが)
上の画像のように「UHS-I」と「UHS-II」を区別するためのロゴマークがラベルに印刷されているので、手元にある場合は確認してみてください。
ちなみにこのどちらも記載がない場合、「UHS規格」が策定されるより前の、つまりかなり古いSDカードであることが考えられますので、なるべく早く買い替えることをおすすめします。
いずれにしても「せっかくだから良いものを」と奮発しても性能的には効果がない、ということにもなりかねないので、SDカードを選ぶときにはこの「UHS規格」に注意しましょう。
良かれと思って高いのを買っても性能が出ないんじゃ無駄になっちゃうね
4K動画を撮る場合は「UHSスピードクラス3」を推奨
ニコンZfcは当然4K動画に対応していますが、実はこの4K動画はデータ量が多いのでSDカードにも相応の性能が要求されます。
具体的には公式ページに乗せられていますが、4K動画を撮る場合には「UHSスピードクラス3」という規格に対応したSDカードを使うことが推奨されています。
この「UHSスピードクラス」は「1」と「3」の2種類があり、「1」は毎秒10MB以上、「3」は毎秒30MB以上の書き込み速度が保証されている、という規格となります。
ほとんどの機種で4K動画は毎秒10MBより多くのデータが発生するため、4Kの場合はUHSスピードクラス3が推奨されています
高画質な分データも多いんだね、ちなみにこの「UHSスピードクラス」ってさっきの「UHS規格」とは違うものなの?
はい、ややこしいですが「UHS-IかUHS-IIか」というのと、この「UHSスピードクラス」は別の指標なので気を付けてください
この「UHSスピードクラス」も商品説明欄に記載されているのが普通ですし、さらにSDカードのラベルにもロゴが印刷されているので、それで見分けることも可能です。
ちなみに4K動画を撮る予定が全くない、という場合はもちろんその下の「UHSスピードクラス1」のSDカードを選んでも問題ありません。
ただ、2024年1月現在で64GBのカードだとUHSスピードクラス3とUHSスピードクラス1のSDカードの値段差は数百円程度なので、今積極的にUHSスピードクラス1のカードを選ぶ理由はあまりないかもしれませんね。
4K動画を撮る予定があるなら、値段とか容量だけで選んだらダメってことだね
容量は64GB以上が安心
UHS規格とUHSスピードクラスを確認したら、最後のポイントは容量です。
Zfcの商品ページによると32GBのSDカードで最高画質の写真(JPG)が約2100枚撮影可能とのことなので、余裕を見て64GBを選んでおけば大抵の場合は十分でしょう。
動画メインの場合はどうでしょうか?
同じくZfcの商品ページの情報によると最高画質の4K動画の場合32GBのSDカードに記録できるのはたったの「28分」です。
実際は動画だけでなく写真なども撮ることを考えると、動画を多用する場合は最低でも128GB(4K動画が合計約2時間)か、可能なら256GBの大容量のものを用意しておくのがよいかもしれません。
わたしみたいなマメにデータを移動しないズボラさんは、余計に大きな容量を選んでおかないとダメだね
まとめ:悩んだらとりあえずサンディスクを選ぼう
SDカードって本当に種類が多いので、何も知らないと途方に暮れてしまうと思います。しかもメーカーも聞いたことがないようなところばかりなので、選ぶのも難しいですね。
その中でも「サンディスク」はメモリカード界では一番人気かつ老舗メーカーなので、僕は悩んだらとりあえずこのサンディスクを選んでいますが、問題があったことはありません。
当サイト(デジカメどっとねっと)には他にもZfcの使い方やおすすめレンズ・アクセサリー類の紹介など、初心者の方に見て欲しい記事がたくさんありますので、ぜひトップページから「Zfc-その他の記事…」を選ぶか、こちら(Zfc記事一覧へのリンク)もご覧ください。
この記事が皆さんのお役に立てば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
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