こんにちは!カメラ歴15年、カメラ総購入台数28台のNEKO(ねこ)です!
VLOGCAM ZV-E10 II(ZV-E10M2)買いました!!
旧モデルのZV-E10(これも持ってます)よりも結構値段が上がっちゃいましたが、果たしてその値段分の価値はあるでしょうか!?
というわけで、新しい「ZV-E10 II(ZV-E10M2)」と旧型の「ZV-E10」の新旧比較をしてみたいと思います!
新しいモデルが性能がいいのは当然だよね
本格的なカメラって初めての素人なんだけど、それでもやっぱり新しい方がいいのかな?
ちょっとでも安い方がいいけど、失敗はしたくないなぁ・・・
僕はどっちの機種も使っているので、なるべく初心者目線でわかりやすい比較をしていきますね
いつもの通り「あまりカメラに詳しくない」という人にもわかりやすいように、なるべく専門用語を避けて解説していきたいと思いますので、どちらにしようか悩んでいる方は、是非この記事を参考にベストな選択をして欲しいと思います。
*この記事は2024年12月時点での情報です。ファームウェアのアップデートなどによって機能が追加されるなど、記事の内容が古くなる可能性もありますので、その点ご了承ください。
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結論:価格差を考慮してもZV-E10 II(新型)に行くのがおすすめ!
結論から言うと、新しいZV-E10 II(新)はほぼすべての面で旧型のZV-E10(旧)の性能を上回っています。
家で少し触っただけでも、「動画・静止画の切り替え」や「設定メニュー」、「操作のキビキビ感」など、スペックには表れにくい「使いやすさ」に関する部分が大幅にリニューアルされていることに気がつくほどでした。
スペック面でも、動画は新たに4K60pに対応し、SDカードスロットもより高速な「UHS-II」に対応するなど、同価格帯のライバル機に比べても十分な戦闘力のある仕様になっています。
そして、個人的に意外だったのが「写真の画質にも大きな進歩があった」という点です。
今回のモデルチェンジでは画素数はほぼ据え置き&レンズも2型にマイナーチェンジしたものの光学系は変わらない、とのことだったので、正直写真画質面では大した違いはないだろうと予想していました。
ですが、実際に撮ってみると、特に絞り解放では拡大すればはっきりわかるほどの解像感の違いが感じられました(後で作例載せます)
なのでこれから購入する場合は、よほど極端な価格差がある場合以外は新しいVLOGCAM ZV-E10 IIを選ぶのがおすすめです!
そりゃ比べたら新型がいいに決まってるよねぇ・・・
まぁそうなんですが・・・
ソニーZV-E10 II(新) と ZV-E10(旧)のスペックの違い
ではまず最初にZV-E10 II(新)とZV-E10(旧)のスペックの違いを一覧で見ておきましょう
ZV-E10 II(新) | ZV-E10(旧) | |
---|---|---|
Wズームキット最安値 | 約15~16万円 | 約11~12万円 |
発売日 | 2024年8月 | 2021年9月 |
重量(ボディのみ) | 292g | 299g |
センサー | APS-C | APS-C |
エンジン | BIONZ XR | BIONZ X |
画素数 | 2600万画素 | 2420万画素 |
最高ISO感度 | 32000 | 32000 |
メモリーカード | SDXC UHS-II ×1 | SDXC UHS-I ×1 |
アンチダスト | なし | なし |
ファインダー | なし | なし |
内蔵ストロボ | なし | なし |
モードダイヤル | なし | なし |
ズームレバー | あり | あり |
液晶モニター | 3.0型バリアングルモニター | 3.0型バリアングルモニター |
インターフェース | USB Type-C | USB Type-C |
HDMI端子 | D | D |
ヘッドフォン端子 | あり | あり |
シャッタースピード低速限界設定 | あり | なし |
最高シャッタースピード | 1/8000 | 1/4000 |
シャッター種類 | メカシャッターレス | メカ/電子先幕 |
クリエイティブルック | 10種類 | なし |
クリエイティブスタイル | なし | 7種類 |
4K動画 | 60p | 30p |
4K動画のクロップ | あり(60p) | あり(30p) |
動画用電子手ブレ補正 | あり | あり |
商品レビュー用設定 | あり | あり |
シネマティックモード | あり | なし |
専用ウインドスクリーン | 付属 | 付属 |
USB充電 | 可能 PD対応 | 可能 |
バッテリー | NP-FZ100 | NP-FW50 |
撮影可能枚数 | 約610枚(モニター) | 約440枚(モニター) |
カラー | ブラック/ホワイト | ブラック/シルバー |
レンズキット | 標準/Wズームキット | 標準/Wズームキット |
新しいZV-E10 IIの方が勝っている部分が多いね!
新機種なのでスペックが上なのは当然ですね。でも実際に触ってみるとスペック面よりも操作面で改善されたところの方が大きいですよ
一覧で見ると、さすがにニューモデルだけあって新しいZV-E10 II(新)が勝っている部分が目につくと思います。
特に画像エンジンの換装や4K動画の60P対応などは、これから長く使っていくことを考えれば「当然」の水準に引き上げられたと言えそうです。
ですが、この2機種はスペックだけを比較してもわからない違いも結構あるので、そのあたりの違いをなるべく詳しくレビューしていきたいと思います。
ソニーZV-E10 II(新) と ZV-E10(旧)の外観を比較
では次にZV-E10 II(新) と ZV-E10(旧)を並べて外観を比べてみましょう
ZV-E10 II(新) と ZV-E10(旧)の見た目は殆ど変わりませんが、唯一「グリップの太さ」だけは大きく違います。
恐らくバッテリーのサイズが大きくなった影響があると思いますが、これによって手の大きい人でも余裕をもってしっかりカメラをホールドできるようになりました。
あと、SDカードがバッテリー室からボディ左側に移動しましたが、撮影中にSDカードを交換するときにこれはかなり便利になったのもポイントですね。
ぱっと見の見た目はあまりかわらないね
確かにそうですね、でも旧モデルの弱点を潰したかなり堅実な変更が随所にされているんですよ
ソニーZV-E10 II(新) と ZV-E10(旧)の「はっきりわかる」違い
それではいよいよ具体的な新旧比較をしていきましょう!まずは僕が「誰でもはっきりとわかるぐらい」変わったと感じる点です
「写真-動画」の切り替えでイライラしなくなった!
僕がVLOGCAM ZV-E10 IIを手に取って最初に「お!」と感じたのがこの「静止画、動画切り替え」方法の改善です。
前モデルのZV-E10(旧)は写真モードと動画モードはボタンを押して切り替えていたのですが、これがレスポンスがとても悪く、なかなか思い通りのモードに切り替えられずにイライラしたものですが、これが改善されました。
とにかくZV-E10(旧)はボタンのタイムラグが酷く、「押せていなかったのかな?」と思ってもう一度押してしまい、結果何周もしてしまうことがよくありました。
レバー式になったおかげで、直感的に切り替えられるようになったと同時に、今写真モードなのか動画モードなのかが視覚的にもすぐにわかるので、細かいことですが個人的にはかなりの改善点だと思います。
起動を含め操作のレスポンスがかなり軽くなった
これも「写真ー動画の切り替え」と同じような点ですが、ZV-E10 II(新)は全体的に操作のレスポンスが劇的に改善されています。
例えば電源を入れてから撮影が可能になるまでの時間は、あくまでも僕の感覚ですが半分ぐらいに短縮されているように思います。
他にもZV-E10(旧)はファンクションメニューや設定メニューの操作をするときに「ワンテンポ遅れて」動作する感じがありましたが、ZV-E10 II(新)にはそれはありません。
おそらく画像エンジンが上位機種と同じ「BIONZ XR」というものが載っているおかげだと思いますが、一度このサクサク感を体感してしまうと、もっさりしたZV-E10(旧)には戻りたくないと思ってしまいます。
そんなに違うの??
ZV-E10(旧)だけを使っていた時は「ちょっと遅いな」ぐらいでしたけどね、新しいのと比較するともう戻れません・・・
動画機能が時代に追いついた!
VLOGCAM ZV-E10(旧)は発売が2021年とやや時間が経ってきているため、「動画専用機」としては動画性能にやや物足りなさを感じるのも事実です。
その点でZV-E10 II(新)は最新モデルらしく、VLOGCAMの名にふさわしい動画性能にアップグレードされています。
ZV-E10 II(新) | ZV-E10(旧) | |
---|---|---|
4K24P | 対応 クロップ無し | 対応 クロップ無し |
4K30P | 対応 クロップ無し | 対応 クロップあり |
4K60P | 対応 クロップあり | 非対応 |
4K120P | 非対応 | 非対応 |
その中でも僕が恩恵を受けそうなのは、ZV-E10(旧)の4K動画が30P止まりだったのに対し、ZV-E10 II(新)は4K60Pに対応したというところです。
しかもこのクラスのカメラは4K動画撮影時には「クロップ」といって、ちょっとだけ写る範囲が狭くなるのが普通ですが、新しいZV-E10 II(新)はこの4K時のクロップがかなり低減されています。
上の画像はZV-E10 II(新)とZV-E10(旧)のレンズを広角側一杯にして4K動画を撮影した様子ですが、右のZV-E10(旧)は4K30Pで撮ると、左のZV-E10 II(新)よりも写る範囲が狭くなっている(被写体が拡大されている)のがわかると思います。
一方でZV-E10 II(新)は4K30Pでの撮影ではクロップは起きず、さらにハイクオリティな4K60Pでの撮影でも、ほんのわずかに狭くなる(クロップされる)程度に収まっています。
そのクロップ?が起きると何か不都合なことがあるの?
レンズの本来持つ「写る範囲」よりも狭くなってしまうので、例えば街歩き動画などなるべく広い範囲を撮りたい場合には、このクロップが起きるのは不利なんです
では次に、電子手ブレ補正が強力にかかる「アクティブモード」をオンにして比較してみましょう。
ZV-E10(旧)では4K30Pをアクティブモードで撮影すると、写る範囲がかなり狭くなります(1.5倍ぐらい?)
一方で意外だったのが、ZV-E10 II(新)もアクティブモードをオンにすると、ZV-E10(旧)と同程度にまで拡大され、写る範囲はどちらもあまり変わらなくなります。(ちょっとだけ新しいZV-E10 IIの方が写る範囲が広いかな??ぐらいの差)
ただ、手ブレ補正の効き具合としてはやはり新しいZV-E10 IIの方がより自然な感じで、ひょっとするとZV-E10 II(新)はクロップ率を敢えて大きめに取ることで、手ブレ補正の効果を高めているのかもしれませんね。
よくわかんないけど、そんな本格的な動画を撮る予定はないんだよなぁ・・・
今はそうかもしれませんが、これから何年も使っていく事を考えると基本性能が底上げされたのは重要なポイントですよ
バッテリーが大きくなって持ちがよくなった!
僕がVLOGCAM ZV-E10 II(新)を使っていてはっきりと感じる別のポイントが「バッテリーの持ち」です。
ZV-E10 II(新)は「NP-FZ100」というフルサイズ機と同じ大容量のバッテリーが採用されています。
これのおかげで撮影可能枚数がZV-E10(旧)の「写真約440枚、動画約80分」から、ZV-E10 II(新)は「写真約610枚、動画約130分」とかなりアップしています。
実際使っていても、ZV-E10(旧)だと半日もバッテリーが持たなかったのが、ZV-E10 II(新)だとバッテリー交換無しで行けることも多くなり、これは大きな進化だと思います。
ZV-E10 II(新)は大容量バッテリーのおかげで、バッテリー持ちはトップクラスだと思います
写真機能の「あからさまなえこひいき」がなくなった!
ZV-E10 II(新)は「クリエィティブスタイル」が廃止され、新たに「クリエイティブルック」と呼ばれる上位機種と同じプリセットフィルターが搭載されました。
これによってRAW現像しなくても、カメラ内だけで上位機種と同じような色合いや雰囲気に調整できるようになり、これは僕としてはかなり嬉しいポイントです。
以前のZV-E10(旧)の「クリエィティブスタイル」はかなり簡素なものだったので、ここもかなりの性能向上だと感じます。
もちろんZV-E10(旧)でもホワイトバランスなどを駆使すれば、カメラ内だけでもそこそこ追い込めました。
ですが、今回ZV-E10 II(新)にクリエイティブルックがきちんと搭載されたのは、写真機としても手を抜いていない証拠なんだと思います。
写真派としてはこれは嬉しいポイントでしたね~
設定メニューが整理された&タッチパネルになった!
ようやくというか、遂にというかですが、ZV-E10 II(新)は設定メニューが刷新され、しかもタッチパネルに対応しました。
ZV-E10(旧)は、まぁソニーらしいといえばソニーらしいのかもしれませんが、結構マニアックな設定項目が無秩序(と感じる)に並んでいる、初心者には少々わかりにくい設定メニューになっていました。(しかも今の時代になぜかタッチパネル操作非対応だった)
それがZV-E10 II(新)では一新され、きちんと項目別に整理され、しかもちゃんとタッチパネル操作ができるようになっています。
まぁ設定メニューは慣れてしまえばどれも同じと言えなくはないですが、ZV-E10 II(新)はこれから本格的なカメラを始める人にも優しい仕様に仕上がっているのは間違いありません。
もちろん慣れたら同じではありますが、やっぱり初心者にはタッチパネル操作がありがたいと思うんですよ
ソニーZV-E10 II(新) と ZV-E10(旧)の「わかる人にはわかる」違い
では次に、中級者レベルになる頃には気がつく違いを見てみましょう
標準レンズの解像感がアップした
これはかなり意外だったのですが、ZV-E10 II(新)はZV-E10(旧)と比較して、付属標準レンズ使用時の解像感が全体的に向上しています。
ZV-E10(旧)に付属するレンズ「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」はコンパクトではありますが、写りの面ではお世辞にも高画質とは言い難いレンズでした。
ZV-E10 II(新)に付属するレンズも光学設計は同じレンズだという話だったので、写りも同じようなものだと思っていたのですが、これがかなり改善していて驚かされました。
上の画像はZV-E10 II(新)とZV-E10(旧)を使って同じ場所から標準レンズの50mm付近を使って撮ったものです。
WEB上で、しかも圧縮された画像だと同じように見えるかもしれませんが、ちょっと拡大してみるとその差が良くわかります。
どうでしょうか?その差は歴然ですね。
これは望遠側の例ですが、広角側でも同じように、特に周辺部においての画質は劇的に改善しています。
これがレンズによるものなのか、センサーや新エンジンのおかげなのか、現時点では僕もはっきりととはわからないのですが、今度時間があるときにお互いのレンズを入れ替えたりしてもう少し検証してみたいと思っています。
新しいカメラなんだから画質が上がっていて当然じゃないの??
そりゃそうなんですけど、ここまで違うとは想像できなかったんですよ
シャッタースピードが1/8000に対応
ZV-E10 II(新)はSモードで設定できるシャッタースピードの上限が「1/8000秒」となり、ZV-E10(旧)の「1/4000」よりも一段分速くなりました。
ただ、詳しくは省略しますがZV-E10 II(新)は「メカシャッターレス」なので、高速で動く被写体にはそもそも向いていません。
もちろん動体だけでなく、屋外でF1.4など明るいレンズを解放で使いたい時など、動体でなくても1/8000秒が使える恩恵はありますので、僕としてはこれは「無いよりはあった方がよい」という感じです。
1/4000と1/8000ってそんなに劇的に違うものなの??
「1/8000」が使えたら助かる場面もある、という感じですが、そこまで本格的な撮影をこのVLOGCAMシリーズでする人も稀だとは思います
UHS-IIのSDカード対応で連写時の書き込み待ち時間が短くなった
ZV-E10 II(新)はSDカードのスロットが上位機種と同じく「UHS-II対応」となりました。
これによって、より高速(で高価な)なビデオスピードクラスV60やV90対応のSDカードの性能をフルに発揮できるようになっています。
ただし、ビデオスピードクラスV60やV90が必要なのは、動画ならALLイントラ圧縮や、写真であればRAWでの高速連写など、中級者~準プロ並みの使い方をする人になってきますね。
なので、これから本格的にカメラを始める人は最初からそこまでの高価なSDカードは必要ないと思います。
これも将来的にステップアップするときにあれば助かる性能ですね
ソニーZV-E10 II(新) が ZV-E10(旧)よりスペックダウンしたところ
最後に、ZV-E10 II(新)が旧モデルと比べて悪くなったところを見てみましょう
メカシャッターが廃止された
概ね性能が順当に底上げされているZV-E10 II(新)ですが、1点だけZV-E10(旧)よりも大きく退化(というか、割り切り)しているところがあり、それがこの「メカシャッターの廃止」です。(メカシャッターレスの採用とも言います)
このZV-E10 II(新)は従来カメラには必須だった機械式のシャッター機構を廃止して、センサーの読み出しを工夫することで任意のシャッタースピードを得ることができる方式に変更されました。(要はスマホと同じになった)
ですがこの「メカシャッターレス」にはちょっとした弱点があり、恐らく普段は気にならないものの、特定の条件下ではその弱点が顔を出す恐れがあります。
メカシャッターレスの弱点の一つ目は「ローリングシャッター歪み」が発生する、という点です。
上の画像はZV-E10 IIで撮影されたものではありませんが、ゴルフクラブがぐにゃっと歪んで写っているのが良くわかる例ですね。
発生する理由などはこちらの富士フィルムの記事などを参考にして頂きたいのですが、とにかく「走行中の電車」や「スイング中のゴルフクラブ」、「飛行機のプロペラ」など、「まっすぐなものが高速で動いている被写体」はメカシャッターのないZV-E10 II(新)では、大きく歪んで写るのは避けられません。回避不能です。
ダメじゃん!!
そこだけ聞くとそう感じるかもしれませんが、そもそもファインダーも無いVLOGCAMでそんな高速なものをビタ止めするような撮り方をする人がどれだけいるかですよ
メカシャッターレスの弱点の二つ目は、蛍光灯やLED照明、テレビモニターなどの人工光源の元だと「フリッカー(縞模様)」が発生することがある、という点です。
フリッカーの発生原因はこちらのカカクコムの記事が参考になりますが、蛍光灯やLED照明下で真っ白な背景のものを高速シャッターで写すと上の写真のようにシマシマが写り込むことがあります。
蛍光灯やLED照明下だと必ず起きる、という訳でもなく、照明器具によっても起きやすい起きにくいがあるみたいですが、フリッカーが強めに出る環境だとZV-E10 II(新)だとその影響をモロに受けてしまいます。
ただ、普通は屋内でむやみにシャッタースピードが上がること自体がほぼありませんが、こういう癖があるという点は覚えておいた方が良いでしょう。
これは大丈夫なの??
ローリングシャッター歪みよりもフリッカーの方が厄介ですが、フリッカーが目立つ条件が揃うのは稀と言えば稀です
サイズ、重量がほんのちょっとだけ大きく重くなった
ZV-E10 II(新)がZV-E10(旧)と比べて負けているところのもう一つは「サイズと重量」です。
ZV-E10 II(新)はバッテリーサイズなどかなり大きくなっている分仕方がないところではありますが、ZV-E10(旧)よりも大型化しています。
特にグリップ部などはZV-E10 II(新)の方が約1センチも太くなっていて、並べてみても後継機種というよりは「上位機種」といったたたずまいを感じます。
バッテリー込み重量もZV-E10 II(新)の方が約20gほど重くなっていますが、これだけの性能差をたった20g増に抑えたのは立派かもしれません。
もちろんこの20gの違いをどう感じるかはその人次第だとは思いますが、ちなみに僕は目を瞑って持ったらどっちがどっちかわかりません。(体感上はそれくらいの差です)
僕としてはグリップの大型化は持ちやすくなるので大歓迎ですけどね
ソニーZV-E10 II(新)の個人的な残念ポイント
それではここからは、僕がZV-E10 II(新)に対して率直に感じた「がっかり」なポイントを紹介します、忖度なしで行きますよ!
ここまでするならフロントダイヤルを装備してほしかった!
今回のZV-E10 II(新)は写真機として見ても妥協のない、十分に普段使いできそうなカメラに仕上がっていると思います。
そ・れ・だ・け・に!、今回ZV-E10 II(新)に「フロントダイヤルが見送られたことが残念」でなりません。
ソニー機は元々シャッターボタン下のフロントダイヤルはありませんでしたね。
ですが最近はそうでもなく、2023年に発売されたα6700にもα7CIIにもシャッターボタンの下にフロントダイヤルが採用されており、ソニーもフロントダイヤルが標準化したと内心喜んでいました。
それがフタを開けてみればZV-E10 II(新)は前と同じくフロントダイヤルは無しのまま・・・。やっぱVLOGCAMは動画機だからそのあたりちょっと違うんでしょうかね?
ここまで基本性能が高いのに、フロントダイヤルが無いのが本当に残念です・・・
ダイヤルの場所が変わればカメラとしての操作感はもう「別モノ」になってしまいます。
ZV-E10 II(新)はここまで基本性能が底上げされたのに、フロントダイヤル一つ無いせいで、他のαシリーズとは路線が違うカメラになってしまい、「いいカメラだけど、サブ機としては使いにくいよね・・・」と感じてしまっている自分がいます。
今更言ってもどうしようもありませんが、これにフロントダイヤルさえあれば、フルサイズユーザーやベテランたちの最強お散歩用サブ機にもなれたのになぁと残念でなりません。
フロントダイヤルさえあれば、フルサイズユーザーのサブ機としての需要も結構あったんじゃないかと思うんですよね
まとめ:弱点はあるがやっぱり新しいモデルが素敵
ZV-E10 II(新)は前モデルの弱点を克服した順当なモデルチェンジだと感じます。
一方で、メカシャッターレスの採用は新たな弱点を生み出しましたが、正直普通に撮っていてローリングシャッター歪みやフリッカーが気になることは、僕の場合はありません。
それよりも操作性、レスポンスのアップや4K60p対応、クロップの軽減などの恩恵の方がはるかに大きく感じます。
もちろんその分お値段も高くなっているのでそれが悩みどころではありますが、これから何年も使っていくことを考えるとちょっと頑張って新型のZV-E10 IIを選ぶ方が後々良いように思います。
この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。
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