わたしもカメラ始めようと思います!
いいですね!どのカメラにするかはもう決めてますか?
カメラを始めた友達がキヤノンが多いので、わたしもとりあえずキヤノンから選ぼうかな~って思ってるんですけど
キヤノンは初心者向けカメラに特に力を入れていますからね。じゃぁキヤノンの中でも特に初心者に向いているミラーレス一眼を紹介しますね
こんにちは!カメラ歴15年、カメラ総購入台数25台のNEKO(ねこ)です!
2022年10月現在でミラーレス一眼を販売している主要なメーカーはキヤノン、ソニー、ニコン、パナソニック、OM-システム(旧オリンパス)、富士フィルムの6社です。
中でもキヤノンは昔からKissシリーズが代表するように「初心者が最初に買うモデル」に力を入れていて、自分の周りにもキヤノンでカメラを始めた、と言う人がたくさんいます。
それでこの記事では、キヤノンの中でも特に初心者向けと思う4機種を選び、それぞれの特徴や優れている点、またイマイチだなと思う点も含めて紹介していきます。
機種のおすすめだけでなく、それぞれ実機での解説や比較もしていますので参考になればと思います
キヤノンの初心者向けミラーレスのおすすめ4機種
まずおすすめのミラーレス一眼を全部紹介してから、それぞれの機種の詳しい説明をしていきますね
では早速初心者におすすめのキャノンのミラーレス一眼を紹介します。
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まず最初に紹介するのは2023年3月に発売されたEOS R50です。
伝統のKissシリーズに代わるものとして、満を持して発売されたEOS Rシリーズ待望のエントリーモデルです。
価格的にも買いやすく、さらにダブルズームキットの設定もあるので「初めてのミラーレス一眼の大本命」といえるかもしれません。
位置づけこそエントリークラスですが、写りやAF性能は上位機種と遜色ありませんよ
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次に紹介するのは2022年7月に発売されたEOS R10です。
超コンパクトなボディに動物対応AFやトラッキングAFといった最新の機能が詰まっています。
キヤノンの中ではミドルクラスの扱いですが、初心者向けの機能も充実しているので初めてのミラーレス一眼にもおすすめです。
EOS R10 はレンズキットが2種類あるので自分に合った方を選ぶようにしましょう
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続いて紹介するのは従来の初心者向けミラーレス一眼の定番だった「EOS Kiss M2 ダブルズームキット」です。
キヤノンの初心者向けシリーズの「Kiss」シリーズを受け次ぐモデルで、タッチパネル対応バリアングル液晶や瞳優先AFなど、特にファミリー層に必要な機能が揃っています。
EOS R50の登場でその役目を終えようとしていますが、その分中古市場などには買い替えで良質な個体が増えそうなので、中古狙いの方は要チェックです。
EOS Kiss M2はランキング上位の常連でしたね。発売から結構経ちますが未だに大人気モデルです
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最後に紹介するのはフルサイズミラーレス一眼の「EOS RP RF24-105 IS STM レンズキット」です。
キヤノンのフルサイズミラーレス一眼の最小最軽量モデルで、ミドルクラスの扱いではありますが、操作系もどちらかと言うとエントリーモデルに近いので初心者にもおすすめ。
価格も他社のエントリーモデルとそこまで変わらないので、初めての一眼をフルサイズで始めたいならこのEOS RPは第一候補になるでしょう。
この価格でキヤノンのフルサイズミラーレス一眼がレンズ付きで買えるのは正直驚きですよ
キヤノンの初心者向けミラーレスを詳しく紹介
この3台ってどう違うんだろ?
これから1台ずつ詳しく説明していきますね
ではここからはおすすめで紹介した3機種を1台ずつさらに詳しく説明していきます。
それぞれおすすめポイントとイマイチポイントも紹介しているので、自分に合った1台を見つけてくださいね。
EOS R50 ダブルズームキット
まずは最新モデルから紹介しますよ
このEOS R50は2023年に発売されたキヤノンの最新のエントリークラスミラーレス一眼です。
「Kiss」の名前こそ付きませんが、従来モデルであった「EOS Kiss M2」の実質的な後継モデルにあたります。(面白い事にキヤノンは公式にはR50をKiss M2の後継とはしていません、なぜでしょうかね)
昔からキャノンはエントリークラスカメラ(Kissシリーズ)には定評があり、このEOS R50もキヤノンらしい、本格的なミラーレス一眼が初めての人でも安心して使える仕様になっています。
EOS R50はこんなミラーレスカメラ
EOS R50の最大の特徴は、エントリークラスのカメラでありながら、高性能な被写体認識AFが搭載されていて、人や動物といった被写体を自動で識別し、追尾してくれます。
さらに進化したオートモードである「アドバンスドA+」や「デジタルテレコン」といった、特に初心者が必要としている新機能も新たに搭載されています。
個人的には歴代の「Kiss」と比較してもエントリークラスとしては1番の出来だと思います。
外見の特徴としては、やはりキヤノンのエントリーモデルお得意のホワイトモデルが注意を引きますね。
ボタンやレバー、ダイヤルの配置などはかなりシンプルで、従来モデル(ではないそうですが)のEOS Kiss M2から変更は大きくありません。
このEOS R50にはダブルズームキットの設定があり守備範囲が広いので、まだ自分がどんなものを撮りたいのかイマイチわからない、という人にもおすすめですね。
やっぱり白ってカワイイよね
このEOS R50はエントリーモデルではありますが、画質に関しては「EOSそのもの」であり、レンズや条件さえそろえば上位機種顔負けの画質を得ることも可能です。
昔から、「カメラを始める時によくわからないから有名なキヤノンのKissシリーズで初めて、それからずっと続けていつの間にかベテランになった」という人を何人も知っています。
このEOS R50も現代のKissとして(ではないそうですが)たくさんの人の入り口になってくれるカメラだと思います。
EOS R50のおすすめポイント
EOS R50のおすすめポイントは、初心者に嬉しい便利機能が充実している点です。
高性能な被写体追尾機能は被写体の種類を自動で識別してくれますし、さらに状況に応じてHDR合成まで自動でしてくれる「アドバンスドA+」といった、初心者に嬉しい最新機能が数多く搭載されています。
望遠が足りない時に簡単に使えるデジタルテレコンも搭載されています。
2023年春の時点で、他社製を含め初めてのミラーレス一眼としてはダントツにおすすめの一台です。
EOS R50のイマイチポイント
EOS R50のイマイチなポイントを挙げるとすれば、シンプルな操作に振り切りすぎていてカスタマイズの余地があまりない所でしょうか。
これは先代(ではないですが)のEOS Kiss M2も同じでしたが、例えば電子ダイヤルが1つしかないので、露出補正をするときにいちいちボタン操作でダイヤルの切り替えが必要です。
もっともこのEOS R50が想定しているエントリー層はオートモードでの撮影がメインで、積極的に露出補正をすることがない、ということなのかもしれません。
これってイマイチなの?わたしにはよくわからないな・・・
初めて買う人には特に問題にはなりませんね、中級機がサブ機として買うならちょっと残念に思う所です
もっとも、もしこのEOS R50が2ダイヤル仕様となれば、それこそ次に紹介するEOS R10との差がなくなってしまうので、本格的な2ダイヤル仕様の一眼が欲しい人は、このR50ではなくR10を選択するべきだということなのでしょうね。
EOS R10 (RF-S18-150 IS STM レンズキット)
続いても最新モデルです。EOS R50よりもっと本格的なカメラが欲しい人におすすめです
「EOS R10 RF-S18-150 IS STM レンズキット」は2022年7月に発売された、キヤノン「EOS Rシリーズ」で初めてのAPS-Cセンサー搭載ミラーレス一眼です。
(名前が長いのでこれ以降は「EOS R10(18-150レンズキット)」や「EOS R10 (18-150)」と略します。)
キヤノンのラインアップの位置づけとしてはミドルクラス扱いですが、実はオートモードがエントリークラス並みに充実しているので、初めてのミラーレス一眼にもおすすめ。
さらに初心者だけでなく、そのコンパクトさと軽量なボディからは想像がつかない本格的な撮影性能で、中級者のサブ機としても人気になりそうです。
EOS R10(18-150 レンズキット)はこんなミラーレスカメラ
EOS R10の最大の特徴は、小型軽量モデルでありながら上位機種に準じた高性能なAF(オートフォーカス、自動ピント合わせ)が搭載されている、という点です。
さらに操作性に関しても、2ダイヤル&ジョイスティック搭載の「ミドルクラス仕様」で、コンパクトなボディではありますが、エントリーモデルで感じるような安物感やチープさは全くありません。
キャノン歴代のモデルを見ても、小型軽量路線のボディにここまでの撮影性能を持たせた機種は初めてじゃないでしょうか
外観の特徴としては、ぱっと見エントリークラスと見間違えるぐらいコンパクト、という点が挙げられます。
ただ操作部よく見ると、エントリーモデルのEOS Kiss M2とは大きく異なり、2つの電子ダイヤルやジョイスティックが装備されていることからも、このカメラがミドルクラスの位置づけなのがわかります。
付属するキットレンズは18-150mm(フルサイズ換算で29-240mm)の1本のみですが、広角から望遠までレンズ交換の手間無しでカバーできるところも初心者には嬉しい所かもしれません。
レンズ交換ってちょっと怖いからしなくていいなら助かるね
さらに映像エンジンは最新の「DIGIC X」が搭載され、新たに「明瞭度」というパラメータが撮影中に変更できるようになりました。
この明瞭度とは、簡単に言うと「ふわふわ~カリカリ」の調整であり、ちょうど作例2枚目の花の写真はふんわり仕上げるために明瞭度をマイナスに、3枚目のシャッターの写真はプラスに設定してシャープさを強調しています。
従来PCを使わないとできなかった調整がカメラだけで簡単にできるのは、特に初心者には嬉しいポイントですね。
同じカメラで撮ったとは思えないぐらい雰囲気が違う写真ですね
明瞭度の調整は従来であればPCでの画像編集に頼らないといけなかったんですが、EOS R10はカメラだけで気軽に調整できちゃうんです
EOS R10(18-150 レンズキット)のおすすめポイント
EOS R10のおすすめポイントは、やはり最新モデルらしい高性能な撮影機能でしょう。
コンパクトなボディに15枚/秒の高速連写や、最新のトラッキング対応AF(ピントを合わせた部分が動いても勝手に追いかける)や瞳優先AFが動物にも対応したりと、最新の機能がふんだんに盛り込まれています。
すごい!人だけじゃなく動物も認識するんだ
犬や猫であればちゃんと目にピントが合うんですよ。ペットを飼っている人には嬉しい機能ですよね
さらにレンズマウントは先進の「キヤノンRマウント」を採用しており、Rマウントのフルサイズ用のレンズをアダプター無しでそのまま使用できます。
なので、フルサイズ用の別売レンズを買えば、将来ボディをフルサイズにステップアップしてもレンズはそのまま使うことができます。
現時点でお値段が初めてのミラーレス一眼にはちょっと高めかもしれませんが、長く続けるなら間違いなくお勧めの1台です。
これなら本格的にドハマりしても安心だね
EOS R10(18-150 レンズキット)のイマイチポイント
EOS R10(18-150 レンズキット)のイマイチなポイントは、実は付属するレンズかもしれません。
キットレンズのRF-S18-150 IS STMはレンズ交換不要の高倍率ズームと言えば聞こえはいいですが、広角側が18mm(フルサイズだと29mm相当)と、最近主流の15mm(フルサイズだと24mm相当)に比べてやや時代遅れ感が否めません。
ちなみにこの15mmと18mmの違いは次ページで比較画像を載せていますが、簡単に言うとズームを最も広角側(広く撮れる方)にした場合に、15mmと比べて18mmは写る範囲がやや狭くなります。
この広角の15mmと18mmの違いって大きいんですか?
人によります。大きいと思う人もいれば言われないとわからないという人もいますね。次ページで実際に比較しているので参考にしてみて下さい
さらに、これはこれから解消されるのかもしれませんが、キヤノンRマウントのAPS-C専用のレンズはあまり多くありません。
ほとんどのRFレンズは全てフルサイズ用(大抵一回り大きい、R10でも使える)なので、なるべく早くAPS-C専用のコンパクトな単焦点やパンケーキレンズなどが欲しいところです。
コンパクトなボディを生かすAPS-C専用レンズがもっと増えて欲しいですね
あと、これはキャノンのミラーレス全てに言えることですが、このEOS R10もバッテリーの持ちはお世辞にもよくありません。
予備バッテリーは必須と考えておきましょう。
EOS R10 (RF-S18-45 IS STM レンズキット)
次も同じEOS R10 ですが、レンズが標準レンズになります。望遠レンズが不要ならこっちの方が安く買えます
おすすめの2機種目はEOS R10 の「RF-S18-45 IS STM レンズキット」です。
これも名前が長いのでこれ以降は「EOS R10(18-45レンズキット)」や「EOS R10 (18-45)」と略します。
先に紹介したEOS R10 とボディ(カメラ本体)は同じですが、セットになっているレンズが違います。
こちらのセットでは通称「標準レンズ」と呼ばれる、フルサイズ換算で「29mm~72mm」をカバーする標準ズームレンズ1本のみの付属となっています。
上の18-150のレンズセットとどう違うんだろう?
こちらのレンズキットは「標準レンズ」といって、望遠レンズのように遠くのものを大きく写す能力がないレンズが付属します
じゃぁこっちを買ったら遠くのものを大きくは撮れないということか・・・
別売の望遠レンズを買えば可能ですが、余分にお金もかかるので、もともと望遠レンズが必要なものを撮る予定がない人向けのセットだと思った方がいいですね
見ての通りレンズが望遠域のない標準レンズなので、非常にコンパクトですね。
この標準レンズは「沈胴式」と呼ばれるもので、撮影時はズームレンズを所定の位置に回して本体を伸ばして使うタイプです。
とはいっても余分なロックスイッチなどは無く、ただズームリングを回すだけなのでそこまでストレスなく使うことができます。
EOS R10(18-45 レンズキット)のおすすめポイント
おすすめポイントは基本的に上の18-150レンズキットと同じですよ
EOS R10 (RF-S18-45 IS STM レンズキット)のおすすめポイントは、基本的に上で紹介している「RF-S18-150 IS STM レンズキット」と同じです(同じカメラなので)
違う所としては、付属レンズが小さな標準レンズになるので、非常に軽量&コンパクト、さらに価格も買いやすい価格に抑えられている、という点でしょう。
もしスナップ写真や街撮りが中心など、レンズの望遠域を使う予定がほとんど無いなら、比較的買いやすい値段のこちらのレンズキットもおすすめです。
レンズの価格が安い分こちらの方が安く手に入ります。望遠域を使う予定がないならこっちがいいかもしれません
EOS R10(18-45 レンズキット)のイマイチポイント
イマイチなポイントも大体18-150レンズキットと同じですね
EOS R10 (RF-S18-45 IS STM レンズキット)のイマイチなポイントも、殆ど「RF-18-150 IS STM レンズキット」と同様ですが、レンズにあります。
この標準レンズ「RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」は沈胴式でコンパクトな上、余分なロックスイッチなどが無いなどとても良くできているのですが、こちらも広角側が18mm(フルサイズ換算で29mm)スタートと、やや物足りない性能です。
広角側が物足りないと言われればそうなのかもしれないけど、初心者にはその違いはわからないと言われればそれもその通り・・・
そして、これは結構重要な点ですがこの「EOS R10」には、気軽に買えるダブルズームキットの設定がありません。(今後発売されるかもしれませんが)
もしこの標準レンズセットを買って、「やっぱり望遠レンズも欲しいな」となった場合、望遠レンズを単品で買う必要があります。
ですが「R50のダブルズームキットの望遠側レンズ」でもある一番安い望遠レンズ「RF-S55-210mm」でもレンズ単品で買うと6万円近くしてしまいます。
それはあまりにもつまらないので、その次となると「RF100-400mm F5.6-8 IS USM」になりますが、値段が9万円前後で重量はレンズだけで635gもあります。
「Rマウント」が高級路線なのはわかりますが、初心者が気軽に買って使える望遠ズームレンズが欲しいですね
違うカメラが買えそうな値段だ・・・重いし
これはかなり本格的な望遠レンズですからね。「ダブルズームキットの望遠側」みたいな感じの望遠レンズが気軽な値段で買えればいいんですけど・・・
以上の理由で現状では、「時々望遠も撮りたい」、「カメラをこれから始めるからまだ何を撮るのか自分でもわからない」と言う人にはこの「RF-S18-45 IS STM レンズキット」はおすすめしにくい、というのが正直なところです。
EOS Kiss M2 ダブルズームキット
次に紹介するのは、初心者向けミラーレス一眼のド定番「EOS Kiss M2 ダブルズームキット」です
EOS Kiss M2は2020年に発売された、小型軽量を売りにしているキヤノンEF-Mマウントを採用した初心者&ファミリー向けミラーレス一眼です。
発売から2年近くが経過しており、実質的な後継機である「EOS R50」も発売されていますが、いまだにランキング上位の常連であり、「迷ったらEOS Kiss M2」みたいな雰囲気すら感じます。
特に「望遠レンズ」がセットになった「ダブルズームキット」は広角から望遠まで守備範囲が広く、「カメラを始めたいけどまだ自分が何を撮るか具体的には分からない」という人も安心して買うことができるでしょう。
確かにこれ持っている人よく見ますね
EOS Kiss M2はこんなミラーレスカメラ
EOS Kiss M2が採用している2410万画素のAPS-Cセンサーは最新のスペックとは言えませんが、それでも十分に高性能と呼べるものです。
このカメラは細かいスペックよりも、「小型で軽量」&「シンプルで使いやすい」を重視したカメラだと思います。
実際に手に取ってみるとびっくりするぐらい小さくて軽く、さらに手の小さな女性でも扱えるように余分なものは一切ありません。
カメラのスペックとしては目新しいものは特に無いんですが、とにかく小型で軽いので女性や、あまり荷物を増やしたくない人などに特に人気ですね
実物を見ると思っていたよりも小さくてびっくりです。この白いボディもかわいいですね
しかしそれでいて写りの面では本格的な一眼カメラなので妥協はありません。
晴れた昼間といった条件さえよければワンランク上のフルサイズカメラと見分けがつかない写真を撮ることも十分に可能です。
このEOS Kiss M2はエントリーモデルではありますが、条件が良ければ上位機種に負けない写真を撮ることも十分に可能ですよ
確かに初心者用モデルでこれだけ写ればもう十分って気がする
EOS Kiss M2のおすすめポイント
EOS Kiss M2のおすすめポイントはやはりなんといっても「小型&軽量」にあるでしょう。
標準レンズだけでよければ、約500gでミラーレス一眼が持ち歩けるのは魅力ですね。
大体500mlのペットボトル1本分の重さと考えるとイメージしやすいですよ
それくらいなら何とか頑張れそうかも
さらにエントリーモデルにふさわしく、全てカメラ任せで撮れる「シーンインテリジェントオート」や「スペシャルシーンモード」といったオートモードも充実しています。
また特殊効果エフェクトを適用して手早く個性的な写真が撮れる「クリエイティブフィルター」などの楽しい機能も搭載されていて、簡単にいろいろな撮影を楽しむ工夫がされています。
カメラの難しい設定はわからないけど、これを選ぶぐらいならわたしにもできそう
まさに、キャノンの伝統の初心者向けシリーズである「EOS Kiss」の名にふさわしい一台に仕上がっています。
さらに「一眼カメラと言えば黒」という常識を打ち破るホワイトモデルがあることや、発売からある程度経っているので価格も程よくこなれている、と言う点も人気の理由と言えそうです。
望遠レンズが付属するなど一通りの機能が揃っていて、さらに比較的買いやすい値段に収まっているのも人気のポイントだと思います
EOS Kiss M2のイマイチポイント
EOS Kiss M2の最大のイマイチポイントは、別売レンズのラインアップが貧弱と言う点でしょうか。
2022年の時点で、EOS Kiss M2に対応する「キャノンEF-Mマウント」レンズはダブルズームキットに付属の2本を除けば、「たったの4本」(キャノン純正)しかありません。
ただ、別売のマウントアダプターと呼ばれる変換リング(EF-EOS M)を使うことで、キャノンの一眼レフ用のレンズを使うこともできるので、特にこれから始める人にとってはそこまで問題にはならないかもしれません。
EOS Kiss M2の弱い所は、対応する別売レンズのラインアップがかなり貧相というところですね
そうなんだ、そもそも別売レンズって必要かなぁ?
正直付属レンズだけでもかなり撮れます。イザとなればアダプターで一眼レフ用レンズが使えるのであまり心配はいらないかもしれませんね
現在キャノンは新しいミラーレスの規格である「キャノンRマウント」に力を入れているので、このEOS Kiss M2の後継機がこのまま「EF-Mマウント」で出る可能性はあまり高くないと思われます。
なのでちょっと気が早い話かもしれませんが、将来買換えやアップグレードをする場合でも「レンズはそのまま手元に残してボディだけを入れ替える」ということはできないかもしれません。
カメラ趣味の人には「レンズは資産」としてボディは買い替えてもレンズは長く使う、という考え方の人も多いのですが、EOS Kiss M2の場合は恐らく総入れ替えになります
まぁそこまで先の事は考えなくていいかな・・・
あと、EOS Kiss M2もキヤノンのミラーレス共通の弱点ではありますが、バッテリーの持ちはよくありません。
旅行などは予備バッテリー必須と考えておいた方が良いでしょう。
せっかくの旅行中にバッテリーが切れたら大変だ
はい、なのでこのEOS Kiss M2に限らずミラーレスには予備バッテリーは必要だと思っておきましょう
EOS RP (RF24-105 IS STM レンズキット)
おすすめ最後はフルサイズミラーレスのEOS RPです
EOS RPは2019年に発売された、キヤノンの新世代ミラーレス「EOS Rシリーズ」の2機種目にあたります。
その中でも標準ズームレンズとセットになった「EOS RP RF24-105 IS STM レンズキット」(以下「EOS RP」と略します)は、本格的なフルサイズセンサー搭載モデルにもかかわらず戦略的な低価格での発売にかなり話題になり、約3年が経過した今でも販売ランキング上位の常連となっています。
さらに価格だけでなく、大きさや重量を可能な限り抑えたモデルコンセプトから「フルサイズ版Kiss」とも言われ、ステップアップ組だけでなく「最初の一台」としてもおすすめのモデルです。
すごい、いきなりフルサイズのミラーレスで一眼デビューもありなんですね
全然アリだと思います。一昔前はフルサイズ一眼なんてかなりのベテランでも躊躇するような値段でしたからね。いい時代になりました
EOS RPはこんなミラーレスカメラ
EOS RPの特徴はなんといってもフルサイズセンサーを採用している点で、他のAPS-Cセンサー搭載のエントリーモデルとは一線を画すものがあります。
特に高感度性能や解像感は秀でており、後で比較しますが、薄暗い室内での手持ち撮影や夜景の手持ち撮影などでは、フルサイズの強みを十分に発揮できるでしょう。
一方で連写速度などはあまり早くないので、どちらかと言うと動き物よりも風景やポートレートなどを一枚一枚じっくりと撮りたい人におすすめです。
風景がメインの人で、どうせ買うなら本格的なものが欲しい、と言う方にはぴったりのカメラです
外観上の特徴としては、ボタンやダイヤル類は少なめで、この辺りからもどちらかと言うとエントリー層に配慮したデザインになっています。
さらに液晶モニターは他と同じく2軸バリアングル液晶搭載なので、ハイアングルやローアングル撮影も楽に行えます。
背景がすごく綺麗にボケてますね!こんな感じで撮りたいです
よく気が付きましたね、フルサイズは他のAPS-Cサイズのセンサーのカメラに比べて後ろがボケやすいんです。
フルサイズセンサーを搭載している強みの一つに、「ボケやすさ」があります。
詳しい話は省略しますが、同じ構図で撮った場合、フルサイズセンサーを搭載したEOS RPはEOS Kiss M2やEOS R10といったAPS-Cセンサー搭載機よりもボケが大きくなります。(そこまで大きく違うという訳ではありませんが)
写真のボケは一眼カメラの醍醐味の一つなので、「手の届くフルサイズ」としてEOS RPが人気があるのもよくわかります。
APS-Cセンサーの一眼でカメラを始めた人も、いつかはフルサイズをと考えている人は多いんですよ
EOS RPのおすすめポイント
EOS RPの最大のおすすめポイントは、本格的なフルサイズミラーレス一眼がこの価格で買える、という所にあると思います。
特に最近は半導体価格の高騰や社会情勢からか、カメラの価格はどちらかと言うと上昇傾向にあるように思います。
現にEOS R5やR6は発売から2年以上経過した今も発売時とほとんど同じ価格を維持しているので、EOS RPの後継機種が出たとしてもあまり安くはならないかもしれません。
EOS RPは発売から3年以上経過しているのでいつモデルチェンジしてもおかしくありませんし、後継機はきっとこんな値段では買えないと思います
さらにこのEOS RPはレンズマウントには先進の「EOS Rマウント」を採用しているので、コンパクトかつ高性能なミラーレス専用設計のレンズを使うことができます。
このRマウントはプロも使うレンズ規格なので、その気になればプロが使う通称「Lレンズ」などの超高性能レンズなどを使うことも可能です(めちゃ高いですが)
キャノンRマウントレンズはこれから増えていくので、将来性はばっちりです
EOS RPは「フルサイズ版Kiss」と呼ばれることがあるように、ある程度初心者を意識した造りになっています。
例えば、全自動モードである「シーンインテリジェントオート」や「スペシャルシーンモード」などもちゃんと搭載されていて、カメラの操作に詳しくない人でも撮れるようになっています。
操作が簡単なのがいいもんね
なので初めてのミラーレス一眼をフルサイズで始めちゃおうという人には、このEOS RPは最善の選択肢で、特に作品作りや一枚一枚をじっくり撮りたい人におすすめです。
EOS RPのイマイチポイント
EOS RPのイマイチポイントをあげるとすれば、まずはやはりその「重さ」でしょう。EOS RPはフルサイズカメラなので、他のAPS-Cの機種に比べるとやはり「重い」です。
ただ、誤解が無いように言うと、他のEOS Kiss M2やEOS R10と比較して重いだけであって、フルサイズ一眼としてはEOS RPは「破格の軽さ」でもあります。
特にフルサイズ用のレンズがどちらかと言うと写り重視なため、フルサイズ一眼が「重く大きく」なるのは致し方のないことだと思います。
ちょっと気軽に持ち出す感じの重さじゃないかなぁ・・・
確かに女性が「念のためカメラ持っていっとこう」という感じでカバンに入れるような重さじゃないですよね・・・
次に気になるのは、連写性能の弱さです。
連写モードで1秒間に撮れる枚数がEOS Kiss M2が約10枚、最新のEOS R10が約15枚なのに対して、このEOS RPは約5枚です。
もともとフルサイズカメラはセンサーが大きいので、同じクラスのAPS-Cの機種に比べると連写性能が劣るのは普通なのですが、それでもこのEOS RPの連写性能はかなり控えめと言えるでしょう。
連写が「5枚/秒」だと、早く動いているものを撮るのはかなり難しいですね
さらに、これはEOS RPと言うよりキットレンズの話になりますが、望遠側が105mm止まりなので、あまり「遠くのものを大きく」撮るのには向いていません。
先ほどの連写性能の弱さも含めて、この点でもスポーツ撮影や野鳥、電車、飛行機と言った、望遠&連写がメインの撮り方の被写体には厳しいでしょう。
ちなみに、これはもうお約束のようなものですが、EOS RPもバッテリーの持ちはよくありません。
結局どれを買ってもバッテリーは買い足した方がいいってことだね
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