こんにちは!カメラ歴15年、レンズ総購入数45本のNEKO(ねこ)です!
この記事では、大人気フルサイズミラーレス一眼「CANON EOS RP」で是非使いたい交換レンズを紹介しています。
交換レンズと言ってもピンキリで、中には非常に高価な物もありますが、この記事では特に「初めてミラーレス一眼を買った」、「初めてのフルサイズ一眼としてEOS RPを選んだ」人でも比較的手を出しやすいレンズを選んでいます。
この記事を参考に新しいレンズを手に入れ、カメラライフをより楽しいものにしていきましょう。
おすすめで紹介しているレンズは全部自分で使っているレンズ達です。作例もありますよ!
レンズを変えたら世界も変わる!「撮りたい!」を実現するレンズを手に入れよう
多くの初心者~中級者の人にとって「EOS RP」と標準ズームキット付属の「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」の組み合わせは「まさに万能」といった感じです。
広角から中望遠域までレンズ交換無しに対応し、マクロレンズ並みに寄れて手ブレ補正もついているにも関わらず、驚きの軽さです。
これさえあれば、四季折々の花々であったり、街スナップであったり、家族写真や旅行写真であったり・・・、とにかくいろんな写真が撮れたのではないでしょうか?
写真撮るのって楽しいね!EOS RP買って良かった!
それは何よりです。まずは標準レンズで楽しみながらたくさん撮るのが大切ですよ
もし「撮れた!!」と思うなら、その時は次のステップに進む良い頃合いだと思います。
実はレンズというものには「本当の万能レンズ」と言うものは存在しません。どこかが優れていれば必ず、どこか弱点もある、そういうものです。
例えば安くて軽くて万能に思えるRF24-105mmですが、それを実現するために「F値が暗い」「望遠域が足りない」といったある意味「致命的な」弱点も併せ持っています。
でも最近、どうしても撮れなくて悔しかったことがあって・・、その時は確か相手が遠すぎて凄い小っちゃくしか撮れなかったんです・・・
なので、もしRF24-105mmで「撮れた!」と感じるなら、次はRF24-105mmに無いもの、RF24-105mmでは絶対に撮れないもの、を撮ってみたいと思いませんか?
具体的にいうと、「20mm以下の超広角の世界」、「200mm以上の超望遠の世界」そして「F2以下の単焦点の世界」などです。これらは「万能」RF24-105mmでは絶対に味わうことはできません。
もちろんどの世界を覗いてみたいかは人それぞれで、好みもありますので、「自分もこんな写真を撮ってみたい」という写真を選ぶことから初めて、その後それを実現するレンズを手に入れましょう。
そっか、レンズを変えればもっといろんなものが撮れるようになるんだね
レンズ1本ではどうしても撮れないものがありますからね。標準レンズである程度経験を積んだら、次はレンズ交換にチャレンジするのはどうですか?
EOS RPのおすすめRFレンズ4選
ではさっそくEOS RPにぴったりのおすすめレンズを紹介しますね
おすすめ1 標準ズーム RF24-105mm F4-7.1 IS STM
まず最初のおすすめは定番の標準ズームである「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」です。レンズキットにもなっているので大抵の人はもう持っていると思いますが、是非紹介させてください
EOS RPにおすすめのレンズの最初はやはりこの「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」でしょう。ボディにセットのキットレンズとしても販売されているので、最初から持っているという人も多いかと思います。
このレンズのおすすめポイントは、やはり24mmから105mmという使いやすいズーム域と、フルサイズの標準ズームとしては激軽のわずか395gという重量です。
さらに、近接性能も優れていて、手ブレ補正も内蔵している、と初心者であればこれ1本でかなりの撮影をこなすことができる「スーパーレンズ」です。
これってそんなにいいレンズだったんだね、最初からついているヤツだからてっきり安物かと・・・
そりゃもちろん高級レンズという訳ではないですが、「軽くて寄れて高倍率」と最初の一本としては100点のレンズだと思いますよ
ただこの近接性能や重量を実現するためには仕方なかったと思いますが、望遠側の最小F値がF7.1という「暗さ」という弱点もあり、さらに105mmというのも望遠域を多用する人にはかなり物足りない性能かもしれません。
しかし、EOS RPは「初心者にもオススメ」という立ち位置なので、あまり難しい事は考えずにISOオートでガンガン撮ってカメラの楽しさを味わう、そんな使い方をして欲しいレンズです。
EOS RPの最初の一本におすすめです
RF24-105mm F4-7.1 IS STMのおすすめの撮り方
このRF24-105mm F4-7.1 IS STMは24-105mmとかなり広いズーム域を持っているので、とにかく「何でも撮ってみる」のがオススメです。
広角24mmを生かして街歩きスナップをしてもいいですし、最短撮影距離0.2mなので、テーブルフォトや花のマクロっぽいアップなども撮れるでしょう。
ただし「暗い」レンズなので、室内や曇りなど光量が足りない状況だとすぐにISO感度が上がってしまうので、ボディがフルサイズなのでマシとはいえ「ザラっとした」画質になりがちという弱点もあります。
なので、なるべく明るい昼間の屋外で使うなら弱点の影響を受けにくいのでおすすめです。
おすすめ2 望遠ズーム RF100-400mm F5.6-8 IS USM
おすすめの2本目は超望遠ズームレンズです。お値段がちょっと高いですが、人によってはカメラと一緒に買うぐらい使用頻度が高いレンズです
もしEOS RPとRF24-105のキットレンズを持っていて、「もう少し望遠側が欲しい」と感じるなら、次に買うべきレンズはこの「RF100-400mm F5.6-8 IS USM」でしょう。
以前はフルサイズ用の400mm超望遠レンズとなると、もうカメラ本体よりもレンズの方が高いのが普通だったので、このサイズと性能の超望遠レンズが、しかもキャノン純正で発売されたときはかなり驚きました。
もちろん安いといってもそこそこの値段がするのですが、1本持っておけば子供の運動会や発表会、野鳥、乗り物、ネイチャー系のスナップなど、スマホでは絶対撮れない世界を楽しむことができます。
もうすこし寄れたらなぁって思うことが結構あったんだけど、望遠レンズを足せばいいんだ
もう少し、どころじゃない位寄れるようになりますよ
このRF100-400mm F5.6-8 IS USMのイマイチな点を挙げるとすれば、このレンズもキットレンズの標準ズームと同じく、最望遠の400mmのF値がF8と結構暗めという点です。
具体的には曇りの早朝に野鳥を狙う場合や、暗めの体育館などでは、ISO感度が簡単に12800まで上がってしまいます。
ただ、EOS RPはフルサイズセンサーなので、よっぽど大きく拡大しなければノイズリダクションがある程度効いてくれますし、なにより「超望遠かつF値が明るいレンズ」というのは理想ですが、普通の人が手に入れるようなものではありません(100万以上するので・・・)。
「普通の人」が手に入れられるEOS RPの唯一の望遠レンズといってもいいでしょう。
多少(?)の暗さを差し引いても、この価格とサイズで400mmが使える魅力は大きいですね
RF100-400mm F5.6-8 IS USMのおすすめの撮り方
RF100-400mm F5.6-8 IS USMのおすすめの撮り方は、やはり遠距離からの超望遠を生かした野鳥や電車などの乗り物、イベントなどがあるでしょう。
もちろん遠距離だけでなく、風景の一部分だけを切り取るスナップや、望遠レンズのもつ大きなボケを生かした作品などに挑戦してもおもしろいかもしれません。
一方でこのレンズも先の標準レンズと同様「暗い」という弱点があるので、なるべくなら明るい昼間に屋外で使うようにしましょう。
望遠レンズは遠くのものを撮るだけじゃなく、「切り取り」や「圧縮効果」、「ボケ」といろんな使い方ができますよ
おすすめ3 標準単焦点 RF50mm F1.8 STM
続いては単焦点レンズのおすすめです。キャノンは昔からこの50ミリ単焦点は「バーゲンプライス」なので、初めての単焦点には特にこれがおすすめですね
「標準ズーム」「望遠ズーム」を手に入れたら、次にほしくなるのはやっぱり「明るい単焦点レンズ」だと思います。
この「RF50mm F1.8 STM」は特にEOS RPにぴったりで、是非ともおすすめしたいレンズです。
おすすめの最大の理由は、EOS RPはフルサイズなのでこのレンズをきちんと50mmで使える、と言う点と、最小F値が1.8と「明るい」レンズなので、夜間や屋内でもクリアな画質で撮れる、という点です。
さらに、大きくボケる特性を生かしたポートレートやテーブルフォトなどにも大活躍する一本になるでしょう。
よく言われる「ボケ味」も明るい単焦点レンズの魅力の一つですね
「単焦点」レンズとは・・・
単焦点レンズとは、「焦点距離が固定」つまりズームができないレンズのこと。
普通のズームレンズのようにズームリングを回して手軽に距離を変えられない一方で、
構造がシンプルなので高性能に(つまりF値を小さく)しやすいというメリットがある。
確かに単焦点レンズってよく聞きますけど、どんなメリットがあるの?
メリットだらけですよ。まず物理的にシンプルなので軽くて小さいですし、それでいてF値が明るいので、室内や夜でもどんどん使っていけます。
このレンズをEOS RPで使う上での注意点は、手ブレ補正が内蔵されていない、と言う点でしょう。
もちろんほとんどの人は自動露出で撮っていると思うので、そこまで手ブレ補正に頼らないといけないようなシビアな露出にはなっていないハズなので、過度な心配はいりません。
とはいえ、やはり普通の手ブレ補正付きレンズに比べると、基本の「立ち止まって、しっかり構えて撮る」という意識を持った方が良いと思います。
お値段もレンズの中ではまだ安い方なので、初めての交換レンズにおすすめです☆
昔から単焦点レンズを使うと上手くなる、と言われています。このレンズもその一本になると思いますよ
RF50mm F1.8 STMのおすすめの撮り方
このRF50mm F1.8 STMで撮って欲しいのは、やはりF1.8というこのレンズならではの「明るさ」を生かしたボケの強い写真です。なるべく対象に近づいて、ちょっとわざとらしいぐらいにボカして撮りましょう。
さらに標準ズームレンズでは厳しかった「夜スナップ」なども得意分野ですし、昼間のスナップでも単焦点ならではのボケ味をプラスできるので、大活躍できるでしょう。
また、このRF50mm F1.8 STMは、最近の単焦点レンズには珍しくF値による解像度の変化が大きなレンズでもあります。
F値が1.8~2.2ぐらいまでは解像度が低く「ふわっとした」描写になるので、その特性を生かしたちょっとノスタルジックな表現にも挑戦すると面白いかもしれませんね。
おすすめ4 超広角単焦点 RF16mm F2.8 STM
おすすめのラストは超広角レンズですよ。
EOS RPにおすすめのレンズの4本目はこの「RF16mm F2.8 STM」です。
このレンズは2本目に紹介した「超望遠レンズ」の逆の「超広角レンズ」と呼ばれるもので、標準ズームの最も広い側の24mmよりも、さらに広い範囲を写すことができます。
都会のビルといった建物や木などを下から「アオって」撮ると、独特の迫力のある写真を撮ることができますので、広角スナップが好きな方におすすめです。
このレンズ165gってめちゃくちゃ軽いですね!
そうなんですよ!純正でこの値段で超広角でこのサイズですよ。大人気過ぎて長らく入手困難だったぐらいです
このRF16mm F2.8 STMは実は最短撮影距離が0.13mmと、ほぼレンズぎりぎりまで寄って撮れるのがおもしろいところです。
ただ、写る範囲がかなり広いので、よく考えて使わないと余計なものがフレームに入ってしまい、何を撮りたいのかわからない漫然とした写真になりがちです。
さらに、このRF16mm F2.8 STMも上のRF50mmと同じく手ブレ補正が付いていませんが、そもそも超広角レンズは一般的に手ブレしにくいと言われていて、よっぽど真っ暗とかでなければ、しっかり構えて撮れば大丈夫でしょう。
RF16mm F2.8 STMのおすすめの撮り方
このRF16mm F2.8 STMのおすすめの撮り方は、やはり超広角であることを生かして「アオって」撮る撮り方でしょう。
高い木やビルの下からなるべくカメラを地面に近づけて上向きに撮るだけで、超広角ならではの迫力ある、それっぽい写真を簡単に撮ることができます。
また、後ろに下がれない室内などでも超広角は役に立ちますので、旅行で史跡や歴史的建造物などに行くときは一緒に持っていくときっと役に立つと思います。
とにかく小さくて軽いレンズなので、超広角を無理せずに持ち出せるのが最大の魅力かもしれません。
中古もアリ?EOS RPにおすすめのEFレンズ
では次に、一眼レフ時代のキャノンのレンズをEOS RPで使う方法を説明します
実はEOS RPは今販売されているRFレンズだけでなく、以前から販売されていた一眼レフ用のレンズである「EFマウントレンズ」も使うことができます。
現在の所同じような性能のレンズでも、EFマウントレンズの方がRFマウントレンズよりも安いものが多いので、EFマウントレンズも積極的に探してみてもいいかもしれません。
一眼レフ用のEFレンズをミラーレスのEOS RPで使って、何かデメリットは無いんですか?
この10年以内に発売されているキヤノンレンズであれば、デメリットはほとんどありません。強いて言うならちょっと大きくて重いものが多い、という所でしょうか
一眼レフ用のEFレンズをミラーレスのEOS RPで使うにはマウントアダプターが必要
注意したいのは、RFマウントのカメラであるEOS RPに、そのまま一眼レフ用のEFレンズが使える訳ではない、ということです。
この二つはマウント(レンズの接続部)の形が違うので、そのまま装着することはできません。(もちろん形だけでなく他にも色々と違う)
なので、この違う形のマウントを合わせるためのマウントアダプターがキヤノンから販売されているので、まずこれを手に入れる必要があります。
色々種類があるみたいなんですけど、どれを買えばいいんですか?
種類は操作リングのありとなしの2種類です。あと値段が安いのは全て海外メーカーの非ライセンス品なので手を出さないように注意してくださいね
マウントアダプターには2種類あり、スタンダードな「マウントアダプター」と、カスタマイズ可能な操作リングが着いた「コントロールリングマウントアダプター」があります。
後者のコントロールリングマウントアダプターの方が、ISO感度や露出補正をリングに割り当てて操作できるので、EOS RPを「3ダイヤル仕様」にすることができて便利です。
ただ、値段が倍近く違うので、現状とくにRFレンズのコントロールリングを活用していない人であれば、スタンダードな「マウントアダプター」で十分かもしれません。
これってレンズの数だけ買わないといけないのかな?
使いまわしができるので、普通は一つあれば十分ですよ
EOS RPで使うEFレンズのおすすめ EF70-200mm F4L IS USM II
それではEOS RPにおすすめのEFレンズを一部紹介しますね
EOS RPで使いたいおすすめのEFレンズはこの「EF70-200mm F4L IS II USM」です。
キヤノンのプロ向けラインアップの「Lレンズ」で新品だと20万円ぐらいしますが、中古だと程度が良いものでも12万円ぐらいから見つけることができます。
同じスペックの「RFレンズ」が中古でも18万円ぐらいすることを考えると、かなりお買い得に「白レンズ」を使うことができますね。
それでも12万・・・
まぁこれはあくまで一例で、こんな感じで中古が豊富な一眼レフ用のレンズも使うことができるということですよ
このレンズの特徴としては、どの焦点距離でも最小F値が変わらない「F4通し」であることや、「Lレンズ」特有のしっかりとしたコントラストと色合いなどが挙げられます。
その分あまりコンパクトとはいいがたい大きさと長さ(これでも一眼レフ用Lレンズの中では相当コンパクト)であることや、意外とあまり寄れないなどの弱点もあります。
しかし、伊達に高級レンズを名乗っている訳ではないその描写は、一度使ったら手放せないほどのインパクトがあるので、現実的な価格で手に入れられるLレンズとしておすすめの1本です。
Lレンズは一度使うとその良さがわかりますよ、見た目にもカッコイイですしね
中古品を狙う場合気を付けたいのが、このEF70-200mmF4Lですが、時代ごとに「初代(手ブレ補正無し)」、「初代(手ブレ補正あり)」、「二代目(手ブレ補正あり)」と3つもバリエーションがある、という点です。
初代の方は中古でかなり安く売られていますが、AF用の超音波モーターの故障率がかなり高い(自分のも壊れた)みたいなので、買うなら二代目(II型とも呼ばれる)にしておきましょう。
ちなみに自分は中古レンズを通販で買う場合は、いつもカメラのキタムラかマップカメラを利用するようにしています。楽天やヤフーショッピングにも中古を出品しているので探してみて下さい。
中古レンズはくれぐれもオークションや聞いたことが無いようなショップで買わないようにしてくださいね
EF70-200mm F4L IS II USMのおすすめの撮り方
EOS RPでEF70-200 F4L IS USM IIを使う場合のおすすめは、自然系のスナップとポートレートです。
比較的色が濃く出るLレンズはネイチャーフォトとの相性が抜群ですし、70ミリ~はポートレートをバストアップで撮るのに最適です。気になる人は是非手に入れてみて下さい。
まとめ:コレクションじゃなく使って楽しいレンズを選ぼう
いかがだったでしょうか?EOS RPはフルサイズミラーレスとしてよくできたカメラですが、レンズを変えることによってその世界をさらに広げることができます。
もちろん、やみくもに高いレンズが必要、という訳ではなく、いくら高いレンズでも自分の好きな画角に合わなければ、楽しく撮ることはできないでしょう。
レンズ選びはあくまでも、「自分が撮りたい画」を撮るために必要なスペックのものを選ぶことが重要で、そのためにもたくさんの作品を見て、「自分が撮りたい画」が何なのか、よく知るようにしましょう。
この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
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