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ニコンZ50IIの設定 初期設定とおすすめカスタマイズ


それでは次に僕が実際にZ50IIにしているおすすめ設定&カスタマイズをご紹介します。撮影モードは「P」にしておいてくださいね
日付時刻設定・視度設定


まずは時刻を合わせましょう。すでに済んでいる人は飛ばしてしまってOKです
まずは日付と時刻を合わせましょう。
もう済んでいるという方も多いと思いますが、ここが大きくズレていると、スマホやPCに読み込んだ時に行方不明になる可能性があります。(撮影日・時刻でソートするアプリの場合)
なので時々チェックして、ズレが大きいようだと合わせ直すようにしましょう。
<日付時刻の設定方法>


ついでにファインダーが自然に見えるかの確認もしておきます。
ファインダーを覗いて周辺に表示される数字類がぼやけたり見えにくく感じるなら、ファインダー横の「視度調節ダイヤル」を回して見えやすいところに「度」を合わせます。

大抵の人は標準の位置で触る必要はありませんが、特に中古で手に入れた個体などは前のオーナーが極端な度数に調節している可能性もあるので、見えにくいと思ったら一度調節してみましょう。

コンタクトやメガネの度数を変えた時にも、ファインダーが見えにくくなっていないか確認しておきましょう
画質モード:FINE


画質モードをどうせなら最高画質で撮れるように変更します
画質モードとは画像ファイルの圧縮率のことですが、デフォルト(出荷時設定)では真ん中のNOMALに設定されていますので、これを最高画質の「FINE」に変更しておきます。
ただ、「NOMAL」と「FINE」の違いはとても微妙で、正直僕は違いがわかりません。なのでこれは思いっきり「気持ちの問題」です。
なので、PCやSDカードの容量に余裕がない場合、あえて「NOMAL」のままにする、というのも有りだと思いますので、自分の状況に応じて設定するようにしましょう。
<画質モードの設定方法>



どうせなら奇麗に撮りたいもんね
格子線(グリッドライン)表示:する


撮影の時に基準となる、便利なガイド線を表示させておきましょう

格子線(グリッドライン)とは、ファインダーや画面にあらかじめ表示させておく、撮影時の基準となる線のことです。
このグリッドラインがあれば、定番構図の一つである「三分割構図」を意識しやすくなりますし、まっすぐなものが不自然に傾いて撮ってしまうのを防ぐこともできるので、僕は必ず表示させるようにしています。


あぁ・・・こんな感じで微妙に傾くの、めっちゃあるわ・・・

まっすぐなものはグリッドラインに合わせて撮れば撮りやすいですよ
<格子線(グリッドライン)の設定方法>




グリッドラインはモニターとファインダーで別々に設定が必要です。
なので、「画面モニター」で設定ができたら「ファインダー」でも同じように設定しましょう。
尚、グリッドラインは写真には写らないので安心してください。
カードなし時レリーズ:レリーズ禁止


SDカードが入っていないと撮影できない設定にすることで、SDカードのうっかり忘れを防止します
旅行などで一日撮影したのに、よく見たらSDカードが入っていなかった!なんてことになれば取り返しがつきません。
SDカード忘れるとかそんなことするわけがないと思いますよね?でもこれ、結構あるあるなんです。
(前の日にSDカードの容量を空けるためにデータをPCに移す → 結構データを溜めていたので転送に時間がかかる → トイレに行ってそのあとお茶を飲む → 風呂が沸いたので入る → YouTubeを見る → 寝る → 次の日バタバタしてそのまま出かける → あれ?)

SDカード忘れるとかある??

これが慣れると油断するのか、結構あるんですよ・・・
なので、せめてこの「カードなしレリーズ」を「レリーズ禁止」に設定しておくことで、撮影の最初にSDカード忘れに気が付けるようにしておきましょう。(そしてどこかで買う)
<カードなしレリーズ禁止の設定方法>


最近のコンビニにはお店にもよりますが、SDカードを扱っているところも結構あります。(メッチャ助かる)
もちろん少々割高なのでその日の撮影に足りる分ぐらいを買えれば十分ですね。

とにかく撮影前に気づければホームセンターでもコンビニでも買うチャンスはありますので・・・
簡易露出補正設定:ON


写真の明るさを微調整する「露出補正」を、コマンドダイヤルを回すだけでできるようにする設定です
このニコンZ50IIは写真の明るさを微調整する「露出補正」をするときに、「露出補正ボタン」を押しながらメインコマンドダイヤル(親指側ダイヤル)を回す、という操作になります。
ただ、慣れてくると露出補正は頻繁に行うため、この「露出補正ボタンを押しながら親指でダイヤルを回す」が結構面倒になります。
なので僕はこの「露出補正簡易設定」をオンにすることで、露出補正ボタンを押さなくてもダイヤルだけで露出補正ができるように設定しています。

<簡易露出補正の設定方法>


この露出補正簡易設定には「する」と「する(自動リセット)」の二つがあり、自動リセットの方は電源を切ったり、一定時間撮影しないと露出補正がリセットされるので、最初のうちは「する(自動リセット)」の方が安全かもしれません。

で、結局露出補正って何??

最初は無理にする必要が無いものなので、その場合は飛ばしましょう!
ISO感度自動制御:ON、感度:100


ISO感度は撮影の基本となるとても重要な数値です。正しく理解できるまでは「自動制御」にしてカメラに任せるのが安全ですよ
ISO感度とはカメラのイメージセンサーの感度のことで、低い数字ほど感度が低く高画質、逆に高い数字ほど高感度で低画質となります。
なるべく低い感度を使うのがセオリーですが、どれぐらい下げられるかは周辺の明るさなどに影響されるので、ISO感度を自分で設定するためにはかなりの経験が必要になります。
設定を間違えるとブレブレやザラザラの写真ばかりでまともに撮れなくなるので、最初は自動制御をオンにしてカメラに任せてしまいましょう。
Z50IIはデフォルトで自動制御オン、ISO感度100になっているはずですが、撮っているときに意図せず変えてしまう可能性があるので、僕は時々チェックするようにしています。
<ISO感度が自動制御になっているかの確認方法>


シャッターボタン横の「ISO」と書かれたボタンを押している間、画面下に現在のISO感度の設定が表示されます。
この時画面のように「AUTO」の文字と数字が「100」となっていれば大丈夫です。(緑のAUTOモードは数字の代わりに「AUTO」となっていればOK)
この時もし「ISO」だけで「AUTO」の文字が出ていなかったり、数字が100ではないことに気づいたら「ISO AUTO 100」に戻すようにしましょう。
<ISO感度、AUTOの設定方法>


尚、ソニーやキヤノンと違いニコン機ではISOオートでもISOの数値の設定が「最低感度」として機能します。
なのでISOオートで撮る場合でも油断せずにISO設定が最低の「100」になっているかにも気を配る必要があります。(例えばISOオートでISO800に設定されていたら、ISO800以下には下がらない)
このあたりは他メーカーから乗り換えてきた人には想像もつかないこと(僕がそうだった)なので、注意が必要ですね。

ちょっと何言ってるかわかんないんだけど

とにかく、「ISO自動制御」オンと、「ISO感度」が最低の「100」になっているか時々見直してくださいね!ってことです
iメニューをカスタマイズ


このニコンZ50IIにはシャッター音を消して撮影する機能があるので、シャッター音の有り無しを簡単に切り替えられるようにしておきましょう
ニコンZ50IIにはシャッター音を消して撮る「サイレント撮影」モードがあります。
ただ、このサイレント機能のオンオフはメニューから設定する必要があり、フィールドで切り替えるのはちょっと面倒です。(僕が知らないだけで簡単に切替えられるのかな?)
なので、僕はこのサイレント撮影のオンオフをi(アイ)メニューに登録して、撮影中に簡単にシャッター音のあるなしを切り替えられるようにカスタマイズしています。

<iメニューのカスタマイズ方法>





詳しくは後述しますが、サイレント撮影(電子シャッター)には「ローリングシャッター現象」や「こんにゃく現象」と呼ばれる弱点があるので、とても速く動くものの撮影には向いていません。
もちろん全く撮れない訳ではないですが、基本的にはサイレント撮影は「動かないもの専用」だと考えておくようにしましょう。
マイメニューの登録


i(アイ)メニューに入れられない設定、入れる程ではない設定は「マイメニュー」に登録しておきましょう
iメニューに登録できる機能は決められているので、それ以外の機能を撮影中に変更したい場合は、あらかじめ「マイメニュー」に登録しておきましょう。
例えば僕は意図的にセンサーノイズや周辺光量落ちを利用したいことがあるので、これらの設定項目をマイメニューに追加して素早く切替ができるようにしています。
他にも動体を撮る人であればAF関連の設定を入れておくなど、いろいろな使い方があるので、是非活用しましょう。
<マイメニューの設定方法>


Z50IIをカスタマイズし過ぎてわからなくなったら「初期化」


設定を変えすぎてもとに戻せなくなって困ったら、最後の手段として設定を初期化するという方法があります
設定やカスタマイズをやりすぎて「もとに戻せなくなった!」と感じることがあるかもしれません。そんな時は、まずは落ち着いてもう一度操作してみてください。
それでもどうしてもダメな場合は、最後の手段として「設定の初期化」があります。
この「設定の初期化」をするとほとんどの設定が工場出荷時に戻るので、今まで行ってきた設定・カスタマイズをまたイチからする必要がありますので、あくまでも「最後の手段」として行うようにしましょう。
<設定初期化の方法>



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