こんにちは!カメラ歴15年、カメラ総購入台数30台以上のNEKO(ねこ)です!
キヤノンのコンパクトデジタルカメラ「IXY 650 m」と、旧型の「IXY 650」は名前も見た目もよく似ているので、何が違うのかわかりにくいですよね。
それでこの記事では、実際に「IXY 650 m」と「IXY 650」を並べて検証し、今から買うならどちらがオススメなのかを使用者の観点から考察しています。
単なる商品の紹介や実際に買っていない人が書いた「スペック比較」や「エアーレビュー」ではなく、あくまでも使用者としての感覚を伝えていきますので、是非参考にしていただければ幸いです。

単なるスペックの比較じゃないですよ!
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*この記事では、2016年に発売されたIXY 650を「IXY 650(旧)」、2025年にモデルチェンジした後継のIXY 650 mを「IXY 650 m(新)」と表記しています。
IXY 650 m(新)とIXY 650(旧)は何が違う?


ではまずIXY 650 m(新)とIXY 650(旧)の違いを見ていきましょう
メモリーカードがSDカードからmicroSDカードに変わった


モデルチェンジ後のIXY 650 mはメモリーカードがmicroSDカードに変更されました
ここが最大かつ重要な変更点で、IXY 650 m(新)とIXY 650(旧)は見た目は全く同じカメラですが、使用するメモリーカードの種類が変更されています。
IXY 650(旧)が使用するのは「SDカード(SD/SDHC/SDXC)」で、容量は規格上限の2TBまでとなっています。
一方のIXY 650 m(新)は小型の「micro SDカード(microSD/microSDHC/microSDXC)」に変更されており、こちらも容量は規格上限の2TBまで使用可能です。(参照:使用可能なメモリーカードの種類)


SDカードとmicroSDカードのどちらがいいのか、というのは少々難しい問題です。
一般的にカメラにはSDカードが採用されているケースが多く、もし他のカメラとの併用を考えるなら、普通のSDカードが使えるIXY 650(旧)の方がよい、と言えなくもありません。
ですが、じゃぁそのために中古のIXY 650(旧)を探すかと言われれば、それも違うような気がするので、気に入った方のカメラのメモリーカードを間違えずに買う、とするのがベストだと思います。

これどっちがいいとかあるの?

正直好みの問題です。僕はmicroよりも普通のSDカードを多く持っているのですが、でもそのために旧型の中古を探そうとは思わないですね~
(参考:IXY 650の公式仕様、IXY 650 mの公式仕様)
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USB端子は製造時期によって混在しているので注意!


新しい方のIXY 650 mを買う人が気をつけないといけないのがこのUSB端子です。製造時期によって古いタイプが混在しています
ここは少しややこしいのですが、USB端子がIXY 650(旧)はMini-B、IXY 650 m(新)は製造時期によってタイプCとMini-Bの2種類あり、純粋に新旧によって変わる訳ではありません。
IXY 650(旧)のUSB端子は全てMini-Bですが、IXY 650 m(新)に関しては、発売当初はMini-Bだったものが、途中でタイプCに変更されました。
つまりIXY 650 m(新)に関してはMini-BとタイプCの両方が混在している状況なので、もしタイプC仕様のIXY 650 m(新)が欲しい場合は、購入時に注意が必要です。



え?これどっちになるかわからないってこと??

その可能性はあります・・・今生産されているものは当然タイプC仕様ですが、在庫品だともしかすると新品でもMini-Bのものがあるかもしれませんね・・・
このUSB関連にはさらに考慮すべき点があり、IXY 650 m(新)もIXY 650(旧)もUSB端子からの充電には対応していません。
つまりUSB端子は、主にPC(やスマホ)につないでデータ転送する時ぐらいしか使用できず、人によってはUSB端子は全く使わない、ということも多いかもしれません。
実際僕もタイプCモデルを持ってはいますが、スマホ転送はWi-Fi、PCへの転送はカードリーダーを使うので、USB端子は使っていません。

まぁどのみちUSB充電が出来ないので、主な使い道が「PCに有線でデータ転送したい」ぐらいしかないんですけどね・・・
ここからは僕の個人的な意見ですが、これってあまりにもユーザーに不親切な状態だと思います。
IXY 650 m(新)は2025年にモデルチェンジですが、いくらマイナーチェンジとはいえこの令和の時代にMini-Bなんていう化石みたいな仕様を持ってくること自体がまず信じられません。
ですがコスト的にそれを受け入れたとしても、同じ型番のままタイプCに変更して、選べるかどうかは販売店任せなんて、あまりにもユーザーを軽視し過ぎじゃないでしょうか。
マイクロならまだしもMini-Bですよ??
まぁメーカーにはメーカーの事情があるものと推察しますが、せめて型番を変えるとか、ユーザーが自分で選べるようにして欲しかった、というのが正直な感想です。

どうせWi-Fiしか使わないんだから、私はどっちでもいいよ~
(参考:キヤノン公式・IXY 650 mの仕様)
そのほかの違い


そのほかのIXY 650 m(新)とIXY 650(旧)の違いは、僕が調べた範囲では以下のものがあります。
IXY 650 m(新)は「CameraWindow」非対応になった
IXY 650(旧)は「CameraWindow」アプリとWi-Fiを使ってPCにデータをワイヤレス転送することができましたが、IXY 650 m(新)でこの機能は削除されました。
ですが、この「CameraWindow」アプリ自体がWindows11に対応しておらず、さらにアプリそのものも2026年7月6日に公式提供終了されています。
なので、これは仕様としては差がある部分ですが、実際の影響はほぼない、と考えて良いでしょう。

つまり、何ができなくなったの?

専用アプリを使ったPCへのデータ転送ですが、そもそもアプリの提供が終了しているので、今から買うなら結局変わらないんですよ
(参考:キヤノン公式・Wi-Fi機能詳細)
IXY 650 m(新)ではワイヤレスでのPictBridgeが非対応となった
IXY 650(旧)は「PictBridge」機能を使ってワイヤレスで直接対応プリンターから写真を印刷することができましたが、IXY 650 m(新)ではPictBridgeは有線接続のみになりました。
ただこれに関しても、PictBridgeの仕組みそのものが既に過去のものになりつつあり、最近の家庭用プリンターでもPictBridgeは非搭載が進んでいます。
そもそも印刷もカメラの限られたUIで行うのではなく、スマホに転送してから好きな方法で行えばいいだけであり、これに関しても積極的にIXY 650(旧)を選ぶ理由とはならなさそうですね。

PictBridgeって聞いたことあるような、無いような・・・

このPictBridgeも正直使っている人はあまり見かけませんでしたね・・・
(参考:PictBridge対応一覧、PictBridge 対応プリンター)
起動時間が0.3秒遅くなり、重量が1g軽くなった
最後の点として、起動時間がIXY 650(旧)が約1.3秒、IXY 650 m(新)が約1.6秒と、新しい機種の方が約0.3秒起動が遅くなっています。
ですがこれは両方を繰り返し持ち替えてみてようやく「まぁちょっと違うか?」となる程度のもので、大きな違いとは僕としては感じませんでした。
さらにバッテリーとメモリーカードを含めた重量がIXY 650(旧)約147g、IXY 650 m(新)約146gと約1グラム軽量化されていますが、これももちろん購入を左右するような差ではないでしょう。

起動は速い方がいいっていうよね

確かに起動の速さは重要ですが、僕が使った限りでは、この0.3秒差を気にして選ぶほどではないですね
(参考:IXY 650の公式仕様、IXY 650 mの公式仕様)
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IXY 650 mとIXY 650の写りを比較


新旧2台で撮り比べてみました。写りには大きな違いがなさそうです
ではここからは実際にIXY 650 m(新)とIXY 650(旧)を使って撮り比べて、写りに違いがあるのか確かめてみたいと思います。
条件としてはどちらも同じモードで撮影しています。なるべく同じ構図で撮る様に心がけましたが、手持ちなので若干のズレはご容赦願います。
それでは早速見ていきましょう!






比べて気づいたのですが、IXY 650(旧)の方が若干青っぽく写っていますね。(比べるまで気が付きませんでした)
恐らくホワイトバランスのクセのようなものだと思いますが、これが新旧の差なのか僕の個体だけの差なのかは、これだけではわかりません。
ですがこれに関してはどちらが優れているというようなものでもなく、結論としては「新旧どちらかの方が画質面で有利」ということはなさそうです。
なので、少なくとも普通に撮る分には新型も旧型も気にすることはないでしょう。

新しい方が綺麗に写るとかないの?

イメージとしてはそうですけど、この2機種はカメラとしてはほぼ同じ、ということだと思います
IXY 650 mとIXY 650の見分け方


IXY 650 m(新)とIXY 650(旧)の見分け方です。基本的にはロゴとSDカード部分で見分けますよ
見分けるポイント1:SDカードスロット


IXY 650 m(新)とIXY 650(旧)を見分ける一番確実なポイントは、バッテリーケース内のSDカードスロットを確認する方法です。
上でも書きましたが、IXY 650(旧)がSDカードを採用しているのに対して、IXY 650 m(新)はマイクロSDカードなので、スロットの大きさを見れば一目瞭然です。
見分けるポイント2:型番のロゴ

もう一つ、IXY 650 m(新)とIXY 650(旧)を一目で見分けるポイントが、本体左側上面にプリントされている型番のロゴです。
ここは旧型はIXY 650となっているのに対して、新型はIXY 650 mとしっかりと「m」の文字が追加されています。
ただ、本体の状態によっては傷やかすれ、塗装がはがれているなどロゴを十分に確認できない可能性もあるので、やはり上で紹介したSDカードスロットを確認する方法が確実でしょう。
新旧スペック表


では最後に主だったスペックを表にしておきます。基本的に同じカメラだってことがよくわかりますね
| 項目 | IXY 650(旧型) | IXY 650 m(新型) |
|---|---|---|
| センサーサイズ | 1/2.3型 | 1/2.3型 |
| 有効画素数 | 約2,020万画素 | 約2,020万画素 |
| 光学ズーム | 12倍 | 12倍 |
| 焦点距離 (35mm判換算) | 25〜300mm | 25〜300mm |
| 映像エンジン | DIGIC 4+ | DIGIC 4+ |
| 開放F値 | F3.6(広角端)〜 F7.0(望遠端) | F3.6(広角端)〜 F7.0(望遠端) |
| 手ブレ補正 | 光学式 (レンズシフト式) | 光学式 (レンズシフト式) |
| 最短撮影距離 | 約1cm(広角端) | 約1cm(広角端) |
| ISO感度 | ISO80〜3200 オート時はISO1600まで | ISO80〜3200 オート時はISO1600まで |
| シャッタースピード | 15〜1/2000秒 | 15〜1/2000秒 |
| 通常連写 (AUTO・Pモード) | 約2.5枚/秒 | 約2.5枚/秒 |
| 動画 | フルHD | フルHD |
| 液晶モニター | 3.0型 約46.1万ドット | 3.0型 約46.1万ドット |
| 対応メモリーカード | SD/SDHC/SDXC | microSD/microSDHC/ microSDXC |
| USB端子 | Mini-B | Mini-BまたはType-C (製造時期による) |
| USB充電 | 非対応 | 非対応 |
| 無線通信 | Wi-Fi/NFC | Wi-Fi/NFC |
| 使用バッテリー | NB-11LH | NB-11LH |
| 撮影可能枚数 (CIPA準拠) | 約180枚 エコモード約265枚 | 約180枚 エコモード約265枚 |
| サイズ (幅×高さ×奥行) | 99.6×58.0×22.8mm | 99.6×58.0×22.8mm |
| 重量 (本体のみ) | 約130g | 約130g |
| 重量 (バッテリー・ カード含む) | 約147g | 約146g |
参考:IXY 650の公式仕様、IXY 650 mの公式仕様
まとめ:今から買うならIXY 650 m

結局のところこの2機種はカメラとしての基本性能や写りはほぼ同じで、大きな違いは使用するメモリーカードの種類ぐらい、というのが僕の感想です。
新型では一部の通信機能が削除されていますが、専用ソフトの提供が終了していたり、対応するプリンターが少なくなっていたりと、「ただ単に古くなった機能が整理されただけ」と言えるでしょう。
なので、「新型は機能が減っているから旧型の方がいいのでは?」と心配する必要はあまりなく、今から買うなら素直にIXY 650 m(新)を選んで大丈夫だと思います。
もちろん、状態が良く、新型よりも十分に安いIXY 650(旧)が見つかれば、そちらを選ぶのもありでしょう。
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