



こんにちは!カメラ歴15年、レンズ総購入数50本オーバーのNEKO(ねこ)です!
この記事では、普段僕がニコンZ50IIで使っているレンズの中から、特に初心者の方がダブルズームキットの次に手に入れて欲しいおすすめ交換レンズを紹介しています。
単なる商品の紹介や実際に買っていない人が書いた「エアーレビュー」ではなく、あくまでも使用者としての感覚を伝えていきますので、是非参考にしていただければ幸いです。

もしこの記事が「役に立った」と感じたらインスタのフォローかXでシェアして頂けたら嬉しいです!やる気が出ます!!
この記事でレビューしているレンズ(タップするとその部分にジャンプします)
- ニコンZ50IIのおすすめ単焦点レンズ
NIKKOR Z DX 24mm f/1.7
NIKKOR Z 28mm f/2.8
NIKKOR Z 40mm f/2 - ニコンZ50IIのおすすめズームレンズ
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR - ニコンZfcのおすすめマクロレンズ
NIKKOR Z MC 50mm f/2.8 - ニコンZfcのおすすめ超広角レンズ
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR
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ニコンZ50IIにぴったりのおすすめ単焦点レンズ
NIKKOR Z DX 24mm f/1.7


最初に紹介するのは小型の単焦点レンズです。やさしいボケが魅力ですよ!

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- 焦点距離:24mm(フルサイズ換算36mm)
- 最小F値:F1.7
- 最短撮影距離:0.18m
- 最大撮影倍率:0.19倍
- フィルター径:46mm
- 重量:約135g
- 手ブレ補正:無し
<参照:商品仕様ページ>
<ねこの独断と偏見によるこのレンズのオススメ度>
ボケやすさ ★★★★☆ F1.7は伊達じゃない
価格 ★★★★★ レンズでは安い方
扱いやすさ ★★★★☆ 初心者にも使いやすい画角
自然風景写真 ★★★☆☆ スマホと似た感じになりがち
スナップ写真 ★★★★★ ボケをうまく使おう
ポートレート ★★★★☆ 全身よりもアップで
テーブルフォト★★★★★ 無理なく撮れる
総合オススメ度★★★★★ 初めての単焦点に最適!
最初に紹介するのは単焦点レンズ「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」です。
このレンズは通称「DXレンズ」と呼ばれるAPS-C専用のコンパクトな単焦点レンズで、解放F値がF1.7と「明るい」のが特徴です。



一般的に明るいレンズはよくボケることが多く、このレンズもダブルズームキットの標準ズームレンズよりもかなりなだらかで大きなボケ味を楽しむことができます。
ちょっと比較してみましょう。
<標準ズームレンズとのボケ比較>



全然違うね!

F1.7で撮ればわずかな距離差でもボケはじめるんですよ
上の画像はこのレンズ(NIKKOR Z DX 24mm f/1.7)と、ダブルズームキット付属の標準ズームレンズ(NIKKOR Z DX 16-50mm)を絞り開放で撮り比べたものですが、その差は歴然ですね。
さらに、このNIKKOR Z DX 24mm f/1.7は口コミでよく「絞り開放時(F1.7)で撮ると甘い」と言われています。
これは、「F1.7で撮るとピントが少しボヤっとする」という意味ですが、実際にはどんな感じなのか実験してみました。
<近接撮影時のF1.7とF4の解像度比較>
「PEN」の文字にピントを合わせてF4とF1.7で撮り比べてみました。さらに下の写真はピント位置の拡大です。





う~ん・・・違うといえば違うんだろうけど、これってそんなに大きな差なの??

これだけですぐに決まる訳ではないですが、この細かい違いの積み重ねで雰囲気が結構違ってくるんですよ~
上の写真はこのレンズのF1.7とF4を比べたものですが、ピント位置である「PEN」の文字を比較すると、ほんのわずかにF1.7で撮った方はボヤけているのがわかりますか??(ピンぼけではありません)
Web用に圧縮した画像だとわかりにくいですが、このピントが合っているのに少しボヤけて見える状態が、一般的に「甘い」と言われる現象です。
このレンズは大体F1.7~F2.2ぐらいまでで甘さが目立つので、敢えてそれを「柔らかさ」として自分の写真に利用できれば、もう立派な中級者の仲間入りですよ!!

金属など固いものをバッキバキに撮りたい場合はF4やF5.6で、ポートレートやフワっとしたものならF1.7と使い分けましょう

ムズいよ・・・
ニコンZ50IIでNIKKOR Z DX 24mm f/1.7を使うメリット

僕がZ50IIユーザーにこのNIKKOR Z DX 24mm f/1.7をおすすめしたい理由は、とにかくこのレンズ1本でいろんなものが撮れる、という点です。


上の写真は両方Z50IIにこのレンズを付けて撮った写真ですが、絞りを開ければ大きなボケを楽しむことができますし、逆にF5.6~F8ぐらいに絞れば割とシャープな画を叩き出します。
さらにこの24mmという焦点距離はフルサイズ換算で36mmと、「ザ・王道」の焦点距離で、日常のスナップやポートレート、旅行写真など、使うシーンを選ばないのでカメラに付けっぱなしでもOK!
お値段的にも難易度的にも比較的ハードルが低めなレンズなので、Z50IIをダブルズームキットで買った人の最初の単焦点レンズに是非おすすめです☆。

焦点距離が24mm(換算36mm)というところがポイントです。使い勝手がいいので初心者の方にもオススメですよ
ニコンZ50IIでNIKKOR Z DX 24mm f/1.7を使う場合のデメリット

僕が思うZ50IIでこのレンズ(NIKKOR Z DX 24mm f/1.7)を使う場合のデメリットは、よく言われますが「手振れ補正が効かない」という点です。
このレンズは手振れ補正が内蔵されていないので、ボディ内手振れ補正がないZ50IIで使うと完全に手振れ補正が無しになります。
なので、特に屋内では手振れに気を付けてしっかり構えて撮るように心掛けましょう。

手振れ補正無しとかブレブレになっちゃうんじゃないの!?

きちんと構えて撮ればそこまでではないですよ。でもいい加減にとるとブレやすいのは事実なので、しっかり構えて、さらに何枚か余分に撮るのがいいですね
NIKKOR Z DX 24mm f/1.7の作例とおすすめの撮り方




このレンズは割となんでも撮れますが、その中でも僕がZ50IIでよく撮るのが、こんな感じのシャープ過ぎない、ちょっと柔らかい感じのスナップです。
さらに、作例を載せられないのが申し訳ないですが、ボケ味を生かしたポートレートや家族写真なんかにもめちゃくちゃ向いています。
特にF1.7の柔らかさは秀逸で、薄暗い屋内の自然光を生かしたスナップなんかは、標準ズームとは全く別物の仕上がりになるので、是非試してみてください。

F1.7で撮れば、よく言われる「バッキバキ」なレンズとは違う優しい雰囲気が出るレンズなので、そこを生かして撮りたいですね
NIKKOR Z 28mm f/2.8


次に紹介するのは28mmの単焦点レンズです。スナップ写真におすすめですよ

☆☆各ショップの最新価格をチェックしよう☆☆
- 焦点距離:28mm(フルサイズ換算42mm)
- 最小F値:F2.8
- 最短撮影距離:0.19m
- 最大撮影倍率:0.2倍
- フィルター径:52mm
- 重量:約155g
- 手ブレ補正:なし
<参照:商品仕様ページ>
<ねこの独断と偏見によるこのレンズのオススメ度>
ボケやすさ ★★☆☆☆ ボケなくはない
価格 ★★★★★ レンズでは安い方
扱いやすさ ★★★☆☆ ストリートスナップ向け
自然風景写真 ★★★☆☆ スマホと似た感じになりがち
スナップ写真 ★★★★★ 街スナップに最適
ポートレート ★★☆☆☆ 遠い背景を選ぼう
テーブルフォト★★★★☆ 無理なく撮れる
総合オススメ度★★★☆☆ スナップシューターを目指すならこれ!
次に紹介するのも同じく単焦点レンズの「NIKKOR Z 28mm f/2.8」です。
先ほど紹介したNIKKOR Z DX 24mm f/1.7と似た感じのレンズではありますが、こっちは解放F値がF2.8と単焦点レンズとしてはそこまで明るい方ではありません。
なので、どちらかというとボケを狙うというよりは、ある程度絞ってシャープなスナップを楽しむのに向いているレンズです。



このNIKKOR Z 28mm f/2.8はフルサイズカメラでも使えるFXフォーマットの広角レンズですが、APS-C機であるZ50IIで使えば「約42mm」となります。
この約42mm前後の焦点距離は「標準レンズ」と呼ばれ、ちょうど被写体が人の見た目に近い大きさで写るので、「極端に寄りすぎず、引きすぎず」と、とても自然。
ちなみに上で紹介したNIKKOR Z DX 24mm f/1.7もフルサイズ換算で「約36mm」の標準レンズですが、このフルサイズ換算の36mmと42mmのどちらがいいかは、正直好みの領域なので人それぞれです。
<24mmと28mmの写る範囲の違い>



これどっちがいいの??

どっちがいいというものでもないんですよ~。より広く撮れる24mmか、一歩踏み込んだ感じで撮れる28mmか、完全に好みですね
上の2枚は24mmのZ DX 24mmと、28mmのこのレンズを同じ場所から撮り比べたものですが、焦点距離がちょっとだけ長い28mmのこのレンズの方が、少しだけ被写体が大きく写っているのがわかりますね。
ただ、正直この程度の差であれば、一歩踏み込んだり、下がったりで十分にカバーできる範囲だと思います。
むしろこのレンズの違いは解放F値がF1.7かF2.8かの違いの方が大きく、僕の中ではこのレンズはボケよりはF5.6やF8程度に絞ってシャープなスナップを楽しみたいレンズです。
ニコンZ50IIでNIKKOR Z 28mm f/2.8を使うメリット

僕が感じるZ50IIユーザーがこのレンズ「NIKKOR Z 28mm f/2.8」を使う最大のメリットは、将来フルサイズ機にステップアップした場合、このレンズをそのまま広角レンズとして使うことができる、という点です。

上で紹介したZ DX 24mmF/1.7はボケて良し、絞って良しの万能レンズですが、APS-C専用のDXレンズのため、例えばZ5などのフルサイズ機では普通は使いません。(使えなくはないが画素数が激落ちするので普通は使わない)
その点でこのNIKKOR Z 28mm f/2.8は元々フルサイズ用レンズなので、もし、近い将来フルサイズ機への移行や買い増しを考えているならこのレンズは無駄にならずに済みます。

ある程度上達するとフルサイズに移行したくなるんですよね~
「標準レンズとして、フルサイズ換算36mm相当(Z DX 24mm)と42mm相当(Z 28mm)のどっちがいいか」はそれぞれ好みによって異なるので一概には言えません。
ですが、少々乱暴な言い方をすれば、36mm相当も42mm相当も「ちょっとした差」でしかなく、自分が前後に動くことで十分にカバーできる範囲です。
なので、あくまでも僕個人の意見ではありますが、近い将来のフルサイズデビューをある程度考えているなら、Z DX 24mmよりもこちらのZ 28mm f/2.8の方がオススメです。
ニコンZ50IIでNIKKOR Z 28mm f/2.8を使う場合のデメリット

僕が思う、比較的最近カメラを始めた方がこのレンズ(NIKKOR Z 28mm f/2.8)を使う場合のデメリットは、恐らく「思っている程ボケない」というものではないかと思います。
「単焦点レンズ=ボケる」とイメージしている方も多いと思いますが、実は単焦点の28mmでF2.8というのは特別明るい訳ではなく、ボケもそこまで大きくなりやすいとは言えません。
実際にどの程度なのか、ボケやすいZ 40mm f/2と比べてみましょう。
<Z 28mm f/2.8とZ 40mm f/2のボケ方の違い>


上の画像は同じ単焦点レンズである「Nikkor Z40mm f/2」と同じ場所から撮った写真ですが、焦点距離が長くF値も明るいZ40mm f/2と比べると、このZ28mm f/2.8のボケ方はかなり控えめだと思うはずです。
もちろんもっと被写体に近づいたり、遠い背景を選ぶなど工夫すればこのレンズでももっと大きくボケさせることは可能です。
ですが、そもそもボケ重視の場合はこのレンズよりも他の選択肢を考えた方がいいでしょう。

なんだこのレンズボケないんだ

ボケなくはないです。ですが簡単に大きくボケる、と思ってこのレンズを買うとちょっとガッカリするかもしれません
もう一つ、僕がこのレンズをZ50IIで使うことのデメリットと感じるのが、「手振れ補正がない」ことです。
十分に明るい昼間の屋外で使う場合は特に問題ないですが、夕方や屋内で使う場合は「しっかり構えて撮る」という基本を忘れないようにしましょう。

このレンズも手振れ補正がないので、慣れるまでは両手でしっかり構えて撮るのがいいですね
NIKKOR Z 28mm f/2.8の作例とおすすめの撮り方




このNIKKOR Z 28mm f/2.8をZ50IIで使うと焦点距離がフルサイズ換算で42mmとなり、一歩引いて準広角っぽく、逆に一歩踏み込んで中望遠っぽくと、これ1本でかなり自由に撮り分けることができます。
なので僕は大体このレンズは街歩きスナップに使うことが多いですが、コンパクト&軽量を生かして片手でスイスイ撮っていくこの感じは、ズームレンズには無い感覚です。(手振れ注意!)
基本は屋外で、F5.6かF8ぐらいに絞って歩きながらどんどん撮る、そんな使い方をおすすめしたいレンズですね!

軽く絞ってのスナップが得意なレンズですが、被写体に近づいて遠い背景を選べばある程度ボケも楽しめますよ
NIKKOR Z 40mm f/2


次のおすすめレンズは40mmの単焦点レンズです。ボケて良し、スナップにも良しですよ

☆☆各ショップの最新価格をチェックしよう☆☆
- 焦点距離:40mm(フルサイズ換算60mm)
- 最小F値:F2
- 最短撮影距離:0.29m
- 最大撮影倍率:0.17倍
- フィルター径:52mm
- 重量:約170g
- 手ブレ補正:なし
<参照:商品仕様ページ>
<ねこの独断と偏見によるこのレンズのオススメ度>
ボケやすさ ★★★★★ かなりボケやすい
価格 ★★★★★ レンズでは安い方
扱いやすさ ★★☆☆☆ 思ったよりもアップになる
自然風景写真 ★★☆☆☆ 一部分を切り取るならアリ
スナップ写真 ★★★★☆ シンプルなスナップは得意
ポートレート ★★★★★ ガンガンアップで撮ろう
テーブルフォト★★★☆☆ 立ち上がらないと狭い
総合オススメ度★★★★☆ これぞ一眼!という感じの大きなボケ
3本目に紹介するのも単焦点レンズの「NIKKOR Z 40mm f/2」です。
このレンズは解放絞りが「F2」と割と明るめで、さらに焦点距離も若干望遠寄りであることも相まって、初心者の方でも割と簡単にボケを楽しめるレンズです。



このレンズ(NIKKOR Z 40mm f/2)は、APS-C機であるZ50IIで使うと焦点距離がフルサイズ換算で約60mmと「気持ち望遠寄りの標準レンズ」となるという特徴があります。
この換算約60mmの焦点距離は結構狭く、僕は主にポートレートや、主題を明確に絞ったスナップに使うことが多いですね。
正直、これ1本だけで普段使いするようなレンズではないので、標準域のズームレンズや24mmや28mmの単焦点レンズと合わせて使うのがおすすめです。

Z50IIで使う場合は「ボケスペシャル」としてピンポイントで使うイメージですね
ニコンZ50IIでNIKKOR Z 40mm f/2を使うメリット

僕が感じるこのレンズ(NIKKOR Z 40mm f/2)をニコンZ50IIで使うメリットは、特に近距離で使うと簡単に大きなボケのある写真を撮れる、というところ。
基本的にレンズは同じF値で比較した場合、望遠になればなるほどボケが大きくなる傾向にあるので、この40mmでF2というのは割とボケやすいレンズ、ということになります。
ちなみにダブルズームキットの標準ズームレンズの40mm付近のF値は「F5.6」で、F2であるこのレンズは3段分明るくボケ方の違いも一目瞭然です。
ちょっと見比べてみましょう。
<NIKKOR Z 40mm f/2と標準ズームレンズのボケ比較>


どうでしょうか??
標準ズームレンズではボケにくいような被写体の距離差であっても、このレンズ(NIKKOR Z 40mm f/2)なら大きくボケているのがはっきりわかりますね。
ちなみに最初に紹介した「Z DX 24mm F/1.7」もボケるレンズですが、焦点距離(写る範囲)が全然違うレンズで簡単に比較はできません。
どちらも比較的ボケさせやすいレンズなので、割と広く撮りたいのか、アップ目で撮りたいのかで使い分けるのがポイントです。

僕の場合はですが、比較的広く撮りたいなら「Z DX 24mm F/1.7」を、対象を絞って撮りたいならこの「Z 40mm F/2」と使い分けています
ニコンZ50IIでNIKKOR Z 40mm f/2を使う場合のデメリット

僕がZ50IIでこのNIKKOR Z 40mm f/2を使うときに感じるデメリットは、これも他の単焦点レンズと同じくレンズに手振れ補正が搭載されていないという点です。
この40mmという焦点距離は他の2本の単焦点レンズに比べると手振れのリスクがやや高い(望遠ほど手振れが目立ちやすい)ので、一枚一枚しっかりと丁寧に撮るよう心掛けましょう。

普段やるみたいに片手でいい加減に持って撮ったらダメってことだね

カメラの基本を身に着けるのにはいいレンズかもしれませんね
あともう一つ気になるのが、人によってはこの「フルサイズ換算60mmという焦点距離が使いにくい」と感じてしまうかもしれない、という点です。
恐らくですが、カメラを始めて間もない方がこのレンズを使うと、思ったよりも撮れる範囲が「狭い」ことに驚くと思います。

特にカフェなどでこのレンズでテーブルフォトを取ろうとしたら、皿や料理の一部分しか入らないので、全体を撮りたいならかなりのけ反るか、立ち上がらないといけません。
他にも例えば屋内など後ろに下がれないため被写体との距離が取れず、急いでF2をあきらめ標準ズームにレンズ交換する、という場面も出てくるでしょう。
なので、まずは自分の標準ズームを40mmの位置あたりに合わせていろいろなものを撮ってみて、自分の撮りたいイメージや作風にこの「ややアップ目」の焦点距離がマッチするか、よくイメージしてから購入に踏み切るのがおすすめです。

正直なところで言うと、このレンズは24mmや28mmに比べたら使いどころが限られるレンズ、になると思います
NIKKOR Z 40mm f/2の作例とおすすめの撮り方


僕がニコンZ50IIとこのレンズで好んで撮るのが、これも作例を載せられないのが申し訳ないですが、大きなボケを生かしたふわっとした感じのポートレートです。
フルサイズ換算で60mmとちょっとだけ望遠寄りなので、全身を撮るというよりは「上半身だけ」とか「肩から上」といった感じで気持ちアップ目に撮るなら、このレンズのおいしいところを引き出せます。


このレンズはボケだけでなく、F5.6程度に絞って使えば比較的シャープな写りをしますので、街スナップで使うのも悪くありません。
コンクリートや金属の被写体を探して、なるべくシンプルに、大きくはっきりと撮ってみましょう。

F2で撮ればよくボケるレンズですが、焦点距離が40mmなのであまり遠いものを撮ると小さく写ってしまい、さらにボケも小さくなります。
なので、ボケを大きくしたいならこのレンズは比較的近いところで使い、被写体との距離がある場合は望遠レンズにスイッチした方が良いでしょう。

最初は思ったより「狭く」感じると思いますが、逆に言えばこの狭さを生かして主題を絞って撮れるのが、このレンズのいいところです
ニコンZ50IIにぴったりのおすすめズームレンズ
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR


僕がZ50IIで良く使うズームレンズがこのNIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRです。楽に撮りたいときにおすすめです


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- 焦点距離:18-140mm(フルサイズ換算27-210mm)
- 最小F値:F3.5-6.3
- 最短撮影距離:0.2m(18mm時)
- 最大撮影倍率:0.33倍(140mm時)
- フィルター径:62mm
- 重量:約315g
- 手ブレ補正:あり
<参照:商品仕様ページ>
<ねこの独断と偏見によるこのレンズのオススメ度>
ボケやすさ ★★☆☆☆ 望遠側ならボケる
価格 ★★★☆☆ 思い切りが必要
扱いやすさ ★★★★★ レンズ交換不要は超便利
自然風景写真 ★★★★★ どんとこい
スナップ写真 ★★★☆☆ 撮れるがちょっとデカい
ポートレート ★★☆☆☆ ボケが物足りない
テーブルフォト★★☆☆☆ 撮れるけど全くボケない
総合オススメ度 ★★★★★ 利便性を求めるならこれ
Z50IIで使うのにぴったりのズームレンズがこの「NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR」です。
このレンズはZ50IIのレンズキットの1種になっているので、最初から持っている、という方もおられるかもしれませんね。




このレンズは別名「高倍率ズームレンズ」や「便利ズームレンズ」などと呼ばれ、広角から望遠まで1本で済んでしまうという特徴があるレンズです。
例えばZ50IIをダブルズームキットで買ったものの、レンズ交換が苦手、もしくは面倒という方にはとても魅力的なレンズになるでしょう。
しかし、詳しくは後述しますが、それなりにデメリットや弱点もあるレンズなので、「万能」というよりは「あくまでも基本のレンズ」として、他の単焦点レンズなどと併用して使うのがおすすめです。

なるべくレンズ交換をしたくない場合に使いたいレンズですね
ニコンZ50IIでNIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRを使うメリット

僕がこのNIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRの最大のメリットと感じるのが、言うまでもなく「広角から望遠までレンズ交換不要で対応できる」という点です。
例えば旅行にはあまりレンズをたくさん持っていくのは避けたいですが、とりあえずこれ1本あれば基本的な写真は大体撮れてしまいます。
他にも雨の日や、砂埃が舞うような環境など、レンズ交換をあまりしたくない!、という時にこのレンズはとてもいい働きをしてくれますよ!

とりあえず基本の1本として持っておくのがオススメのレンズです
ニコンZ50IIでNIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRを使う場合のデメリット

僕が思うこのレンズ(NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR)を使うデメリットとしては、「便利な反面、性能が悪く言えば中途半端」、というものがあります。
例えば広角は18mmスタートと、標準ズームレンズの16mmよりも若干劣ります(狭い)し、望遠もダブルズームキット付属の望遠レンズ(Z DX 50-250mm)の250mm側と比べたらかなり物足りません。
さらにF値も単焦点レンズと比べたらはるかに「暗い」ので、大きなボケを得るには工夫が必要です。
<Z DX 18-140mm とZ DX 50-250mmの最大望遠の比較>



ダメダメじゃん!!

ダメじゃないです。このレンズはそのあたりを犠牲にした上で「レンズ交換不要」を実現した、ある意味で特化型レンズで、決して「全部入り」ではないんですよ
例えば、望遠側140mmというのはダブルズームキット付属の望遠レンズ(250mm)よりも劣るので、運動会やスポーツ撮影など、遠くから可能な限り被写体に寄りたいような用途には向いていません。
さらに、特別F値が明るいということもないので、単焦点レンズのように劇的にボケたりするわけでもありません。
なので、「これ1本ですべて撮る」というのはやはり無理があり、このレンズに加えて単焦点レンズや超広角レンズなど、目的に応じて使い分けるのがいいと思います。

気合を入れる日はこのレンズと、別で単焦点レンズを1~2本、楽に撮りたいときはこのレンズだけ、といった具合ですね
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRの作例とおすすめの撮り方



僕がZ50IIとこのレンズ(NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR)の組み合わせをよく使うのは、やはり「旅行(日帰り含む)」です。
このレンズを使う時はあまり難しく考えずに、ズームを駆使してとにかく見たままを何でも撮りましょう。
特に小さいお子さんがいる家庭など、荷物的にも注意力的にもそこまでカメラに割けない状況の人にもオススメです!

今まで旅行の時の写真はスマホって諦めてたけど、これなら頑張って持って行けそう!

特にお子さんがいる家族の外出なんかにはぴったりですよ!
ニコンZ50IIにぴったりのおすすめマクロレンズ
NIKKOR Z MC 50mm f/2.8


次におすすめしたいのがマクロレンズの「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」です。ダブルズームキット付属のレンズでは到底不可能な超ドアップ撮影ができますよ!

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- 焦点距離:50mm(フルサイズ換算75mm)
- 最小F値:F2.8
- 最短撮影距離:0.16m
- 最大撮影倍率:1倍
- フィルター径:46mm
- 重量:約260g
- 手ブレ補正:なし
<参照:商品仕様ページ>
<ねこの独断と偏見によるこのレンズのオススメ度>
ボケやすさ ★★★☆☆ マクロ域以外は平凡
価格 ★☆☆☆☆ お試しには厳しい
扱いやすさ ★★☆☆☆ マクロって難しい
自然風景写真 ★★★★★ 但しドアップに限る
スナップ写真 ★★☆☆☆ 50mmは狭い
ポートレート ★★★☆☆ これで撮る意味はない
テーブルフォト★☆☆☆☆ 狭すぎる、ドアップなら星5
総合オススメ度★★★☆☆ マクロに興味があるなら買い
次に僕がZ50IIをダブルズームキットで買った人におすすめしたいレンズは、この「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」というマクロレンズです。
マクロレンズとは、簡単に言えば「ドアップ」に写せるレンズの事で、このNIKKOR Z MC 50mm f/2.8もびっくりするぐらい被写体に近づいて、肉眼で見えないレベルまで描写してくれる楽しいレンズです。
ちなみにニコンはマクロレンズの事を「マイクロレンズ」と呼称していますが、この記事では一般的な呼び名である「マクロレンズ」で統一していますので、ご了承ください。




このNIKKOR Z MC 50mm f/2.8はマクロ域になるとレンズの前玉がちょっとびっくりするぐらい伸びるのが特徴ですね。
さらにレンズ側面には「フォーカスリミッター」と呼ばれる、オートフォーカスをマクロ域に限定するスイッチも備わっています。(オートフォーカスが背景に大外しするのを防ぐ機能)
手振れ補正が無いのが残念ですが、それ以外は本格的なマクロ撮影が可能なので、水滴や花、模型などZ50IIで超ドアップ撮影に挑戦してみたい人に是非オススメです!

模型や花、水滴などのドアップ撮影をしてみたい人は、まずこのレンズを手に入れることから始めましょう
ニコンZ50IIでNIKKOR Z MC 50mm f/2.8を使うメリット

僕がこのレンズ(NIKKOR Z MC 50mm f/2.8)を使う時に強く感じるメリットは、言うまでもないですが「どこまででも近づいて超ドアップで撮れる」というところです。
ダブルズームキット付属レンズを使っている場合、被写体を大きく撮ろうと思って近づいたらピントが合わなくなってイライラした経験が誰にでもあるのではないでしょうか。
しかし、このレンズに関しては「近づきすぎてピントが合わない!」ということは滅多に起きません。






え?これって本当に撮れてるの??

冗談のように見えますが、このレンズを使えば撮れるんです
上の写真はレンズキット付属の標準ズームレンズとこのレンズ(NIKKOR Z MC 50mm f/2.8)で、どれぐらい被写体に寄れるかを比較したものです。
もう明らかにNIKKOR Z MC 50mm f/2.8の方が被写体に寄れ、かつアップで撮れるのがわかると思います。
ちなみにこのレンズ、フルサイズでも使えるので、将来フルサイズにステップアップしてからも末永く使えるというのも嬉しいポイントと言えるかもしれませんね。

フルサイズに移行しても使えるので、マクロ入門の1本としておすすめですよ
僕が感じるNIKKOR Z MC 50mm f/2.8のデメリット

僕が思うこのレンズの欠点は、手振れ補正が入っていない点に加えて、APS-C機であるニコンZ50II使うと、フルサイズ換算で75mmと割と使用頻度が少なめの焦点距離になってしまう、という点です。
しかも、ニコンの50mm単焦点レンズは「Z 50mm f/1.4」や「Z 50mm f/1.8 S」など魅力的なレンズが他にもあるので、敢えてこのレンズをマクロ以外で使う動機がありません。
実際僕もこのレンズは「ドアップ専門」で、物撮りと花のマクロ以外で使うことはなく、「よっぽどマクロ撮影好きな人以外は使う頻度が限定される」、というのがこのレンズの欠点だと思います。

僕にとっては「無いと困る」、でも「あってもあまり使わない」という難しい立ち位置のレンズなんですよ・・・

あと値段もちょっと高いよね・・・
NIKKOR Z MC 50mm f/2.8の作例とおすすめの撮り方





もしこのレンズを手に入れたら絶対にやってみて欲しいのが、とにかく手当たり次第に周りのものをドアップで撮ってみる、というものです。
なんせこのレンズを使うと肉眼ではなかなか見えない部分まで写してくれるので、日ごろ目にしているものでもまた違った印象を受けるのが面白いと感じるはずです。
他にも花のマクロ撮影なんかも定番なので、春先にはとりあえずカメラバッグに入れて出かけるのがオススメですね。

現時点でニコンでは最安のマイクロレンズなので、マクロ撮影をしてみたい場合にはまずこのレンズを検討することになります
ニコンZ50IIにぴったりのおすすめ超広角レンズ
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR


最後に紹介するのは超広角レンズです。風景好きの人は必携ですよ


☆☆各ショップの最新価格をチェックしよう☆☆
- 焦点距離:12-28mm(フルサイズ換算18-42mm)
- 最小F値:F3.5-5.6
- 最短撮影距離:0.19m(全域)
- 最大撮影倍率:0.21倍(28mm時)
- フィルター径:67mm
- 重量:約205g
- 手ブレ補正:あり
<参照:商品仕様ページ>
<ねこの独断と偏見によるこのレンズのオススメ度>
ボケやすさ ★☆☆☆☆ ほぼボケない
価格 ★★☆☆☆ お試しには厳しい
扱いやすさ ★★☆☆☆ 慣れるまで難しい
自然風景写真 ★★★★★ 絶景カモン
スナップ写真 ★★★★☆ 意外といける
ポートレート ★☆☆☆☆ イルコさんじゃないと無理
テーブルフォト★☆☆☆☆ 周りが写っちゃう
総合オススメ度★★★☆☆ 風景写真スペシャル
ニコンZ50IIにおすすめしたいレンズのラストは、超広角ズームレンズの「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」です。



このレンズは広角側が12mm(フルサイズ換算で18mm)と「超広角」で撮れる、というのが最大の特徴です。
Z50IIのダブルズームキットに付属する標準ズームレンズの広角側は16mm(フルサイズ換算で24mm)となかなか立派な性能ですが、それでもこのレンズとの差ははっきりしています。
その差がどれぐらいなのか、例によって撮り比べてみたので比較してみましょう。
<標準ズームレンズとの広角側の写る範囲の比較>



まぁ並べてみたら確かに違うのはわかるけど、これって別でレンズを買う程の違いなの??

平面で見るとあまりわからないかもしれませんが、見上げたり、奥行きがある場面ではかなりの差になるんですよ
橋の大きさだけに注目するとわかりにくいかもしれませんが、端に写っているビルなどに注目すると、超広角(12mm~)であるこのレンズの方がかなり広く写っているのがわかると思います。
この特性を生かして自然風景を広く撮るのに適したレンズですが、特に見上げるような構図の被写体はかなり迫力が出るので、実は都市スナップにもよく合います。
他にも後ろに下がれないことが多い屋内でも意外と出番があったりするので、風景好き、旅行好きな人に是非使いこなして欲しいレンズですね。
ニコンZ50IIでNIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRを使うメリット

ニコンZ50IIでこのレンズ(というより超広角レンズ全般ですが)を使うメリットは、「ダブルズームキット付属の標準ズームレンズよりもはるかに広く撮れる」という点です。
その差は見比べれば歴然です。
<標準ズームレンズとの広角スナップの比較>



こうやって見比べると確かに違うね!

そうなんですよ、ダイナミックな迫力を出したいときはこの超広角レンズの出番ですね
上の画像はダブルズームキット付属の標準ズームレンズとこのレンズ(NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR)の広角側を撮り比べたのもですが、このレンズの方がかなり広い範囲を写せるのがわかりますね。
この特性を生かして、風景写真であればより広大なスケール感のある写真になりますし、見上げて撮る建造物などは大得意です。

さらに、このレンズは嬉しいことに手振れ補正が内蔵されていますので、後ろに下がれない屋内などでも威力を発揮します。
他にも動画、特にグリップを付けた街歩き動画にはとても自然で気持ちの良い広さになるので、旅行好きな方に是非おすすめしたいですね。

旅行好き、風景好き、建物好きの方に超おすすめです!
僕が感じるNIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRのデメリット

僕がこのレンズ(NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR)に感じるデメリットは特にありません。
強いて言うなら、別売のレンズフード「HB-112」が高すぎる、というぐらいでしょうか。
僕はレンズフードやバッテリーに関して安価な互換品は使わない、と決めているのですが、さすがに実勢価格5万円台(執筆時)のレンズにレンズフードが5000円というのはビビりました。(買いましたが)
そうは言うものの、こだわりが無ければ安い互換品を買えば済む話なので、これはデメリットとまでは言えないレベルですね。

なんでこれだけそんなに高いの??

なんででしょうね・・・
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRの作例とおすすめの撮り方


僕がこのレンズ(NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR)を使ってよく撮るのは、こんな感じの見上げるような構図です。
特に大きめの建物などで普通の広角だと収まりきらない場合でも、超広角レンズを使えば収まりますし、さらに遠近感も強調されて迫力が出て一石二鳥。
しかも手振れ補正もついていて屋内屋外問わず使えるので、特に旅行の時には必ず持っていくようにしています。
まとめ:買う前に良くイメージしよう

一眼カメラにとってレンズは「命」のようなもので、せっかくカメラを買ったのなら自分のお気に入りのレンズに出会いたいものです。
もちろんせっかく高価なレンズを買っても自分の好みに合わなければ、結局使わなくなって無駄になってしまいます。
そうならないためにレンズを選ぶときは、作例などを良く調べて「自分が撮りたい画がこのレンズで撮れるのか」を良くイメージすることが重要です。
この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
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