【5秒で結論】この記事でわかること(タップするとその部分にジャンプします)
● X-M5におすすめのレンズ6本実使用レビュー
軽快スナップの大本命
→ 富士フイルム XF23mmF2.8 R WR
キットレンズの次の1本
→ 富士フイルム XC35mmF2
ボディ単体で買うなら
→ 富士フイルム XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
遠くのものも撮りたいなら
→ 富士フイルム XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II
超広角スナップを楽しむなら
→ TTArtisan AF 14mm f/3.5
レトロな写りを楽しむなら
→ SG-image 18mm F6.3



こんにちは!カメラ歴15年、レンズ総購入数50本のNEKO(ねこ)です!
この記事では、富士フイルムX-M5のレンズキットを使っている人や、これから購入する人に向けて、次に手に入れるべきおすすめのレンズを紹介しています。
紹介しているレンズは実際に僕が所有し使用しているもので、その中から比較的安価で、かつ効果がわかりやすいレンズを初心者目線で選びました。
単なる商品の紹介や実際に買っていない人が書いた「エアーレビュー」ではなく、あくまでも使用者としての感覚を伝えていきますので、是非参考にしていただければ幸いです。

この記事で紹介しているレンズは、すべて僕が実際に購入・使用したものですよ
☆↓↓撮影データ付き作例をnoteで公開中!みてね!

もしこの記事が役に立ったと思ったら、是非noteの作例記事に「スキ」を押して帰ってください!僕のやる気が出ます!!
☆↓↓当サイトのX-M5関連の他の記事
*記事中の作例は特に注釈が無い場合は全て僕自身がX-M5で撮影したもの(JPG)です。比較例以外の作例にはフィルムシミュレーションとグレインエフェクト強、粒度大を適用しています。この記事の画像には別売オプション、アクセサリー類が含まれます。
X-M5におすすめのレンズ① パンケーキレンズ「XF23mmF2.8 R WR」


まず最初に紹介するのは、スナップ撮影に大活躍のパンケーキ単焦点レンズです
☆☆各ショップの最新価格をチェックしよう☆☆
★ねこの独断と偏見によるこのレンズのオススメポイント★
自然風景写真 ★★★☆☆ 工夫次第
スナップ写真 ★★★★★ ベスト オブ ベスト
ポートレート ★★☆☆☆ ボケが物足りない
●スナップ好きなら絶対欲しいパンケーキレンズ
●フルサイズ換算で35mmの「王道」標準レンズ
●初心者のステップアップにも最適
- 焦点距離:23mm(フルサイズ換算35mm)
- 開放F値:F2.8
- 最短撮影距離:0.2m
- 最大撮影倍率:0.15倍
- フィルター径:39mm
- 重量:約90g
- 手ぶれ補正:なし
<参照:商品仕様ページ>
最初に紹介するのは、僕の中でX-M5のベストマッチだと思う「富士フイルム XF23mmF2.8 R WR」です。
このXF23mmF2.8 R WRは通称「パンケーキレンズ」とも呼ばれる薄型&軽量の単焦点レンズで、これがあればX-M5がコンパクトな高級コンデジに早変わり。
X-M5でスナップを楽しんでいる人に是非手に入れて欲しい1本です!




XF23mmF2.8 R WRの見た目の最大の特徴はやはり「絞りリング」が搭載されていることで、絞り(F値)をこのダイヤルを使って変えることができます。
さらに絞りリングを「A」に合わせれば、絞りリングが無いレンズと同じようにボディ側のコマンドダイヤルで絞り(F値)を変えることも可能。
さらに付属レンズフードもフジツボ型で、つけっぱなしでも邪魔になりません。

この絞りリングって、あると便利なものなの??

スナップ撮影だとメチャ便利ですね!いちいちカメラの液晶を見なくても絞りがパっと変えられるのは一度覚えると戻れません
XF23mmF2.8 R WR のおすすめポイント

僕がX-M5でこのXF23mmF2.8 R WR を実際に使って感じるのは、やっぱりX-M5との「相性の良さ」です。
とにかくレンズ本体が90g程度しかなく、しかも薄型のパンケーキレンズなので、もともと小型のX-M5に組み合わせればもう「コンデジ」なみの取り回しの良さ。
さらに、キットレンズのXC15-45mmは、撮ろうと思ってカメラの電源を入れても「レンズが伸びるまでの待ち時間」があるので、結構な時間(数秒ですが)立ち止まらないといけません。
その点でこのXF23mmF2.8 R WRは「サッと出してパっと撮ってスっと戻す」の一連の流れが段違いにスムーズに行えます。

撮ろう!と思った瞬間に電源を入れて、構えた頃には既に撮影可能状態という感じですね。レンズの沈胴が無い分とてもクイックで快適なんです

そしてそのスムーズなスナップ撮影を支えているのがこのレンズの特徴の一つである「絞りリング」で、この絞りリングがあるおかげで、カメラを構えた状態じゃなくても絞り(F値)を直感的に変更できます。
例えば、明るい屋外でF8で撮影中に急に薄暗い路地に入ったとき、とっさに絞りをF2.8にする、という動作が絞りリングを使えば一瞬で、かつ直感的に行えます。
この辺りは口で説明するのがちょっと難しいところなので、スナップシューターの皆様には是非このレンズを手に入れて体験してほしいと思います。

絞りリングって別に無くてもF値変えられるよね?

変えられるのは変えられますが、いちいちカメラを持ちあげて、液晶画面のF値の欄を見ながらコマンドダイヤルを回さなくていい、というのが超絶快適なんです
XF23mmF2.8 R WR の残念ポイントと注意点

僕はこのXF23mmF2.8 R WRに欠点らしい欠点をあまり感じませんが、敢えて言うならば「手ぶれ補正が搭載されていない」という点です。
ですが、僕はこのレンズをかなり使いましたが「しっかり構える」、「薄暗いところはシャッタースピードに気をつける」といった「カメラの基本」をしっかり意識していれば、手ぶれを量産するということはありません。
もちろん「初めてのカメラが手ぶれ補正なし」というのはあまりおすすめしませんが、キットレンズと併用する「ステップアップ用」と捉えるなら、むしろこれは成長のチャンスと考えることもできるでしょう。

手ぶれ補正ないの!?大丈夫かな・・・

いいかげんに撮るとブレるかもですね、でも「しっかり構える」という基本を学ぶいい機会になると思いますよ
もう一つ、注意して欲しいのは「単焦点レンズだからボケる」と思ったらガッカリする、という点です。
では実際に、レンズキット付属レンズのXC 15-45mmとボケの大きさを比較してみましょう。
<レンズキット付属レンズとのボケの大きさ比較>



え?これ何か違うの???

よ~く見ると下のF2.8の方が後ろのカメラがより大きくボケているんですが、でも確かに僅かな差ですよね
どうでしょうか、実際に比較するとレンズキット付属レンズとあまり変わらないのがわかると思います。(もちろん違いますが、大きくは変わらない)
詳しい解説は省略しますが、実は焦点距離23mmでF2.8という性能は「ボケやすいレンズ」という感じではありません。
もしボケの大きな、柔らかい写真を撮りたいなら、このレンズよりもこれから紹介するXC35mmF2を先に手に入れる方が良いでしょう。

単焦点レンズなのにボケないの?

単焦点=ボケる、という訳ではないんですよ。簡単に大きなボケが欲しければXC35mmF2か、望遠レンズを使う方がボケやすいです
XF23mmF2.8 R WR の作例とおすすめの撮り方

僕のこのXF23mmF2.8 R WRのおすすめの使い方は、もちろんスナップ撮影です。
昼間であればF値をF5.6~F8あたりにセットし、歩きながら片手でどんどん撮っていきましょう。
撮る瞬間に一瞬だけ立ち止まって撮るのがコツで、明るい昼間ならそれだけで手ぶれをほとんど気にせずに撮れるはずです。

これは海岸を歩いていた時に見つけたポイントで、急に現れた絶景に思わずシャッターを切りました。
このレンズの23mmという焦点距離はフルサイズ換算35mmとなり、お散歩レンズとしてはかなり優秀。
もしこれが換算50mmだったら、多分手前の石畳はほとんど入らず、さらに換算24mmだったらもっと周りが写り込んでごちゃごちゃしていたと思います。
なので僕としては、街歩きスナップを始めるならまずはこの主題が整理しやすいフルサイズ換算35mmを選ぶのがおすすめです。

上の写真は不思議な形をした蛇口だなぁと思って撮った一枚ですが、このレンズはこんな感じの広い風景だけでなくある程度寄った1枚も全然撮れます。
このXF23mmF2.8 R WRはレンズ先端から約15センチぐらいまで寄れるので、その気になれば被写体にグッとフォーカスすることも可能。
性能的にはもっと寄って大きく撮ることもできますが、この時は広場の雰囲気を残したかったのでこれぐらいにしました。
ちなみにこの魚、口から水が出るんです。

次は屋内ですが、窓から差し込む光と屋内のコントラストが綺麗だなと思って撮った1枚です。
周囲の明るさが突然変わっても絞りリングをさっと回すだけなので、歩きながらでも対応できるのは素晴らしいですね。
ちなみに普段はAモードの自動露出で撮っているので、SSが1/100のISOが1250と「かなり安全寄り」なセッティングになっていますが、フィルムシミュレーションを使うとこの程度のノイズは全く気になりません。
こんな感じの「薄暗い」程度であれば、手ぶれ補正無しでもそこまでシビアに考える必要はないように思います。

特にコンパクトなX-M5との組み合わせはスナップには最高ですね。僕は片手で軽快に撮るために追加グリップを装着しています
XF23mmF2.8 R WR の評判と口コミ


ではXF23mmF2.8 R WR の各ネットメディアのレビューや評判を見てみましょう
代表的なレビューや口コミを引用・紹介します。(要約して紹介します)
11枚の絞り羽根が作り出す円形のボケは柔らかく滑らかで、F2.8というスペック以上に自然な立体感を楽しませてくれます。
街撮りスナップや小旅行の相棒としてもってこい
「開放から使える」、「クセのない描写」、「寄ればボケる」
どのレビューサイトもパンケーキレンズとしての利便性や軽量コンパクトさに言及していますね。
さらに小さいだけでなく、描写力も十分であり、さらに最短撮影距離ぎりぎりに近づけばそれなりのボケを得られるとの情報もありました。
価格コムのユーザーレビューも概ね同様で、買った後の満足度はおおむね高いと思われます。
☆↓↓当サイトのX-M5関連の他の記事
【各レンズレビューへジャンプ】
富士フイルム XF23mmF2.8 R WR
富士フイルム XC35mmF2
富士フイルム XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
富士フイルム XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II
TTArtisan AF 14mm f/3.5
SG-image 18mm F6.3
X-M5におすすめのレンズ② 単焦点レンズ「XC35mmF2」


次に紹介するのは明るい単焦点レンズです。一眼らしいボケの大きな写真を撮りたい場合に役立ちますよ!
☆☆各ショップの最新価格をチェックしよう☆☆
★ねこの独断と偏見によるこのレンズのオススメポイント★
自然風景写真 ★★★★☆ 花撮りなら最適
スナップ写真 ★★★☆☆ 対象を絞ろう
ポートレート ★★★★★ ボケるので良
●初心者でも選びやすい安価な単焦点レンズ
●単焦点らしいボケを気軽に体験
●手ぶれ補正はないので両手で構えよう
- 焦点距離:35mm(フルサイズ換算53mm)
- 開放F値:F2
- 最短撮影距離:0.35m
- 最大撮影倍率:0.14倍
- フィルター径:43mm
- 重量:約130g
- 手ぶれ補正:なし
<参照:商品仕様ページ>
次に紹介するのは、みんな大好き明るい単焦点レンズの「富士フイルム XC35mmF2」です。
このXC35mmF2はおそらくフジノンレンズの中では最安値で、比較的手が出しやすいのが魅力。
ただし、「R」付きレンズではないので絞りリングが無い、XCレンズなので外装もやや安っぽい、などの欠点もあるのでそこは実用品としての割り切りが必要ですね。




XC35mmF2の見た目は単焦点レンズらしくかなりシンプルなデザインで、スイッチ類は無く操作部はピントリングのみです。
レンズ重量は約130gとかなり軽量なので、X-M5に装着しても「レンズが重くて前のめりになる」というようなことはありません。
デザイン的にはやはりXCレンズだからなのか「最近のミラーレス一眼用レンズ」という感じで、クラシカルな富士のボディとのマッチングはイマイチに思えますが、この辺りは好みの問題ですね。

これぐらいの値段なら何とか買おうかな?って気になるね

そうですね、違いがわかりやすいレンズなのでキットレンズの次の1本にいいですよ
XC35mmF2 のおすすめポイント

僕がX-M5でこのXC35mmF2を使って感じるおすすめポイントは、何といってもキットレンズ(XC15-45mm)では難しい大きなボケ表現が可能、という点です。
とにかくその差は歴然で、比べたら誰でも違いを感じられるレベルです。
少し実験してみましょう。
<レンズキット付属レンズとのボケの大きさ比較>



全然違うね!

ちょっとわざとらしい比較ではありますが、ボケの大きさの違いがよくわかりますね
上の写真はキットレンズ(付属レンズ)の焦点距離を大体同じ35mmに合わせて比べたものですが、やはりF2で撮る方がはっきりとボケが大きいのがわかると思います。
また、比較的安価なレンズでありながら、決して描写やボケ方も汚くなく、言われなければ安価なXCレンズで撮ったとは思わないのではないでしょうか?
また、AFも爆速とは言わないまでもかなり早く、僕はこのレンズを使っていて「安かろう悪かろう」だ、と感じることは全くありません。

(レンズとしては)安価ですが普通に使える、コスパ最高のレンズだと思います
XC35mmF2 の残念ポイントと注意点

僕が普段使っていて感じるこのXC35mmF2 の残念なポイントは、やはりそのチープな見た目です。
これはもう完全に僕の主観ですが、クラシックでメカニカルな路線の富士フイルムのカメラにこの「つるん」としたレンズのデザインは完全にミスマッチに感じます。
もちろん写りに関する部分ではないので、完全に気持ちの問題ではあるのですが・・・。


何ていうか・・・確かに見た目がカッコイイ!って言う感じのレンズじゃないね

まぁ値段が値段ですから、そこは割り切りましょう!
あと、実用的な所でいうと「手ぶれ補正がない」という点もX-M5で使う上では要注意ポイントです。
ただ、このレンズは絞り開放F2なので、両手でしっかり構えて撮るように心掛ければ、そこまで手ぶれを量産するということはないはずです。(よっぽど暗くなければ)
加えて、「R」付きレンズではないので絞りリングが無い、という点も富士フイルムのカメラとしては寂しい点ですが、それは上位モデルを選べばいいだけなので、デメリットとは言えないですね。

35mmは上位モデルとして絞りリング付きの「XF35mmF2 R WR」もラインアップされているので、気になる場合はこちらを検討するのも手です
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XC35mmF2 の作例とおすすめの撮り方

僕がこのレンズで撮るのは主に大きなぼけを生かしたい場面ですが、このXC35mmF2 を手に入れたら、とにかくF2の明るさを生かして「大きなボケ」の写真を撮ってみましょう。
Aモードで絞りをF2にセットし、なるべく被写体に近づいて撮りましょう。
構図を工夫して背景に奥行きがあるようにして撮るのがボケを大きく見せるコツです。

これは花壇に咲いていた小さな花を最短撮影距離ギリギリまで近づいて撮った1枚ですが、背景が見事にボケてくれています。
これがF5.6だともっと背景がごちゃごちゃして汚い印象になるはず。
こんな感じで優しく主題が浮き出る感じで撮れるのは、やはり明るい単焦点レンズの醍醐味の一つですね。

猫です。
ポートレートの作例は載せられないので代わりに猫で代用させてください。
フルサイズ換算53mm&開放F値F2のこのレンズを使えば、背景を綺麗にボケさせた本格的なポートレート撮影も可能です。
僕はX-M5を使って人を撮る場合はフィルムシミュレーションとグレインエフェクトを効かせて、敢えてノイズっぽく撮るのが気に入ってます。

最後にボケメインじゃないやつも紹介しますね。
これはアパートの窓からの1枚ですが、素朴な風景に惹かれて撮りました。ちなみに四角いのは煙突です。
アンテナや瓦屋根など、「安いレンズ」とは思えないぐらいしっかり解像しているのが見てとれます。
こんな感じでこのレンズは「ボケて良し、絞って良し」と2度おいしいので、比較的初心者の方に是非おすすめしたいです。(経験者は絞りリング付きのF2 R WRの方を是非)

F2でボケ、絞ってスナップといろいろな撮り方ができるレンズですよ
XC35mmF2 の評判と口コミ

代表的なレビューや口コミを引用・紹介します。(要約して紹介します)
防塵防滴仕様や絞りリングが省かれているものの、画質面ではXFモデルと大きな差異はありません。
解像感などは十分なレベルにありながら、レンズの個性を感じさせる写りは、創作意欲を掻き立てられる写り
「軽い」、「よく写る」、「換算50ミリは使いやすい」
どのレビューサイトも価格以上の写りをするレンズだと評価していました。
プラ外装、プラマウント、絞りリング無しといったところでコストダウンしており、写りは上位モデルを引き継いでいるというレビューが多いですね。
価格コムのユーザーレビューもさすがに皆さん値段を意識してのことだと思いますが、ネガティブなものがほとんどなく、総じて満足度が高いのが伺えます。
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【各レンズレビューへジャンプ】
富士フイルム XF23mmF2.8 R WR
富士フイルム XC35mmF2
富士フイルム XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
富士フイルム XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II
TTArtisan AF 14mm f/3.5
SG-image 18mm F6.3
X-M5におすすめのレンズ③ 広角ズームレンズ「XC13-33mmF3.5-6.3 OIS」


続いて紹介するのは便利な広角ズームレンズです。街スナップ好きならこのレンズを標準ズームにするのも悪くないですよ
☆☆各ショップの最新価格をチェックしよう☆☆
★ねこの独断と偏見によるこのレンズのオススメポイント★
自然風景写真 ★★★★★ 大自然も収まる超広角
スナップ写真 ★★★★☆ 建物関係に強い
ポートレート ★★☆☆☆ あまりボケない
●フルサイズ換算20mmスタートの広角ズーム
●手ぶれ補正ありで最初の1本でもOK
●都市スナップに強いが望遠は弱い
- 焦点距離:13-33mm(フルサイズ換算20-50mm)
- 開放F値:F3.5-F6.3
- 最短撮影距離:0.2m
- 最大撮影倍率:0.25倍
- フィルター径:49mm
- 重量:約125g
- 手ぶれ補正:あり
<参照:商品仕様ページ>
次に僕がよく使うおすすめレンズがこの「XC13-33mmF3.5-6.3 OIS」です。
実は僕はX-M5でズームレンズを使う場合、レンズキット付属の「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」ではなく、主にこっちを使ってます。
2本ともよく似たレンズに見えるかもしれませんが、XC13-33mmの方が広角側が13mm(フルサイズ換算で20mm)スタートと、よりスナップ用途に向いた性能になっているのがポイント。
もちろんその分望遠側が短くなっているので一長一短ではありますが、僕と同じく建物や都市スナップを撮るのが好きな人の標準ズームとして、このレンズはおすすめです。




このXC13-33mmF3.5-6.3 OISの大きな特徴の一つが「手動の沈胴式」である、という点で、撮影するためにはズームリングを自分で回してレンズを伸ばす必要があります。
レンズキット付属レンズのXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZも同じく沈胴式ですが、あちらは電動ズームなので電源の入り切りに連動して自動でレンズが繰り出されます。
実は僕は電動ズームの「待ち時間」やズームスイッチのフィーリングがあまり好きじゃないので、こっちの手動ズーム&手動沈胴の方が直感的に操作できて好みです。

手動の沈胴の方が、電源を切ってもレンズは撮影ポジションに残しておけるので、素早く撮影できて僕は好きですね

違いがわからん
XC13-33mmF3.5-6.3 OIS のおすすめポイント

僕がこのXC13-33mmF3.5-6.3 OIS を使っていて感じる一番のおすすめポイントは、やはり「13mmスタートは素晴らしい」という点です。
もちろんキットレンズであるXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZの15mmスタート(フルサイズ換算22.5mm)も決して悪くありませんが、このXC13-33mmはそれよりもさらに「広く」写すことができます。
では実際に撮り比べて、違いを見てみましょう。
<15mmと13mmの比較>



いや・・・変わる・・・・・か??

まぁ僅かな差なのは承知の上ですが、ここはこだわりの部分なんですよ!
この2枚はぱっと見同じに見えるかもしれませんが、よく見比べると下の13mmで撮った画像の方が「より広く」写っていることがわかると思います。(周辺を見てね)
この僅かな差が、「都市スナップ」や「建物」では時に大きな効果を生むことがあり、特に「これ以上後ろに下がれない!」という状況では絶大なメリットとなります。

さらに、このXC13-33mmF3.5-6.3 OIS は電源のオンオフに関わらずレンズを撮影状態にしておけるので街歩きスナップとの相性が良いのもおすすめポイントです。
キットレンズのXC15-45mmは電源を入り切りするたびに自動でレンズが沈胴するのがスナップ撮影ではちょっと煩わしく感じますが、このレンズはそういうストレスはありません。
という訳で、個人的にはX-M5のキットレンズもこっちにしたらいいのになぁと思う今日この頃です。

ちょっとした差ですが、僕にとって気持ちよく撮れるのはXC13-33mmの方なんです
XC13-33mmF3.5-6.3 OIS の残念ポイントと注意点

と、割と気に入っているこのXC13-33mmF3.5-6.3 OISですが、割とはっきりとした弱点もあり、それはスペックから予想がつくと思いますが「望遠が弱い」という点です。
このレンズはフルサイズ換算で「20mm~50mm相当」のズームレンズとなっていて、望遠はかなりバッサリと切り捨てられています。
<キットレンズとの望遠側の比較>


なので言うまでもなく「遠くのものを大きく写す」とか、「風景の一部を切り取る」といった使い方は苦手で、どちらかというと「全体を撮る」、「広く写す」に特化していると言ってもいいかもしれません。
そしてこれはボケ方にも関係していて、焦点距離33mmでF6.3というスペックでは大きなボケは期待できません。
なので、このXC13-33mmF3.5-6.3 OISをメインに据える場合、明るい単焦点レンズや望遠レンズと組み合わせて使うことを前提にするのがおすすめです。

僕の中でこのレンズは「イザという時33mmまで使える13mm広角レンズ」って感じですね
XC13-33mmF3.5-6.3 OIS の作例とおすすめの撮り方

僕はこのXC13-33mmF3.5-6.3 OISを使うのは、「何を撮るのか特に決めていない日」で、ある程度ガッツリ撮る気分の日は単焦点レンズ、そうでない日は大体このXC13-33mmを付けて出ます。
単焦点レンズだとある程度気合が必要ですが、「気張らない普段遣い」にはこんな感じのお気楽ズームがちょうどいいですね。

これは見ての通りヒマワリ畑での一枚で、広角側の13mmで撮ってます。
普通こういう場合は明るい単焦点や望遠レンズを使いたいと思いますが(実際使いましたが)、こんな感じで超広角っぽく奥行感を出す撮り方も僕は結構好きです。

これは建物を見上げて撮った一枚ですが、「こういう背の高い系」は広角であればあるほど奥行き感が出るので、なるべく広角で撮りたいですね。
まぁ別に15mmでもそこまで悪くないんですが、このあたりはこだわりです。

標準にも超広角風にも撮れるのが頼もしいですね
XC13-33mmF3.5-6.3 OIS の評判と口コミ

代表的なレビューや口コミを引用・紹介します。(要約して紹介します)
清々しく、ダイナミックな迫力を生み出す広角レンズの良さを堪能
キットレンズに求められる要素をこなしつつ、スナップ撮影に新たな可能性を感じさせるレンズ
このレンズはX-T30 IIIのキットレンズとしての扱いが多いのか、そこまで多くの大手レビュー記事は見つけられませんでした。(価格コムのユーザーレビューもまだ件数が少ない)
ですが13mmスタートを歓迎する声は一致していて、特にマップカメラのレビューでは「普段持ち歩く単焦点レンズとサイズ感は変わらないまま、ここまで広角で撮影ができる点」を高く評価されていました。
特にスナップ好きであれば、標準レンズをこれに変えるだけで、また違った視点で撮れるようになるかもしれませんね。
☆↓↓当サイトのX-M5関連の他の記事
【各レンズレビューへジャンプ】
富士フイルム XF23mmF2.8 R WR
富士フイルム XC35mmF2
富士フイルム XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
富士フイルム XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II
TTArtisan AF 14mm f/3.5
SG-image 18mm F6.3
X-M5におすすめのレンズ④ 望遠ズームレンズ「XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II」


続いては望遠レンズの紹介です。ファインダーのないX-M5にはこんな感じの気軽に使える望遠レンズがおすすめです
☆☆各ショップの最新価格をチェックしよう☆☆
★ねこの独断と偏見によるこのレンズのオススメポイント★
自然風景写真 ★★★★☆ 花関連には強い
スナップ写真 ★★★★☆ 切り取る系に使おう
ポートレート ★★★☆☆ 工夫次第で良
●手軽に使いたい廉価版望遠ズーム
●換算約350mm、手ぶれ補正あり
●でもファインダーのないM5はぶれやすいから注意
- 焦点距離:50-230mm(フルサイズ換算76-350mm)
- 開放F値:F4.5-6.7
- 最短撮影距離:1.1m
- 最大撮影倍率:0.2倍
- フィルター径:58mm
- 重量:約375g
- 手ぶれ補正:あり
<参照:商品仕様ページ>
僕がX-M5で使っている望遠ズームはこの「XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II」です。
このXC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIは主にダブルズームキットに付属することが多いレンズですが、X-M5にはダブルズームキットの設定がないので、使いたい場合は単品購入する必要があります。(2026年7月時点で)
ちなみに僕はこのXC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIを、X-S10のダブルズームキットとして手に入れました。
X-M5にはファインダーが無いため、重量のあるレンズは構えにくいという弱点があるので、本格的な望遠レンズよりもこんな感じの安価なレンズがちょうどいいように思います。




XC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIのデザインはXCシリーズらしくシンプルなもので、どちらかというと「実用品」といった雰囲気です。
特に高級感やクラシック感を感じるようなものではありませんが、まぁ望遠レンズなのでそこは気にしても仕方ないかもしれません。
さらに望遠ズームなので230mm側にすると上の画像のようにかなり伸びますので、特に望遠域では構え方に注意が必要です。

すごい伸びるね!

そうですね、でも廉価版の望遠ズームがこれぐらい伸びるのは各社共通です。これは受け入れるしかないですね
XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II のおすすめポイント

僕が思うこのXC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIのおすすめポイントは、「とにかくX-M5で使う望遠レンズの最適解」だという点です。
重量は望遠レンズとしてはかなり軽量な約375gなので、X-M5と合わせても1Kgを超えませんし、それでいてフルサイズ換算350mm相当までの望遠撮影が可能になります。
<キットレンズとXC50-230mmの望遠側比較>



おお!さすが望遠レンズだね

望遠撮影はスマホには無い一眼カメラならではのメリットですからね、もしX-M5でカメラを始めるなら、あれば楽しいと思いますよ
例えば望遠レンズが1本あれば、動物園やお子さんの発表会といった「ちょっと遠いけどなるべく大きく撮りたい」というイベントではかなりの強みを発揮します。
もちろんX-M5は小型軽量なカメラでファインダーもないので、超望遠でガッツリ戦闘機や野鳥を撮影、というような用途には向いていませんが、気軽に撮る程度なら十分に楽しめます。
さらにこのレンズはダブルズームキットのキットレンズとしてかなりの本数が出ているので、キタムラやマップカメラなどで保証付きの中古も探しやすい傾向にあります。
そんな感じで「気軽に撮れる望遠」として、このXC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIはおすすめです!

望遠レンズは一眼カメラの醍醐味の一つで、標準域とは違った楽しさがあるので、一本は持っておくのがおすすめです
XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II の残念ポイントと注意点

僕がX-M5でこのXC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIを使って感じる一番のデメリットは、ズバリ「構えにくい」という点です。
とにかくファインダーがないX-M5は望遠レンズとの相性はあまり良くなく、特に最大望遠の230mmを「スマホ持ち」で構えるのは正直かなり不安定。

結果手ぶれのリスクも高く、使うとしたら明るい昼間限定になりがち、というのは仕方ないことだと思います。

腕がぷるぷるだよ!

ファインダーがないX-M5だともう割り切るしかないですが、特に望遠側はぶれに細心の注意が必要です
XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II の作例とおすすめの撮り方

僕がわざわざファインダーのないX-M5でXC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIを使うのは、「ちょっとレトロな雰囲気に撮りたい」気分の時です。
たとえば 花を撮る場合にしてもフィルムシミュレーションを使えばまた違った仕上がりが楽しめます。
これはスナップ用途でも同じで、同じ望遠切り取りスナップでも他メーカーとは違った雰囲気が楽しめるのも富士フイルム機の魅力ですね。

これは2mぐらい離れた位置に咲いていたヒマワリ(裏)ですが、こんな感じで望遠レンズは背景がボケやすいという特徴があります。
なのでズームを使って余分なものが写らないように調節したり、背景をボケさせて飛ばしたりというのが広角や標準よりもやりやすいのが特徴。
僕もどちらかというと、望遠レンズは「遠くの物」よりも構図を整理したスナップに使うことが多いですね。
ちなみに僕はX-M5で「意図せずにフロントダイヤルを押してISOオートを解除してしまう」というミスをしがちなんですが、これも多分やらかしてます。真昼間にISO-800・・・(泣)。

これも花壇の一枚ですが、結構気に入ってます。
僕は他社のカメラも使いますが、このベルビアの極彩色とレトロ感が同居した感じは富士フイルムでしか撮れませんね。

これは夏に撮ったスナップですが、「暑い夏+土のグラウンド+散水栓=ノスタルジー」というベタな1枚です。
見ての通り静止物しか撮っていませんが、理由としてはやはりファインダーの無いX-M5で動きものを撮るのは限界があるからです。
ですが、スナップや動物園、さらにはあまり激しく動かないイベント程度であれば十分に使えるので、「望遠レンズは1本もない」というのであれば、是非このレンズを検討してほしいところです。
XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II の評判と口コミ

代表的なレビューや口コミを引用・紹介します。(要約して紹介します)
標準スタートでコンパクトな超望遠ズームレンズですからストリートスナップに連れ出してみるのもいいでしょう
「軽い、コンパクト」、「明るければ良い描写」、「見た目が安っぽい」
各レビューに共通していたのはやはり気軽に使える軽量でコンパクトな望遠ズームだという点です。
特にフォトヨドバシでのレビューでは、スポーツ撮影の他にストリートスナップに使った作例も掲載されていて、参考になると思います。
価格コムのユーザーレビューも「見た目」以外は概ね高評価ですが、暗い場面での描写やAFの迷いを指摘する声もありました。
ただ、X-M5で使うことを考えるとそこまでシビアな状況で撮ることはあまりないはずなので、高速で動くものや、夕方以降暗い状況とかでなければ特に問題はないように思います。
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富士フイルム XF23mmF2.8 R WR
富士フイルム XC35mmF2
富士フイルム XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
富士フイルム XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II
TTArtisan AF 14mm f/3.5
SG-image 18mm F6.3
X-M5におすすめのレンズ⑤ 単焦点レンズ「TTArtisan AF 14mm f/3.5」


ここからはサードパーティ製のレンズを紹介しますね。欠点も多いのである程度経験を積んだ人におすすめです
*海外メーカー製です。互換性に関しては各ショッピングサイトの最新の情報を確認してください
*このレンズは同じ名前で「ソニーEマウント用」もあります
マウントが「富士フイルムXマウント用」になっているか必ずチェックしてください
★ねこの独断と偏見によるこのレンズのオススメポイント★
自然風景写真 ★★★★☆ 広く撮るのは得意
スナップ写真 ★★★★★ 広角はスナップと相性◎
ポートレート ☆☆☆☆☆ ほぼボケない
●フルサイズ換算21mmの軽快広角単焦点
●AF&絞りリングありでスナップに最適
●海外製品なので欠点&リスク多め
- 焦点距離:14mm(フルサイズ換算21mm)
- 開放F値:F3.5
- 最短撮影距離:0.25m
- 最大撮影倍率:記載無し
- フィルター径:39mm
- 重量:約98g
- 手ぶれ補正:なし
<参照:商品仕様ページ>
ではここからは少しマニアックなレンズも紹介していきたいと思います。
その中で僕が最近割と気に入って使っているのがこの「TTArtisan AF 14mm f/3.5」というサードパーティ製のレンズで、別名「中華レンズ」とも言われる激安系レンズです。
ひと昔前の中華レンズと言えば、電子接点がなくマニュアル操作が基本でしたが、このTTArtisan AF 14mm f/3.5はちゃんと接点があり、AFも絞りもきちんと動作するので以前よりは中華レンズのハードルは低くなりましたね。
ただ、やっぱり将来のアップデートなどにきちんと責任をもって対応してもらえるのか、といった一抹の不安は残るので、この辺りはやっぱり値段なり、もしくは遊びで、といった覚悟も必要かもしれません。





このTTArtisan AF 14mm f/3.5の最大の特徴は、「パンケーキ広角単焦点レンズ」で、しかも「絞りリング搭載」という点だと思います。
ただ僕が普段使っているXF23mmF2.8 R WRには「Aポジション」をホールドする機構があるのですが、こちらにはそういったギミックはなく、普通にAとF16を行き来します。(でも固いので勝手に回ることはまずないです)
この価格でAFが効いて、さらに絞りリングまであるのは正直言って驚きですね。

ぱっと見そんな安いレンズには見えないね

確かにそうですね、細かいアラはありますが十分に実用的なレンズです
TTArtisan AF 14mm f/3.5 のおすすめポイント

僕がこのTTArtisan AF 14mm f/3.5を気に入っているポイントは、XF23mmF2.8 R WRと同じく「スナップ写真にとても使いやすい」という点です。
実は富士フイルムの純正を含め、国内メーカーではフルサイズ換算約20mm前後の気軽に使えるパンケーキレンズはまだ存在しません。(2026年7月現在)
その点でこのTTArtisan AF 14mm f/3.5は、XF23mmF2.8 R WRとほぼ同じサイズのパンケーキレンズなので、この2本を併用すれば「最強の街スナップコンビ」となります。

さらにこのレンズの嬉しいポイントとして挙げたいのが、「絞りリング」がある、という点。
これはスピーディな撮影が求められるスナップでは重要なポイントです。
さらに爆速とは言いませんがAFもちゃんと使え、きちんとExifも残るので、僕としては値段以上の働きをしてくれている「良レンズ」ですね。

意外とちゃんと使えます
TTArtisan AF 14mm f/3.5 の残念ポイントと注意点

ただメリットばかりかというとそういうことはなく、正直なところこのレンズは結構目立つ欠点も多いので、誰にでもおすすめという訳ではありません。
まず最大の欠点は、何といっても海外メーカー製なので、レンズの電子通信に不安が残る点。
僕が使っているX-M5では今のところ大きな問題はありませんが、新機種や旧機種との互換性サポート、また将来のカメラ本体のファームウエアアップデートで突然不安定になるリスクなどは拭えません。
一応USB端子がついていてレンズ本体のファームウエアはアップデート可能なようですが、それとてメーカー次第なので安心はできません。


互換性のリスクってどういうこと?

将来カメラがアップデートしたときに対応できず急に不安定になる可能性がある、ということです。起きるかもしれませんし、起きないかもしれません
さらに肝心の「絞りリング」の操作感がイマイチで、純正レンズのような「コチコチコチ」っという感じではなく、「金属を擦る感じ」がして、この辺りは要改善だと感じます。
ピント面での解像感はまずまずですが、周辺減光や周辺画質の低下が大きめで、よく言われる「開放から隅々までパキッと」のような優等生的な写りではありません。
なので、このレンズを「純正レンズと同じクオリティで安く買える」と考えているとガッカリするのは間違いなく、レンズのアラを理解したうえで長所を生かせる中級者向けなのかなと思います。

欠点の方が多いじゃん!

まぁ万能ではないですね、でも僕に関して言えばスナップ撮影にはちょっとぐらい荒れた画質の方が好みなので、このレンズはちょうどいいんですよ
TTArtisan AF 14mm f/3.5 の作例とおすすめの撮り方

僕がX-M5でこのTTArtisan AF 14mm f/3.5を使って撮るのは、もちろん「都市スナップ」です。というかそれ以外は撮りません。
晴れた昼間であれば絞りはF8にセットし、基本そこから変えず(リングが固いからあまり変えたくない)にコンデジの様にとにかく深く考えずに直感で撮っていきます。

これは雰囲気のあるバルコニーだなぁと思って見上げて撮った1枚ですが、こんな感じの建物スナップの場合、換算35mm相当の標準レンズだと「寄り過ぎてしまう」ことが多々あります。
その点でこのTTArtisan AF14mm F3.5の換算21mm相当の焦点距離は、「対象を捉えつつ周りの雰囲気も残せる」というメリットがあり、僕にとっては非常に気持ちいい画角です。
画質についても、さすがにF8に絞って撮っているからかもしれませんが、石の壁の質感も十分に出ていると思いませんか?

続いて通りでの一枚ですが、こういう感じのストリートスナップはやっぱり広角レンズが合いますね。
立体感や奥行き感を出したいときは、ある程度広角で撮る方が迫力が出るので、歩きながらのスナップ撮影でもこういう広角パンケーキレンズはなかなか使い道があります。
日本のメーカーでこの広角パンケーキ単焦点は見かけませんが、やっぱり人気ないんでしょうか。

これはライブ会場に設置されたアーティストの機材コンテナですね。まぁスナップというより記録用です。笑
このレンズはレンズ先端から20センチぐらいまで寄れるので、広く撮るだけでなく、近づきさえすればこんな感じで対象を絞って撮ることも可能です。
最近はスマホでも広角レンズ搭載が当たり前になりつつあるので、むしろ「換算20mmぐらいがちょうどいい」と感じる人もこれから増えるんじゃないでしょうか??

お散歩スナップにはこのレンズとXF23mmF2.8 R WRのパンケーキコンビを持っていく、というのが最近のお気に入りです
TTArtisan AF 14mm f/3.5 の評判と口コミ

代表的なレビューや口コミを引用・紹介します。(要約して紹介します)
「軽い」、「M5で使えば良さそう」、「周辺減光と周辺画質がイマイチ」、「AFが×」
個人ブログの声を要約
さすがに中華レンズだけあって、大手レビューサイトのレビューは見つけられませんでしたので、個人ブログなどから実際に使用したユーザーの声を集めてみました。
ポジティブなものとしてはやはり「軽い」や「コンパクトなパンケーキレンズ」といった取り回しに関するものが多く、その中でも「X-M5との相性がよさそう」という意見がちらほら見受けられました。
一方でネガティブなものとしては、「F8まで絞らないと周辺光量や周辺画質が改善しない」といった画質面のもの、さらに「AFが不安定(特にコンティニュアス)」と、機種によっては互換性の問題もあるようです。
このレンズを含め2025年ごろから格安中華レンズでもAF対応のものが増えましたが、「誰でも安心して買える」という程にはまだ成熟はしていない様子ですね。
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富士フイルム XF23mmF2.8 R WR
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SG-image 18mm F6.3
X-M5におすすめのレンズ⑥ ボディキャップレンズ「SG-image 18mm F6.3」


最後におすすめするのは「ボディキャップレンズ」とも呼ばれるトイレンズです。写ルンですのような感覚でスナップを楽しめますよ
*同じ名前で複数のマウント用が販売されています
購入時は「富士フイルムXマウント用」になっているか必ず確認してください
☆☆各ショップの最新価格をチェックしよう☆☆
★ねこの独断と偏見によるこのレンズのオススメポイント★
自然風景写真 ★★☆☆☆ 画質より味を楽しむ
スナップ写真 ★★★★★ これこそ存在意義
ポートレート ★☆☆☆☆ 全くボケない
●X-M5を「写ルンです」的に使えるトイレンズ
●換算27mm&F6.3固定で昼間のスナップ向き
●MF/電子接点なし クセ強を楽しめる人限定
- 焦点距離:18mm(フルサイズ換算27mm)
- 開放F値:F6.3(固定絞り)
- フォーカス方式:マニュアルフォーカス
- 最短撮影距離:0.2m
- 最大撮影倍率:記載なし
- フィルター径:37mm(付属フード装着時49mm)
- サイズ:直径60mm×厚さ14mm(マウント部・フード部を除く)
- 重量:約78g
- 手ぶれ補正:なし
<参照:焦点工房 商品仕様ページ>
最後に紹介するのは、超薄型のMFレンズ「SG-image 18mm F6.3」です。
厚さはわずか14mm、重さも約78gしかなく、スペック上の合計質量はまさかの約433g。
とはいえこのレンズは本格的なレンズではなく、画質の甘さや周辺減光まで含めて楽しむ「トイレンズ」の一種なので、遊び感覚で使うのがおすすめです。






変わったデザインのレンズだね!
まずこのレンズの見た目の特徴は、その「薄さ」で、レンズの出っ張りは装着状態で大体1.5センチぐらいしかありません。
さらにピント合わせの方法も独特で、普通のピントリングではなくレバーで行う方式になっていて、このレバーはレンズバリアの開閉も兼ねています。
特に天面がフラットなX-M5に装着すると「レンズやファインダーの凸部分」がほとんどないため、ポケットにスルンと入るまさに「写ルンです」的な運用が可能になります。

いやこれがですね、本当に楽しいんですよ~
SG-image 18mm F6.3 のおすすめポイント

僕が思うこのレンズの最大のおすすめポイントは、やはりX-M5を「とにかく持ち出しやすいカメラ」に変えてくれるというところです。
薄くて軽いのはもちろん、絞り無し(F6.3固定)、ピントもよっぽど近くなければ無限遠固定、と操作する部分がほとんどなく、使用感はまさに「写ルンです」そのもの。
さらにこの18mm(フルサイズ換算27mm)は「広すぎず狭すぎず」で、日常のスナップとして目の前の出来事を切り取るのにちょうどよく、ガシガシ撮って行けます。


お~確かにそれっぽいね!

僕の意見ですが、こういう感じのトイレンズは、全カメラメーカー通して富士フイルムが一番しっくりくる気がします
さらに写し出す雰囲気が絶妙で、「ガチガチ解像」という訳ではなく周辺減光も見ての通りかなり強めに出ます。
ですが、このちょっとクラシックな雰囲気こそがこのレンズの魅力の一つ。
特にクラシックネガとの相性は抜群で、難しい設定不要で気軽に「フィルム感」を楽しめます。
SG-image 18mm F6.3 の残念ポイントと注意点

このSG-image 18mm F6.3はトイレンズの類なので、デメリットや欠点を論ずるのは野暮かもしれません。
ですが、初めてこの手のレンズを使う場合に知っておいて欲しいと思う点はいくつかあり、それがこのレンズは「電子接点がないマニュアルレンズ」だという点です。
一般的にカメラとレンズは電子接点でつながっており、通信して操作や設定をやり取りしていますが、このレンズはその接点がないため、やや特殊な操作が必要になります。

具体的には初めてこのレンズを装着する際には、カメラ本体の「レンズなしレリーズ」をONにし、さらにマウントアダプター設定からレンズの焦点距離を手入力しておく必要があります。
それをしないとそもそも撮影自体ができませんし(レンズ未装着と認識されてしまう)、焦点距離がわからなければ手ぶれしにくいシャッタースピードの設定が不正確になります。(「低速シャッター限界」AUTO時)
ですがこれらは最初の1回設定すれば済む話なので、頑張って乗り越えましょう。
●無接点レンズを使えるようにするための設定
「MENU/OK」→「セットアップ」→「操作ボタン・ダイヤル設定」→「レンズなしレリーズ」→「ON」
●レンズの焦点距離を手入力
「MENU/OK」→「 画質設定」→「マウントアダプター設定」→「レンズ1〜6(選ぶ)」→「焦点距離設定」→18mmを入力
*この設定は最初の1回だけでOKです
<参照:FUJIFILM X-M5 使用説明書「レンズなしレリーズ」>

なんか難しいこと言い出したよ・・・

最初の一回カメラの設定を変更するだけなんですけどね、でも確かに完全な初心者向けのレンズではないですね
さらにファインダーのないX-M5でこのレンズを使う場合、ピント合わせはほぼ出来ないと思っておいた方が無難です。
スペック上は20センチぐらいまで寄れるレンズですが、小さい画面を見ながらのレバー操作での微妙なピント合わせは実際はかなり難しく、何度やってもピンボケを連発してしまいます。

なので僕はこのレンズを使う時は、細かなピントはスパッと割り切って「レバーは無限遠(∞)固定」で、大体2メートル以上離れて撮るようにしています。

欲張らずに中距離~遠景専門と割り切って使う方が快適なレンズです。近距離は諦めましょう

さらに周辺減光が大きい(大きいなんてものじゃない、もはやケラレ)のもこのレンズの欠点の一つですが、僕はどちらかというと周辺減光は「雰囲気作り」として利用したい方なので、あくまでも僕個人としてはそこは気になりません。
他にも絞りがF6.3固定で暗いとか、手ぶれ補正がないとか、言い出したらキリがありませんが、あくまでも1万円以下で買えるトイレンズとして考えればそのあたりは十分に許容範囲だと思います。
逆にこのレンズを、普通に撮れるパンケーキレンズだと思って買うと確実にガッカリするので注意しましょうね。

じゃあ、安い代わりに我慢して使うレンズってこと?

我慢、とはちょっと違いますね~。欠点というか「写りのクセ」を味として楽しむためのレンズですかね
SG-image 18mm F6.3 の作例とおすすめの撮り方

僕がこのレンズで撮るのはもっぱらスナップ写真で、もちろん晴れた昼間限定です。
撮影モードはAかP、ISO感度はAUTOにして、難しいことは考えずに「写ルンです」感覚でどんどん撮っていきましょう。

いつの時代のプリントかと思うでしょ?令和ですよ!
ハイライトが飛びぎみなのは多分クラシックネガのせいですが、とにかくこのレンズの富士フイルムとの相性が最高であることを感じて欲しいですね。
こんな感じで四隅に何か物を配置するならケラレてもあまり気になりません。

こちらも盛大にケラレてますが、右半分がちょうど日陰になっているので目立ちません(か?)。
まぁこのレンズは日の丸構図で主題を真ん中にドンっと撮るのが収まりがいいですね。
あまり深く考えずに、目についたものをどんどん撮りましょう。フィルム減らないんで。

もちろんケラレを額縁効果として利用するのもありかもしれません。
しかし今気づいたんですが、左右でケラレ方に違いがありますね、右の方がケラレが大きいような?芯ずれしてるのかな?
まぁこのレンズは細かいことは気にせずに、「偶然を楽しむ」ぐらいの気持ちで使うのがちょうどいいと思います。

まぁ結局オモチャの類ですよ。そういう気持ちで使いましょうね
SG-image 18mm F6.3 の評判と口コミ

代表的なレビューや口コミを引用・紹介します。(要約して紹介します)
このレンズも大手サイトのレビューがほとんどないため、個人ブログと購入者レビューを中心に調べています。
「とにかく薄くて軽い」、「換算27mmがスナップに使いやすい」、「周辺減光はかなり目立つ」、「F6.3なので暗い場所は厳しい」、「フォーカスレバーの操作には慣れが必要」
実使用レビューと購入者レビューの内容を要約
共通していたのは、薄さと軽さ、そして換算27mmの取り回しを高く評価する声です。
一方で周辺減光や暗所での使いにくさもほぼ予想通りで、画質だけを見れば純正レンズの代わりにはなりません。
つまりこのレンズは「値段の割によく写るレンズ」というより、普通のレンズではできない軽快な撮影体験を安く楽しめるレンズと考えるのが一番しっくりくる、ということですね。
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TTArtisan AF 14mm f/3.5
SG-image 18mm F6.3
結局どれを選べばいいの??タイプ別おすすめまとめ

ではここからは、紹介した6本を「こんな人におすすめ!」という感じで分類していきます。
あくまでも僕の独断ではありますが、参考にしていただければと思います。
| おすすめレンズ | 得意 | 注意 |
|---|---|---|
| XF23mmF2.8 R WR | 小型軽量で絞りリング | 手ぶれ補正なし・大きくはボケない |
| XC35mmF2 | 一眼らしいボケ | 画角がやや狭い・手ぶれ補正なし |
| XC13-33mmF3.5-6.3 OIS | より広角なお手軽ズーム | 望遠側が物足りない |
| XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II | 望遠 | 手持ちの超望遠はぶれやすい |
| TTArtisan AF 14mm f/3.5 | 安価でAF付き広角 | 海外製なので互換性リスクあり |
| SG-image 18mm F6.3 | 写ルンです風 | MF・F6.3固定・電子接点なし |
X-M5で初めて本格的なミラーレス一眼を始めた人

X-M5のレンズキットで本格的なミラーレス一眼デビューを果たした人の「次の1本」におすすめしたいのは、明るい単焦点レンズの「XC35mmF2」です。
初心者の方におすすめしたいのは・・・
☆☆各ショップの最新価格をチェックしよう☆☆
理由としては・・・
- 一眼らしい綺麗なボケが手軽に楽しめる
- フルサイズ換算で約53mmの焦点距離は使いやすい
- 比較的安価で買いやすい
という感じで、特に「やっぱり一眼カメラなんだから大きくボケて欲しい!」という人にはバッチリです。
さらに、これからX-M5を購入する予定で、ボケよりスナップ重視だという人は、ボディ単体と「XC13-33mmF3.5-6.3 OIS」の組み合わせもアリだと思います。
これからカメラを買う人はこのレンズで始めるのもアリです
☆☆各ショップの最新価格をチェックしよう☆☆
その理由としては・・・
- キットレンズよりもさらに一歩広く撮れる
- 後ろに下がれない都市スナップや屋内でも使いやすい
- 手動ズーム&沈胴式なので直感的
というものがあります。ですがもちろんこれは人それぞれで、絶対XC15-45mmよりもXC13-33mmのほうがおすすめだ!という訳ではありません。
バランスよくスナップもちょっとボケたテーブルフォトも撮りたい場合は15-45mmがいいですし、旅行やシャープなスナップの為にX-M5を買ったのなら13-33mmの方が使いやすいと思います。
一方で大きくボケる訳でもなく、ズームで大きさが変えられない「XF23mmF2.8 R WR」は買うとしても標準ズームとセットにした方が初心者には安心でしょう。
そこそこ経験を積んでステップアップを目指す人

ある程度撮影の経験がある人、さらにスナップ用カメラとして他メーカーからの買い増しの人におすすめしたいのは、断然「XF23mmF2.8 R WR」ですね。
経験者の方に使って欲しいのは・・・
☆☆各ショップの最新価格をチェックしよう☆☆
このレンズの魅力は・・・
- 換算35mmの焦点距離はスナップや普段使いに最適
- 絞りリングは直感的に操作できて使いやすい
- 90gのパンケーキレンズなので機動性抜群
という感じで、ある程度経験者の「X-M5のつけっぱなしレンズ」に最適です。
さらに「自分は標準より広角が好みだ」ということがはっきりわかっているなら「TTArtisan AF 14mm f/3.5」も検討する価値があります。
経験者の方に使って欲しいのは・・・
このレンズは・・・
- より広い換算21mmの焦点距離は広角好きには最高
- 純正にはない*コンパクトなパンケーキレンズ
*2026年7月現在
という特徴があり、特に狭い路地や見上げるビルなどが多い都市型スナップシューターの方々におすすめしたいレンズです。
ただし、やはり海外メーカー製で将来の互換性まで保証されている訳ではない事、絞りリングなどの操作感がイマイチな事など、安いなりの弱点があるのも事実です。
いずれにしても僕個人の意見(願望?)としては、やはり富士フイルムを選んだからには、どこかのタイミングで軽快な単焦点レンズを使いこなして欲しい、と強く思います。
「普通の写り」じゃ物足りない人

「きれいに写る写真なんてつまらない!」「写ルンですみたいなレトロな雰囲気が欲しい!」
そんな人に是非おすすめしたいのが「SG-image 18mm F6.3」です。
普通の写りに物足りない人は・・・
*同じ名前で複数のマウント用が販売されています
購入時は「富士フイルムXマウント用」になっているか必ず確認してください
☆☆各ショップの最新価格をチェックしよう☆☆
このレンズは・・・
- レンズの厚みがほとんどなくポケットにも入る
- レトロな写りはフィルムシミュレーションと相性抜群
- とにかく安い
という特徴のあるボディキャップレンズで、普通のキレイな写りに飽きた人、オールドカメラの写りを追い求める人の遊びレンズにおすすめです。
もちろんピント合わせが難しい、周辺減光がキツいという弱点もありますが、そこは味として受け止めましょう。
さらにカメラ本体の「レンズ無しレリーズ」の設定や「焦点距離」などを手入力する必要もあるので、完全な初心者の方にはややハードルが高い、という点も考慮に入れるようにしましょう。
迷った時の最終結論
●キットレンズの次に一眼らしいボケを体験したい
→XC35mmF2
●ボディ単体から最初の1本を選びたい
→XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
●X-M5らしい軽快なスナップを楽しみたい
→XF23mmF2.8 R WR
→TTArtisan AF 14mm f/3.5
●遠くの被写体を撮りたい
→XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II
●普通のレンズでは物足りない
→SG-image 18mm F6.3
X-M5のレンズ選びで知っておきたいこと


最後にX-M5のレンズ選びに必要な情報を整理しておきます
<X-M5のレンズ選びで外せないポイント>
- X-M5で使えるのは「Xマウント」レンズ
- X-M5にはボディ内手ぶれ補正がない
- 富士フイルムレンズの記号の意味と読み方
- 「50mm」は標準レンズじゃない!
- 高いレンズ=いい写真が撮れる、ではない
X-M5で使えるのは「Xマウント」レンズ

「マウント」とはレンズとカメラの接合部の規格のことで、これが合わなければレンズを使うことができません。
X-M5で使えるのは、商品名や販売ページに「富士フイルムXマウント用」と書かれているレンズです。(一部マウントアダプターもありますが一般的な使い方とは言えないので除外します)
注意したいのがシグマやタムロンといったサードパーティ製のレンズは同じ名前でも「ソニーEマウント用」や「ニコンZマウント用」と複数マウントの製品が存在し、マウントを間違えて買うとX-M5には装着すらできません。
さらに富士フイルム製には中判カメラ用の「Gマウント」というのも存在するので(もちろん使えない)、レンズを購入する際には「Xマウント用」の記載をしつこいぐらいに確認するようにしましょう。

レンズってなんでも使える訳じゃないんだ!

そうなんです。特にサードパーティ製のレンズを買う時は「Xマウント用」を選んでいるか、よく確認が必要です
X-M5にはボディ内手ぶれ補正がない

X-M5には、写真撮影で使えるボディ内手ぶれ補正が搭載されていません。
なのでX-M5で使うレンズを選ぶうえで「レンズに手ぶれ補正が入っているか」というのは特に初心者の方にとっては重要なポイントとなります。

え?手ぶれ補正ないなんて無理でしょ

ある程度経験値を積めば大丈夫になりますが、最初はやっぱり手ぶれ補正付のレンズを選ぶのが正解でしょうね
もちろん手ぶれ補正の無いレンズでも、周囲の明るさやISO感度、シャッタースピードなどに気を配りながら撮れるだけの経験値があれば特に問題ありません。
ですが最初からそれは無理な話なので、「基本となる1本」にはやはり手ぶれ補正付レンズを選び、ある程度自信がついた頃に手ぶれ補正無しのレンズにも挑戦するのが良いでしょう。
なおX-M5には動画用の電子手ぶれ補正がありますが、写真撮影には使えないので混同しないように注意してください。
富士フイルムレンズの記号の意味と読み方

先ほどの手ぶれ補正の話と関係がありますが、富士フイルムの純正レンズは、商品名を見るだけで主な機能がある程度わかるようになっています。
例えば「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」なら、XCシリーズの15~45mmズームで、手ぶれ補正と電動ズームを搭載したレンズ、と型番を見ただけで基本的な性能がわかるようになっています。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| XF | 描写性能や操作性を重視 |
| XC | 小型軽量と価格の手頃さを重視 |
| R | 絞りリングを搭載 |
| WR | 防塵・防滴・低温環境に配慮した設計 |
| OIS | レンズ内光学式手ぶれ補正を搭載 |
| LM | AF駆動にリニアモーターを採用 |
| PZ | 電動ズームを搭載 |
| Macro | 近接撮影を重視したレンズ |
なお、X-M5本体は防塵防滴仕様ではないので、WRレンズを付けても防塵防滴にはならないので注意してください。
またXFレンズとXCレンズの関係性も、単純に上下のクラスと捉えるよりも、操作性や質感を優先するならXF、軽さと安さを優先するならXCと考える方が選びやすいと思います。
APS-C機の50mmは標準レンズじゃない!

ネットでレンズを調べていると「50mmは標準レンズ」という説明をよく見かけますが、これは主にフルサイズカメラでの話で、APS-C機であるX-M5では当てはまりません。
詳しい話は割愛しますが、50mmレンズはX-M5で使うと写る範囲が狭くなり「約75mmの中望遠レンズ相当」となり、標準レンズとは全く別物となります。
APS-C機であるX-M5で使った場合の実際の焦点距離(相当)
- 11mmレンズ (超超広角)→ 16.5mm相当(超広角)
- 16mmレンズ(超広角) → 24mm相当(普通の広角)
- 24mmレンズ (普通の広角)→ 36mm相当(標準)
- 30mmレンズ (広角寄りの標準)→ 45mm相当(標準)
- 50mmレンズ (標準)→ 75mm相当(中望遠)

よくわかんないけど、これって何か注意が必要なの??

例えば他メーカーのフルサイズ機のユーザーの「50mmは標準域で初心者におすすめ」というレビューを信じて50mmを買うと大失敗します
幸い現時点(2026年7月)で富士フイルムはフルサイズ機のラインアップが無いので、少なくとも富士フイルム純正のXレンズのクチコミやレビューはストレートに理解して問題ありません。
ですが、例えば誰かが「僕は24mmが好きだ」と言ったとしても、その人が「フルサイズを使っているのか、APS-C機での話なのか」で話が全く変わってくるので、その点を意識しながら読む必要があります。

何の話なんだかわかんないよ

ちょっと難しい話でしたね、でもいずれわかるようになると思います
高い機材を買えばいい写真が撮れるという訳ではない

カメラを始めたばかりの頃ほど、「どうせなら良いレンズを1本買った方がいいのでは?」と考えがちかもしれませんが、でも、実際に使ってきた経験から言うと、最初から高価なレンズは避けた方が無難です。
理由はシンプルで、「良い写真」とは機材の性能で撮るものではないからです。(野鳥や戦闘機といった機材の性能がものをいう世界もありますが)
さらに、「自分が何を撮りたいのか」、「どの画角をよく使うのか」はある程度経験を積まないとはっきりせず、最初から高価なレンズを買っても「好みじゃなかった」となる恐れもあります。

長く使うんだし、どうせだったらちょっと高いレンズ買っておいた方が無駄がないかなぁ・・・

考え方としてはわかりますが、自分の好みが定まっていないうちから高いレンズを買っても、結局使わなくなるかもしれませんよ
実際に僕も始めたての頃、キヤノンでは鉄板のEF 70-200mm F2.8 L IS IIを張り切ってローンで買ったはいいものの、1Kg超えのレンズは想像以上に重く逆に使用頻度が減り最後には泣く泣く売り払った、という苦い経験があります。
どれほど高級レンズであっても自分に合わなければ「良い写真」を撮るのは難しいので、最初は焦らずに無難なズームレンズから始めるのがおすすめです。
他にもX-M5のお役立ち記事アリマス

どのカメラにも言えることだと思いますが、初めての場合は「まず無難で安心できるレンズで経験を積む」→「自分の好みがわかったらそれに応じた1本を追加してさらに腕を上げる」というのが回り道なようで結局一番の近道だと思っています。
無難なレンズから始めるのは一見遠回りに見える場合もあるかもしれませんが、結局無駄な出費をせずに済み、自分の好みや得意分野も見えてくるはずです。
このサイトには他にも富士フイルムX-M5のアクセサリー紹介など、比較的初心者の方々に役に立つ記事がたくさんありますので、是非そちらも合わせてご覧ください。
また、noteに撮影データ付き作例集を公開していますので、実際の作例をもっと見たいよ、という人はそちらもよろしくお願いします。(フォロー&スキ、お待ちしてます)
この記事が皆さんのお役に立てば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
【各レンズレビューへジャンプ】
富士フイルム XF23mmF2.8 R WR
富士フイルム XC35mmF2
富士フイルム XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
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